脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2017年3月29日水曜日

3月26日 雨の中 福島原発事故避難者への住宅補償打ち切り反対の訴え アルタ前街頭宣伝

気温6度の冷たい雨の中ですが、3月31日に迫った原発事故避難者への住宅補償打ち切りに反対し、継続を訴える脱被ばく実現ネットの新宿アルタ前街宣を行いました。



写真はchikapin様ツイキャスから

いつも動画撮影してくださる立花健夫様、ありがとうございます。


ツイキャスのchikapin様、いつもありがとうございます。
http://twitcasting.tv/chikapin1/movie/358948424


報告はボランティアの松岡さんです。

★★★
「都民ファーストは、福島から避難してきた被害者にも向けられるべきです。小池知事は、被害者への住宅無償提供を続けてください。命綱である住宅保障が3月31日に打ち切られます」3月26日冷たい雨が降る日曜の午後、新宿アルタ前広場に司会者の第一声が力強く響きます。
写真はchikapin様ツイキャスから

「必死の思いで福島から避難してきた被害者の住宅をとり上げ福島に帰れ、それが政府の方針です。原発事故は収束していません。」「関東もまた放射能に汚染されています。私たちは政府に騙されています。」ボランティアが次々に熱く訴えます

「原発事故後、真っ先に避難させなくてはならない子どもたちが、今なお汚染地の福島で暮らしています。6年経っても安全にはならないのが放射能災害です。先週の『女性自身』に原子力規制庁が調べた汚染数値が載っています。双葉町で5470bq/m、福島原発構内で2000bq/mあれば防護護服着用、ゴム手袋が要求される数値を2倍も越えるおそるべき数値です。そんなところへ避難者を帰そうとしている。犯罪行為です。


『女性自身』によると、新宿でも、放射性物質降下量は去年6月より今年1月の方が4.5倍多かった。3・11前の約70倍です。私たちは被ばくしながら暮らしている、それが放射能被害の実態です。」と久しぶりに柳原弁護士も熱弁をふるいます。


写真はchikapin様ツイキャスから

「最近地震が多いと思いませんが。気象庁も地震活動期に入ったと言っています。54基の原発には使用済み核燃料がプールに溜まっています。大地震でプールが壊れて爆発するかもしれない。今度はあなたが原発事故の被害者になるかもしれない。命からがら逃げてきた原発被害者の住まいをとり上げる冷酷な政府の政策を黙って許したら、今度はあなた自身に振りかかってくるかも知れない」切々とした訴え。


参考:セシウム汚染地図
(国が決めた避難指定区域はほぼ地図の赤と黄色の部分
および原発から20キロ圏(ピンク色線内)
それ以外の区域は自主避難と言われる区域
ちなみに、地図の赤い区域以外は今年3月で避難解除される)

福島県健康管理調査で判明した小児甲状腺がん患者(疑い含む)市町村別数

「セシウム137が半分になるのに30年かかる、放射能汚染は当分残るというのに、6年たったら帰れと原発をすすめた国が勝手に決めて帰そうとする。おかしくありませんか? 東電も政府もレベル7の原発過酷事故を起こしておいて、責任をとろうとしない。事故が起きても補償しないで済ます方策、道筋、お手本を福島で作ろうとしている。原発事故が起きた時、当然、日本の政府も最低限子どもだけは守ってくれる、逃がしてくれるものと思っていた。しかし、子どもも妊婦も避難させなかった。6年経って子どもの健康に由々しき事態が現れてきても、小児甲状腺がんが184人発症しようと、政府は動じない。原発事故とは関係ないと開き直る。小児甲状腺がんを発症した子の9割は、政府の避難指定区域外・自主避難者が暮らしていた地域です。日本は子どもを守らない国になってしまった。子どもを守りましょう、福島の被害者と手をつなぎましょう、3月31日以降の住宅補償の継続を求めて声をあげましょう」説得力あるスピーチで、終わりました。

寒い雨の中足早に通り過ぎる人達に「なんだろう?」という疑問、訝しげな眼差し、心の隅にちょっと残れば、次につないでいけるのでしょうか。普通の市民が当たり前に街頭でスタンディング、スピーチをしていくことが民主主義社会を作るのだと思いました。



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