脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2013年3月30日土曜日

【判決前夜アクション】前双葉町長井戸川克隆さんからのメッセージ

今朝、「判決前夜アクション」に、前双葉町長の井戸川克隆さんから、次のメッセージが寄せられましたので、紹介させていただきます(なお、原文を読点ごとに改行しました)。

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事故は絶対起こさないと私に(双葉町長の時に役場にきて東電、原子力安全・保安院の職員たち)話していました。
しかし、実態は違いました。
うそだったのです、事故を防ぐ対策を怠っていたことが次々に明らかになっています。
許せないのは事故後の対応です、私達、多くの町民は避難活動中に、直接被曝をさせられました。
この為、国、東電、県に被曝検査を早急にやるよう要求し続けました。
私達の気持を無視し続けられています、これは被曝を過小評価する事に必死に宣伝している加害者達の悪業です。
この為に、罪の無い子供達が大きな被害にあっています。
大人が救わないで誰が救えるでしょうか?
福島県内は殆どが人の住め無い、住んではいけない放射線量です。
放射線管理区域にしなければなりません、子供が居てはダメです、10時間以上滞在できません、飲食喫煙してはダメです、この様な場所を多く抱える郡山市に人を住まわせて居ることは、異常極まりません、双葉町民が住んでいる日和田地区の仮設住宅は限界を超えた放射線量です、福島県に住民の移動を申し入れても、対策はされ無いまま住まわされています。
この様な人道上許せないことが平然としている事は、被害を二重に住民は受けさせられて居ます。
憲法に保証されている人権を理解しない為政者が悪政を続けているからです。
この日本で表題にあるような事を事件として争うことは如何にレベルの低い国であるかを世界中に知らしめた、恥ずかしい事件です。
大人が大事な後継者を守り、育てる事を大切にしない国が、ODAなどを出来る資格のない国家です。
原発事故を発生させた者が、責任を問われ無いまま、避難させられて居る住民は苦痛の限界にきています、限界を超えて死んで行った人の無念は誰の責任ですか?
私は多くの町民の嘆き悲しみを聞いてきました。
それを誰が聞いてくれたでしょうか、国は必ず、国に責任は有ると言います、しかし、一回でも聞いてくれたでしょうか、
避難生活が改善されずに居ます。
避難指示を出したのは政府です、一切の責任者は国です、この事故の責任者は国です。
多くの国民は放射能で苦しんでいます、この苦しみを公平・公正に判断して頂くのは裁判所です。
日本は前例のない少子化が進んでいます、さらに追い打ちをかけようとしているのが福島の子供達です。
救って下さい。
ウクライナでは健常な子供の比率は20パーセント以下だそうです、救いましょう。

1 件のコメント:

  1. 子供と県外に避難して2年になります。地元で暮らせない辛さなど数え切れない苦痛と苦悩が交差していますが、あのまま福島にいたら将来耐えられないくらいの罪悪感に苛まれたと思います。どんなに大変な事があっても子供の健康を天秤にかけたら軽い軽い!どこぞの学者やお偉いさんがどんなに雄弁に安全を語ってもその人達は何の根拠もない想像の産物を無責任に言い放っているだけです。それを信じて後でその人達に責任を擦り付けても残ることを決めた人の決断になってしまうのですから。今こそ周りに流されないで福島で子供を持つお父さん、お母さん、決断してください。子供達こそ未来の光です。今からでも遅くない!その小さな光を守るヒーローは学者や医者、有名人でも宗教でもない。その子の親だけです。

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