脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2016年9月27日火曜日

20160925 新宿アルタ前街宣 東京から神戸へ避難の下澤さん訴え


 今回の街宣は、東京から神戸へ移住した下澤さんとの電話中継インタビューがメインとなりました。ロック・バンドのCDを貰う行列でごった返すアルタ前はとにかく騒々しく、どうなる事やらと思いましたが、街宣時には行列もなくなり、無事開始となりました。最初は音声トラブルなどがありましたが、無事復旧し、下澤さんが訴えたいことは多くの方々に伝わったと思います。

映像配信して下さった皆様有難うございました(^^)

娘さんの体調不良が神戸移住で劇的に回復した方への電話インタビュー
https://www.youtube.com/watch?v=cQM5FQrqR0A

体調不良がある方は1、2週間移動することをお勧めしたい



(下沢さんのお話は末尾に掲載します。)
下澤さんの娘さんは原発事故後に自力でトイレに行けなくなる程体調を崩したが、転地により「奇跡のように蘇った」そうです。下澤さんがひとりで放射能被害と闘ったその足跡をご本人のお話と文章とで、是非辿ってみてください。ご自身の文章には未記載でインタビューの中でのみ語られたことを少しご紹介致します。
・病院の対応が変だった。「放射能」という言葉を出すといつもは丁寧に看てくださる先生が、「頭ごなし」な対応を取った。
・娘は富山へ引っ越すと、2日後くらいから元気になり、その後プールにも行けるようになった。沖縄や神戸でも同様。しかし、東京へ戻ると一週間、早い場合は次の日で元通りになってしまう。

「本当の事を話す人」によって娘は守られたと仰る下澤さん。勇気づけられる一言です。「被ばく」を言う事がタブーでなくなるよう「脱被ばく実現ネット」はこれからも「本当の事」をうるさい街中で訴えていく使命があると感じました。
そして「避難の権利」をこの関東から訴えていくことの重要性を痛感しました。難民化する関東の健康被害者の方々がおられ、明日は間違いなく我身です。加害者である「国、東電」になんとしても責任を取らせたいものです(連中は賠償の打ち切りにばかり精を出していますが(怒))

(ボランティアからのスピーチです)
・多発している小児甲状腺がんは原発事故の影響しかない。国が認めようとしないのは賠償を逃がれるため。
・福島のみならず、関東でも癌、心臓病が多発している。放射能は免疫力を下げて個人が先天的に持っている弱い部分を病気にする。
・原発事故を隠すために子どもを利用する「国道6号清掃」は言語道断。主催団体「ハッピーロードネット」に直接抗議の声を!
E-mail: office@happyroad.net
携帯:080-6014-4372



中高生に放射能汚染が酷い国道を掃除させる計画に抗議してください
https://www.youtube.com/watch?v=nEhAEgcG4uU

国会事故調報告書を提出し、与野党の賛成で法案が成立し、何故事故が起こったか検証することになっていた。しかし、皆が忘れている。検証がなされないまま国は再稼働に前のめりになっている。誰も責任を取っていない。同じことは必ず起こる。電力会社、原発メーカーに抗議し、被ばくは嫌だと声を上げましょう。



被ばくはいやだと声をあげましょう
https://www.youtube.com/watch?v=qNFGjwyd6vY



10月12日に「子ども脱被ばく裁判」の第7回裁判(福島地裁)が開催されます
https://www.youtube.com/watch?v=LOD_GX2tfws


原発事故から避難している方への住宅支援の打ち切りをやめて
https://www.youtube.com/watch?v=UpEO-R76OYg

・日本は災害列島になっている。天災ならば復興できるが、福島原発事故は人災で放射能被害の為、家へは帰れない。被ばくを避けて、子どもを守るために避難した自主的避難者の皆さんの住宅支援が来年3月で打ち切られる。本来ならば政府は賠償すべき。しかし、政府は汚染のひどい地域も避難指示を解除して、賠償を打ち切ろうとしている。福島へは帰るに帰れない状況にある。汚染水の問題、人が近寄れない程高線量の排気筒の問題。
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4652.html
至る所で山積みになっているフレコンパックの問題。私たちは福島第一でつくった電気を使っていた。今、被ばくか貧困化かの二者択一を自主的避難者の皆さんが迫られている!住宅支援打ち切りに反対するデモに来てください!


デモ告知:10月22日(被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!)
https://www.youtube.com/watch?v=U0XJQsuqk5w


講演会の告知 (10月25日:川根眞也氏、10月30日:落合栄一郎氏)

ボランティアからの告知(10月はフル活動となります)
10月9日:新宿アルタ前街頭宣伝
10月12日:「子ども脱被ばく裁判」第7回口頭弁論(福島地裁)
10月25日:川根眞也氏講演会
10月30日:落合栄一郎氏講演会

そして、これです↓
10月22日(土)第7回新宿デモを行います。来年3月に迫った自主的避難者の皆さんの住宅支援打ち切り問題を都民に訴えます。避難者の皆さんの生活を守るため、一人でも多くの方々の参加をお願い申し上げます。
第7回新宿デモ
被ばくはイヤよ! 住宅支援打ち切りやめて!
場所: JR新宿駅東口、新宿アルタ前ひろば
日時 :10月22日(土)
デモ前アピール13時開始(避難当事者をはじめ様々な関係個人・団体がアピールします)   

デモ 14時出発(約1時間)
主催 : 脱被ばく実現ネット


(伊藤記・動画:大庭)

★★★★
東京から神戸へ避難した下沢さんのお話

今日は、一人だけでもいい、聞いてくださる若いかたや 私と同じような お母さんが、 もしくはお父さんが いらっしゃるなら、そんな気持ちで お電話をつないでいただきました。

今、もう、 まるで 原発事故などなかったかのように 、日常が過ぎて行きます。
東京ではもう、 周りのみんな、 普通にしています。 私たちの環境に放射性物質なんて 存在していないかのようです。
この普通、って言うの、ホントに曲者です。 何も見えなく、わからなくなるんです 周りを見ていると。

でも私は目の前で見てきました 。我が子が次第に健康を失ってゆき、 最後にはぐったりと動けなくなってしまったのを。 そして 汚染のある土地から離れることで めきめきと 元気に よみがえり 健康を取り戻していくその様を、その日々を、 私は目の前で見てきたんです。

娘は二度と東京には戻せません 。私は娘が 部屋の中でさえ吸っていた 何かを、 心の底から怖いって思うんです。
なぜそう考えるかというと、変わったのは空気だけだからです。移住前も、後も、食事は特に変えてないんです。
その吸っていた空気中の何か、は 私の二人の子供の 血液にも影響を与えていたことを、私は知りました。
移住前、正常ギリギリだった二人の白血球やその中の好中球の数値は 、今、誰が見てもわかるようなはっきりした 改善をとげました。
娘の 3つ上の兄は元気そのものだったので 影響なんて、 全く心配してなかったんです。だから、ショックでした。

これが 私の子供たちだけの問題であるはずが ありません。

こうした、被曝影響をみていく 血液検査などをされている 岡山の三田茂先生は今東京から 検査に来る 子どもたちの100人のうち90人までがその白血球中の好中球の数が 平均に達していないと 話されています。

東京で 吸っていたその空気中の何かは 吸い込み続けることで一体 これから人の体にどんな影響を与えていくのでしょうか 。誰も話しません。

今、 聞いてくださっている皆さんの中で なんらかの 体調不良を抱えていらっしゃる方は おられませんか?
元々あるアレルギーが ひどくなる一方だとか、 原因不明でいつまでも治らない皮膚の疾患だとか、 風邪が治らないだとか中耳炎を繰り返すとか。
突然熱がでる、とか、 だるくて集中力がない、とか。
そして喘息、 ひどくなったかた おられませんか ?うちの娘の 様々な不調の 原因は 喘息であったことが 移住してからわかってきました。 呼吸器や皮膚の 疾患は 空気から とてもダイレクトに 影響を受けていると思います。
もし八方塞がりで苦しんでいらっしゃる方がいたら おすすめしたいことがあります。
試しに1週間、2週間、 場所を動かして 様子を見てみること試されるといいと思います。
私の娘にとって 場所を 動くことは計り知れない恩恵でした。
動く場所は、原発からの放射能が土壌を汚染していない場所です。

やってみる価値はあります。
こういうことを、保養と呼びます。
チェルノブイリの事故の後では 人々が 健康を保つために 欠かせない手段であり、 今も 国を挙げて保養は されています。

娘、という圧倒的な現実は 私の頭を ぶん殴って 目を 開かせました。
その存在をいかに無視しようと、 厳然として存在する 放射性物質というもの、に。
私たちが毎日何をされているのかということ、に。
目を開かせました。
「 何をグズグズしてる早く逃げろ! お前の子どもは毎日被曝しているんだぞ」って。

自分の身は、自分の子供は、自分で守っていくしかない 私は今、そう強く感じています。

何を大げさなと言われるかもしれませんが 放射能の問題に気づき 我が子を守るためには私は 世の中の常識や 空気 といったものと 一人で向き合い、対抗 しなけりゃなら なかったんです。

その頃は、私は孤独で、 ひとりぼっちだと思っていました。
でも、 娘は多くの素晴らしい人達によって守られたのだな、と今、感じています 。その人たちというのは 決してテレビや新聞に出ることはありません。
でも、真実を語る人達です。
現実を、 隠すことなく ごまかすことなく また見るべき本当の事を はっきりと語る人達です。

この場でこうして いつも 街宣をしているこの 脱被ばく実現ネットの方々も その真実を語る声の ひとつ と思います。

なんでも自由にものが言える社会で あってほしい、 私が自分の経験を 伝えようと 決めたのにはそんな思いもありました。
今被ばくのことで声を上げることは本当に厳しくなっていると思います。
そんな中で真実を、とらえるべき、確かな現実を 、しっかりと伝えている人たちがいました 。そのおかげで私の娘は 守られ救われました。 だから 私も ちゃんと声を上 げる一人になりたいと願い、 勇気を出そうと 思っています。

どうぞ真実を探してみてください 。
ほんの少し 道をそれると 首を横に向けると見えてくるものがあります。
放射能汚染、という、現実です。
向き合うのはつらいですが、でも そうすることによって初めて 未来は変えられると思います。
聞いて、調べて、そしてどうぞ自分の頭で考えて、考え抜いてみてください。

一番大切な、かけがえのないものをどうか、一緒に守っていきましょう。 


★★★



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