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2013年5月15日水曜日

【紹介】弁護団の井戸謙一を紹介した5.8東京新聞一面(裁判官は自分の未成年状態から抜け出る必要がある)

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いま、進行中の判決直後アクションに、最近、次のメッセージが寄せられました(1203番)。
裁判官も国の人間です。
このような判決が出るのが当たり前かと思います。
でないと,裁判官が職業を失うのではないでしょうか。
日本の裁判は,国側の判決してこなかった歴史があると思います。そうさせないようにする良い案がありません。
でも、果してそうでしょうか。これに対する最大の反論は生きた裁判官の実例です。その1つが弁護団の井戸謙一、日本で唯一、稼動中の原発の差止を命じた判決を書いた裁判長です。 彼の言動を5月8日東京新聞は一面トップに詳しく報道しました。

200年以上前、カントは「啓蒙とは何か」で、啓蒙とは、人間が自分の未成年状態から抜け出ることだと言いました()。未成年状態とは他人の指導に耳を澄ませなければ、自ら思考し、主体的に行動できない状態を言います。未成年には、社会に危険が迫っていて、子どもたちの命が危ない時でも、子どもたちの命を救おうとすることができません。それは思考能力(悟性)が欠けているからではなくて、自ら思考し、主体的に行動しようとする決意と勇気に欠けるからだとカントは言います。だから、「自分自身の悟性を使用する勇気を持て!」--これが啓蒙の標語であり、裁判官の目標です。と同時に、これは私たちひとりひとりの課題です。「立派な裁判官にお任せ」の司法に未来はありません。
21世紀は私たち市民がこのような裁判官を見守り、注視し、共に「未成年状態から抜け出る」世紀にしていかなくてはならないのです。

            新聞をクリックすると拡大します。(東京新聞2013年5月8日)



)柄谷行人「倫理21」第5章「世界市民的に考えることこそがパブリックである。」から抜粋

カントは、啓蒙とは未成年状態から出ることだ、といいます。‥‥」

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