脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2023年6月21日水曜日

20230619 官邸前抗議行動 子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!  戦争と原発、今直ぐ止めろ!

皆様、脱被ばく実現ネットは恒例の官邸前抗議行動を行いました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。



★ 官邸前抗議 ★

・日 時 6月19日 (月)19:15~20:00

・主 催 脱被ばく実現ネット 

子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!

福島核災害は継続中

放射能汚染水の海洋放出反対!

被災者切り捨て許さない!

戦争と原発、今直ぐ止めろ!

      *  *  *  *

“子ども脱被ばく裁判”、“311子ども甲状腺がん裁判”へのご支援をお願いいたします。

★ ★














ボランティアMさんからの報告です。

***

皆様、ご参加ありがとうございます。

参加者からのカンパが1800円、10日のアルタ前行動時の
カンパは1670円で、併せて報告します。

19時15分から開始した抗議はいつものマイクリレーから始まった。
永田町界隈は仕事帰りの人々が帰りを急ぎ通り過ぎる様を、
官邸前の抗議行動をするスペースの一画を、警察官と公安?私服?と
思われる一団が監視?する中を通り過ぎて行きます。
衆議院会館前で行われていた”19日総掛かり抗議行動”はいつもより
長めの集会だったか、それでも帰りの人々が官邸前抗議にも足を
運んで下さり、マイクを握って訴えって下さった。
政権への怒りがにじむ一つひとつの言葉が、官邸に響く。

子どもを被ばくさせるな! 子どもを守れ!
抗議行動を始めて数え切れていないが、毎月19日行動を重ねてきた。
100回には届かないだろうがその半分くらいは届くだろうか?
子ども甲状腺がんの子どもたちに思いをはせながら訴えていると、
若くして出産時の大量出血で逝ってしまった友の顔が浮かぶ。
彼女の母は広島で被爆して娘を2人生んだ。
彼女は、抜歯後何日も止まらない出血に、自分は異常体質なのか?
悩み苦しみそして妊娠してしまった。
悩んだ末に生むことを決心し、命を懸けて出産に臨み、
子どもを生み落とし、大量出血で逝ってしまった。
そんな友人の姿は、50年すぎても鮮明だ。

放射能被ばく被害は晩発性、を実感した出来事は、
現代に生きるとりわけ子供たちの姿が友人と重なり、
抗議する私の声はいつもヒートアップする。

そんな私たちを、1人の公安?私服警官が、
抗議する私たちの列にノート?携帯を持って加わっていた。
その時に、何故この場所にいるの?
行動を起こさなかったことを後悔している。
変だと感じた時に、声をあげようと肝に銘じる。
そんな中、官邸前の反対側道路でチラシ配布をしていた
仲間の一人に警察官が過剰対応。
表現の自由の危機に、マイクを握っていた仲間が、
過剰警備に声を挙げたのはナイス行動!!
表現の自由がつぶされるその先は、戦争への道。
私たちの声を無視続けている政府に”怒”


**ボランティアUさんの発言です。

311子ども甲状腺がん裁判第6回口頭弁論報告

―原告側、国連科学委報告書「あり得ないデータ」と批判-


福島原発事故後に甲状腺がんを発症した福島県内の男女7人が、東京電力を訴えている裁判の第6回口頭弁論が14日東京地裁で行われた。

 当日地裁前には約200名の支援者らが集まった私は緑色の風船を掲げて入廷行進に参加した後、抽選で傍聴券を入手し法廷に入った。この日原告側は、黒川眞一高エネルギー加速器研究機構名誉教授の3通目の意見書を提出、被告側が主張の根拠としている「国連科学委員会(UNSECAR)報告書」の誤りを指摘した。同報告書は実測値と一致しておらず、科学的にあり得ないシミュレーション結果となっており信頼に値しないと批判した。担当弁護士プロジェクターを使いその内容を説明したが、このプレゼンは当初30分間の予定だったもの直前になって20分に短縮されてしまった

 裁判後の記者会見で原告の一人はこの扱いについて「裁判官の強固な姿勢態度がとても不快」「被告に寄り添っているような態度」だと不満を口にした。一方東電側は60ページにのぼる書面を提出した。東電は、原告側が90%以上だとしている被曝影響によるがん発症割合(原因確率)について、バイアスがあるなどとして有効ではないとした。また、原告7人が発症したがんについて、被告側が「過剰診断(潜在がん)」であると考えているのか説明を求めていたが、東電側は回答を避けた。原告側は再度、回答するよう求めた。

日比谷コンベンションホールで行われた支援集会では原告からのメッセージ音声が流れ、その中で原告の一人は「私たち原告は皆さんの前に姿を現すことはできませんが、優しさという気持ちは目に見えなくても私たちに届いています」と感謝の言葉をのべた。

 原告の一人の母親は壇上で以下のように語った。「私の子は高校の時医学部を目指していたが癌の告知を受けて断念した。大学生の時手術を受け、就職の時甲状腺癌のために何社か断られた。それでもめげずにがんばって歯を食いしばってきたその中でも本人もこの裁判を起こしてよかったという生の声を聞けたので12年かかってしまったがやってよかったと思う。引き続き支援をお願いします。」


 私は昨年11月に意見陳述に立った原告女性の「病気になったのが身内や友だちではなく、自分でよかった」という言葉を忘れることができない。未来を担う若者たちにこのような悲しい思いをさせる原発というものを、私たちは決して許してはならないのだと改めて思う。

 次回以降の裁判期日は9月13日、12月6日、3月6日に予定されている。引き続き見守り、支援していきたい。



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