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2012年11月16日金曜日

ジュネーブ報告記(1)人間になるために(弁護団 柳原敏夫)

以下は、10月28日~11月1日、ジュネーブの国連人権理事会に、福島の惨状を伝えに行った疎開裁判の弁護団の柳原敏夫の報告の一部です。
さしあたり、4回に分けてアップします。

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人間になるために(ジュネーブ報告記)
ふくしま集団疎開裁判 弁護団 柳原敏夫

8.世界中の皆さんへ
私達を守ってください。助けてください。
子どもの健康を守ってください
これ以上、放射能被ばくをさせないで下さい
日本政府がやらない移住を助けて下さい
世界の常識で我々を救って下さい
私達を直接調査して下さい、本当の姿を見るために
子供達は我慢の限界です
                 井戸川克隆 双葉町長

1、はじめに
なぜ国連に行ったのか。3.11以来、福島の人々、とりわけ子どもたちは前代未聞の危険な状態に置かれ、なおかつ愚劣極まりない非人間的な扱いを受け、このままでは奴隷か生きる屍(しかばね)と変わらない存在に貶められてしまうから。そこから抜け出し、人間となるために。

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