脱被ばく実現ネット(旧ふくしま集団疎開裁判の会)の基本情報

2017年6月27日火曜日

講演会「被ばく被害 そして、その先にあるもの」 山田國廣さん&阿部憲一さん

 6月24日(土)講演会「被ばく被害 そして、その先にあるもの」が、渋谷・光塾で、「ふくしまと全国の集い」・脱被ばく実現ネット共催で開かれた。

環境学者・山田國廣さん(京都精華大学名誉教授)は熱く語った。「専門家に任せておいてはダメだ、一人一人が自分で調べ自分の頭で考え、発言していく。自分は環境学者だから、現場に行き測り原因を探る。福島原発2号機から、放射能は全国に今も降り注いでいる、被害を追加させている、6年経て各地の平均放射線量を確実に上昇させている。全国各都市で測定される公的データから、スパーク(山形の変動)を導きだし、2号機からの放射能の放出を解明した。自分の住んでる市町村で出しているモニタリングの数値を半年、1年分集めてグラフを作ってください。放射能汚染が増加しているかどうか、人任せでなく自分で確認すること、そうすることで、自分の問題になると呼びかけた。

阿部憲一さん(広野町議員)は、福島県浜通り、なか通りに設置されたモニタリングポストで続発する空間線量の異常値をマップで紹介、ミリSv/hの数字が並んでいる。最近1ミリSv越えはなくなったとはいえ、100μSv~1mSv未満は2015年でも6回起きている。規制庁は異常値を「機器の不具合」といい、マスコミも規制庁発表をそのまま報じる。数値が上昇すると、モニタリングの数値を遮断してWEBサイトのデータを止め、数値が下がると再開する隠蔽工作もしている。住民に「安心・安全」の福島を信じさせるために、行政は、ウソとゴマカシ、隠蔽をしている。原子力規制庁に異常値の原因を追及しすると「高線量のダストがいたるところに吹き溜になっていて、それが舞い上がるだめだろう」といったそうだ。国も県も、県民をそんな汚染地に帰還させる、居住させ続ける!

「官僚は、福島で途方もなく深刻なことが起っていることを事故直後から知っている。だからこそ、彼らは確信的に隠蔽しようとしている、そのことを我々は肝に銘じて立ち向かわなくてはならい」と
進行役の小早川さん(福島再生支援東海ネット)の発言をみなさん共有して、中身の濃い充実した講演会だった。 (松岡 加代子 著)

(当日の配布資料はこの最後にリンクを示します)

飯館村のインフラは、診療所週2回、コンビニ1、スタンド2だ、加害者はこれ
で準備できたと言う


福島原発からはいまだに放射能が出続け全国を汚染している、この実態を解説し
て頂く
 
 
山田國廣さん(環境学者・京都精華大名誉教授):
福島2号機の放射能漏れが続き、東京の放射線量の平均値が最近でも上がり続け
ている

 
山田先生は何の為に学問をするか分っておられる
 
 
阿部憲一さん(福島、広野町議員):
モニタリングポストは瞬間的に1mSv(年間被ばく限度)を越える

 
 山田國廣さんと阿部憲一さんの講演の質疑応答
 
 
 ( 当日の配布資料 ) 
 
(1)レジュメ6_24(山田國廣氏).pdf  => ここから

(2)6_24資料(山田國廣氏).pdf  => ここから

(3)6.24資料(阿部憲一氏).pdf  => ここから
 

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