脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2022年9月11日日曜日

2022年9月7日(水) 311子供甲状腺がん裁判、第2回口頭弁論、裁判に新しい原告が参加 17歳高校生の原告が甲状腺がん手術、再手術、アイソトープ治療経験を陳述 『将来の夢わからない』

9月7日(水)に311子供甲状腺がん裁判、第2回口頭弁論期日がありました!


12時半から行われた弁護団アピール・また入廷行進にも多くの人が駆けつけました。https://www.311support.net/post/【ご報告と御礼】第2回口頭弁論期日が終わりました!

甲状腺がんの高校生「将来の夢わからない」〜第2回口頭弁論 - 編集
OurPlanet-TV より

東電答弁書への反論〜井戸弁護団長によるプレゼン(202297日)

2022/09/11 97日に行われた第2回口頭弁論で、弁護団は、東電の答弁書に対する反論(第2準備書面)を陳述しました。

この動画は、20分間にわたり、法廷でわかりやすいプレゼンを行った井戸謙一弁護団長の模擬プレゼンです。

https://www.youtube.com/watch?v=3yxvc4i2Ucc

 

 

原告6意見陳述〜第2回口頭弁論(202297日)

2022/09/11 97日に行われた第2回口頭弁論で、原発事故当時幼稚園年長組だった原告が意見陳述しました。

原告が前日、練習で読み上げた録音を配信します。(音声は変えています)

https://www.youtube.com/watch?v=bn8kCI7ytZk

 

アイリーン・スミスさんメッセージ(202297日)

2022/09/11 202297日の第2回口頭弁論期日にむけ、アイリーン・スミスさんから寄せられた応援メッセージです。

https://www.youtube.com/watch?v=ZGVIBl8m5Y4

 

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2022/09/11 5月26日に行われた第1回口頭弁論で、原発事故当時中学生だった原告が意見陳述しました。

原告が前日、練習で読み上げた録音を配信します。(音声は変えています)

https://www.youtube.com/watch?v=cI9haSA1jnU

 

 


以下は裁判の応援に参加した脱被ばく実現ネットボランティアの冨塚さんからの報告です。

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9月7日、311子ども甲状腺がん裁判第二回口頭弁論期日の報告 冨塚

傍聴席25に対し157人が並びました。先日の第一回期日では220人が並びました。原告弁護団は大法廷を要求していますが、裁判長に拒否され続けています。原告弁護団はまた、毎回原告本人の陳述を認めるよう要求していますが、これも認められていません。とりあえず、次回の期日では原告本人陳述は認められています。次回は11月9日水曜日です。

今日陳述した原告6番は17歳だそうです。大学受験をして公務員を目指しています。治療を続けるため安定した収入が必要だと考えているようです。現在17歳ということは原発事故のときは6歳だったのです。第一回口頭弁論期日で陳述した原告は原発事故のとき中学三年生でしたから、今日陳述した原告は原告の中で一番若いと思われます。それでも、甲状腺がん手術、再手術、アイソトープ治療等同じ経験をしています。こんなに若い女の子が老人の私が経験したことのないこんな苦労していると思うと、東電・国・原子力村の罪の重さを感じます。
つい最近原告が一人増え、合計7人になりました。中通り出身の女性だそうです。
すでに甲状腺がんの手術をしたようです。原告同士励ましあって、助け合って乗り越えてほしいと思います。

 裁判所で公判が開かれているとき、傍聴できなかつた150人ほどの人々は日比谷公園にある日比谷コンベンションホール大ホールでの集会に参加しました。ビデオが何本か上映されました。弁護団長の井戸謙一弁護士は、小児甲状腺がんと福島原発事故の因果関係はないと言う東電の準備書面に対する反論の概略を話されました。
 東電の主張は政府、御用学者がこの間マスコミに流している政治的発言の繰り返しです。科学的根拠のない古いステレオタイプです。原爆のフォールアウト(死の灰)の残存放射能による被害者はいなかったと、いまだに言い続けている原子力村の馬鹿げた論理です。
原爆の残存放射能による内部被ばくが長い間(次世代を含めて)身体を傷つけ細胞を破壊することを認めると、毒ガス同様に非人道的兵器となり禁止されるからだそうです。(原爆はいまだに非人道的兵器ではない!?)
甲状腺がんの患者は原爆を手放さない軍隊・軍需産業の犠牲者です。

 17歳の原告の少女は、「自分の考えかたや性格、将来の夢もじつくり考えるひまもなく、夢や可能性が限られたものになった」と言いました。「将来のことをかんがえる前に将来が制限された」と言いました。なんと悲しい思考でしょう。でも現実を見つめて将来を考えているしっかり者でもあります。(彼女のビデオメッセージはすぐに文章になると思います。ぜひお読みください)
 ビデオメッセージの中に、アイリーン・スミスさんの話しがありました。彼女は先日立教大学で行われた、水俣と福島を結ぶ討論会に参加して、政府大企業のごまかしの特徴をまとめて話しました。ごまかしに負けない対抗策も示してくれました。交流会では原告3人と話したそうです。原告の若者たちには頼もしい先輩です。
 弁護団も揃っています。井戸さん、河合さん、海渡さん、中野さん、田辺さん、古川さん、福田さん、只野さん、北村さんがこの日発言しました。この日は登壇しなかったですが、柳原さん、光前さんなどなど総勢17人です。
以上 冨塚元夫 2022年9月9日

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