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2016年12月2日金曜日

2016.11.27 東葛報告会 郡山「同じ学校に甲状腺の手術を受けた生徒が4人」 流山市は通学路のすぐ脇で0.4μSv/h計測

何事もなく市民生活が営まれている馬橋駅前。しかし、そこで「ある事」が確実に進行しており、「無関心」=「危険」であり、多くの人々に影響が出る可能性が高まっています。放射能安全プロパガンダの中、警鐘を鳴らし続ける皆さまの声をお伝えします。

松戸市の河川の空間線量表示(平成26年6月27日測定)

8回福島・東葛活動報告会「東葛甲状腺問題の核心/チェルノブイリ・福島から学ぶ。本当の健康被害と今向き合う」               

主催:NPO法人快医学ネットワーク

日時:20161127()12時~ 場所:馬橋東市民センター(常磐線馬橋駅徒歩8分)

【当日のタイムテーブル】

12:151:30保養相談会〉

ブース参加団体:長野高遠はくりゅうの家/佐渡へっついの家/まつもと子ども留学

1:30~〈福島・東葛活動報告〉

・橋本俊彦(まつもと留学基金理事/うけいれ全国協議会運営委員/福島各地、東葛地

区で健康相談)

・関久雄(新潟県佐渡島「へっついの家」主催/福島県二本松市在住)

・香取直孝(松戸市自然食無農薬やおや旬店主・映像作家)

・我妻啓光(千葉県東葛地区の人々のための定期的健康相談)

関さん

・保養を否定する動きがある。保養事業継続の為クラウドファンディングを行ったところ、執拗なバッシングに遭い、ツィッター等で大分叩かれた。

・幸福の科学の福島は安全で「心の除染」が必要だというアピールや最近福島高校の生徒が防護服無しでフクイチ構内をバス見学したが、今年2月のマスコミ関係者の見学では全員防護服を着用していた等々、放射能安全キャンペーンが危険なレベルに。  

・福島県内の自由に物が言えない雰囲気は「戦争の始まり」に酷似している。

香取さん

・孫は不整脈や骨折で苦しんでいる。24歳で突然死した人もおり、東葛では健康被害が拡大している。(当日は知り合いの方の紫斑病の様子を撮った写真を公開)

(ガンダーセン氏の発言を引用し)福島原発事故で100万人が癌になる。国家そのものが違法行為をしている!

2:30~〈福島県健康被害の今〉

・「福島甲状腺被害の実態、私たちが考え、実践すべきこと」牛山元美医師(さがみ
生協病院/311甲状腺ガン子ども基金顧問)

・福島甲状腺被害者からの報告/WatanabeNorio夫妻(郡山市在住)

牛山医師

・鈴木真一教授は「再発」「再手術」が何名なのか明言を避けている。福島県立医大では火曜日が鈴木教授の診療日だが、患者さんはただひたすら待ち続け診療は3分。

「タイロイドカフェ」という病院内の甲状腺がん患者の会が作られているが、医師が一方的に話をし、患者同士の情報交換は禁止。取材は拒否。この一方的な話をするのが鈴木真一、山下俊一両氏。

・事故当時15歳以上に甲状腺がんが多発しているが、この年齢の受診率が低く大変に心配な状況。

・商売に差し支えると小児甲状腺がんの罹患を隠している患者さんがいる。この患者さんだけではなくほとんどの患者さんが周りに病気を隠している。

・医師が参集する大規模イベントで甲状腺の権威と呼ばれている医師が、小児甲状腺がんは危険ではないと言いながら、最後に子どもの甲状腺がんは見たことがないと発言。
福島甲状腺被害者Watanabeさん

・自分は教職に就いているが「放射能」「被ばく」は学校ではNGワード。保護者はこれらの事実に触れず、子ども達はその影響で知識が無い。福島では「放射能」で騒ぐと異端者扱い。
・驚いた事に同じ学校に甲状腺の手術を受けた生徒が4人存在していた。
・自分への脅迫があった。原子力ムラは実在する。
415分~〈東葛の実態を共有する〉
・街頭市民健康アンケートについて/増田薫松戸市議会議員
・東葛地区放射能汚染データについて/DELI松戸市議会議員
・流山市への甲状腺検査実施要請嘆願について/大橋歩

増田市議&DELI市議

・街頭で行った放射能に関するアンケートでは予想外に2時間で50人もの人が答えてくれた。全く問題が無いとは思っていない人が多い。

・アンケートで判ったことは、甲状腺検査は費用負担がもっと軽く、集団検診なら受けたいと思っている人が多い。

・甲状腺検査で、松戸市は2巡目にも助成金を出すべき

(DELI市議は選挙公約の公園の放射能測定を続けておられます。配布資料に因れば中町公園の空間線量は0.138μSv/hですが、土壌汚染は12,800Bq/kgと土壌汚染が深刻な状況です)

大橋さん

・流山市での甲状腺検査実施を目指し、陳情書提出や議員回り、署名活動等をしたが、叶わなかった。「つくばエクスプレス」に代表される産業振興重視の流れを止められなかった。
・流山市は通学路のすぐ脇で0.4μSv/h計測される等、まだらに汚染されている。

登壇者の皆さまの発言は貴重なもので、驚くべき事実も語られ、啓発されるところ大でした。参加者が少なかったのが、残念でしたし、また大きな問題でもあると思います。

安倍政権の支持率60%などという「見たいものしか見ようとしない」多くの方々に1001000年と続く放射能汚染の問題は、自分と子どもの「未来」がかかっていることを粘り強く訴えていくしかないようです。


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