脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2012年4月4日水曜日

【4月10日・11日講演会】低線量被ばくと向き合う チェルノブイリの経験に学ぶ(マリコ博士、ステパーノヴナ教授)

あなたの評決が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから


3日前に下された、世界市民法廷に対する評決(日本語)の234番目は、90歳の市民による次のようなものでした。
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ふくしまの子の命と健康を何としても守り抜きたい。それには集団疎開を一刻も早く実現する以外にない。矢ヶ崎克馬先生の意見書(4)を全国民に大至急普及すること。私はダウンロードして増刷し友人知人に渡して広げている。裁判の進行如何にかかわらず、「会」は大量のパンフレットを作成し、あらゆる団体に申し入れを行い、その内容を爆発的に広げる必要があると思う。これは本件裁判に仙台高裁がどういう判決を下すかという次元を超えた闘いである。世界の歴史に残さねばならぬ人間の尊厳をかけた戦いである。私は90歳の老人。ブログで隔週に意見表明をしているが、矢ヶ崎意見書(4)は2日前に存在を知った。私の求めていた通りの内容であった。以下 yukiyakonkon.hatenablog.com/  に近日中にアピールを表明する。

子どもたちの健康被害の重大な兆候を指摘した矢ヶ崎意見書(4)の説得力は、1つには事実(データ)を眺める時の「メガネ」の優秀さにあります。というのは我々は、事実をじかに理解することはその本性上決してできず、必ず何がしかの「メガネ」を使って眺めるしかないものだからです。今回、矢ヶ崎氏は優秀な「メガネ」として次の2つを用意しました。
1つは、先ごろ来日したベラルーシの研究者、Y.I.バンダジェフスキー氏の病理解剖の研究であり、
もう1つは、ベラルーシの研究者、M.V.マリコ氏のベラルーシのがん発生数の変化の研究です(6頁以下)。

後者のM.V.マリコ氏は、それまで、甲状線の発がんは「5年ほどの後からだ」という固定観念があったのに対し、ベラルーシの小児甲状線ガン発生率を調査して、「明らかにチェルノブイリ事故直後から上昇している。このような上昇がベラルーシすべての州で確認されている」とその固定観念の誤りを指摘しました。

この指摘がなぜ重要かというと、今なお、甲状線の発がんは「5年ほどの後からだ」という固定観念にすがりつく人たちがいるからです。その人たちの手にかかると、たとえ昨年10月に福島県で実施した甲状腺検査の結果、30%の子どもにしこりや嚢胞が確認できても、「甲状腺の腫瘍はゆっくり進行するので、‥‥しこりは良性と思われ、安心している」というめでたい結論が導き出されてしまう。

真っ当な科学者がこの結論を聞いたらどう思うだろうか?--この問いをしてみたい科学者としてM.V.マリコ氏の名前を思い浮かべるのは決して私一人ではないと思う。

そのマリコ氏がまもなく来日し、福島県にやって来ます。彼の講演の詳細を紹介します。

川俣会場 2012年4月10日(火)13:30~ 川俣町中央公民館 3F研修室
福島会場 2012年4月10日(火)18:30~ 福島市MAX福島4F A・O・Z
郡山会場 2012年4月11日(水)13:30~ 郡山市橘地域公民館集会室

参加費 無料
共催 & 連絡先 
ベラルーシから学ぶ実行委員会 (郡山会場)  
世話人 井上 利男   080-3337-7478
世話人 駒崎ゆき子   090-2608-7894
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク (福島会場)
代 表 佐藤幸子   090-3923-2529
hand to hand project kawamata (川俣会場)
事務局  阿部華美   090-3923-2529
協賛(順不同)
郡山の未来をつくる会
wawawaの会
連帯ユニオン
わいわい市民政治@ふくしま
安全・安心アクションin郡山
一般財団法人 マザープロジェクト
ふくしま集団疎開裁判の会
市民と科学者の内部被曝問題研究会

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