脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2018年12月21日金曜日

2018.12.11 子ども脱被ばく裁判 山下発言を追及する! 原告の陳述に鳴り止まぬ拍手!

12月11日、福島地裁において、だい17回子ども脱被ばく裁判口頭弁論が行われました。またそれに先立ち、裁判前学習会も行われました。

福島地裁前でのアピール

今回は原告側の証拠として、「笑っている人には放射能はこない」「どんどん外で遊んでください」「マスクもいらない」などと、およそ医者としても人道からも劣る犯罪的発言をした山下俊一(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)のその発言ビデオの上映を行い、裁判の場で山下俊一の発言の犯罪性が明らかになりました。
 また、原告の陳述が多くの人の胸をうち、拍手が鳴り止まなかったとのことです。
動画および、参加者の感想をごらんください。
 裁判の準備書面もぜひ、ごらんください。

NEW!
  原告意見陳述を追加します。
 PDFはこちら↓
   ★意見陳述書★
 冒頭部分抜粋
 本日貴重な機会をいただきありがとうございます。
実は、弁護士よりこの意見陳述書を作成するよう言われてからというもの、
あの時のことを考え始めると涙が止まらなくなってしまい、パソコンに向かっ
ても全く手を進めることができませんでした。事故から7 年経った今も、自分
の心の中には、こんなにも根深くあの時の苦しみや悲しみ、また避難してから
の歳月の中での喪失感や虚無感があるということを改めて認識しました。とり
わけ、今日という日が近づくにつれ、無気力な気持ちが募り、生活や仕事が手
につかない状況になっています。「もう7 年も経ったのに、なぜこんなに悲し
くなるのか」と自分でもわかりません。ただ悲しいのです。そしてこんな自分
たちにした東京電力と、それを擁護してきた国、支える学者たちが、今もぬく
ぬくと以前と変わらぬ生活をしているのかと思うと、さらに悲しみが増すので
す。
この悲しみは癒えることも消えることもありません。私たち福島県民は、「被
災者」であり「人的ミスによる被害者」です。この裁判において、皆様にはそ
のことを片時も忘れていただきませぬよう、切にお願い申し上げます。ー

 以上 12月11日 原告陳述冒頭抜粋(全文はPDFをごらんください

こちらは動画です。
子ども脱被ばく裁判の歩み」弁護団長井戸弁護士の話①
https://www.youtube.com/watch?v=r8e2LjwoWW8

井戸弁護士の話② 
https://www.youtube.com/watch?v=uidGxhsZcbE

井戸弁護士の話③河野益近先生「不溶性放射性微粒子のについて」 
https://www.youtube.com/watch?v=F8sfa75Zj2o

質疑応答
https://youtu.be/eA2uW_QCLeQ

田辺弁護士の話「なぜ学校が再開したのか」 
https://www.youtube.com/watch?v=6Nw-kB864QQ

記者会見 意見陳述者の感想、山下講演DVDについて 
https://www.youtube.com/watch?v=b75lsrPGCLk

記者会見後の意見交換 
https://www.youtube.com/watch?v=A5afPq0SduQ


原告団と弁護団の皆さん

 井戸弁護団長

裁判支援者から送られた寄せ書き








弁護団報告↓


参加者感想ーーーーーーー

☆圧巻の第17回子ども脱被ばく裁判陳述。    宮口高枝

原告(Mさん)の陳述、圧巻でした!
被告席の、各自治体、国、県の代理人たちは、
彼女の絞り出した血のにじむような言葉に、
少しずつ、少しずつ頭を垂れて、目は伏し目になって行き、
それはもう、あの「日光の猿軍団の猿が反省!」しているような
様子を思い浮かべるほどだった。
若い彼等代理人たちの殆どが、傍聴人たちが部屋を立ち去るまで、
なかなか廊下に出なかったのは、何か思う所があったのだろうか?

彼女の陳述の言葉は、彼等の心を突き動かしたのではと思った!

原告の陳述の言葉に、私たち支援者も感動し、涙していました。
それは、あの、山下俊一の講演ビデオから流れた、暴言の数々、
「100mシーベルトは大丈夫、マスクは必要ない、
洗濯物は外に干しても大丈夫、外で遊んでも大丈夫、
ニコニコ笑っていれば放射能は怖くない」など、
あまりの妄言、確信犯の言葉、悪魔の言葉の後の陳述だったから、
なおの事心にしみました。

原発が爆発して、放射能が降りそそぐ恐怖の中、子供たちを被ばくさせてはならない
親たちの強い思い、避難先を見つける苦難と、避難先での子どもへのいじめ、
そして、経済のために、かぎっ子にして仕事に出なければならなかった、
「お母さんは私が必要としていた時、家にいなかった!」と
子どもに言われるつらさ・・・。

原告達の心の葛藤、今も抱える癒えない苦しみは、証言の節々であらわになった。

陳述する事が、如何に勇気が必要か手に取るように感じた。
そのようなことを克服して陳述した彼女の素晴らしい精神力を、
支援者として共有し、今後も一緒に考え、行動し、
裁判を支援しようと決意し直した意義深い傍聴だった!


☆感想

ずっと気になりながらも 中々参加出来なかったのですが

漸く 今回 応援の仲間に入れて頂きました。



Mさんの、陳述に込められた思いに 胸がいっぱいになり

加害者への怒りを改めて強くしました。

全国から(ニューヨークからも)の皆さんの 連帯感も素晴らしく、

絶対諦めない力強い闘いの一歩が  又踏み出された印象です。


繋いだ手を離さず これからも 声を上げ続けて行きましょう!       そらのますみ



今後の裁判予定(口頭弁論期日)です。ぜひ皆様のご参加をお待ちしています!!



第18回 平成31年2月20日(水) 午後2時30分から口頭弁論

第19回 平成31年5月15日(水) 午後2時30分から口頭弁論

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