脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2017年1月28日土曜日

第9回子ども脱被ばく裁判 口頭弁論のお知らせ

皆様へ

第9回子ども脱被ばく裁判口頭弁論期日は2月15日水曜日です。



写真は昨年12月の福島地方裁判所での原告や集会の様子

東京電力福島第一原子力発電所事故は、今も放射性物質を放出し続け、収束の目途すら立っていません。
 「低線量の放射線に長期間にわたり継続的に曝されることによって、その生命・身体・健康に対する被害の発生が危惧される」(2013年4月24日仙台高等裁判所判決文抜粋)と司法も認めているように、子どもたちの健やかな成長が脅かされています。
 「子どもたちに被ばくの心配のない環境で教育を受ける権利が保障されていることの確認」(子ども人権裁判)をそれぞれが居住する自治体(福島市、川俣町、伊達市、田村市、郡山市、いわき市、会津若松市)に求めるとともに、事故後、県外に避難した人たちとも力を合わせて、国と福島県に対し、「原発事故後、子どもたちに被ばくを避ける措置を怠り、無用な被ばくをさせた責任」(親子裁判)を追及するために、約200人の原告が福島地方裁判所に提訴しました。
 2月15日(水)には福島地裁で第9回の口頭弁論が行われます。


 裁判では原告の皆さん自らの口から原発事故以来の生活がいかに苛酷なものであるか、聞いている被告側の国や自治体関係者からもすすり泣きが聞こえるほどの心を揺さぶる実体験が語られます。
 ぜひ、皆様のご参加をお願いします。

詳細が決まりましたら順次お知らせいたします。→詳細が決定しました。(以下)

第9回子ども脱被ばく裁判口頭弁論のご案内


子ども脱被ばく裁判支援者のみなさま


第9回子ども脱被ばく裁判口頭弁論のご案内をお届けします。2014年8月、子ども脱被ばく裁判の原告約200名は福島地方裁判所に提訴し、この度9回目の口頭弁論を迎えます。この裁判は、長期低線量被曝の健康に対する危険性の有無、程度が第一のテーマですが、被告の国、福島県らは形式的な反論しかしてきていません。早期に実質的な反論をさせて、議論を深めていくことが今後の主たる課題になります。全国各地で原発訴訟が行われ、間もなく順次結審を迎えます。人災である原発震災の責任を明らかにしていくために、私たちは全国的な動きも学びたく、今回のアクションプログラムには当裁判原告でもある中手聖一さんをお招きし、目の前に迫りつつある区域外避難者無償住宅支援打ち切り阻止についてお話を伺いたいと思います。ご多忙、厳寒の時ではありますが、どうぞご参集ください。


■日時:2017年2月15日(水)午前10時30分〜午後5時30分
■会場:福島市民会館 〒960-8021福島市霞町1番52号 ℡024-535-0111
    
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/site/shisetsu/shisetu-bunka26.html
   福島地方裁判所 〒960-8512  福島市花園町5-38 ℡024-534-2156
■プログラム
10:30 開会のあいさつ・署名数報告
10:40 アクションプログラム・中手聖一さんのお話と質疑応答
12:00 昼食と休憩
12:45 本日の裁判の争点 弁護団
13:15 地裁へ移動
13:30 地裁前集会
14:00 傍聴券配布
14:15 入廷
14:30 開廷・意見陳述
15:30 閉廷
15:50 記者会見
16:20 本日の裁判と今後について意見交換
17:30 閉会のあいさつ



■中手聖一さん
1961年いわき市生まれ、福島市在住中に東日本大震災で被災。2012年6月、30年以上務めた障がい者団体を退職し札幌市に移住。2013年3月、障がい者向け訪問介護を行う「うつくしま介助サービス」を、避難者仲間たちと立ち上げる。現在その代表社員。
原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人、避難住宅問題連絡会「避難の権利」を求める全国避難者の会共同代表、こだまプロジェクトのメンバー。

なお、第10回口頭弁論は5月24日(水)です。
皆様、よろしくお願い申し上げます。





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