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2013年5月7日火曜日

【裁判報告】判決直前に提出した3つの重要な証拠(生態・健康・防護)の一覧

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 4月24日の仙台高裁の判決(決定)の直前に、以下の3つの証拠を提出しました。

甲246:被ばくが生態系にもたらした影響について
甲247:急性白血病で亡くなった身内について
甲248:本年4月1日から測定方法を変更した途端に空間線量の値が半分に減った郡山市合同庁舎で測定した結果と3.11以前の放射線防護に対応させたらどうなるか、についての報告書

その詳細は個別に紹介します。


証 拠 説 明 書 (24
2013年4月10日
書証(甲246)
標     目
(原本・写しの別)
作 成
年月日
作成者
立 証 趣 旨
246



2013.4.3
岡田広行
東洋経済 記者
福島第一原発事故により放射性物質で汚染された地域で、ほ乳類・鳥類・昆虫・植物に異常が多く見られることが研究者による調査で明らかにされたこと。
     イネについて
低線量のガンマ線被ばくにより、イネの様々な遺伝子の発現(遺伝情報に基づいてタンパク質が合成される)過程で変化が見られたこと。
・蝶(ヤマトシジミ)について
(1)、福島県内のものが他の地域と比べ羽のサイズが小さい固体が明らかに多いこと。
(2)、福島第一原発に近い地域ほど羽化までの日数が長くなる傾向が見られ、成長遅延が起きていたこと。
(3)、放射線を多く照射した個体ほど羽根が小さくなる傾向が見られ、生存率が低下。汚染されたカタバミを幼虫に食べさせた内部被曝の実験で、山口県の個体と比べ福島県内の個体で異常が多く見られ、生存率も大幅に低下。
・鳥(ウグイス)
53万ベクレル/kgのウグイスから見たこともないおできを発見されたこと。
・ニホンザル(福島市内で捕獲した396頭のサル)
(1)、土壌汚染レベルが高いところほど、体内のセシウム蓄積レベルも高い傾向があることが判明。
(2)、ニホンザルの正常範囲より白血球数、赤血球数とも減少、特に白血球は大幅減少。
(3)、福島原発事故以降に生まれた子ザル(0~1歳)は汚染レベルと相関して白血球の数が減少。造血機能への影響が出ているのではないかと思われること。

以 上
備考 以下の書証をネットで入手する場合のURLは、以下の通り。
表題
URL
246
http://toyokeizai.net/articles/-/13516

 
証 拠 説 明 書 (25
2013年4月10日
書証(甲247)
標     目
(原本・写しの別)
作 成
年月日
作成者
立 証 趣 旨
247
陳述書



2013.4.10
○○○○
福島県○○○○に住み福島原発事故で被ばくした叔父が、2012年○月の検査で初めて白血球減少を確認。翌○月、福島医大で血液・骨髄検査をした結果、骨髄中に幼若な芽球(白血病性のがん細胞)が60%認められ、急性骨髄性白血病と診断され、○○○○年○○月○○日に亡くなった経過について
以 上

 
証 拠 説 明 書 (26
2013年4月22日
書証(甲248)
標     目
(原本・写しの別)
作 成
年月日
作成者
立 証 趣 旨
248
報告書(2)――郡山市合同庁舎モニタリングポストについて――

別紙1
別紙2
別紙3

2013.4.19
吉田邦博
福島県が、2013年4月1日から、福島市、郡山市など県内7箇所の空間線量率の測定方法を、従来の「可搬型」のモニタリングポストから「固定型」のモニタリングポストに切り替え、測定場所も移動した結果、郡山市の合同庁舎では、3月31日に0.51~0.52μSv/hだったのが、翌日4月1日には0.27μSv/hとほぼ半減した。この原因解明のため、現地を測定し、測定結果を放射線管理区域における防護対策に対応させたらどうなるかを考察したもの
以 上


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