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2012年9月29日土曜日

【お知らせ】集団疎開の即時実現を求めるスペイン語のネット署名、スタート

予告していました通り、集団疎開の即時実現を求める緊急署名、のネット署名のスペイン版がスタートしました。
 -> スペイン語版 PC用  スマホ用

是非、スペイン語圏の知り合いの方に署名していただくよう、お願いいたします。

全世界から、子どもを救う声を届けましょう!

緊急署名 各国語版(スタートしたもの)
 英語    PC用  スマホ用
 ドイツ語  PC用  スマホ用 
 ロシア語  PC用  スマホ用
 中国語   PC用  スマホ用   
 スペイン語 PC用  スマホ用  
 イタリア語版  準備中
 韓国語版    準備中

海外の方で、署名以外にも裁判支援をしたいと考えておられる方は、陪審員となっていただき、疎開裁判の評決をくだして下さい->評決(英語版) 評決(イタリア語版) 評決(ロシア語版) 評決(韓国語版) 評決(中国語版) 

【お知らせ】緊急出版のブックレット、ちばてつやさんのイラストで出版社のネット通販、スタート

先日予告しました、疎開裁判のブックレットの緊急出版は、ちばてつやさんから提供していただいたイラスト入りのカバーですが(以下です。クリックすると拡大)、出版社の本の泉社からひと足先にネット通販がスタートしました。-->こちらから

是非、一人でも多くの方が手に取り、疎開裁判に対する理解と支持を深めていただくことを願ってやみません。
クリックで拡大

【急募!】10.1郡山発、仙台直行バス発車決定、参加者募集

ふくしま集団疎開裁判「ふくしまの子どもを守れ!」10月1日:仙台アクション直行バスが、郡山からも運行されることになりましたので、急告します。
                                          記
出発場所: JR郡山駅西口バスターミナル西側の一時停車スペース
出発時間: 10月1日10:00 (時間厳守)
乗車定員: 26名
乗車料金: 2000円 もちろん往復(片道の方はカンパと割り切りのほどを)
仙台発車: 20:30ごろ 矢ケ崎克馬・松崎道幸両氏の講演会が終了しだい
申込先:『ふくしま集団疎開裁判』の会
     代表:   井上利男  携帯電話 080-3337-7478
     世話人: 駒崎ゆき子 携帯電話 090-2608-7894 

みなさん奮ってのご乗車を切にお願いいたします。

2012年9月28日金曜日

【速報】本日、山下俊一氏の証人調べを求める申入書を仙台高裁に提出

 本日(9月28日)、疎開裁判の原告弁護団は、仙台高裁に、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザー山下俊一福島県立医科大学副学長を公開の法廷で、証人として出頭させ、矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授・松崎道幸医師と同席して行なう証人調べ(対質尋問)を実施することを求める書面を提出しました。
 その全文は以下の通りです。
「福島の子どもたちの被ばくによる健康被害の現状」を正しく認識するためには、3.11以来、福島県における被ばく対策の最高責任者の1人である山下俊一氏を証人調べすることが不可欠であるという考えに基づくものです。

   *************************

審理手続きに対する申し入れ(口頭弁論による証人調べの実施
            2012年9月28日
仙台高等裁判所民事2部 御 中
 
          抗告人ら代理人
弁護士   神 山  美智
            同     光  前      幸  一
                            ‥‥

1 口頭弁論手続きによる放射線被害等に関する専門知識補充の必要性
(1)、抗告人らは、抗告審において、被ばくにより抗告人らの生命・身体・健康に対する具体的な危険性があることを、チェルノブイリ事故との適切な対比[1]の中でるる主張・立証してきた。これに対し、相手方郡山市は、具体的な問題について「不知」と答えるのみで、終始、一般的、抽象的な反論にとどまっている。このままでは両者の立証は十分噛み合わず、証拠を比較検討しても有益な結果(心証)は得られない。これに対し、原審裁判所が原審決定の中でいきなり取り上げたいわゆる100ミリシーベルト問題にせよ、また文科省の20ミリシーベルト基準にせよ、或いは自己責任による区域外通学という代替手段にせよ、これらの論点にいずれも明快な見解を下しているのが山下俊一福島県立医科大学副学長である[2](原審裁判所は、暗黙のうちに、山下俊一氏の見解に基づいて決定を下したのではないかと思えるほどである)。また、抗告審における最大の論点「福島県の子どもたちの甲状腺検査結果」の評価についても、明快な見解を下しているのはほかでもない上記検査の責任者である山下俊一氏である(甲104矢ヶ崎意見書()別紙1の記事参照)。
 従って、原審決定の当否を判断する上で、我々抗告人らが提出した科学者・医師らの見解と山下俊一氏の見解を比較検討して吟味することが必要不可欠であり、かつ最適である。

(2)、のみならず、山下俊一氏はより直接的に、「抗告人らの生命・身体・健康に対する具体的な危険性」の問題に関与している。なぜなら、本年9月11日の第3回目の甲状腺検査結果に端的に現れている通り、現在、福島県の子どもたちの健康被害は極めて深刻な兆候を示している。その直接の原因はもちろん昨年3月11日からの福島第一原発事故にある。しかし、事故直後から最適の防御を実行していれば子どもを含む福島県の住民の健康被害はここまで深刻な事態に至らずに済んだ可能性が高い。では、この深刻な事態をもたらしたものは何か。それは、最適の防御とはほど遠い「安全神話」としか言いようのないズサン極まりない防御の結果によるものである。そのズサンな防御を指示した最高責任者の一人が、事故直後に福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーに就任した山下俊一氏である。つまり、今日の福島県の子どもたちの深刻な健康被害の現状を正しく理解するためには3.11以降の山下俊一氏の言動・見解を吟味することが必要不可欠である。

(3)、ところで、抗告人側科学者・医師らも、山下俊一氏が指摘する「放射能は『正しく恐れる』ことが大切」[3]「チェルノブイリの教訓を過去のものとすることなく、『転ばぬ先の杖』としての守りの科学の重要性を普段から認識する必要がある。」[4]点では全く異論がない。問題はその先にある。一方は「もともと放射線の被ばくはどんな微量でも体によくない。年100シーベルト以下だからといって安全な筈がない」と言い、他方は「年100シーベルト以下なら大丈夫」と言う。一方は「内部被ばくで低線量の放射線で切断されたDNAの修復作用によりがんが発生する」[5]と言い、他方は「放射線で切断されてもDNAには修復作用があるから直してしまう」[6]と言う。事故直後の安定ヨウ素剤の配布について、一方は「(配布しなかったのは)取り返しのつかない『行政の愚かな措置』」[7]と言い、他方は「小児甲状腺ブロックは不要」[8]甲147)と言う。福島県の子どもたちの甲状腺検査結果について、一方は「警告を発していると見るべき」[9]「甲状腺が望ましくない環境影響を受けているおそれを強く示す」[10]と言い、他方は「原発事故に伴う悪性の変化はみられない」[11]しこりは良性と思われ、安心している[12]と言う。
以上のとおり、山下俊一氏の見解は抗告人側科学者・医師らの見解と真逆(まぎゃく)である。この真っ向から矛盾対立する2つの見解の当否を吟味する必要がある。そのためには、両者の見解を裏付ける根拠・前提にさかのぼって明らかにし、これらについてその食いちがいの理由やその当否を問うべきである。そのためには抗告人らが従前主張していた参考人の審尋(民訴187条)方式では不十分であり、山下俊一氏と抗告人側科学者・医師らを口頭弁論期日において証人調べすることが必要不可欠であり、とりわけ両者の見解とその根拠の意味とちがいを明確にするために、両者の対質尋問を実施することが最良の方法と考える

(4)、尤も、仮処分手続(抗告手続)において任意的口頭弁論を開き、さらに証人尋問を実施することは、仮処分の迅速性を妨げることが懸念されない訳ではない。しかし、本件は、低線量被ばくと健康被害の因果関係の有無を吟味するという事件の特殊性と、万が一判断を誤ったときの被害の重大性、不可逆性、さらに、原審決定後の、世界でも類例をみない重要な新知見の発見等を考慮すれば、専門家から貴重な意見を聴取するには審尋手続きでは不十分と言わざるを得ず、十分な時間と手続きに配慮した証人尋問が必要と言わざるを得ない(とりわけ尋問結果の調書化は絶対要件である)。

(5)、加えて、福島県の子どもの甲状腺検査結果の評価については、これまで国内ばかりか、外国の専門家からも警鐘を鳴らす意見が出され[13]、これらの情報に接した市民は混乱と戸惑いの中にある。その意味で、市民への正確な情報提供という見地からも、公開の法廷における専門家の冷静な意見陳述は極めて重要であり、これを可能とするのは、現状において司法の場しかない。


2 抗告人らの予定する証人と次回審尋期日での釈明陳述(民事保全法9条)
(1)    抗告人らは、少なくとも以下の4名の証人尋問、そのうち山下俊一氏と松崎道幸氏・矢ケ崎克馬氏については対質尋問が必要と考える。
①.松崎道幸氏(甲131松崎意見書の作成者で、福島県の子ども約8万人に対し実施された甲状腺検査の評価についての知見、及び昨年4月にウクライナ共和国から公表されたチェルノブイリ事故25年後の被害状況の報告書[14]〔甲148〕に関する知見の補充)
②.矢ケ崎克馬氏(甲49矢ヶ崎意見書と甲104矢ヶ崎意見書()の作成者であり、チェルノブイリ原発事故を踏まえた内部被ばくの危険性と子どもの避難の必要性に関する知見の補充)
③.山下俊一氏(福島県の子ども約8万人に対し実施された甲状腺検査の責任者であり、同検査結果の知見、及び100ミリシーベルト問題等の知見の補充)
④.山内知也氏(甲103山内意見書の作成者と郡山市内の小学校のホットスポット問題(甲135)に対する助言者であり(抗告人準備書面()24頁以下)、原審決定後の郡山市の除染の状況とその効果に関する知見の補充)

(2)、次回期日(10月1日)は、松崎道幸氏及び矢ケ崎克馬氏も同席を希望しているので、両名から証人尋問の必要性に関する事実の釈明陳述を求める。
また、抗告人らの親権者も期日に出頭するので、原審決定後の郡山市の低線量被ばくによる被害の状況について釈明陳述を求める。
                   以 上
                                               


[1] チェルノブイリ事故の評価については、昨今、350の英語論文を元にしたIAEAの従来の公表記録の見直しが急速に進んでいる(甲148~152。NHKが本年916日と23日に放送した「チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告」第1~2回等)。抗告人らも松井意見書(甲72)において、ベラルーシ語、ウクライナ語、ロシア語を中心とした5000の論文に基づいた2009年のヤブロコフ・ネステレンコ報告に基づいて郡山市と対比している。
[3] 2011423日日経新聞で、山下俊一氏が強調する言葉として紹介。
[4] 山下俊一「チェルノブイリ原発事故後の健康問題」4.今後の展望(甲124)
[5] 矢ヶ崎意見書(甲49)6~7頁
[6] 2011620日福島民友「県放射線健康リスク管理アドバイザー 山下俊一氏に聞く」
[7] 矢ヶ崎意見書(甲49)4頁
[8] 2011324日山下俊一氏の日本甲状腺学会会員宛ての内部文書「福島原発事故への対応-小児甲状腺ブロックは不要、放射線の正しい知識を」(甲147)
[9] 矢ヶ崎意見書()11頁4(甲104)
[10] 松崎意見書(甲131)6頁小括2
[11] 2012126福島民報山下俊一氏の発言
[12]矢ヶ崎意見書()別紙1(2012126 読売新聞。鈴木真一・県立医科大教授の発言)(甲104)
[13]米国のニュースサイトBusiness Insiderの本年7月19日の記事(甲154)
[14]NHKが本年923日に放送した「チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告」第2回「ウクライナは訴える」(甲152)はこの報告書を取り上げたものである。

2012年9月26日水曜日

【続報】9.30アクションin郡山:松崎道幸医師に矢ヶ崎克馬さんも参加して緊急の講演会「子どもたちの甲状腺を守るために!」「文科省の線量計のウソと真実」(仮題) →IWJ・福島Ch1

  【お知らせ】当日は矢ヶ崎克馬さんの講演も行なうため、開始を30分早め、午後6時からに変更となりました。

 【お知らせ】 当日のIWJのネット中継は福島Ch1です。

先日、お知らせした9.30アクションin郡山に、新たに、琉球大名誉教授の矢ヶ崎克馬さんが参加することになりました。

矢ヶ崎さんは、この間、福島県に設置された文科省のモニタリングポストを実態調査した結果、放射線量の値を低く見せる操作が行なわれていたことが確認できたので、近く開く記者会見でこの事実を報告する予定です。被ばくの当事者である郡山の皆さんには会見に先立ってこの重大な事実をお話したいと考えています。

 当日は、「9.11第3回目の甲状腺検査結果」と「汚染低減化の偽装工作」というふくしまにとって最重要なテーマ2つについての講演となりますが、限られた時間のため、開始時間を30分早めて、6時から次の通り、実施します。

日時 2012年9月30日(日)午後6時~9時すぎ
第1部  午後6時~7時半
講師 矢ヶ崎克馬さん(琉球大学名誉教授)
演題「文科省の線量計のウソと真実」(仮題)
第2部 午後7時40分~9時すぎ
講師 松崎道幸さん(北海道深川市立総合病院 内科部長)
演題「子どもたちの甲状腺を守るために!」
資料代 300円

会場 JR郡山駅西口 郡山ビッグアイ 7階 市民プラザ「大集会室」  
     (郡山市駅前二丁目11-1  024-931-2700 )→地図
連絡先 ふくしま集団疎開裁判の会
      代表  井上 利男   電話 024-954-7478
      世話人 駒崎ゆき子  携帯電話 090-2608-7894

【集団疎開体験者の声】ふくしま集団疎開裁判への連帯アピール

毎週金曜日の文科省前抗議行動に、大阪からここ毎回参加されている水戸喜世子さんが、9月19日、福島県の子どもたちの甲状腺検査結果(3回目)の発表を受けて開かれた緊急記者会見にメッセージを寄せていただきまして、神田香織さんに代読していただきました。
今回、ご本人の快諾を得て、以下に転載しました。

       ********************  
「福島の子どもを集団疎開させよ!」訴訟への連帯アピール
                                  水戸喜世子

私には福島で酪農をする親戚があります。そこの若い夫婦は昨年の7月に二人目の男の子を生みました。彼らの日常を頭に思い浮かべながら この裁判にエールを送ります。

福島で3.11の後に産声を上げた赤ちゃんは約14千人います(福島県統計による)。原発事故をお母さんのお腹の中で過ごした赤ちゃん。産湯をつかっているときに事故に出遭った赤ちゃん。つかまり立ちがやっとできるようになって、家族の喝采を浴びていた最中の赤ちゃんもいたでしょう。
 こんな赤ちゃんの平和な日常が 3.11を境にどのように 変ってしまったか、私たちは想像しなければなりません。
埋め込まれた地雷のような ホットスポットに囲まれて暮らす 伸び盛りの子どもの生活が、どのようなものか、私たちは想像しなければなりません
15歳未満の子どもの数25万人(今年4月現在。福島県)を、私たちは 数字で見てはなりません。事故の前よりも15千人減っています。その一人一人が 生木を裂くようにして、親しい友と切り離された苦痛を 私たちは想像しなければなりません。
愛するわが子を いい環境で育てたくない親はいません。妨げているのは ひとえに経済的理由からです。暮らしが崩壊するからです。
過去の世界の原発事故は、多くの子どもを犠牲にした結果として 大切な教訓を残してくれました。
1.まず線量の低いところへ住民を移すこと。
2.治療は早ければ早いほど 細胞の癌化を防げること。
3.国家が保証して移住させなければ、経済力のない住民は生活のために必ず残らざるを得ないこと。

そうです。大増税の結果、10兆円の災害復興予算が通過しました。福島の子ども24万人に一人当たり200万円をとりあえず集団疎開費用に充当しても総額5000億円。たったの5パーセントです。 あとは時間の問題です。時間が経過するにつれて、赤ちゃんから順番に被曝量が増え、将来取り返しのつかない病気に進行することは周知の事実です。
9月に福島県が発表した回目の検査結果では、子供全体の43パーセントにのう胞または結節(しこり)が確認されました。アメリカの甲状腺学会次期会長のグライアン・ホーゲン博士は、被爆1年でこのような数値が出ることに驚き、なぜ世間に警鐘を鳴らさないのかと疑問視しています。

憲法、児童憲章を活用して 一刻もはやく 避難を実現しなければなりません。希望の持てる国にするために。
ただその場合、子どもには原則として最低1名の保護者が一緒であること。小学3年で集団疎開、縁故疎開を体験した私の世代からの 切なる提言です。

【原告の母の声(2)】ふくしま集団疎開裁判に関わるみなさまへ

 10月1日の仙台高裁の裁判(審尋)を前にして、原告のお母さんから、メッセージが寄せられましたので、その2通目を紹介します。
このお母さんは「伝えたいことがたくさんありすぎます」という言葉がメッセージに添えられていました。

************************
ふくしま集団疎開裁判に関わるみなさまへ

いつも行動、抗議、新しい視点、問題提起などありがとうございます。
昨年3 月、国やテレビの言うことを信じて、避難しませんでした。
おかしいと思い始め、政治家、政党、宗教者、宗教団体、ジャーナリストなどの言動を調べましたが、誰ひとりとして、福島県の子どもたちを救え、守れ、疎開させようと言いませんでした。

その3 月に、80 キロ圏外にアメリカ軍だったか退避が出たとき、おおげさな、私らもっと原発に近いと周囲も話していました。
テレビで、山梨県に避難した郡山の子どもが映り、友人と、おおげさだよねと話していました。
食べて応援、洗えば大丈夫、品不足から売っているものは福島県のものが手に入り喜んでいました。ハウス栽培だから大丈夫って。

そのうち、郡山が線量が高いと分かり始め、正しく怖がるうちに、危険だと。
誰も味方がいない⋯。そんなとき、講演会など動くうちに、運命の出逢いをしたわけです。
弁護士が味方!県、国がダメなら裁判所に訴える!弁護士や政治家なんて知り合いにいない普通の主婦にとっては、やっと救いの手が差し伸べられたと。

裁判のことを、要するに金が欲しいだけだろと揶揄する方がいますが、想像して欲しいのです。あなたが住む近くで、原発事故が起き、避難したくても、遠くに親戚も知り合いもいない、一年間暮らせる貯金もない、仕事も家もローンあるのに、住み慣れたところを仕事、住居のあてもなくいけますか?避難区域なら理解も補償もあるでしょうが、何もないのです。

ふくしま集団疎開裁判のふくしまは、原告の子どもだけでなく、福島県の子どもたちを守りたいから、「ふくしま」なのです。

勝手に転校すれば良い、では、子どもの気持ちは?親の仕事は?転校とは、親も移住することです。もしくは、親戚、里親に預け親子離れ離れ。ここは、平和な日本でしょうか?
戦時中でしょうか?なぜ、予防してくれないのでしょうか?安全策をとり、何もなかったらそれで良いが、病気になったら一生ですよ。

郡山や福島が、閉鎖されていたら⋯、学校が再開しなければ⋯、国がもっと危険だと知らせていたら⋯本当にくやしいです。福島県だから良いのか?経済に命が負けるのかと。

良識ある日本のみなさま、世界のみなさま、声をあげてください。一緒に戦ってください。このままでは、明日は、わが身ですから⋯。
                                  原告の母親より

【原告の母の声(1)】仙台高等裁判所へのメッセージ

 10月1日の仙台高裁の裁判(審尋)を前にして、原告のお母さんからメッセージが寄せられましたので、紹介します。

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「仙台高等裁判所へのメッセージ」

『すべての裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひこの憲法及び法律にのみ拘束される』と憲法76条3項にあります。
昨年12 月16 日、郡山地方裁判所で私たち原告の訴えが却下されましたが、その時の判決を下した清水裁判長は本当に『その良心に従った』のでしょうか?
私たち原告は、違う、絶対に違うと確信しているのです。

今、郡山では約0.5 マイクロシーベルト毎時の中で子どもたちが生活しています。福島県の平常値は0.02 ~0.06 マイクロシーベルト毎時です。福島県民は寝ている時にも呼吸をして被ばくし続けているのです。集団疎開を余儀なくされた子どもたちは劣悪な環境下で生活をしいられているのです。子どもを守ってあげられるのは大人しかいないではありませんか?

仙台高等裁判所の佐藤陽一裁判長、どうか冒頭で述べた憲法の『その良心に従ひ』判決を言い渡して下さい。
福島原発事故当初、政府は「ただちに、健康に影響はない」と強調していました。ということは、「いずれ、健康を害する」ということではないのですか?
昨年、3 月11 日の事故から1 ヶ月後の2011 年4 月「ウクライナ政府報告書」が発表されました。その報告書をIAEA は認めませんでしたが、低線量の被ばくで後にガンの発症増加を報告書では示しています。甲状腺ガンだけが科学的に認められましたが、心臓や血管、ガン以外の慢性疾患の増加もその「ウクライナ政府報告書」では証明しています。チェルノブイリ原発事故当時、10 代だった少女が26 年たった今、甲状腺ガンになっています。原発事故当時に生まれていない26 年後の今の子どもたちにガン以外の慢性疾患が多発しているのが現実なのです。
なぜこの教訓を学ばないのですか?子どもたちを守ろうとしないのですか?汚染された土地から子どもたちを疎開させてくれないのですか?

もう1 度言います。
『すべての裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひこの憲法及び法律にのみ拘束される』
佐藤陽一裁判長、鈴木陽一裁判官、小川直人裁判官、この憲法を肝に銘じて下さい。
将来のある子どもたちの命を奪うようなことをしないで下さい。
お願いします。どうか命を救って下さい。
                                           原告の母より

【続報】集団疎開の即時実現を求める英語とドイツ語とロシア語のネット署名、スマホ用もスタート

集団疎開の即時実現を求める緊急署名、のネット署名の英語版とドイツ語版とロシア語版がスタートしましたが、ネット署名がスマートホンからもできるようにしました。

 -> 英語版  ドイツ語版  ロシア語版

 ()スマホの日本語版は->こちら

是非、スマホを使う英語圏とドイツ語圏とロシア語圏の知り合いの方にネット署名していただくよう、お願いいたします。

全世界のスマホから、子どもを救う声を届けましょう!

【お知らせ(続報)】集団疎開の即時実現を求める英語とドイツ語とロシア語のネット署名、スタート

予告していました通り、集団疎開の即時実現を求める緊急署名、のネット署名の英語版とドイツ語版とロシア語版がスタートしました。
 -> 英語版  ドイツ語版  ロシア語版

是非、英語圏とドイツ語圏とロシア語圏の知り合いの方に署名していただくよう、お願いいたします。
まもなく、フランス語版、スペイン語版もスタートします。それ以外の外国語版も近日中にスタートします。

全世界から、子どもを救う声を届けましょう!

海外の方で、署名以外にも裁判支援をしたいと考えておられる方は、陪審員となっていただき、疎開裁判の評決をくだして下さい->評決(英語版) 評決(イタリア語版) 評決(ロシア語版) 評決(韓国語版) 評決(中国語版) 


  

2012年9月25日火曜日

【お知らせ】子どもたちを核戦争から守れ! 9.28ふくしま集団疎開裁判文科省前&官邸前&財務省上抗議行動→IWJ・Ch6

  【速報】 本日のIWJのネット中継は チャンネルはCh6です。

7月27日金曜日からスタートした文科省前~官邸前抗議行動(そのアピール文)、これまで、毎週金曜日、実施してきました(過去の行動の動画は末尾に掲載)。
今週金曜日(9.28)も、文科省前と官邸前と財務省上で、次の通り実施します。

【重要なお知らせ】、
福島からの声
 今回、福島から上京し、現地の声を伝えるのは次の方です。
・地脇美和さん(白河市・「しらかわ・市民放射能測定所『ベク知る』スタッフ。3.10原発いらない地球のつどいin郡山 ラスト2~3分)

 福島からの電話中継は次の方です。 
・武本泰さん(郡山市) 疎開裁判の会メンバー 3a郡山 顧問
 本年5月6日、郡山市内小学校の深刻なホットスポットについて記者会見を開きましたが(->その記事)、郡山市が公開しなかったホットスポット情報を情報公開請求を通じて入手した方です。
 郡山市の小中学校の保健室の情報を情報公開請求を通じて入手し、3.11以後の子どもたちの健康被害の実態を追及しています。
 また、この間入手した情報から、郡山市の除染事業が破綻したことを明らかにしました。
 本年5月、仙台高裁に提出した武本さんの「情報公開制度を通じて見えてくる郡山の現状について」の報告書は->こちら

遠方からの声
 京都から小出裕章さんの声を電話中継する予定ですが、小出さんの都合により来週以降になります。

文科省前の終了時間
7時半には終わる予定です。間に合わない方は、8時からの財務省上にお越しください。
なお、官邸前はスピーチだけです(今回、福島から来た方がスピーチします)。

財務省上の時間の変更
次回の終了時刻は9時半です。
また、全日程を終えた午後9時半から、経産省テント前で、短時間ですが当日の振り返り会をやります。参加希望の方は奮って参加下さい。
さらに詳細が決まり次第、お知らせします。

日程・場所
 9月21日(金)午後5時~7時半 文科省前 地図(青文字で表示)
         午後6時半~     官邸前   参考地図
         午後8時~9時半 財務省上 地図(赤文字のコーナー)
                    午後9時半~ 経産省テント前 地図(青文字のコーナー)

ネット中継 USTREAM配信  IWJ(チャンネルは未定←毎週木曜日の夜、ここで分かります)

抗議内容
  ・かんしょ踊り:かつて文明化推進の明治中央政府から「野暮で後進的」という理由で撲滅・禁止され、生き延びたたと言われる福島県会津の踊りを、今、原発推進の平成中央政府から抑圧・迫害されている福島県の子どもたちの集団避難を求める市民が「抵抗の踊り」として踊ります。

 ・紙芝居 :マスコミが伝えない福島の現実を、1枚の紙と語りで伝える。

国内遠方・海外からの参加
  国内遠方の皆さん、海外の皆さんからも、この抗議行動に参加ください。このブログの以下のコメント欄で、またはメール(→sokai*song- deborah.com【*を@に差し替えて送信ください】)で抗議の声を表明して下さい(ブログで紹介させていただきます)。

主催 ふくしま集団疎開裁判の会
 連絡先
ふくしま集団疎開裁判の会代表/井上利男  
電話 024-954-7478
メール sokai*song-deborah.com
    (メールは*を@に差し替えて送信ください) 

過去の抗議行動の動画
 7.27(->動画
 8.3 (->動画) 
 8.10(->動画
 8.17(->動画
 8.24(->動画 紙芝居 井戸謙一さんのスピーチ
 8.31(->動画
 9.7 (->動画
 9.14(->動画 文科省前 財務省上
 9.21 (->動画 文科省前 財務省上

2012年9月24日月曜日

【お知らせ・続報】緊急出版のブックレット、ちばてつやさんのイラストで10.1仙台アクションに初登場

先日予告しました、疎開裁判のブックレットの緊急出版は、ちばてつやさんから提供していただいたイラスト入りのカバーで(以下です。クリックすると拡大)、10月1日に、仙台アクションに登場することになりました。
その後、出版社の好意で、9月28日の文科省前抗議行動と30日の松崎道幸氏の講演会(郡山)にも、登場することになりました。
いずれも、各アクション&出版記念特価ワンコイン(500円)で頒布します。
なお、全国の店頭やネットに並ぶのは、10月5~9日になります。

是非、一人でも多くの方が手に取り、疎開裁判に対する理解と支持を深めていただくことを願ってやみません。
クリックで拡大

【削除のお詫び&再アップ】→【お知らせ&修正】3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見」

9月17日にアップした、
【お知らせ&修正】3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見」

は、管理人のミスで、24日午後零時ころ、削除してしまいました。
さきほど修復しましたので、新しいURLで 再アップしました。
 ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

新しいURLは->こちら

2012年9月23日日曜日

【参加者大募集!】あなたも日帰りバスツアーに参加して10.1仙台高裁応援を 

10月1日(月)に、仙台高裁で、初めて、疎開裁判の二審の裁判(審尋)があります。
 この日の裁判で、多くの人々の「今すぐ子どもたちを疎開をさせよ」という声が、裁判所を動かします。
そのため、この10月1日、仙台で大規模なアクションを起こします-->10.1仙台アクション~集会、デモ、市民交流、講演会~
会場には、山本太郎さん、おしどりマコさんも駆けつけます。
また、原告のお母さんも参加します。弁護団として、滋賀から、6年前志賀原発差止判決を書いた元裁判長の井戸謙一さんも弁護団として参加します。
そこで、
東京から【10.1仙台高裁応援日帰り弾丸バスツアー】を企画しました。
ただし、参加人数が30名に満たない場合は中止しなくてはなりません。
ぜひぜひ、みなさんふるってご参加ください。
あなたの熱い声を直接、仙台に届けて子どもたちを守ってください!

◎ 10月01日(月) のバスツアーの詳細
定員 : 40名程度/1台     30名以下の場合は中止となります(
個人負担分:  5,000円前後(予定)
スケジュール
(往路)
集合時間:06:30   出発:07:00
集合場所: 新宿・西口(詳細は追って)
仙台着 :  12:00(予定)
(復路)
出発時間 : 2012年10月01日(月)   出発:16:00
降車場所: ① 大宮(埼玉) ② 新宿・西口
東京着 :  21:00~22:00(予定)

東京~仙台間を5時間と考え、到着後「仙台アクション・グループ」に合流、4時間支 援活動を行います。又、バスの中では「東京アクション」で知り合った方たちの交流会と「ふくしま原発事故」に関する学習・意見交換会を開催します。参加者多数であ れば、増車も考えます。
なお、上記-内容に関し、若干の変更が出る場合のあることを予 めお断りしておきます。

ご応募はこちらまで
sukue_kodomo*excite.co.jp  ←*を@に

)  中止の場合でも、参加申込した人たちでそろって、高速バスで仙台まで行く予定でいます。その詳細は追ってお知らせします。

【続報2】太郎さん、マコさんも参加  ふくしまの子どもを守れ!10.1仙台アクション~集会・デモ・講演会~(詳細)

山本太郎さん、おしどりマコさん、矢ヶ崎克馬さんも参加。
原告のお母さん、志賀原発差止判決を書いた井戸謙一元裁判長(弁護団)も参加
          ――疎開裁判がふくしまの子どもを守る――
  裁判は大詰め、裁判所に私たちの思いを伝えましょう!

  緊急企画の参加者募集中->東京から応援日帰り弾丸バスツアー
  ネット中継→ USTREAM配信 IWJ MIYAGI Ch2

10月1日(月)午後2時半から、仙台高裁で、仮処分事件としては異例の裁判(審尋)が開かれます。
この日の裁判にあわせて、現地、仙台で、以下のアクションを起こすことにしました。
疎開裁判を支持する大勢の市民がいることを示すとても大切な取組みです。是非、皆さんのご参加をお願いします。
 当日の夜は、
ふくしまの子どもたちの被ばくによる健康被害の危険を、疎開裁判で一貫して訴え続けてこられた琉球大学名誉教授矢ヶ崎克馬氏(意見書意見書(4)など)と、
今、世界で話題になっている(フクシマ・ヴォイス)、ふくしまの子どもたちに明らかとなった甲状腺異常について、科学的分析に基づいて警鐘を鳴らした松崎意見書を作成された深川市立総合病院内科部長の松崎道幸氏の両氏の講演があります。

(※)演題の変更
 当日の矢ヶ崎克馬さんの講演の演題は、最新のテーマである、文科省による「汚染低減化の偽装工作」の問題に変更させていただきます。

この講演会を通じ、「いま、ふくしまの子どもたちが危ない」理由を、一人でも多くの方が科学的にT理解し確信していただくことを願っています。

 以下、2012年10月1日(月)のスケジュールの詳細です。
                記
名称: 「ふくしまの子どもを守れ! 10.1仙台アクション~集会・デモ・講演会~」
12:00~13:30 集会
会場: 仙台市勾当台公園 野外音楽ステージ 地図 
発言者:おしどりマコさん
     武藤類子さん(福島原発告訴団・団長 3.17世界市民法廷(郡山)閉会のことば 9.19さよなら原発スピーチ
     山本太郎さん ほか
13:30~14:00 デモ
経路: 勾当台公園~一番町~肴町公園  下の地図参照

14:30~15:30 裁判(審尋)

15:00~18:00 交流会と裁判報告会
会場: メディアテークシアターホール 地図
出し物: 紙芝居 4題「母親の声」「甲状腺検査」「チェルノブイリとの比較」「2台並んだモニタリングポスト」(仮題)
発言者:郡山をはじめとする福島県から、日本全国から集まった皆さん
18:30~20:30  講演会
会場: メディアテークシアターホール 地図
講師:琉球大学名誉教授 矢ヶ崎克馬氏
演題:「文科省の線量計のウソと真実」(仮題)
講師:深川市立総合病院内科部長 松崎道幸氏
演題:「子どもたちの甲状腺異常について」(資料 意見書
定員:先着180名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費: 無料

各会場とデモコースの地図(クリックすれば拡大)
クリックで拡大

主催:「ふくしまの子どもを守れ! 10.1仙台アクション~集会・デモ・講演会~」実行委員会 
連絡先: 
   担当 庄司宜充(しょうじ よしみつ) 
           携帯電話 090-1296-5841 
             電話 022-222-0990
   ふくしま集団疎開裁判の会 
    代表  井上 利男  電話 024-954-7478

   子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク 国、県への対応部会
    世話人駒崎ゆき子   携帯電話 090-2608-7894
         メール sokai*song-deborah.com
      (メールは*を@に差し替えて送信ください)  

:

2012年9月22日土曜日

【速報】9.30アクションin郡山:松崎意見書の松崎道幸医師を迎えて緊急の講演会「子どもたちの甲状腺を守るために!」 →IWJ・福島Ch1

  【追加】 当日のIWJのネット中継は福島Ch1です。

 郡山市は10月にならないと甲状腺の検査が受けられません。しかし、これまで福島県で検査した子どもたちは、甲状腺に「のう胞」の異変が認められた数は、23年度35.1%から24年度43.1%へと増えています。
  とりわけ、9月11日発表によれば(福島県の公表資料16頁)、4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に「のう胞」か「結節」が発見されました。また、前回の2回目の子ども38人の中から1人小児甲状腺ガンが発見されました。
 検査の対象地域は、3回目の24年度は空間線量が低い地域になっているにもかかわらず「のう胞」の発生した割合は1回目(30)、2回目(35%)より増えています。
  また私たちは、甲状腺検査の改善についても申し入れをしています。
  しかし、他方で、今回の検査の責任者である山下俊一氏(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)は、彼が理事長をつとめる日本甲状腺学会の会員宛てに、「のう胞」が見っかった親子がセカンドオピニオンを求めに来ても応じないように求める内部文書を出し、人権蹂躙行為を行っている有り様です。
  この甲状腺検査を通じて、福島の子どもたちの健康被害の様々な問題点が浮かび上がってきました。 この、いまだかつてない困難な状況の中で、どうしたら、子どもたちを甲状腺の病気から守ることができるのでしょうか。
 今回、甲状腺検査について、この問題と精力的に取り組んでこられ、最近、その研究結果を公表した意見書が英訳され、世界で大きな話題になっている(フクシマ・ヴォイス)、北海道深川市立総合病院内科部長の松崎道幸医師をお迎えして、以下の通り、皆さんと一緒に学ぶ講演会を開催いたします。
皆様、ぜひご参加ください。

日時 2012年9月30日(日)午後6時半~9時
講師 松崎道幸さん(北海道深川市立総合病院 内科部長)
演題「子どもたちの甲状腺を守るために!」
いま、福島の子どもたちの甲状腺を守るために何をしたらよいのか、福島の子どもたちの甲状腺検査結果について、独自の分析を行い、問題点を明らかにして来られた(その内容は、意見書に明らかにされています)松崎道幸さんから解説をしてもらい、共に考えていきたいと思います。   
資料代 300円

会場 JR郡山駅西口 郡山ビッグアイ 7階 市民プラザ「大集会室」  
     (郡山市駅前二丁目11-1  024-931-2700 )→地図

連絡先 ふくしま集団疎開裁判の会
      代表  井上 利男   電話 024-954-7478
      世話人 駒崎ゆき子  携帯電話 090-2608-7894

2012年9月20日木曜日

【お知らせ】子どもたちを核戦争から守れ! 9.21ふくしま集団疎開裁判文科省前&官邸前&財務省上抗議行動→IWJ・Ch7

 【速報】 本日のIWJのネット中継は チャンネルはCh7です。

7月27日金曜日からスタートした文科省前~官邸前抗議行動(そのアピール文)、これまで、毎週金曜日、実施してきました(過去の行動の動画は末尾に掲載)。
今週金曜日(9.21)も、文科省前と官邸前と財務省上で、次の通り実施します。

【重要なお知らせ】、
福島からの声
 今回、福島から現地の声を伝えるのは次の方です。
・井上利男さん(郡山市・ふくしま集団疎開裁判の会代表)

遠方からの声
 今回、チェルノブイリからの声を伝えるのは次の方です。
・郡司真弓さん(郡山市出身・NPO「ふくしま支援・人と文化ネットワーク」事務局長)
 先ごろ、チェルノブイリを訪問し、人々の暮らしと健康を実際に見て伝えたいこと、確信したことを報告していただきます。

文科省前の終了時間
7時半には終わる予定です。間に合わない方は、8時からの財務省上にお越しください。
なお、官邸前はスピーチだけです(今回、福島から来た方がスピーチします)。

財務省上の時間の変更
次回の終了時刻は9時半です。
また、全日程を終えた午後9時半から、経産省テント前で、短時間ですが当日の振り返り会をやります。参加希望の方は奮って参加下さい。
さらに詳細が決まり次第、お知らせします。

日程・場所
 9月21日(金)午後5時~7時半 文科省前 地図(青文字で表示)
         午後6時半~     官邸前   参考地図
         午後8時~9時半 財務省上 地図(赤文字のコーナー)
                    午後9時半~ 経産省テント前 地図(青文字のコーナー)

ネット中継 USTREAM配信  IWJ(チャンネルは未定←毎週木曜日の夜、ここで分かります)

抗議内容
  ・かんしょ踊り:かつて文明化推進の明治中央政府から「野暮で後進的」という理由で撲滅・禁止され、生き延びたたと言われる福島県会津の踊りを、今、原発推進の平成中央政府から抑圧・迫害されている福島県の子どもたちの集団避難を求める市民が「抵抗の踊り」として踊ります。

 ・紙芝居 :マスコミが伝えない福島の現実を、1枚の紙と語りで伝える。

国内遠方・海外からの参加
  国内遠方の皆さん、海外の皆さんからも、この抗議行動に参加ください。このブログの以下のコメント欄で、またはメール(→sokai*song- deborah.com【*を@に差し替えて送信ください】)で抗議の声を表明して下さい(ブログで紹介させていただきます)。

主催 ふくしま集団疎開裁判の会
 連絡先
ふくしま集団疎開裁判の会代表/井上利男  
電話 024-954-7478
メール sokai*song-deborah.com
    (メールは*を@に差し替えて送信ください) 

過去の抗議行動の動画
 7.27(->動画
 8.3 (->動画) 
 8.10(->動画
 8.17(->動画
 8.24(->動画 紙芝居 井戸謙一さんのスピーチ
 8.31
 9.7 
 9.14

2012年9月17日月曜日

【当日の記録・報道アップ】【速報】9.19緊急記者会見(出席、矢ヶ崎克馬さん、神田香織さん、高橋哲哉さん)やります

あなたの署名が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから 

当日の記録・報道がアップされました。
1、動画
 UPLAN  【緊急記者会見】ふくしま集団疎開裁判


2、記事

※ 変更のお知らせ
会場の変更:都合により衆院第一議院会館第4会議室となりました。
開始時間:午後4時ピッタリに変更となりました。
発表者として、福島県出身の高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)も参加されます。

9月11日、福島県の子どもたちの甲状腺検査結果(3回目)の重大な発表により、福島の子どもたちの集団疎開は一刻の猶予もならない緊急の最優先課題であることが明らかとなりました(->その解説記事)。
そのために、疎開裁判の会では9月14日から「集団疎開の即時実現」を求める緊急署名をスタートしました。
他方、10月1日に、疎開裁判は、仙台高裁で、仮処分事件の二審としては極めて異例の裁判(審尋)が開かれます。いま、福島の惨状を知る人々は「人権の最後の砦」である裁判所の動向に注視しています。
疎開裁判は最大の転機にあり、集団疎開に向けて国民的な支持と世論が形成されることが焦眉の課題です。
これら一連の出来事に関して、この間、疎開裁判に多大な協力を頂いた琉球大名誉教授の矢ヶ崎克馬氏に出席いただき、以下の緊急の記者会見を開きます。
ジャーナリストの皆さまのご参加をお待ちしています。

日時  9月19日(水)午後4時~
場所  衆院第一議院会館第4会議室
発表者 柳原敏夫(疎開裁判 弁護団)
     矢ヶ崎克馬さん(琉球大名誉教授) 意見書(4)(2012.2.29)
     神田香織さん(講談師) 
     高橋哲哉さん(東京大学大学院教授

    ***************************
               記者会見の概要

ふくしま集団疎開裁判の会は、8月22日、野田首相に、福島の子どもたちの「集団疎開の即時実現」を求める申入書を手渡しましたが、政府が何も対応しない間に、9月11日、福島県の3回目の甲状腺検査結果が発表され、かつてない深刻な健康被害の実態が明らかとなりました(※1)。このままいくと、福島は健康な子供が2割しかいないという今日のベラルーシやウクライナのようになってしまいます。これは政策問題ではありません。危機に瀕している命を見殺しにするのかという人権の根本問題です。
除染でも、復興でも、瓦礫でもなく、今すぐ必要なのは、福島の子どもたちを安全な地域に逃がすことです。集団疎開の裁判の会では、先週14日から「集団疎開の即時実現」を求める緊急署名を始めました。
他方、10月1日に、仙台高裁で、仮処分事件の二審としては極めて異例の裁判(審尋)が開かれます※2)。いま、福島の惨状を知る市民は「人権の最後の砦」である裁判所の動向に注視しています。
今、疎開裁判は最大の転機にあり、集団疎開に向けて国民的な支持と世論が形成されることが焦眉の課題です。
これら一連の出来事に関して、琉球大名誉教授の矢ヶ崎克馬氏に出席いただき、緊急の記者会見を開きます。
                                      以 上
※1) 関連記事->こちら
9.11に、福島県の3回目の甲状腺検査結果が発表されました。
これは1、2回目の検査対象だった原発周辺地域から、より遠い福島市の子どもが対象です。しかし、上記資料4頁目の2のグラフに示されていますが、今回は、
6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に甲状腺の異変が見つかりました。
これは、1回目の30%、2回目の35%に比べても、突出した数字です。
山下俊一氏が、2000年に長崎の子どもを検査した結果(0.8%にのう胞)や、事故から5~10年後のチェルノブイリの子どもを検査した結果(0.5%にのう胞)と比較しても、途方もなく高い数字です(その詳細は松崎医師の意見書参照)。
また、3万8千人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断されました。通常なら子どもの甲状腺ガンは百万人に1人と言われています。明らかに福島の子どもたちに異変が発生しています。

※2) 関連記事->こちら
8月3日,仙台高裁から原告に対し,当事者双方を裁判所に呼び出す審尋期日の指定の連絡が入りました。仮処分事件の二審では、書面審理だけで結論を出すの が普通で、もし一審の判断通り原告を負かすのであれば審尋期日を設ける必要はありません。ということは審尋期日を開く目的は、形式的な理屈で低線量被ばく の危険性を否定した一審判決を見直すためという可能性があります。
これは疎開裁判始まって以来最大の転機です。

ネットワークで作る「集団疎開の即時実現」の取組み

あなたの署名が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから

2012年9月11日は、21世紀の日本にとって最も忌まわしい日になりました。
それは、原発事故がもたらす今までで最悪の健康被害という重大な事実を、政府、財界、御用学者、御用マスコミ総出で隠蔽し、何食わぬ顔をして、子どもたちを危険な状態に押し込めようとした、最も忌まわしい、歴史上前例のない犯罪的な日だからです(【お知らせ&修正】3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見」)。

そうだとしたら、私たち市民も総出で、市民が持つネットワークをフルに活用して、今、深刻な健康被害の中に置かれていて、このまま病気の悪化を強いられている福島の子どもたちを、即刻、被ばくと健康被害から救うために、「集団疎開の即時実現」を求める署名を集めましょう。-> 署名(用紙 ネット署名PC用 スマホ用

また、市民が陪審員になって、疎開裁判の評決を下すことを呼びかけましょう。 -> 評決

その際、一緒に配布するこちらから入手できます。

疎開裁判のチラシは->  (2012.9.14版)

緊急署名の呼びかけ文-> 詳細版  簡潔版

【お知らせ&修正】3.11以後、最悪の健康被害の発表「女子小学生の54.1%、女子中学生の55.3%に『のう胞』か『結節』発見。38人の中から1人小児甲状腺ガン発見」

 ※ お詫び】管理人のミスで、上記題名の記事を削除してしまいました。URLが変更になりますが、同一記事を再アップします。

あなたの署名が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから 

  「前回2回目の3万8千人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断」と書きましたが、より正確には「前回2回目で二次検査を終えた38人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断」でした(2012.9.23)
※ 福島県発表資料をより正確に記述するために一部、追加しました(2012.9.20)

 昨年12月、疎開裁判の福島地方裁判所郡山支部の判決が、野田総理の欺瞞的な「事故収束宣言」と同日同時刻ころにセットされて出され、その結果、マスコミからニュースを知る人の殆どが疎開裁判の判決を知らなかったように、福島県の県民健康管理調査の検討委員会(座長=山下俊一・福島県立医大副学長)は、県内の子どもの甲状腺検査の3回目の結果を、「事故収束宣言」に匹敵し人々の目がそちらに向けられる日として、9月11日を選んで発表しました。

その結果、この日は、21世紀の日本で最大の事件と言われる9.11となりました。なぜなら、今回、発表の4万2千人の子どものうち、6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に「のう胞」または「結節」が、男女合わせた全体でも43%に「のう胞」または「結節」が見つかったからです(以下の福島県発表資料16頁 クリックすると拡大)。
クリックで拡大

「のう胞」と「結節」の割合ですが、以下の福島県発表資料15頁(H23年度は省略.
クリックすると拡大)によると、「のう胞」が1万8139人(43.13%)、「結節」が385人(0.92%)、つまり、殆どが「のう胞」であることが分かります。
クリックで拡大
これは山下俊一氏らが2000年に放射能非汚染地域の長崎の子どもたちを甲状腺検査した結果(のう胞が見られたのは0.8%)(1)、チェルノブイリ事故の510年後にチェルノブイリ地域の子供たちを調査した結果(のう胞が見られたのは0.5%)(2)と比べて途方もない数字です。
本年4月の2回目の発表で3万8千人の子どもの35%に「のう胞」が見つかった時ですら、これを知った被曝問題に詳しいオーストラリアのヘレン・カルディコット博士は次のように警告しました(木下黄太のブログ「福島第一原発を考えます」本年5月2日の記事より)。
「この子ども達は追跡調査をしてる場合じゃありません。のう胞や結節などの全ての異常は直ちに生体組織検査をして悪性であるかを調べるべきです。 こういった甲状腺異常が1年も経たないうちに現れるというのは早過ぎます。普通は510年かかるものです。これは、子供達が大変高線量の被ばくをしたことを意味します。もしも悪性なら、甲状腺の全摘出が必要です。子供達に甲状腺結節やのう胞があるのは、まるで普通ではありません!」 
 また、アメリカ甲状腺学会の次期会長のブライアン・ホーゲン博士は米国のニュースサイトBusiness Insiderの取材にこう答えました(本年7月19日の記事より)。
カルディコット博士の上記見解に同意します。福島原発事故後にこれほどすぐに、多くの子どもたちに甲状腺の嚢腫や結節が見られることに驚いています、なおかつこの事実が世間に広く知られていないことに驚いています。」

 今回の検査結果(4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%、男女合わせた全体の43%に「のう胞」が発見)を知った2人の衝撃はどんなでしょうか。

 今回の甲状腺検査は原発周辺の子どもからスタートし、次第に原発から離れた地域の子どもたちへと実施されましたが、検査結果は、検査対象が原発周辺から遠くなるにつれて、逆に甲状腺異変の割合が増加しています(1回目は30%。2回目は35%。3回目は43%)。 

 さらに、前回2回目で二次検査を終えた38人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断されました。これについて、山下俊一氏らは
「チェルノブイリ事故後の発症増加は最短で4年」
等を理由にして原発事故との因果関係を否定しました(福島民報の本年9月12日記事など)。しかし、これは真っ赤なウソです。3.11以前の山下氏が3.11以後の彼のウソを最も鮮やかに見破る人物です。2009年、彼は講演で、通常なら子どもの甲状腺ガンは百万人に1名と述べています3)。さらに、2000年に、原発から150キロ離れたベラルーシ「ゴメリ」地区の小児甲状腺ガンは、チェルノブイリ事故の翌年に4倍に増加したデータを紹介しているからです(以下の表2を参照〔クリックすると拡大〕4)

クリックで拡大

 明らかに福島の子どもたちに異変が発生しています。
 このままいくと、福島は健康な子供が2割しかいないという今日のベラルーシやウクライナのようになってしまいます。これは政策問題ではありません。危機に瀕している命を救うのか見殺しにするのかという人権の根本問題です。 
 政府は,「命こそ宝」という政治の原点に立ち帰り、チェルノブイリの教訓から学んで、今すぐ、福島の子どもたちを安全な地域に逃がすべきです。

次に、なぜ、福島市にこれほど沢山の甲状腺異変が発見されたのか。それは単なる偶然ではありません。作為的に作り出されたものです。その鍵を握った中心人物がほかならぬ山下俊一氏です。これについて別便で報告します。

その次に、なぜ、4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%、男女合わせた全体の43%に『のう胞または『結節』が発見」という重大な事実を、マスコミはここまで徹底して隠そうとしたのか、刑事責任が問われてもおかしくないほどのマスコミの大罪について別便で報告します。

2)日本財団調査
 (3) 山下俊一「放射線の光と影:世界保健機関の戦略」(2009年)536頁1~2行目
4)山下俊一「チェルノブイリ原発事故後の健康問題」(2000年)表2

2012年9月16日日曜日

【お知らせ】集団疎開の即時実現を求めるネット署名、スタート

昨日から始まった、集団疎開の即時実現を求める緊急署名、本日からネット署名もスタートしました。-->ネット署名(PC用 スマホ用

いま、一人でも多くの市民の声=署名がふくしまの子どもたちを救います。是非、ネット署名をお願いいたします。

ネット署名の第一次の締め切りは10月1日(月)の裁判(審尋)期日の前日、9月30日(日)です。

紙による署名を希望する方->こちらから

署名以外にも裁判支援をしたいと考えておられる方は、陪審員となっていただき、疎開裁判の評決をくだして下さい->こちらから

このあと、ネット署名の外国語版(英語・韓国語‥‥)も準備でき次第、スタートさせます。

2012年9月14日金曜日

緊急署名の呼びかけ:子どもたちを福島原発事故による被ばくから守るため、集団疎開の即時実現を求める署名

本日から、子どもたちを福島原発事故による被ばくから守るため、集団疎開の即時実現を求める署名をスタートしました-->緊急署名の呼びかけ

いま、危機の中にいる福島の子どもたちの集団疎開を即時実現させるかどうかは、私たち一人一人の手にかかっています。
他方で、疎開裁判は10月1日に裁判(審尋)が開かれる予定で、申立て以来、最大の転換点にあります(その詳細はこちらまで)。

どうか、一人でも多くの署名を集め、サイレントマジョリティの声を、裁判所と政府に届けましょう。

第一次の締め切りは10月1日(月)の裁判(審尋)に提出するため、9月28日(金)です。


(※)署名用紙は->こちら  ネット署名は->PC用 スマホ用  

(※)署名用紙は両面に署名欄がありますが、両面印刷が困難の方は表面だけ印刷してお使いください。 
 
(※)署名の目的・趣旨のより詳細は->こちら