これに先立ち、弁護団は前泊して記者レクを行い、また裁判原告や脱被ばく実現ネットのボランティアや地元の皆さんは9日にチラシ配布を行い、当日朝も原告の皆さんとともに福島駅にてチラシ配布、傍聴席に入れなかった皆さんがまた、福島駅にて宣伝活動を行うなど沢山の活動が行われました。
当日の画像、裁判当日の動画もアップいたしました。
また、アワープラネットTVさん、IWJさんも記事を出してくださいました。
まず、子ども脱被ばく裁判弁護団長の井戸弁護士がFacebookにアップした速報からご覧下さい。
※井戸謙一弁護士速報
2020年2月14日、子ども脱被ばく裁判第25回口頭弁論期日が開かれ、注目の鈴木眞一氏証人尋問が行われました。原告側60分、被告側60分の持ち時間制で行われ、限られた時間で有効な回答を引き出すことが求められました。
私たち原告弁護団は、次の4つの目標を立てました。
①鈴木氏が甲状腺摘出術をした約180例のケースは、いずれも手術が必要だったケースであり、過剰診断、過剰治療ではないこと、したがって、今後、福島県民健康調査を縮小すべきではないという鈴木氏の意見をはっきりと述べてもらうこと、
②福島県民健康調査で多数の甲状腺がん患者が見つかったのはスクリーニング効果であり、福島県で小児甲状腺がんが多発しているものではないという鈴木氏の主張が不合理であることを裁判所に認識させること、
③経過観察に回した子供たちの予後を把握せず、福島の子ども達から発生した甲状腺がんの総数を明らかにしない点に、福島県民健康調査の闇があることを明らかにすること、
④被ばくと甲状腺がんの因果関係を否定する鈴木氏の判断に合理性がないことを明らかにすること、以上です。
①鈴木氏が甲状腺摘出術をした約180例のケースは、いずれも手術が必要だったケースであり、過剰診断、過剰治療ではないこと、したがって、今後、福島県民健康調査を縮小すべきではないという鈴木氏の意見をはっきりと述べてもらうこと、
②福島県民健康調査で多数の甲状腺がん患者が見つかったのはスクリーニング効果であり、福島県で小児甲状腺がんが多発しているものではないという鈴木氏の主張が不合理であることを裁判所に認識させること、
③経過観察に回した子供たちの予後を把握せず、福島の子ども達から発生した甲状腺がんの総数を明らかにしない点に、福島県民健康調査の闇があることを明らかにすること、
④被ばくと甲状腺がんの因果関係を否定する鈴木氏の判断に合理性がないことを明らかにすること、以上です。
鈴木氏は、
①について、自分が執刀したすべてのケースにおいて、手術が必要だったこと、福島県民健康調査は今の「サイズ」で継続すべきことを明言しました。
②については、「福島で多発していないとすれば、摘出術が必要な子供が全国で1万2000人以上存在する計算になるがその子供たちを救わなくてよいのか」という質問に対し、回答を言い淀んでいました。鈴木氏が、本音では、手術を要する子供が全国にそんなにいるとは思っていない、逆に言えば、福島で多発していると思っていることを裁判所に感じ取っていただけたのではないかと思います。
③では、鈴木氏がいわき市や会津若松市の病院でも甲状腺の摘出術をしていること、その症例は福島県民健康調査の件数に入っていないこと等が明らかになりました。福島県民健康調査検討委員会は、甲状腺がんの悪性若しくは悪性疑いの数を237人と報告していますが、それ以外に甲状腺がんにり患した子どもがどれだけの人数隠されているのか、闇がいよいよ深くなったと思います。
④については、鈴木氏はそもそも複数の考え方が示されている問題について、そのうちの一つの考え方に固執しているにすぎないこと、そもそも悪性若しくは悪性疑いの総数が明らかにされていないのですから、被ばくとの因果関係について適切な判断ができるはずがないこと、それらのことを浮き彫りにして終わりました。
①について、自分が執刀したすべてのケースにおいて、手術が必要だったこと、福島県民健康調査は今の「サイズ」で継続すべきことを明言しました。
②については、「福島で多発していないとすれば、摘出術が必要な子供が全国で1万2000人以上存在する計算になるがその子供たちを救わなくてよいのか」という質問に対し、回答を言い淀んでいました。鈴木氏が、本音では、手術を要する子供が全国にそんなにいるとは思っていない、逆に言えば、福島で多発していると思っていることを裁判所に感じ取っていただけたのではないかと思います。
③では、鈴木氏がいわき市や会津若松市の病院でも甲状腺の摘出術をしていること、その症例は福島県民健康調査の件数に入っていないこと等が明らかになりました。福島県民健康調査検討委員会は、甲状腺がんの悪性若しくは悪性疑いの数を237人と報告していますが、それ以外に甲状腺がんにり患した子どもがどれだけの人数隠されているのか、闇がいよいよ深くなったと思います。
④については、鈴木氏はそもそも複数の考え方が示されている問題について、そのうちの一つの考え方に固執しているにすぎないこと、そもそも悪性若しくは悪性疑いの総数が明らかにされていないのですから、被ばくとの因果関係について適切な判断ができるはずがないこと、それらのことを浮き彫りにして終わりました。
60分では時間が全く足らなかったというのが率直な感想です。しかし、制約がある中での一定の成果も獲得できたと思います。次回の山下俊一氏の尋問は90分間です。今回の経験を踏まえて、次回の戦略を立てたいと思います。
引き続き、ご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
※ ※ ※ ※ ※ ※
アワープラネットTVさん
福島医大教授「新たな集計外」法廷で証言〜小児甲状腺がん
ちなみに前日の検討委員会の記事です。
小児甲状腺がん悪性疑い236人〜福島健康調査 |
福島駅でのチラシ配布
脱被ばく実現ネットボランティアと支援者11人で裁判まえに福島駅前でチラシ500枚近く配布しました。
若者達が何に気をつけて暮らしたら良いかなど真剣に話を聞いてくれて~色々注意することを話しました。
政府の言う事に騙されてはダメよ。安全じゃないんだから。。皆驚いて。。なんだよ!福島県なんだよ!どうなってんだよ!ちきしょう!と悔しがった青年もいました。
政府の言う事に騙されてはダメよ。安全じゃないんだから。。皆驚いて。。なんだよ!福島県なんだよ!どうなってんだよ!ちきしょう!と悔しがった青年もいました。
家族に伝えます。頑張って下さいと云ってくれて。。。
1人1人と握手〜うれしくなって記念撮影しました。
あ~素直な福島の青年達よ どうか生き抜いてほしい。
もっともっと話したかった。
もっともっと話したかった。
その後福島地裁前集会へむかいました。(岡田・福島県出身)
★報告集会動画
25回子ども脱被ばく裁判後の報告集会①
25回子ども脱被ばく裁判後の報告集会②
25回子ども脱被ばく裁判後の報告集会③
25回子ども脱被ばく裁判後の報告集会④
次回3月4日はいよいよ山下俊一氏の証人尋問です。
ぜひ、皆さん福島地裁へ来て下さい!
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