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2017年11月11日土曜日

11.11新宿デモへのメッセージ 坂本龍一さん、矢ケ崎克馬さん、神田香織さん、井戸謙一さん、野呂美加さん、鎌田慧さん

皆様、11.11新宿デモに向けて、福島原発事故による被ばくを心配する、著名な方たちからメッセージをいただきました。
ぜひ、ご覧下さい。

11月2日追加 鎌田慧さん メッセージ

脱被ばく実現ネットの国への要求は、
わたしたち脱原発運動共通の要求です。
健康的な生活を求めて避難したひとたちが、
かつてあったあたり前の生活を取り戻すまで、
政府と東電は責任をもって補償すべきです。
責任逃れは許されません。
政府と東電は、原発は絶対安全と保証していたのですから。
子どもたちの健康被害とキチンと向かいあうべきです。
それでもまだ再稼働を進めるのは、
冷血内閣といえます。
脱原発を宣言するのは、
政府の緊急の課題です。
さらにさようなら原発運動を強めましょう!

鎌田慧(ルポライター

11月1日追加 野呂美加さん メッセージ

チェルノブイリ事故からもう30年がすぎた。
まだ
チェルノブイリの汚染地域で闘ってる人たちが言う
「写真の中の瞳でしか、私を見つめられない友達が増えた
友の振り子はとまってしまったけれど
天界のすべてから友が愛されているように祈ってる…」
だから
生き残ってるものはやることが多い。
彼らの分まで、歩き、叫び、語りかけ、助ける
それが役割なのだと、どんな人種でも自然に悟るようになり、
今日もまた、日本の私たちも
フクシマの危険性をどうにかこうにか生きぬいてほしい、と
いつか友になるかならないかの人々のために道路で叫ぶ
子どもたちのためにと声も張り上がる
魂がそう叫ぶものですから止めようがない
その必死の思いが
風にのって、流れていって、どこかのたった一人の耳にでも
届いたらどんなにうれしいだろう
原発事故にあったら、その事故と向き合うのが使命だ。
事故にあったら、あったなりに、それでも必死で生き残ろう!と
たとえみっともないと言われても、あえぎもがきまくる。
そこまでやって
事故を体験したと胸をはって、
先に天にいる仲間に誇ることができる。
だから、病んでるものも、生きてるものも
倒れてまた起き上がってきたものも、
私は、助けたい。
心の奥から叫ぶことを誰も止められるわけもない。
叫ぶことをやめることが怖くてたまらない。
チェルノブイリもフクシマも
ヒロシマナガサキも第五福竜丸も
みんなヒバクで苦しんでる。
その苦しみを
死の灰を、毒の火を、ばらまいている人たちが隠しきることができないのは
私たちが叫んで、守ってるからなんだ

これでも!



坂本龍一さん メッセージ

被曝から身を守ること、特に子供たちを被曝から守ることは、人間としての最低の権利です。
人間はすぐに忘れても放射性物質のなかには放射能を長期間出し続けるものがあります。
これ以上悲惨な原発の事故を起こさないためにも今すぐ脱原発が必要です。
そうでなければ未来世代にまで大きな禍根を残すことになります。


矢ヶ崎克馬さん メッセージ

「子どもを被ばくから守ろう!家族も、自分も!」

被曝防止は毎日がたたかいです。

被曝は外部被曝と内部被曝があります。
内部被ばくの防止がとても重要です。

内部被ばくの防止は放射能汚染された食材を食べないことです。
毎日の食卓の食材に、より安全な食材を選択することです。
それなくして被曝から子供を守ることはできません。
子供、家族、自分を、内部被ばくから守るには、
毎日毎日の食事がたたかいです。熾烈なたたかいです。

みなさん、まず毎日の食材選びのたたかいを始めてください。

健康は、不安に思う時から被害に苦しむときに変わりつつあります。
今からでも遅くない!真剣に食材選びをしてください。

悲しいかな、「食べて応援」は自らを犠牲にします。
大局的な立場で、ともに命を守れる運動・支援をしましょう。

国に被曝の心配のない安全な食材を確保させましょう。
100ベクレル/kg?  とんでもない、1ベクレル/kg以下です。

事故前の食品汚染は以下のとおりです(2008年、日本分析化学会調査)。米:0.012Bq/ kg、根菜:0.008Bq/kg、牛乳:0.012Bq/kg、魚類:0.091Bq/kg。

毎日の食材選びのたたかいなくして
「子どもを被ばくから守ろう!家族も、自分も!」は無理です。

過酷な現実にどう対処するか?
汚染の内も外も「ぬちどぅ宝」です。

みなさん頑張りましょう。

神田香織さん メッセージ

「原発事故の報道が少なくなろうが、選挙があろうが、オリンピックが近づこうが、
放射能は消えてくれませんし、フクシマは終わっていません。
はっきり言って、もう体内に入って放射線を出し続け細胞を傷つけているかも知れません。
子どもたちの未来を見据えて現実を直視し、やるべきことをする、それが大人の責任ですよね。」


井戸謙一さん メッセージ

行政と御用学者が一体となって大宣伝をしてきた「被ばく安全神話」は、福島原発事故被災者の方々を深く傷つけ、耐え難い分断をもたらしました。「リスクコミュニケーション」の名のもとに進められている洗脳工作は、しかし、絶対に成功しません。何度「100mSv以下の被ばくで健康影響は出ない」と言われても、あるいは「健康被害を心配するのは非科学的だ」と言われても、法律が一般公衆の被ばく限度を年1mSvと定め、1㎡あたり4万ベクレルを超える場所を放射線管理区域と定めて18歳未満の立ち入りを禁止し、福島県以外では、年1mSvを超える箇所が立ち入り禁止になっている等の現実がある限り、その安全宣伝を心底から信用することはできません。一方的な「リスクコミュニケーション」は、表面的には住民の納得を得たように見えても、実は、表出できない不安や不信が住民の方々の心の奥底に沈潜していき、人々を苛むのです。
 低線量被ばくの危険性も、内部被ばくの危険性も、科学的な決着はついていません。住民に対し、分からないことは分からないと率直に伝え、予防の観点から子供の健康を守る対策をとる、それが行政のあるべき姿です。
 福島原発事故が風化し、事故被害が終わったかのような社会的風潮が作られようとしている現在、これに抵抗しようとする今回の集会には大きな意義があります。甲状腺がんにかかった子供たち、心身の不調を訴えている被災者の人たちを支援し、その声を幅広く届けなければなりません。今からでも避難をしたいという人たちに対しては、行政は支援するべきです。ところが、逆に、住宅支援が打ち切られた後も自らの権利を主張してみなし仮設住宅に住み続けている人たちに対して明け渡しを求める攻撃が開始されようとしています。これを許すわけにはいきません。
政府が進めている被ばく政策がこのまままかり通れば、これは、今後世界で原発事故が起こった場合の住民対策のモデルケースになります。この政策をこのまま許すのか、それとも見直しをさせるのか、日本に住む私たちは、世界の人たちに対して責任を負っています。

ともに頑張りましょう。

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