脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2019年5月10日金曜日

5.11新宿デモ呼びかけ人の皆さまからのメッセージ

💛5.11新宿デモ呼びかけ人の皆さまからのメッセージが届きました。
ご紹介させて頂きます。(4.18現在)
 NEW! ちばてつやさん


●ちばてつやさん(漫画家)
五月十一日 新宿デモへのメッセージ

あののどかで美しかった福島を穢してしまった僕たち日本人が、まず取り組まなければならないのは、その総力を挙げて、万全の事後処理をすることだ。
多くの帰宅困難者にしっかりと寄り添い、復興が叶うまでの間、丁寧に補償してあげて欲しい。
また一方で未来に向けて、現在我々日本人が持てる限りの技術力と、可能な限りの予算を投入し、世界に先駆けた除染、廃炉に関するノウハウの確立を目指すべきだ。

僕たちにはその責任があるし、そうやって培われた技術は、出口の見えない再稼働などよりもはるかに、世界中の未来への礎になると信じている。

●落合栄一郎さん(化学者)
日本政府の被ばく隠しは本来ならば犯罪なのですが、政府がやるとそうはならないー独立のはずの司法機関が独立していない。
今のところこれを阻止し、国民に本当のことを知らせるのは皆さんのような働きによるものです。
ぜひ頑張ってください。

●鎌田慧さん(さようなら原発市民の会呼びかけ人)
未来を担う、子どもたちへの放射線の影響が、一番心配です。
もっともっとお母さんがたの運動参加が必要です。
さまざまなひとたちが力を合わせて、一日も早く脱原発社会にしましょう!
             

●神田香織さん(講談師)
やれ新元号だ、お札の顔がかわるとか、何かというとメディアは大はしゃぎします。
はっきり言います。元号が変わってもお札の顔が変わっても原発事故は終わりません。
統計でも明らかになっている心筋梗塞などの心疾患、白血病はじめ体調不良を訴える人々が首都圏でも増加している事実、270人にもおよぶ小児甲状腺がんの患者の中には肺や脳に転移してしまった子ども達もいます。
見て見ぬ振りをしていたら「明日は我が身、我が子」です。8年たっても9年たっても10年たっても‥手を取り合って「命が大事〜」と声を上げて流れを変えていこうではありませんか!

●柳田真さん(たんぽぽ舎)
「原子力の本質は放射能です」
原子力発電の本質的困難は放射能にあります 。
放射能は目に見えない、耳に聞こえない、鼻に臭わない、つまり人間の五感では感じられない。
その上、何万年もの管理が必要なもの、とても困難なものです。
皆さんの運動―「子供を放射能から守ろう」という運動は、確信点をつき未来を守る大切な運動です。
「原発電気ゼロ」でも電気は十分間に合っています。原発即時ゼロを目指して一緒に頑張りましょう
●樋口健二さん(報道写真家)
今 忘れ去られつつあること、そして、今もう一度見直されなくてはならないであろうこと。
それは、子どもたちの被ばく問題である。
それは、想像以上に酷いものであり、それを明確にしていく為の運動をしていかなくてはならない。
フクシマの原発事故による被ばく、子どもたちへの影響を明らかにしていく為のこうした運動を無視してはならない。

 ●崎山比早子さん(医学博士・311甲状腺がん子ども基金代表理事)
  第12回新宿デモにお集まりの皆様 今日は、崎山です。 
 今日は他の用事で参加できませんのでメッセージで皆様にお願いを致します。 これまで各地に避難された方による損害賠償訴訟は千葉を除き政府、東電の事故に対する責任を認めています。しかし、その賠償額はとても微々たるもので生活再建をするにはとても足りるものではありませんし、低線量放射線のリスクを正当に認めた判決はありません。
  どの判決も避難を認めた根拠は「社会通念」です。判決では「放射線のリスクにはしきい値は認められず線量に比例して増加するという“しきい値なし直線モデル”、いわゆる“LNTモデル”は科学的に証明されていない。けれども放射線、放射性物質を怖がるのは一般社会の通念として認められる」というものです。 しかしこれは間違えています。LNTモデルは科学的根拠を十分に踏まえたものです。放射線には安全量はなく、リスクは蓄積しますから、被ばくは少なければ少ないほど良いのです。アメリカの放射線防護審議会ですら「放射線防護のためにはLNTモデル以上に実用的で適切なモデルはない。引き続きLNTモデルを採用して行く」と述べています。
  原発事故前にシーベルトやベクレルを知っていた人はごく僅かでした。しかし今はほとんどの人が知っています。このように“LNTモデル”を誰でも知っている社会通念にしてゆきましょう。そうすれば裁判官を説得し、損害を正当に認めさせる有力な手段になるでしょう。
  LNTモデルは社会通念だ!! これをキャッチにして下さい。有り難うございました。











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