脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2017年2月1日水曜日

1月29日新宿アルタ前 浪江町からの避難者の訴え 3月から年20ミリシーベルト以上の地域も帰還させようとしている! 子どもを守らなければ未来はない!

129日(日)は比較的暖かい日でした。新宿街宣では数名の方がチラシ配布に協力してくださり、いつもより多めにチラシを配布できました。
動画撮影してくださった皆様ありがとうございました。








立花健夫さん動画

chikapinさんツイキャス(途中からです)
http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/342826627

以下はボランティアの冨塚さんのレポートです。

★★

2017年1月29日新宿アルタ前アピールに参加しました。

 脱被ばく実現ネットのボランティア数人と原発事故避難者、そして当日の参加者(常連の参加者と初めてのような参加者)、多くの人が発言しました。
 皆怒っています。空間放射線量だけ、外部被ばくだけを基準にして、「年間20mSvを下回ったから帰還せよ、賠償を打ち切る」という政府・福島県の政策に怒っています。3月末から自主避難者の住宅無償提供が打ち切られようとしています。
 さらに政府は3月から年20mSv以上、50mS以下の居住制限区域の避難指示解除も計画しています。
 土壌汚染を無視し、シーベルトのみで放射能汚染を判断するのは非科学的ですが、更に測定法もモニタリングポストの測定器も信用できないものです。

 福島県沖よりも汚染のひどい東京湾と東京湾にそそぐ川のデータを載せた週刊誌(プレイボーイ:発売中)の話も出ました。
 福島県が調査して発表している事故当時18歳以下の子どもだけでも甲状腺がんが(95パーセントの強い疑い含め)183人おります。大人の甲状腺がんも増えています。心臓病・脳血栓による突然死も増えています。広島・長崎・チェルノブイリの先例からわかるように癌などの健康被害が増えるのはこれからにも関わらず、避難者(被害者)の意見も聞かず汚染地に帰還させようとしています。

 福島県は福島県立医科大学に300億円をかけて「ふくしま国際医療科学センター」を設立しました。放射能による癌と心臓病、脳・血液病の多発を認めない人たちが、病院の大増設を行うのです。治療目的でなくて、研究目的でしょうか?

 この日も浪江町から福島市に避難している今野さんが参加してくれました。2時から世田谷区等々力の玉川区民会館で行われた福島原発刑事訴訟支援団の集会に参加してから駆け付けました。原発従事者でもあった今野さんの詳しいお話はこちらで見られます。凄い内容ですので一度ご覧下さい。↓
https://fukusima-sokai.blogspot.jp/2016/11/11520.html

 等々力の集会は検察審査会の2度の決定によって強制起訴が決まった東電元幹部3人の裁判を一日も早く行うよう要求する集会でした。集会レポートは以下から。
https://shien-dan.org/20170129report/
 今でも8万人余りの福島からの避難者(更に他県からの避難者も存在します)が家を失い、故郷を失い、仕事を失い、友人を失い、避難先ではいじめにあい、やっと慣れた家から追い出されようとして地獄の苦しみの中にいる一方、これだけの大事故を怠慢(不作為の犯罪)によって引き起こした東電元幹部や国の役人がなんら責任を問われず天国の生活を送っているのは、全く許せないと皆が発言しました。


 千葉では31日に原発被害者集団訴訟第24回公判(結審)が予定されています。13時45分開始の口頭弁論に先だって、10時から「国の責任を明らかにし原発被害の完全賠償を命ずる判決を求める集会」が千葉県弁護士会館で開かれます。私は、スピーチの代わりに格調高い集会決議文を読み上げました。
 多くの人に、集会と裁判に参加してほしいと訴えました。 
(冨塚元夫)




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