脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2016年9月1日木曜日

8月28日 新宿アルタ前 街頭宣伝 世界フォーラム報告など

 828の日曜日、雨が降り出しそうなお天気の中、新宿東口・アルタ斜め前辺りで街頭宣伝を行いました。

チラシ配布や訴え、ツイキャス等で参加の皆様、ありがとうございます。




 まず、脱被ばく実現ネットのメンバー三人(子ども脱被ばく裁判の原告の方と弁護士、ボランティア支援者)が、8月上旬にモントリオールで行われた世界社会フォーラムに参加した際の話しをしました。これに関してはこのブログでも以前にご紹介させていただいておりますので、是非、多くの方に読んでいただきたいと思います。

以下、各ボランティアスタッフによる訴えを簡単に記載いたします。

・福島の小児科医の団体が小児甲状腺ガンの検査を縮小すると発表。チェルノブイリ原発事故でも5年後から深刻な健康被害が増えたとされています。それなのに、本来なら子どもの命を守るべき医者が福島の子どもたちを見捨ててしまったといえるのではないでしょうか。

・災害列島という状況の中、震災後、家に帰れないのは福島原発事故の人たちだけでは?原発事故前には本当によい環境で、自分の家があるから帰りたいが現在も安全といえず、帰れないのが福島。10万近い人たちがそう言う思いで帰れずにいます。

・福島第一原発からは大量の汚染水が流れて、海を汚染し続けている。そういうことをみなさん知っていますか? 本当は知らなければならない情報が、メディアでは流れないのが今の現状です。

・福島第一原発から出た多くの汚染物をどう処理するかが問題となっている。原発事故前1キログラムあたり100ベクレル以上の放射能汚染物は厳重に管理しなければいけないという基準が、事故後1キログラムあたり8000ベクレルという基準に変えられたことを知っていますか。

・福島第一原発事故のことについていろいろな情報を隠しているのは、オリンピックをやりたいためです。

・原発事故による強制区域外避難者に対する住宅支援が来年3月に打ち切られるという現実に、多くの人たちが苦しめられています。その撤回を求めて、署名活動もしていますので、どうか多くの人に署名してもらいたいです。

・チェルノブイリ原発事故から30年。事故の影響を受けたウクライナでは、小児甲状腺ガン患者が一万人を超えています。そのウクライナでは、今でも保養が続けられています。

・福島の小児科医の団体は、小児甲状腺ガンの検査をすると、ガンかもしれないというような心配をして逆効果だから検査を縮小すると言ったが、検査をするかどうかが心配ではないんです。検査をきちんと受けて、きちんと説明されれば安心するんです。

最後は、ボランティアスタッフの歌と、9/3世界社会フォーラム報告会9/11経産省テント広場前怒りのイベントの告知などをして終了しました。

横断幕を持ちながら、新宿を行き交う人たちの無関心さを改めて痛感し、この無関心の人たちを少しでも関心に寄せていくにはどういう街頭宣伝をやったらいいのだろうと考えてしまいました。客観的に物差しを持つ重要性を再認識した、街頭宣伝でした。
(赤坂記)

動画です。

世界社会フォーラムの概要報告
https://www.youtube.com/watch?v=lucXPZve2CE

福島のお医者さん達は原発の利権に群がる列に加わってしまった
https://www.youtube.com/watch?v=_LbsPuTISRg

東京都でも放射能汚染に無関心でいられなんだと知ってもらいたい
https://www.youtube.com/watch?v=0xy-LcarML0

原発事故により10万に以上の方が未だに福島に帰ることが出来ません
https://www.youtube.com/watch?v=6Kdhl0eC2Gw

国は放射能の問題はないと装っています、その真意はどこにあるのか?
https://www.youtube.com/watch?v=YeGxaf7MwzM

甲状腺がんの検査をするから心配すると言う医者は日本の恥ですね
https://www.youtube.com/watch?v=e47xIcLSG7Q

福島原発が放射能を出し続けていることを意識しなければ子どもは守れません
https://www.youtube.com/watch?v=5NeU-nmYArQ



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