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2016年12月28日水曜日

第25回 福島「県民健康調査」検討委員会 甲状腺がん9名増加 

12月27日、
第25回の福島「県民健康調査」検討委員会が開かれました。


 星座長と清水一雄委員(右)(民の声新聞より)


アワープラネットTVの皆さんがLive中継してくださいました。
OurPlanetTV↓
http://www.ustream.tv/recorded/98375924

おしどりマコさんによれば先行調査の結果に変更がなければ9名増加で
いわゆる本格調査での甲状腺がんは68名、先行の115名(良性除く)と合わせて
183名とのことです。


おしどりマコさんツイッター
https://twitter.com/makomelo/


「民の声新聞」は星座長が突然「第三者委員会の設置」という提案をしたことが、先日行われた日本財団による内堀知事への提言が影響しているのではないかなどの記事を詳しく載せています。

民の声新聞

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-99.html

 また、
成井香苗委員(福島県臨床心理士会会員)は「『悪性ないし悪性疑い』と判定された68人のうち、62人までが先行検査でA判定だった。甲状腺ガンは進行が遅いと言われているが、そんなに短期間でC判定まで行ってしまうものなのか。見逃されるという話もある」と〝見落とし〟に言及。清水一雄委員(日本医科大学名誉教授、金地病院名誉院長)も「私も同じような疑問を持っている。見落としがあるんじゃないか。子どものガンがどのように成長するか分かっていない。大人のガンよりアグレッシブという話もある」と指摘した。しかし、星座長が「〝見落とし〟というのではなくて、見えなかった、引っかからなかったという事ですね」と抑え込む形で収めてしまい、議論は深まらなかった。」
と述べています。
日本財団の提言の「集団検診効果により大人のがんまで早く見つけてしまった」という論が調査結果に合致していないということが明確になる議論に発展させないとの星座長の意図があるのではないかと思えます。
清水一雄委員は「放射線の影響とは考えにくい」との中間報告に疑問を感じたと話し、子供の甲状腺検査を評価する部会の部会長を10月に辞任しています。


「3・11甲状腺がん子ども基金」会見(民の声新聞より)

「見落とし」については同日行われた「3・11甲状腺がん子ども基金」(崎山比早子代表理事)の記者会見で福島県民健康調査で発見されず、自主検査でがんが見つかった例が複数あり、その人たちは福島県の『サポート事業』の給付対象外となっている。という大変不条理な問題も明らかになったとのことです。
今年11月28日に記者会見を行い甲状腺ガン患者向け療養費給付事業(手のひらサポート)を開始した「3・11甲状腺がん子ども基金」は、第1回として35人(男性14人、女性21人)への10万円の給付を決定したと発表しました。福島県は26人。神奈川県が3人、宮城、群馬、千葉、埼玉、長野、新潟の各県がそれぞれ1人とのことです。
福島だけでなく東日本の各地でも甲状腺がん検査が必要です。

検討委員会資料
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-25.html




http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/194733.pdf
抜粋↓



 上記抜粋はいわゆる本格調査の結果です。いわゆる先行検査で115名(良性1除く)と、この結果の68人を合わせて甲状腺がん及び疑いが183名となりました。

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