脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2016年10月14日金曜日

「これは犯罪です!」「戦争であれば最前線に立たせるような行為です」 皆様からの 6国清掃への抗議を

昨年10月10日の6国清掃活動の際、清掃地域の異常に高い
土壌汚染データを報じる週刊誌「女性自身」2015年1110日号163頁

皆様
「みんなでやっぺ! きれいな6国」の実行委員会へ
抗議してくださった皆様からの報告をいただいています。
掲載OKとされた方の報告を紹介いたします。

NEW!


阿部 憲一(広野町議会議員)


(NPO)ハッピーロードネットのHPとFacebook の西本由美子理事長に、以下の文面を送りました。よろしくお願いします。
広野町議会議員の阿部 憲一です。15日の国道6号線の清掃ボランティア活動は本当に決行されますか。
お分かりと思いますが、国道6号線は1千万 Bq/kg のレベルの土壌の双葉町・大熊町を走った車両が大量に行き来して、当地では最も危険なポイントです。吸い込んだらどうなるか知れないレベルの浮遊ダストでも、少しであればモニタリング ポストや携帯の線量計は反応しないのですね。
吸引被曝については空間線量率はあまり意味がないのです。
アルファ線のプルトニウムのダストであれば、スギ花粉よりもはるかに小さい微粒子を一つ吸い込んだだけでアウトです。
国道6号線に大勢で繰り出すことは、子供ならず、大人も大変 危険です。
大気中にだけでチェルノブイリ原発事故の2倍は放射性核種が放出されていることが明らかです。

こうした活動はおやめになることを私は強くお勧めします。

松本徳子(原発事故避難者)

ハッピーロードネットNPO法人事務局様

汚染地帯と成った福島の国道の清掃を
子ども達にボランティアとして
清掃させる事を止めて下さい。
やるので有れば、
大人達が行って下さい。
「復興」と表して子ども達を使うのは
絶対に止めて下さい。
子ども達が遣ると言っても、止めるのが
大人の義務、責任では有りませんか!

だから、私は福島に戻れ無いでいます

福島県郡山市の自宅の敷地には除染物が三年近くそのままの状態です
まして今年線量をNPO法人の方に測定して頂きましたが、高く成っています。
まして、双葉郡は郡山市よりも線量が
高いことは調べで分かっています。
何故に子ども達に清掃など
させるのですか?
当時小6の娘は体調を崩し、鼻血や下痢が続いた為に放射線量を測り、
高い事が分かり
悩み苦しみ家族バラバラ避難を
決意し丸5年に成りました。

私達の様な母子避難者は各県に避難を余儀なくされました。

ボランティアで子ども達に清掃等
絶対にさせないで下さい。
これは犯罪です!


神戸市に住む 下澤陽子と言います。 東京から避難移住してきたものです。
遅ればせながら、今ハッピーロード ネットに 抗議文をメールしました。
このあまりの狂気に、 文章を書こうとしても言葉が出てこなくて 書くのは諦めようかと思っていましたが 今何とか絞り出しました。

以下です。

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みんなでやっぺ!! きれいな6国 実行委員会』 の皆さまへ

どうぞ復興を願い、 明日の福島を 明日の日本を思うのであれば全力で何をおいても子供たちを内部被曝から守ってください。
高濃度汚染地帯を 行き来する 車から粉塵や埃が舞うところで、 子供達に清掃させるということは 子供の健康、未来、そして、 命を奪い傷つける行為だということに、どうか気づいてください。
どうぞ 被爆 ということが どんなことをもたらすのか 知ってください。

私は 子供が 健康を害し 普通の生活が送れなくなり 関西の方へ避難移住しました。 私が避難してきた 場所は 福島ではありません。 はるかに汚染の薄い場所です。
今 子供は元気になり生き生きと毎日を過ごしていますが 私は 子供が健康を失っていた日々を忘れることはありません。
被曝とは今、目の前にいる元気な子どもが、 ぐったりと 横たわる ということなのです。
健康を 奪われること。
毎日を 奪われること。
未来を奪われること。
なのです。

子どもは私達の未来です。
子供を守らないものは他の何をも守ることはできないのです。そんなところに 復興も未来も 存在しません。

6号線の 清掃は 守るどころか、 子供達を 戦争であれば 最前線に 立たせるような行為です。
私達は 子供を最前線に立たせて一体何を守ろうというのでしょうか。

どうか気づいてください。

国道6号線の清掃ボランティアを 中高生にさせることは 絶対にやめてください。


米国イリノイ州 ネイパービル在住 友松利英子
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NPO法人 ハッピーロードネット 御中

米国イリノイ州シカゴ近郊に在住の者です。
知り合いの結婚式のために2週間ほど一時帰国中です。
貴会の「10.15国道6号線清掃ボランティア」につきましては、内外のいろいろな情報に鑑み、
成長期にある子ども達に対しては非常に危険な要素を持つイベントであることから、
少なくとも未成年の参加については見合わせていただくよう強く要望します。

地域復興に対する思い、特に子どもたちにふるさとを取り戻そうという思いは情緒的には非常に共感できるものですが、
科学的には安全性を保証する根拠は何もなく、NGではないかと考えます。
子どもたちの健康、そしてその後何代にもわたる命のつながりを思えば、
いまだに高い数値を示す放射線量を軽視することは、非常に危険です。
そもそも、今後何か起こった場合に、貴会では責任を負いきれないのではないかとも思われます。

どうぞ地域社会のリーダーとして、大人の賢い選択をお示しください。


お世話様です。

抗議声明に賛同し、清掃活動の中止を要請する。
( 抗議声明添付) 
fax送付しました。

KY 福島県



「みんなでやっぺ! きれいな6国 実行委員会」事務局の皆さま、


東京都在住の友田シズエと申します。

中学生も参加する上記のイベントが数日後に迫っていることを知り、この企画の中止を申し入れたく、このメールを書いている次第です。

今月2日、私は楢葉町や双葉町を訪れ、楢葉町では宝鏡寺の住職さんのお話をじっくり聴く機会を得ました。楢葉町は2015年9月に避難解除されましたが、解除時人口7,363人の内、約6%の440人しか戻って来なかったそうで、その内40代までの年齢層では僅か49人(約0.7%)だそうです(2016年2月15日付のデータ)。多くの町民が戻らない理由は、各民家の周り20メートル四方で除染はしたものの、お天気次第で線量も変わるとのこと。特に除染が出来ない森や里山の近くの民家では、子供たちを安心して外で遊ばせられないとのことでした。

このような状況が続く限り、特に中学生に「ボランティア」といえども6号線の清掃に参加を促すのは、大変危険な行為です。放射能は匂いも、味も色も無く、清掃参加がすぐに健康に大きなダメージを与えることはないかもしれませんが、これから長い人生を歩まねばならない若者ですから、大人が彼らの健康を守って上げなければなりません。少しでも彼らが健康被害を被るような事は、極力避けるべきです。是非この企画を中止するよう、お願いいたします。

友田シズエ

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