脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2023年9月27日水曜日

20230919 官邸前抗議行動 脱被ばく実現ネット 放射能汚染水の海洋放出をやめよ! 子ども達の未来を守ろう!

9月19日脱被ばく実現ネット主催の官邸前抗議行動を行いました。

ご参加の皆様、ありがとうございました!


放射能汚染水 海に流すな!!

日時:919日(火) 1930分~2015

主催:#脱被ばく実現ネット

政府、東電は2015年8月の「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」という

約束を破り、
地元の皆さんや漁業関係者、全国の多くの私たち市民、近隣諸国の反対の声を無視し
て放射能汚染水の海洋放出を開始してしまいました。
事故を起こしてメルトダウンした燃料棒(デブリ)に直接触れた水・汚染水を海に放出
するのは世界で初めてです。
多くの科学者が「危険なトリチウム、その他の数十種類とも言われている放射性核種
が世界の海を汚染し、取り返しがつかない」
「トリチウムによって特に子ども達の健康が一番影響をうける」と警告しています。
海を汚し生態系を破壊する 放射能汚染水の海洋放出を絶対やめさせましょう
政府が海洋放出を止めるまで共に抗議の声をあげ続けましょう~。

















9月19日(火)19302030官邸前集会報告

 

参加人数は20人。各自「汚染水放出反対」等のプラカードを掲げ、マイクリレーでそれぞれの思いを語り、抗議の声を上げた。

 

・福島原発事故では「トモダチ作戦」に参加した米兵も被ばくした。事故直後に放射能で汚染された海水を生活用水に使ったことも原因と言われている。帰国後、癌、白血病で亡くなった方もおり米兵210名が東電を訴え訴訟も起こしている。ある女性米兵の顔が崩れている写真も見た。汚染水被害は本当に恐ろしい。

・政府はどうして汚染水を流したいのか。六ケ所村の再処理工場を動かせば、もっとたくさんのトリチウムが出る、だから止められないのではないか。すでに長崎原発何千発分のプルトニウムを持っているが、再処理工場を動かしてプルトニウムを取り出し核兵器を作りたい、核武装して強い国になりたいというのが本音だろう。その意味で軍事予算増額の動きと根は一つだ。何としても止めていかなければならない。

・「水に流す」というのは日本人のよくないメンタリティーだ。悪いことをしたら水に流せないと心得るべきだ。

・目に見える抗議の意志表示をすることが大事だ。経産省前テントひろばは浪江の現地に行ってテントを張って抗議する運動を始めている。次の選挙でも国民の意志を明確に示す必要がある。

・私たちの生活に便利さをもたらしたプラスチックはいつの間にか海に流れ出てマイクロプラスチックになり、海洋生物に悪影響を与えている。汚染水も同じだ。今すぐ悪影響は出ないかもしれないが、いずれ必ず悪影響が出てくる。

1999年9月30日に東海村JCOで臨界事故があり、作業員二人が被ばくにより亡くなった。始め「日焼けした程度」の感覚だったが、最終的に悲惨な状態になり亡くなった。この事故で被ばくした方は600人以上にのぼる。この教訓が生かされなかったことが福島原発事故の被害拡大につながった。事故の起きた9月301030には毎年経産省別館前で慰霊行動が行われている。今年は土曜日に当たるがぜひ参加してほしい。

・小学校の教科書からはすでに福島事故が消えている。そうやって子どもには伝えず、大人には忘れさせようとしている。許せないことだ。

・政治家は福島の魚を食べて「うまい」と言うバカなパフォーマンスをやっている。一方莫大な税金を使っていながら汚染水の流入一つ防げていない。選挙で審判を下し正していかなければならない。

・放射能の害は科学によって明らかになっている。薄めたからといって決して無害にはならない。今まで体にいいからと思って魚をたくさん食べてきたが、これからは食べられなくなってしまう。本当に怖いことだ。特に子どもが心配だ。

・汚染水放出で犠牲になるのは次世代を担う子どもたちだ。子どもたちのためにこそ、あきらめず、放出を止めるために声を上げ続けよう。

 

総がかり行動への参加を終え駆けつけたMoさんがギター弾き語りで「海に流すな」「原発はいらない」を力強く歌い上げ、集会を終えた。

(U)




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