脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2015年10月30日金曜日

20151029 「避難の権利」を求める全国避難者の会設立 「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ

10月29日(木)、参議院議員会館において、「避難の権利」を求める全国避難者の会設立集会が約120名が参加して行われました。

共同代表の宇野さんは、「私たちはこの4年と7ヶ月、本当に様々な分断に苦しみ傷つき、もがいてきました。私たちはどこに散らばってしまっているのか? 私たち自身を見つけることができずに来た4年と7ヶ月でもあります。」「この会はまず、知り合うこと繋がり合うことを大事にしていこうと考えています。」「小さな舟に皆で乗り込んでいただき、避難の権利を求めるため、皆で考え活動して行きたいと思っています。」と述べました。全国から集まった避難者の皆さんが地震・津波に続いて起きた、原発事故という突然の人災に巻き込まれ、苛酷な時間を過ごしてこられたことが万感胸に迫る挨拶でした。

-->「避難の権利」を求める全国避難者の会・公式HP

「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~ 東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本­の広範な地域が影響を受けました。 事故から4年7か月、けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子­ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。 避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められて行っています。 それは大勢の避難者の生活破壊を引き起こしながら、〈被ばくか貧困か〉の選択を強いる­こと。私たちは決してそれを望みません。 「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。 「避難の権利」保障を求め、全国避難者の会を設立します。 一人一人の力は小さくても、つながることでできることがきっとあります。 全国の避難者の皆さん、避難後帰還をした皆さん、手をつなぎ、私たちの声なき声を形に­していきませんか?


【「避難の権利」を求める全国避難者の会】 「つながろう!はじめの一歩」~たしかめあおう足跡、そして未来へ~…



NHK NEWS Web 福島県のニュース 動画あり

「避難の権利求める会」設立

NHK NEWS Web 全国

原発事故で自主避難 「避難者の会」設立


ニュース トピック
東京電力福島第一原発事故によって避難を余儀なくされている避難者らが29日、 当事者組織「「避難の権利」を求める全国避難者の会」を発足した。東京都内で設立 記念集会が開かれ、全国に散らばった避難者30人を含む140人が会場を ...

2015年10月28日水曜日

【お知らせ】29日に、「避難の権利」を求める全国避難者の会を設立集会が開かれます

「被爆者はどこにいても被爆者である」

こう言ったのは、韓国に住む被爆者の人が被爆者援護法に基づく手当の支給を求めた裁判(在外被爆者訴訟)で、これを認めた判決を書いた裁判官です(2002年大阪高裁)。この真理が、それまでの「日本国の領域を超えて居住地を移した被爆者には、法律の適用がない」という国の理屈を打ち破りました、居住地によって被爆者の地位が変わるものでない、と。

「 普天間の原点は銃剣とブルドーザーで強制収容された場所だということ」

こう言った翁長沖縄県知事は、その原点から考えれば沖縄の基地問題の正しい解決の方向は誰の目にも明らかだと訴えています。

真理・原点は誰の目にも明らかな単純明快なものです。

 福島原発事故も同様です。
「被ばく者は どこにいても被ばく者である」
「 福島の子どもたちの原点は、原発事故直後に国の責任で子どもたちを避難させなかったということ」

この真理・原点から考えれば福島原発事故による被害者救済問題の正しい解決の方向は誰の目にも明らかです。

 この真理・原点に立ち返って、被ばくした人たちの命と健康と生活を守ろうとする市民の市民による市民のための団体の1つがこの度結成されました。

      「避難の権利」を求める全国避難者の会(→ブログ

その結成記念集会が、今月29日(木)、参議院議員会館で開かれます。以下がそのお知らせです。皆様、彼らの取り組みにぜひとも注目して下さい。

プレスリリース 2015年10月22日  「避難の権利」を求める全国避難者の会」

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 「避難の権利」は、生きる権利。 「避難の権利」を求める全国避難者の会を設立します
  10/29 設立記念集会@参議院議員会館 開催         
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東京電力原子力事故から4年7か月。

東京電力福島原発事故は、未曾有の放射能汚染を引き起こし、福島県のみならず、東日本の広範な地域が影響を受けました。

けれどもこの国の政府は避難を福島だけの問題にし、「原発事故子ども・被災者支援法」を骨抜きにして、「避難の権利」をないがしろにしてきました。避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策が、当事者不在のまま進められています。

「被ばくなき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり、基本的人権です。

私たち、全国に散らばった避難者は、「避難の権利」が保障される社会を求めて、全国避難者の会を設立します。
                   記
 「避難の権利」を求める全国避難者の会 設立記念集会

つながろう!はじめの一歩~たしかめあおう足跡、そして未来へ~

≪日 時≫    2015年10月29日(木)13:30~16:30 (13:00開場、12:55~入館証配布)
≪会 場≫   参議院議員会館 101会議室
≪内 容≫    設立宣言 ~ 説明会
         リレートーク ~知ることからはじめよう~
         ディスカッション ~はじめの一歩~
≪費 用≫    資料代として500円(未成年は無料)
≪定 員≫    100名

【主 催】    「避難の権利 」を求める全国避難者の会
        問合せ 080-1678-5562 中手

★ 参加申し込み→こちらから


★東京新聞の記事「原発避難の権利確立を 全国組織、29日に設立集会

「避難の権利」を求める全国避難者の会 設立趣意書

 本会の設立にあたり、原発事故により自らの生活の場が長期にわたる放射能汚染を被った私たちには「避難の権利」があることを、改めてここに表明します。そ して、避難の権利を求めるあらゆる当事者がつながりあい、その権利保障を求めて活動していくために、この会を設立します。
東京電力福島原発事故が起こってからの4年7か月、この国の政府は避難を福島だけの問題にし、復興の問題にすり替えて、避難者の権利をないがしろ にしてきたといわざるを得ません。そして「原発事故子ども・被災者支援法」をいよいよ骨抜きにして、避難指示解除・賠償打ち切り・帰還政策を進め、“避難 者ゼロ”へ向け猛進しています。いま避難者は、その存在を無き者にしようとする力に抗って、つながり合い、力づけ合って避難の権利を求めていくべき時が来 ています。
汚染地に居住する者は、避難するかまたは留まるかの自己決定を保障されるべきであり、それは決して被曝か貧困かの選択を強いるものであってはなり ません。「被曝なき居住」「貧困なき避難」は、私たちの生きる権利であり基本的な人権です。これから私たちは、自らの権利として実質的な保障の獲得を目指 していきます。そのためにはまず、避難当事者による運動が不可欠であると自覚して、私たちはこの会の活動をスタートします。また、二度と私たちのような被 害者を生まないために、すべての原発の廃止を求める立場を明らかにして活動していきたいと思います。
 
1.[活動の重点課題]
 全国の避難者、帰還者および避難の権利を求める在住者のネットワーキング、避難の権利確立に必要な施策や賠償・立法等の取り組みを活動の両輪とし、当面の重点課題を次の5つとする。
① 移住・保養
② 住宅保障
③ 健康・医療
④ 避難者の実態把握
⑤ 全国的なつながり作り
2.[構成メンバー]
 政府指示の有無にかかわらず、原発事故避難者、帰還者の個人の会員により構成する。

2015年10月17日
「避難の権利」を求める全国避難者の会準備会

2015年10月10日土曜日

広瀬隆さん、小出裕章さんなど デモ応援メッセージ

11.7新宿デモに寄せられたメッセージです。

★★★

みなさま、おそろしいことに、すべてのテレビと新聞が、「放射能の危険性」
をまったく言わない時代になりました。大被害は、いま、私たちの体内で潜伏期
にあり、フクシマ原発事故によって傷ついた細胞が動きだし、いよいよ深刻な病
状が出はじめる直前にあります。特に子供たちの被害は目前です。それを防ごう
とする人たちは、まったく無視されています。私たちは今こそ結束して動く必要
があります。 

         広瀬隆




2011年3月11日、福島第一原子力発電所事故が起きた時、日本政府は原子力緊急事態宣言を出し、それまでの日本の法令を停止しました。法治国家として法令を守るなら、「放射線管理区域」にしなければならない場所に、子どもも含めて人々を棄ててしまいました。そして、原子力緊急事態宣言は、事故から4年半以上たったいまなお解除されていません。つまり日本というこの国は、今まだ緊急事態下にあるのです。そんな過酷な事故を起こした張本人である日本政府は一切の責任を取らず、誰も処罰されないまま、さらに原子力を進めようとしています。そして、あたかも被曝しても害がないかのように宣伝しながら、、一度は避難した人々も、年間20ミリシーベルトまでは被曝を我慢して帰還せよと指示しています。
呆れはてた国です。子どもたちには、原子力の暴走を許したことについても、福島第一原子力発電所事故を起こしたことについても責任がありません。そして子どもたちは被曝に敏感です。何としても子どもたちを被曝から守ることが大人の責任ですし、緊急事態宣言を出している政府の責任でもあるはずです。
申し訳ありませんが、私は今日の集会・デモに参加することができません。皆さんのご健闘を願います。
               2015/9/23  小出 裕章




安倍晋三と自公与党などによるファッショクーデターに、満腔の怒りを込めながら賛同人になることを申し出ます。

東電福島第一原発の過酷事故で、福島はもとより関東と東北の各地にもひどく放射能汚染させられた地域に住むことを余儀なくされている大勢の人がいます。

こんなことになった大元凶は、アメリカの要請ですから、今度の憲法違反の戦争法制と完全に一緒です。現政権の自民党が最も深く関与していますが、3.11.当時の民主党政権も被曝隠しに走ったわけですから、19日の志位日本共産党委員長の大同団結して「国民連合政府」樹立を、という提案には喝采を送りますが、私は一抹の不安があります。しかし、当面の解決策はこれしかありませんから、今の沖縄のように反自民・公明などという
ことで、市民派が多数の国会(参議院)をつくるべく、最大限頑張って、原発政策も日米安保条約も根本的な大転換を図りましょう。

 2015/9/23 

          生井兵治(なまい・ひょうじ)
           元筑波大学教授



2015年10月4日日曜日

10月4日(日)第2回光塾イベント 原発事故5年目! 関東にも拡大する健康被害!




『これって放射能のせいじゃないの?!』と話し合いましょう!
声をあげよう! つながろう! ひとりじゃない。みんな心配している。


日時 10月4日(日) 13時開場 13時半 開始
場所 光塾 渋谷駅新南口徒歩1分 渋谷区渋谷3-27-15
内容 被ばく関係動画上映
   岡山博医師ミニ講演
   (元仙台赤十字病院、現みやぎ健診プラザ勤務)
   質疑応答など


 8月31日に行われた第20回福島県「県民健康調査」検討委員会では甲状腺がんが137名にも達したにもかかわらず、またしても「放射能の影響とは考えにくい」と決定づけました。その理由は一貫して「チェルノブイリ事故では事故5年目から甲状腺がんが出てきたから」という大変非科学的な理由ですが、ついにその5年目に突入しました。
 関東でもこれまでも様々な健康被害が言われていますが、北茨城市では3名のお子さんが甲状腺がんと診断され、とうとう、深刻な被害が顕著になりつつあります。
 このような健康被害の拡大と裏腹に「原発事故は起こったけど放射能被害はたいしたことはない」という宣伝のため、「福島はもう安全」「帰って来い」キャンペーンが大々的に繰り広げられています。
 自主避難者への住宅資金の打ち切りを発表して経済的に追いつめ帰還させようとし、また「原発事故・子ども被災者支援法」は被災者の声を無視したまま進められようとしています。オリンピックには何千億円と使うのに!!
 今こそ、福島の被ばくに反対する運動と共に、関東でも声を上げ、とりわけ子どもを被ばくさせるなの運動を大きくし世論を動かしましょう!

 当ネットでは10月4日(日)に渋谷光塾にて『これって放射能のせいじゃないの?!』と話せる会を開催することになりました。
 当日は元仙台赤十字病院勤務の岡山博医師をお招きし、ミニ講演および、質疑応答を予定しています。
 その他、被ばく関連の動画上映もあります。皆さんで被害の実際を共有し、拡散し、被ばく反対の運動を広めましょう!

 ぜひ、ご参加ください。予約制ではありませんが、ご連絡いただければ席を確保いたします。
 連絡先 nijisaiban@gmail.com