告知

2014年9月12日金曜日

  カンパ金のお礼と報告

 当会に対して多数の支援を頂き、ありがとうございます。
遅くなりましたが、2014年前期のカンパ金とその使用実績を報告いたします。

    


 
















(画面のクリックで拡大します)

  年間の報告については年が明けましたら、再度ご報告申し上げます。

 ※ 過去の「カンパ金のお礼と報告」一覧は-->こちら

2014年9月5日金曜日

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】山本太郎さんからのメッセージ

提訴の前日の8月28日、山本太郎さんから、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。

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収束の仕方も分からない人類史上最悪の大事故を起こした東電の責任者は億単位の退職金を頂戴した上に天下り、東電には強制捜査も入らず責任の所在は曖昧のまま、ほぼおとがめなし。

一方、目に見えない、臭わないと言う究極の汚染物質をバラまかれた被害住民は、安全基準を大幅に引き上げられ、

「直ちに影響はない」「安全だ」「不安を煽るな」

「復興の邪魔をするな」「頑張ろう」

実質、泣き寝入りをしろ、と言う同調圧力の中で、子どもたちをどうすれば守れるのか、家計や仕事、人間関係、などの狭間で苦しみ続けている人々の存在を

現在の政治はないものにしている。

政治がすべき事は事故直後からハッキリしていた。

東日本の広い範囲に渡り、多核種に及ぶ詳細な汚染調査が必要。その結果を事故前の基準と照らし合わし、

希望者には、直ちに移住への補償・賠償を。

生産者に補償・賠償を。

その声は国会と言う場所では、まるでノイズの様な存在、まるで知らない国の言葉を聞いているような反応だ。

この現状は、機能停止し続ける政治の中に身を置く自分自身にもあります。

かすかな糸口でも掴めるような政治活動を例え国会議員の中で一人になったとしても続けます。

司法はどうだろう?

経済の為に人々を切り捨てる政治と経済団体に追随するのだろうか、権力に飲み込まれるのだろうか?

世界中が見ています。

裁判になる事自体がおかしなこの状況を。

日本の司法が生きているか、本物かどうかを。 

2014年9月4日木曜日

【9.5文科省前アクション】元原子力発電従事者の生の声を聞きに来て下さい

文科省前抗議アクションお知らせ
9月5日(金曜) 18:30~19:30
文科省前 (霞ヶ関)

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「子ども脱被ばく裁判」の原告になられた元原子力発電従事者の方から生の声を伺える事になりました。
発言者は「もんじゅ」などのいろいろな所で30数年にわたり原発の点検作業などで働いてきた方です。
是非、文科省前にお集まり下り、質問をしてみてください。
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2014年9月2日火曜日

(9.2最新版)【8.29提訴アクション:報告1】初めて原告7名(親子)が参加、発言した記者会見と原告のメッセージ

 原告(子ども)の絵と会見に出席できなかった原告のメッセージを追加しました(9月2日)。

8月29日、予定通り、子ども脱被ばく裁判の訴状を福島地方裁判所に提出し、受理されました。

まず、お伝えしたい画期的な出来事--第一次疎開裁判ではなかったことですが、今回初めて、7名の原告(母親と子ども) が、提訴のあとの記者会見に出席し、原告となった思いを語ったことです。
福島では、いま、現状に対し抗議の声をあげずにおれない勇気を持ったお母さん、お父さんたちが次々と現れています。

これは、記者会見に参加した原告(子ども)が描いて、会見に持参した絵です(9月2日に追加しました)。

                     (絵をクリックすると拡大します)




以下、原告の皆さんの発言の動画です。

原告のお母さんたちと子どものスピーチ


以下は、当日、出席できなかった原告のお母さんから寄せられた「原告となった思い」です(9月2日に追加しました)。

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        今回の裁判にあたり、何故原告になったのか。

郡山で私も息子達も生まれ、郡山は大好きでした。
福島県にずっと居ながら、原発の危険は、専門知識がある人以外、分からなかった人が、殆んどだったと思います。我が家もそうでした。

あの事故があり、郡山は、地震津波では被害が少なかった中、ライフラインの水が止まり、爆発した日も、水を貰いに外に出ていた人が沢山居ます。
危険であれば、行政から指示が来ると信じていたからです。

一週間程度遅れての始業式、マスク着用や、行政から学校を通して、長袖長ズボンを呼び掛けたこと、学校を優先した除染をしているのは、子ども達を守る為だったのでは無いでしょうか?

3年以上経ち、今はどうでしょうか?

子ども達が、どれだけ被曝をしたかも明確にせず、多々なる体調変化も分からない行政が、何故安全と言えるのでしょうか?

母として、私は、子ども達の体が、悲鳴をあげたのに気づきました。

息子も、もう被曝をしたくないと言っています。

子ども達の中で、一番大事なものは、命です。

今まで被曝した分と、一生向き合う為にも、まだまだ高い福島から、未来がある子ども達を遠ざける機会を作って下さい。



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                 私のつたえたいこと

私がつたえたいことは、

安全と言えないのに…そんなところに子供達を住ませてることが許せないです!!
飛行機でも電車でも100%安全とは言えないですが、必ず点検などして安全とは言えるのでみんな乗りますよね!!
放射能が大丈夫なんて100%ない話です… 
 
東電に話しに言ったことがあります…
私はいわき市にいて絶対子供が大丈夫ですと言い切れ!?と聞いたら無言…
そして念書でも一筆書いてくれと頼みましたが…
ダメでした…
ってことは、安全保証できないと言うことですよね…
それなのに避難させないなんておかしな話です!! 
 
放射能は体に害がある…
そして先に保証はなく、確実に安全じゃないのに大事な我が子になぜ放射能を浴びさせて生活させないと行けないのか!!
私達が子供の頃は外で遊び回り海や川にもいきましたが、震災後行けるわけもなく外で遊ばせることもしてません!!目には見えないからみんなこの、環境に慣れてしまってますが、子供達には未来があります!!そして自然とふれあって遊ばせて成長させたいのに、子供は家にばかりいさせて…こんな生活に親として可愛そうになります
綺麗だった海や川綺麗だった福島県を返してほしいです!!
 
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(9.5最新版)【8.29提訴アクション:報告2】子ども脱被ばく裁判の提訴に合わせ全国同時&継続アクション

※ 8月29日のあと、全国各地で提訴を知らせるアクションが続いています。これは旭川から報告と写真です(9月5日)。
  仙台のアクションの写真を追加します(9月2日)

8月29日、福島地方裁判所に、子ども脱被ばく裁判の提訴にあわせて、北海道から九州まで日本各地で、裁判支援者の皆さんにより、提訴の号外チラシをまく、全国同時アクションを行いました。

以下、そのアクションの様子です(写真のアップを予定)。

※ 全国継続アクション

1、北海道 旭川

30日の「A2-B-C 」の上映会の時、イラストの看板とカンパ箱とともにビラを会場に来た人に配りました。たくさんの皆さんのお気持ちがカンパ箱に集まりました。

  8.29全国同時アクション
1、北海道  苫小牧市





  このアクションを報道した「苫小牧民報」9月1日の記事

2、北海道 伊達市



3、北海道 札幌市


4、宮城県 仙台市




5、福島県 郡山市


6、福島県 いわき市
      
7、東京都  「竹橋」駅前 

8、大阪府 高槻市





9、兵庫県 姫路市





 10、熊本県 熊本市




(9.2最新版) 【8.29提訴アクション:報告6】「民主主義社会における思想統制」に抵抗する独立系メディア

 Ourplanetの記事・動画を追加しました(9月2日) 。
  また、2011年6月の第一次疎開裁判の申立を報道したOurplanetの映像を最後に紹介しました。
当時、本当に大切な事実を伝えないマスコミのおかげで、いかに多くの人たちがこの申立を知らなかったか、実際にその申立がどのようなものか、第一次の原告のお母さんたちの証言もあり、必見です。

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 福島の子どもたちを被ばくから遠ざけ(避難させ)、彼らの命を救うことは、日本政府がいま緊急に解決すべき、日本にとって最大の人道的課題です。

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴は、この課題を真正面から日本政府に問うた、日本と世界の人々が知っておくべき最重要な裁判です。なぜなら、この裁判は、
・見えない戦火のなかの子どもたちを救い出す裁判
・世界で最も過酷な子育て中の福島の親子を救い出す裁判
・国と福島県の3.11以後の救護対策の誤りを裁く裁判
・経済復興・帰還最優先の政策を命の復興最優先の政策に転換させるための裁判
だからです。
このことを日本と世界の人々に伝える独立系のメディアの報道も紹介します(時系列順)。

1、 日仏共同テレビ局
   「子ども脱被ばく裁判」を福島地裁に提訴へ

2、 弁護士ドットコム
 「福島の子供は命の危機にさらされている」原発事故後の国の責任を問う「裁判」提訴へ

3、ママレボ
 子どもが被ばくを避ける権利と、国・県の不作為を問う「子ども脱被ばく裁判」がスタート

4、 IWJ

福島地裁の提訴に向けて、裁判所前での集会

提訴後の記者会見(15時~)
1、記者会見1(井戸謙一弁護団長の報告)
2、記者会見2(井戸謙一弁護団長の報告(続き)・弁護団の補足)
3、記者会見2-2(原告のスピーチ)1820秒~
4、記者会見3(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表水戸喜世子さんさんのスピーチ)
5、記者会見4(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表片岡輝美さんのスピーチ)
7、記者会見4(武藤類子さんのスピーチ)

9、記者会見6(質疑応答2)
  
5、UPLAN

 
20140829 UPLAN
【記者会見】こども脱被ばく裁判(第二次ふくしま集団疎開裁判)提訴



 


6、Ourplanet

「被ばくを強いられた」「避難したい」~親子86人が提訴



 2011年6月24日、第一次疎開裁判の申立時の映像(Ourplanet)

 学校の集団疎開求め仮処分申請〜郡山の子ら14名

2014年9月1日月曜日

【8.29提訴アクション:報告のまとめ】報告1~8

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴に関するアクションの報告をまとめました。

(9.2最新版)【8.29提訴アクション:報告1】初めて原告7名(親子)が参加、発言した記者会見と原告のメッセージ

【8.29提訴アクション:報告2】子ども脱被ばく裁判の提訴に合わせ全国同時アクション

【8.29提訴アクション:報告3】支援者の皆さんの力強い支援行動とスピーチ

【8.29提訴アクション:報告4】弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)

【8.29提訴アクション:報告5】「民主主義社会における思想統制」を正しく実行した日本のマスコミ

【8.29提訴アクション:報告6】「民主主義社会における思想統制」に抵抗する独立系メディア

【8.29提訴アクション:報告7】子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のお知らせ

【8.29提訴アクション:報告8】子ども脱被ばく裁判の訴状本文

【8.29提訴アクション:報告8】子ども脱被ばく裁判の訴状本文と原告代理人目録・被告目録

8月29日、予定通り「子ども脱被ばく裁判」の訴状を福島地方裁判所に提出し、受理されました。

以下は、その訴状本文の1頁目(写真)と全文と原告代理人目録・被告目録です。

訴状本文(全文)

原告代理人目録

被告目録
 
訴状本文の1頁目

【8.29提訴アクション:報告7】子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のお知らせ

8月25日で第一次原告募集を締め切り、参加した原告86名(子ども人権裁判と親子裁判で延べ110名)が8月29日に、福島地方裁判所に、訴状を提出し、受理されました。

第一次ふくしま集団疎開裁判が14名の原告だったのに比べ、大変な数です。
これは、私たち一人一人の手で、福島の子どもの命を救おうという市民の貴い声とアクションのあらわれです。

この声とアクションに続いて、一人でも多くの方が、この裁判の原告に参加していただくよう、引き続き、第二次原告募集を行います。
その内容と原告申込書は以下の通りです(第二次募集の締め切りは9月30日) 。
皆さんの行動が福島の子どもたちの未来を決めます。どうぞ、原告に参加して下さい。

連絡先: 090-8494-3856(岡田俊子)    
     nijisaibangmail.com*を@に置き換えて下さい

 
子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のチラシ ->PDF版

原告申込書 -> PDF版



原告募集のチラシ



 原告申込書





原告申込書

【8.29提訴アクション:報告5】「民主主義社会における思想統制」を正しく実行した日本のマスコミ

 福島の子どもたちを被ばくから遠ざけ(避難させ)、彼らの命を救うことは、日本政府がいま緊急に解決すべき、日本にとって最大の人道的課題です。

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴は、この課題を真正面から日本政府に問うた、日本と世界の人々が知っておくべき最重要な裁判です。なぜなら、この裁判は、
・見えない戦火のなかの子どもたちを救い出す裁判
・世界で最も過酷な子育て中の福島の親子を救い出す裁判
・国と福島県の3.11以後の救護対策の誤りを裁く裁判
・経済復興・帰還最優先の政策を命の復興最優先の政策に転換させるための裁判
だからです。

だからこそ、日本政府と原子力ムラにとって、 「原発事故による子どもたちの命の危機」は、3.11以来、終始一貫、日本と世界に知らせてはならない絶対のタブーです。
そこで、日本のマスコミは、「王様の飼い犬」としてその職務を立派に果たし、(共同通信の短文記事を除いて)この提訴を一切報道しませんでした。 

その結果、「子ども脱被ばく裁判」の提訴のことは誰も知らず、福島の子どもたちの危機的な状態を知らないままに放置されました。

なぜ「子どもの命の危機」という人道的な問題について、マスコミは報道しないのか。
それは、今回の問題が自然災害や他国の戦争ではなく、原発事故が原因の「子どもの命の危機」だからで、原発事故の悲惨さという本当に重要な問題だからです。
本当に重要な問題は決して人々に知らせない。
 これが、民主主義社会における私たち市民の思想統制という問題です。

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第二次疎開裁判の提訴に対して、改めてメッセージを寄せ、惜しみない協力を継続するノーム・チョムスキーは、この「民主主義社会における思想統制」という、私たちにとって最重要な問題について、こう言いました。


 独裁国家なら、我々市民を黙らせるには棍棒(こんぼう)で殴りつければよい。しかし、民主主義国家ではもはや棍棒は使えない。そこで、棍棒に代わって、我々市民が声をあげないように思想注入する必要がある。その思想注入において最大の貢献をしているのがマスコミです。

そして、最高の思想注入とは、思想注入していることを悟られない思想注入のことです。つまり、市民は自分が思想統制なんか受けていない、自分で自由に考え、判断していると思い込ませることです。

民主主義社会では、市民を政治から遠ざけ管理するため、長年、その方法の開発に膨大な努力が注がれてきた。その中心的役割を果すのががマスコミ(マスメディア)で、彼らは、次の3つの方法を発明した。 
1、マスメディアはニュースを選別する。
2、マスメディアは本当に重要な問題は語らない。
3、マスメディアは人々を孤立させる。

 とくに、子どもの命が危機にあるといった人道的、倫理的な問題について、マスメディアが次のように「倫理を機能不全にさせる」役割を果している。

「我々が加担する政策のせいで、死に瀕し、飢える人々がいる。それについて、本来、民主主義社会の一員である我々には、直接、責任がある。
だが、メディアは--人々にその責任に気がつかせまいとする、ニュースを選別し、本当に重要な問題を語らず、人々を孤立させることによって。
その結果、権力者の利益が守られ、被害者は無視される。
国民は、もし、自分の手から滴る血をみれば、驚愕するでしょう。
しかし、そう思わないのは、国民は体制(政府やマスメディア)にあやつられたまま、気がつかずにいるからです。メディアコントロール 11 

【8.29提訴アクション:報告4】弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)

8月29日、福島地方裁判所に子ども脱被ばく裁判を提訴するにあたっては、初めての原告団の参加、大阪、東京、仙台、福島県内からの力強い支援者の応援に、(ろくに寝ていない)井戸謙一弁護団長をはじめとする弁護団は大いに鼓舞されまして、身の引き締まる思いで提訴アクションに参加しました。

以下、弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)の動画と写真です。

弁護団のスピーチ(裁判所前)


弁護団の解説(記者会見場)


写真:裁判所前のアクション




写真:記者会見場

【8.29提訴アクション:報告3】支援者の皆さんの力強い支援行動とスピーチ

8月29日、福島地方裁判所に子ども脱被ばく裁判を提訴するにあたっては、弁護団だけでなく、沢山の裁判支援者の皆さんが、大阪、東京、仙台、福島県内から裁判所と記者会見場に参加し、皆さん、力強い心のこもったスピーチをしました。

以下、そのアクションとスピーチの動画と写真です。

支援者のアクションとスピーチ(裁判所前)



水戸喜世子さん(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表)のスピーチ(記者会見場)


片岡輝美さん(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表)のスピーチ(記者会見場)


武藤類子さんのスピーチ(記者会見場)


裁判所前のアクション