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2016年8月4日木曜日

真実はどこに――私がさかさまなのか、あの人たちがさかさまなのかを問い直す旅――(柳原敏夫)

以下は、8月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加する※1柳原敏夫の抱負です(2016.8.4)。

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原発事故から6年目。日本では、人々はますます原発事故を過去のものとして忘れようとしているように見える。

 6年目の今年6月、フランスから来日した1人の若者と会った。世界社会フォーラム(WSF)の参加者という彼女はこんなことを言った――モントリオール大会に参加しませんか。福島原発事故は大会のメインテーマの反核、人権、環境、難民の全てに共通する、世界の市民にとって最も重要なテーマなのです、と。
 この言葉でモントリオール行きを決めた。今、多くの日本の人たちは放射能を忘れたがっているが、放射能は忘れさせてはくれない。きっとこれが世界の物差しだ。この世界の物差しで福島原発事故を再定義してみること、そして、そこから被害者救済の正しい内容が引き出すこと、これをしたいと考えた。日本では鼻血や避難の権利を言うと非国民扱いだが、どちらが世界の常識なのか再確認したいと考えた。原発事故は地球規模の国境なき人災なのであれば、国境を越えて世界中の市民が協力するしかない、その一歩を踏み出したいと考えた。
 
 モントリオールに一緒に行くのは、東京電力福島第一原発事故の避難者を支援する「避難の協同センター」代表世話人の松本徳子さんといわき出身の脱被ばく実現ネットの岡田俊子さん。2人は福島原発事故の真実の語り部をめざす。

 私がめざすのはチェルノブイリ法の日本版と国際条約の制定の呼びかけだ。チェルノブイリ法こそ原子力事故に関する世界で最初の人権宣言で、世界中に普及される価値のある宣言だから。しかし、それはまだ殆ど知られていない(知らせたくない人たちによる日夜奮闘の努力の成果でもある)。それはまだ原発事故の真実が殆ど知られていないことと同じ意味だ(これも彼らの努力の賜物による)。しかし、チェルノブイリ法を制定した人たちは、チェルノブイリ事故を単なる事故、災害ではなく、「宇宙規模の悲劇」「カタストロフィー(catastrophe)」であると自覚し定義してその救済法を作ったのである。これは頭に叩き込んでおく価値があることである。この本質は地球上どこでも変わらないからである。明日、原発事故に巻き込まれてもおかしくない世界中の人々と、この原発事故の本質と人権宣言の必要性と重要性を共有し、2人の女性の活動から始まり(※2)、1997年に世界中の市民の手で作りあげた、市民条約の金字塔=対人地雷禁止条約をモデルにして、国際条約の成立に向け、最初の一歩をモントリオールで踏み出したいと願っている。



※18月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」のプログラム・詳細情報は->こちら

※2)それは2人の女性の活動から始まった(対人地雷禁止条約締結のスタート)

         地雷廃絶日本キャンペーンのHPの「オタワ条約(対人地雷全面禁止条約)」より                

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