告知

告知 ①12.14(第2土曜日)新宿アルタ前 街頭宣伝 14時~15時  ~「東海第二原発いらない一斉行動」第14弾に参加~

2014年11月26日水曜日

裁判所と弁護団の第1回協議内容の報告

 弁護団は福島地方裁判所と第1回目の裁判の進め方に関する協議を開きました。
文科省前で開催した霞ヶ関アクション(11月7日)で柳原弁護士がその内容報告をしました。
 この裁判の進行を理解する上で有益な説明がなされていますので、是非 以下のYoutubeをご覧ください。

 柳原弁護士による説明(映像)

2014年11月6日木曜日

第3次「子ども脱被ばく裁判」原告申込み

「子ども脱被ばく裁判」原告申込み 
第三次の締切りは2014年12月28日に決まりました。

第二次原告募集をお読みください。
【8.29提訴アクション:報告7】子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のお知らせ
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2014/09/blog-post_36.html

チラシや原告募集書のPDF版のご紹介:
子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のチラシ ->PDF版
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear2/140831flyer-appeal2.pdf
原告申込書 -> PDF版
http://1am.sakura.ne.jp/Nuclear2/140831application.2.pdf

2014年10月29日水曜日

もう我慢はしない!立ち上がる 原発事故被害者集会

■原発事故被害者集会 開催!■
 福島原発告訴団は、「原発被害糾弾 飯舘村民救済申立団」「ふくしま集団疎開裁判の会」との共催で、「もう我慢はしない!立ち上がる 原発事故被害者集会」を開催いたします!
 現在、福島県内・全国各地で損害賠償訴訟やADR申立て、避難の権利を求める裁判などが次々と起きています。「このまま黙らされてたまるか!」という抵抗の火の手が上がっています。
 現状を少しでも良い方向へ変えていくため、被害者同士が声をあげ、立場を超えゆるやかにつながり、より大きな力となるための集会にしたいと考えています。ぜひお越しください。心からお待ちしております。
 
11月16日 日曜日 13:30~16:30
福島市公会堂 福島市松木町1番7号
主催 原発事故被害者集会実行委員会
賛同団体 県内外の原告団・弁護団など19団体(10月28日現在)
*詳細・チラシのダウンロードはブログから
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_17.html
 
■東京地検が再捜査の期限を延長■
 東京第五検察審査会が起訴相当などの議決を出し、東京地検が再捜査を行っていましたが、10月24日、地検は捜査を最大3か月延長すると発表しました。2015年の2月2日までに判断が下されます。十分な時間をかけて強制捜査を含むしっかりとした捜査を行い、検察が自らの手で起訴の処分を出すよう要請していきます。
*弁護団コメント
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_24.html
 
◇東京地検へ被疑者4人を起訴するよう「激励」ハガキを送ってください!
東京地検が検察審査会の議決を汲み取り、被疑者を検察自らの手で起訴するよう、ハガキにメッセージを添えて東京地検へ送ってください。
*文例・宛先などはブログをご覧ください
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/2014/10/blog-post_12.html
 
☆☆☆☆
福島原発告訴団 本部事務局
〒963-4316  福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1
電話 080-5739-7279  メール  1fkokuso@gmail.com
ブログ  http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/ 

2014年10月17日金曜日

【お知らせ】弁護団長井戸謙一の11.8仙台講演会

11月8日(土)に、子ども脱被ばく裁判の弁護団長井戸謙一が以下の通り、仙台で講演をします。

2014みやぎアクション 秋のつどい「原発のない未来を子ども達へ!」
日時/2014年11月8日(土) 13時半~16時半(開場13時)
場所/仙台弁護士会館 仙台市青葉区一番町2-9-18(晩翠通り)
講演/井戸謙一さん
 
 


【8.29提訴の紹介記事】みやぎ脱原発・風の会の会報「鳴り砂」に掲載

8月29日の提訴の記事が「みやぎ脱原発・風の会」の会報「鳴り砂」2-072号(通巻251号・2014.9.20発行)に掲載されました。


        *************************

       子ども脱被ばく裁判が始まりました

2011年8月に緊急に福島地裁郡山支所に仮処分申請(提訴)した「ふくしま集団疎開裁判」は、2012年10月に仙台高裁での第二審が始まり、当初の予想を裏切り2013年4月までかかって最終決定(判決)がなされました。子どもたちの安全な場での教育の権利を保障し、学校ごと集団で避難して教育を受けることを求める取り組みを続けてきましたが、一つの節目を迎えることとなりました。
仙台高裁は、郡山市の子どもたちが暮らす場では、放射能被害の可能性は避けられないと認定したにもかかわらず、自治体には疎開して安全な教育の場を確保する責任は、ないと判断しました。被害を避けたければ勝手に逃げろという、通常では考えられない無責任な決定でした。到底納得できない内容に、さらなる取り組みが始まりました。
その一つは、集団疎開のモデルケースともなる「まつもと山村留学(まつもと子ども基金)です。福島の子どもたちが松本市郊外の自然豊かな場所に立地した、基金の提供する寮に移り住み、地域の小学校に通っています。 
 
そして今年、8月29日には新たな裁判「子ども脱被ばく裁判」が、原告86名(子ども人権裁判と親子裁判で延べ110名)が福島地方裁判所に訴状を提出し、受理されました。みやぎアクション秋のつどいでお話しいただく、井戸謙一弁護士が弁護団長となる第二次提訴の出発です。第一次提訴が郡山市に仮処分を求める緊急の裁判であったものから、一歩進んで国・県・市町村を相手どり、広く原告を募って行われる、満を待した本格提訴です。福島の小中学性が原告となる「子ども人権裁判」と、被災当時18歳以下の子どもとその親が原告となる「親子裁判」の2つからなる裁判です。
「子ども人権裁判」は、福島県の小中学校に通う児童生徒が原告となります。地元の市町村に対し、年1ミリシーベ ルト以下の安全な環境で教育を受ける 権利があることの確認を求める裁判です。
「親子裁判」は、原発事故当時に高校生以下の子どもまたは原発事 故以後に生まれた子どもで、原発事故以後に福島県で被ばくをした子どもとその保護者(自主避難者含む) が原告となります。国と福島県に対し,国や福島県には子どもたちの健康を守る義務があるのに、原発事故のあと、子どもたちを被ばくから守ろうとせず、無用な被ばくをさせ、子どもとその保護者に筆舌に尽しがた い精神的苦痛を与えたことを理由とする慰謝料(10万円)請求の裁判です。単に慰謝料を得ることよりも、被害に対しての施策を受ける権利を明らかにし、今後の体制の整備につなげようという主旨です。
この裁判では、国や県をも訴えるわけですから、相当の反論を用意してくることが予想されます。私たちはこの抵抗に対して、広く市民の理解と支援を得て闘ってゆくことが必要です。原告の方たちの権利を勝ち取ることに留まらず、現に放射能被害に晒されているすべての人、そして将来原発事故が起こってしまった際に、被害を受けてしまう可能性のある人、つまりすべての人の安全を保障できる社会体制を構築するための、第一歩となる取り組みとなります。 
 
かつて、薬害エイズ裁判は、7年間の闘争の末18年前に和解にこぎつけ、すべての人が当事者となる可能性のある薬害とHIV感染について、一定の社会体制の構築につながる成果をもたらしました。これは、多くの被害を受けた人たちの努力と、これに自分ごととして共感した全国の市民による運動が展開されたことで、はじめて実現したものです。
みなさんのご理解を得ることから、さらに周囲の方に運動を広げていただき、全国民的・世界的なムーブメントを湧き起こす契機としてください。原告となってくださる方に呼びかけてください。日常生活で出会うあらゆる人に裁判を知らせてください。そして、市民が安全を判断するに足るだけの十分な情報開示を実現し、子ども被災者支援法が正当に運用され、誰もが自分の判断で主体的に行動できる、自分たちの安全を守ってゆける社会を、ともに作ってゆきましょう。どうかお力をいただけますように
                             小浜耕治

2014年10月14日火曜日

国の責任を問う「裁判」提訴へ

月刊誌「食品と暮らしの安全」(2014.10 No.306)に「子ども脱被ばく裁判」が紹介されました。
その記事と「チェルノブイリ法」の記事のブログ掲載の許可を頂きましたので、紹介いたします。

(画像をクリックすと拡大します)



2014年10月1日水曜日

  引き続き原告を募集




子ども脱被ばく裁判の第2次原告募集の締切りを10月31日まで延長します。
    (締切り後は引続き第3次募集を行います)
子ども脱被ばく裁判は以下の2つの裁判からなり、両者の原告を募集しています。
 ○ 子ども人権裁判 (現在、福島県内の小中学校に通う子どもが原告になる)
 ○ 親子裁判(原発事故後に福島県内に居住していた子どもとその保護者が原告になる)

(画面をクリックすると拡大します)

2014年9月12日金曜日

  カンパ金のお礼と報告

 当会に対して多数の支援を頂き、ありがとうございます。
遅くなりましたが、2014年前期のカンパ金とその使用実績を報告いたします。

    


 
















(画面のクリックで拡大します)

  年間の報告については年が明けましたら、再度ご報告申し上げます。

 ※ 過去の「カンパ金のお礼と報告」一覧は-->こちら

2014年9月5日金曜日

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】山本太郎さんからのメッセージ

提訴の前日の8月28日、山本太郎さんから、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。

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収束の仕方も分からない人類史上最悪の大事故を起こした東電の責任者は億単位の退職金を頂戴した上に天下り、東電には強制捜査も入らず責任の所在は曖昧のまま、ほぼおとがめなし。

一方、目に見えない、臭わないと言う究極の汚染物質をバラまかれた被害住民は、安全基準を大幅に引き上げられ、

「直ちに影響はない」「安全だ」「不安を煽るな」

「復興の邪魔をするな」「頑張ろう」

実質、泣き寝入りをしろ、と言う同調圧力の中で、子どもたちをどうすれば守れるのか、家計や仕事、人間関係、などの狭間で苦しみ続けている人々の存在を

現在の政治はないものにしている。

政治がすべき事は事故直後からハッキリしていた。

東日本の広い範囲に渡り、多核種に及ぶ詳細な汚染調査が必要。その結果を事故前の基準と照らし合わし、

希望者には、直ちに移住への補償・賠償を。

生産者に補償・賠償を。

その声は国会と言う場所では、まるでノイズの様な存在、まるで知らない国の言葉を聞いているような反応だ。

この現状は、機能停止し続ける政治の中に身を置く自分自身にもあります。

かすかな糸口でも掴めるような政治活動を例え国会議員の中で一人になったとしても続けます。

司法はどうだろう?

経済の為に人々を切り捨てる政治と経済団体に追随するのだろうか、権力に飲み込まれるのだろうか?

世界中が見ています。

裁判になる事自体がおかしなこの状況を。

日本の司法が生きているか、本物かどうかを。 

2014年9月4日木曜日

【9.5文科省前アクション】元原子力発電従事者の生の声を聞きに来て下さい

文科省前抗議アクションお知らせ
9月5日(金曜) 18:30~19:30
文科省前 (霞ヶ関)

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「子ども脱被ばく裁判」の原告になられた元原子力発電従事者の方から生の声を伺える事になりました。
発言者は「もんじゅ」などのいろいろな所で30数年にわたり原発の点検作業などで働いてきた方です。
是非、文科省前にお集まり下り、質問をしてみてください。
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2014年9月2日火曜日

(9.2最新版)【8.29提訴アクション:報告1】初めて原告7名(親子)が参加、発言した記者会見と原告のメッセージ

 原告(子ども)の絵と会見に出席できなかった原告のメッセージを追加しました(9月2日)。

8月29日、予定通り、子ども脱被ばく裁判の訴状を福島地方裁判所に提出し、受理されました。

まず、お伝えしたい画期的な出来事--第一次疎開裁判ではなかったことですが、今回初めて、7名の原告(母親と子ども) が、提訴のあとの記者会見に出席し、原告となった思いを語ったことです。
福島では、いま、現状に対し抗議の声をあげずにおれない勇気を持ったお母さん、お父さんたちが次々と現れています。

これは、記者会見に参加した原告(子ども)が描いて、会見に持参した絵です(9月2日に追加しました)。

                     (絵をクリックすると拡大します)




以下、原告の皆さんの発言の動画です。

原告のお母さんたちと子どものスピーチ


以下は、当日、出席できなかった原告のお母さんから寄せられた「原告となった思い」です(9月2日に追加しました)。

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        今回の裁判にあたり、何故原告になったのか。

郡山で私も息子達も生まれ、郡山は大好きでした。
福島県にずっと居ながら、原発の危険は、専門知識がある人以外、分からなかった人が、殆んどだったと思います。我が家もそうでした。

あの事故があり、郡山は、地震津波では被害が少なかった中、ライフラインの水が止まり、爆発した日も、水を貰いに外に出ていた人が沢山居ます。
危険であれば、行政から指示が来ると信じていたからです。

一週間程度遅れての始業式、マスク着用や、行政から学校を通して、長袖長ズボンを呼び掛けたこと、学校を優先した除染をしているのは、子ども達を守る為だったのでは無いでしょうか?

3年以上経ち、今はどうでしょうか?

子ども達が、どれだけ被曝をしたかも明確にせず、多々なる体調変化も分からない行政が、何故安全と言えるのでしょうか?

母として、私は、子ども達の体が、悲鳴をあげたのに気づきました。

息子も、もう被曝をしたくないと言っています。

子ども達の中で、一番大事なものは、命です。

今まで被曝した分と、一生向き合う為にも、まだまだ高い福島から、未来がある子ども達を遠ざける機会を作って下さい。



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                 私のつたえたいこと

私がつたえたいことは、

安全と言えないのに…そんなところに子供達を住ませてることが許せないです!!
飛行機でも電車でも100%安全とは言えないですが、必ず点検などして安全とは言えるのでみんな乗りますよね!!
放射能が大丈夫なんて100%ない話です… 
 
東電に話しに言ったことがあります…
私はいわき市にいて絶対子供が大丈夫ですと言い切れ!?と聞いたら無言…
そして念書でも一筆書いてくれと頼みましたが…
ダメでした…
ってことは、安全保証できないと言うことですよね…
それなのに避難させないなんておかしな話です!! 
 
放射能は体に害がある…
そして先に保証はなく、確実に安全じゃないのに大事な我が子になぜ放射能を浴びさせて生活させないと行けないのか!!
私達が子供の頃は外で遊び回り海や川にもいきましたが、震災後行けるわけもなく外で遊ばせることもしてません!!目には見えないからみんなこの、環境に慣れてしまってますが、子供達には未来があります!!そして自然とふれあって遊ばせて成長させたいのに、子供は家にばかりいさせて…こんな生活に親として可愛そうになります
綺麗だった海や川綺麗だった福島県を返してほしいです!!
 
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(9.5最新版)【8.29提訴アクション:報告2】子ども脱被ばく裁判の提訴に合わせ全国同時&継続アクション

※ 8月29日のあと、全国各地で提訴を知らせるアクションが続いています。これは旭川から報告と写真です(9月5日)。
  仙台のアクションの写真を追加します(9月2日)

8月29日、福島地方裁判所に、子ども脱被ばく裁判の提訴にあわせて、北海道から九州まで日本各地で、裁判支援者の皆さんにより、提訴の号外チラシをまく、全国同時アクションを行いました。

以下、そのアクションの様子です(写真のアップを予定)。

※ 全国継続アクション

1、北海道 旭川

30日の「A2-B-C 」の上映会の時、イラストの看板とカンパ箱とともにビラを会場に来た人に配りました。たくさんの皆さんのお気持ちがカンパ箱に集まりました。

  8.29全国同時アクション
1、北海道  苫小牧市





  このアクションを報道した「苫小牧民報」9月1日の記事

2、北海道 伊達市



3、北海道 札幌市


4、宮城県 仙台市




5、福島県 郡山市


6、福島県 いわき市
      
7、東京都  「竹橋」駅前 

8、大阪府 高槻市





9、兵庫県 姫路市





 10、熊本県 熊本市




(9.2最新版) 【8.29提訴アクション:報告6】「民主主義社会における思想統制」に抵抗する独立系メディア

 Ourplanetの記事・動画を追加しました(9月2日) 。
  また、2011年6月の第一次疎開裁判の申立を報道したOurplanetの映像を最後に紹介しました。
当時、本当に大切な事実を伝えないマスコミのおかげで、いかに多くの人たちがこの申立を知らなかったか、実際にその申立がどのようなものか、第一次の原告のお母さんたちの証言もあり、必見です。

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 福島の子どもたちを被ばくから遠ざけ(避難させ)、彼らの命を救うことは、日本政府がいま緊急に解決すべき、日本にとって最大の人道的課題です。

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴は、この課題を真正面から日本政府に問うた、日本と世界の人々が知っておくべき最重要な裁判です。なぜなら、この裁判は、
・見えない戦火のなかの子どもたちを救い出す裁判
・世界で最も過酷な子育て中の福島の親子を救い出す裁判
・国と福島県の3.11以後の救護対策の誤りを裁く裁判
・経済復興・帰還最優先の政策を命の復興最優先の政策に転換させるための裁判
だからです。
このことを日本と世界の人々に伝える独立系のメディアの報道も紹介します(時系列順)。

1、 日仏共同テレビ局
   「子ども脱被ばく裁判」を福島地裁に提訴へ

2、 弁護士ドットコム
 「福島の子供は命の危機にさらされている」原発事故後の国の責任を問う「裁判」提訴へ

3、ママレボ
 子どもが被ばくを避ける権利と、国・県の不作為を問う「子ども脱被ばく裁判」がスタート

4、 IWJ

福島地裁の提訴に向けて、裁判所前での集会

提訴後の記者会見(15時~)
1、記者会見1(井戸謙一弁護団長の報告)
2、記者会見2(井戸謙一弁護団長の報告(続き)・弁護団の補足)
3、記者会見2-2(原告のスピーチ)1820秒~
4、記者会見3(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表水戸喜世子さんさんのスピーチ)
5、記者会見4(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表片岡輝美さんのスピーチ)
7、記者会見4(武藤類子さんのスピーチ)

9、記者会見6(質疑応答2)
  
5、UPLAN

 
20140829 UPLAN
【記者会見】こども脱被ばく裁判(第二次ふくしま集団疎開裁判)提訴



 


6、Ourplanet

「被ばくを強いられた」「避難したい」~親子86人が提訴



 2011年6月24日、第一次疎開裁判の申立時の映像(Ourplanet)

 学校の集団疎開求め仮処分申請〜郡山の子ら14名

2014年9月1日月曜日

【8.29提訴アクション:報告のまとめ】報告1~8

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴に関するアクションの報告をまとめました。

(9.2最新版)【8.29提訴アクション:報告1】初めて原告7名(親子)が参加、発言した記者会見と原告のメッセージ

【8.29提訴アクション:報告2】子ども脱被ばく裁判の提訴に合わせ全国同時アクション

【8.29提訴アクション:報告3】支援者の皆さんの力強い支援行動とスピーチ

【8.29提訴アクション:報告4】弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)

【8.29提訴アクション:報告5】「民主主義社会における思想統制」を正しく実行した日本のマスコミ

【8.29提訴アクション:報告6】「民主主義社会における思想統制」に抵抗する独立系メディア

【8.29提訴アクション:報告7】子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のお知らせ

【8.29提訴アクション:報告8】子ども脱被ばく裁判の訴状本文

【8.29提訴アクション:報告8】子ども脱被ばく裁判の訴状本文と原告代理人目録・被告目録

8月29日、予定通り「子ども脱被ばく裁判」の訴状を福島地方裁判所に提出し、受理されました。

以下は、その訴状本文の1頁目(写真)と全文と原告代理人目録・被告目録です。

訴状本文(全文)

原告代理人目録

被告目録
 
訴状本文の1頁目

【8.29提訴アクション:報告7】子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のお知らせ

8月25日で第一次原告募集を締め切り、参加した原告86名(子ども人権裁判と親子裁判で延べ110名)が8月29日に、福島地方裁判所に、訴状を提出し、受理されました。

第一次ふくしま集団疎開裁判が14名の原告だったのに比べ、大変な数です。
これは、私たち一人一人の手で、福島の子どもの命を救おうという市民の貴い声とアクションのあらわれです。

この声とアクションに続いて、一人でも多くの方が、この裁判の原告に参加していただくよう、引き続き、第二次原告募集を行います。
その内容と原告申込書は以下の通りです(第二次募集の締め切りは9月30日) 。
皆さんの行動が福島の子どもたちの未来を決めます。どうぞ、原告に参加して下さい。

連絡先: 090-8494-3856(岡田俊子)    
     nijisaibangmail.com*を@に置き換えて下さい

 
子ども脱被ばく裁判の第二次原告募集のチラシ ->PDF版

原告申込書 -> PDF版



原告募集のチラシ



 原告申込書





原告申込書

【8.29提訴アクション:報告5】「民主主義社会における思想統制」を正しく実行した日本のマスコミ

 福島の子どもたちを被ばくから遠ざけ(避難させ)、彼らの命を救うことは、日本政府がいま緊急に解決すべき、日本にとって最大の人道的課題です。

8月29日の「子ども脱被ばく裁判」の提訴は、この課題を真正面から日本政府に問うた、日本と世界の人々が知っておくべき最重要な裁判です。なぜなら、この裁判は、
・見えない戦火のなかの子どもたちを救い出す裁判
・世界で最も過酷な子育て中の福島の親子を救い出す裁判
・国と福島県の3.11以後の救護対策の誤りを裁く裁判
・経済復興・帰還最優先の政策を命の復興最優先の政策に転換させるための裁判
だからです。

だからこそ、日本政府と原子力ムラにとって、 「原発事故による子どもたちの命の危機」は、3.11以来、終始一貫、日本と世界に知らせてはならない絶対のタブーです。
そこで、日本のマスコミは、「王様の飼い犬」としてその職務を立派に果たし、(共同通信の短文記事を除いて)この提訴を一切報道しませんでした。 

その結果、「子ども脱被ばく裁判」の提訴のことは誰も知らず、福島の子どもたちの危機的な状態を知らないままに放置されました。

なぜ「子どもの命の危機」という人道的な問題について、マスコミは報道しないのか。
それは、今回の問題が自然災害や他国の戦争ではなく、原発事故が原因の「子どもの命の危機」だからで、原発事故の悲惨さという本当に重要な問題だからです。
本当に重要な問題は決して人々に知らせない。
 これが、民主主義社会における私たち市民の思想統制という問題です。

 ********************************

 
第二次疎開裁判の提訴に対して、改めてメッセージを寄せ、惜しみない協力を継続するノーム・チョムスキーは、この「民主主義社会における思想統制」という、私たちにとって最重要な問題について、こう言いました。


 独裁国家なら、我々市民を黙らせるには棍棒(こんぼう)で殴りつければよい。しかし、民主主義国家ではもはや棍棒は使えない。そこで、棍棒に代わって、我々市民が声をあげないように思想注入する必要がある。その思想注入において最大の貢献をしているのがマスコミです。

そして、最高の思想注入とは、思想注入していることを悟られない思想注入のことです。つまり、市民は自分が思想統制なんか受けていない、自分で自由に考え、判断していると思い込ませることです。

民主主義社会では、市民を政治から遠ざけ管理するため、長年、その方法の開発に膨大な努力が注がれてきた。その中心的役割を果すのががマスコミ(マスメディア)で、彼らは、次の3つの方法を発明した。 
1、マスメディアはニュースを選別する。
2、マスメディアは本当に重要な問題は語らない。
3、マスメディアは人々を孤立させる。

 とくに、子どもの命が危機にあるといった人道的、倫理的な問題について、マスメディアが次のように「倫理を機能不全にさせる」役割を果している。

「我々が加担する政策のせいで、死に瀕し、飢える人々がいる。それについて、本来、民主主義社会の一員である我々には、直接、責任がある。
だが、メディアは--人々にその責任に気がつかせまいとする、ニュースを選別し、本当に重要な問題を語らず、人々を孤立させることによって。
その結果、権力者の利益が守られ、被害者は無視される。
国民は、もし、自分の手から滴る血をみれば、驚愕するでしょう。
しかし、そう思わないのは、国民は体制(政府やマスメディア)にあやつられたまま、気がつかずにいるからです。メディアコントロール 11 

【8.29提訴アクション:報告4】弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)

8月29日、福島地方裁判所に子ども脱被ばく裁判を提訴するにあたっては、初めての原告団の参加、大阪、東京、仙台、福島県内からの力強い支援者の応援に、(ろくに寝ていない)井戸謙一弁護団長をはじめとする弁護団は大いに鼓舞されまして、身の引き締まる思いで提訴アクションに参加しました。

以下、弁護団のスピーチ(裁判所前)&解説(記者会見場)の動画と写真です。

弁護団のスピーチ(裁判所前)


弁護団の解説(記者会見場)


写真:裁判所前のアクション




写真:記者会見場

【8.29提訴アクション:報告3】支援者の皆さんの力強い支援行動とスピーチ

8月29日、福島地方裁判所に子ども脱被ばく裁判を提訴するにあたっては、弁護団だけでなく、沢山の裁判支援者の皆さんが、大阪、東京、仙台、福島県内から裁判所と記者会見場に参加し、皆さん、力強い心のこもったスピーチをしました。

以下、そのアクションとスピーチの動画と写真です。

支援者のアクションとスピーチ(裁判所前)



水戸喜世子さん(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表)のスピーチ(記者会見場)


片岡輝美さん(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表)のスピーチ(記者会見場)


武藤類子さんのスピーチ(記者会見場)


裁判所前のアクション

2014年8月29日金曜日

【IWJ中継の録画】IWJ Fukushima1で、29日の提訴・記者会見中継の動画

29日の提訴と記者会見を中継していただいたIWJ Fukushima1の録画は、以下からご覧になれます。

福島地裁の提訴に向けて、裁判所前での集会(14時~)

提訴後の記者会見(15時~)
1、記者会見1(井戸謙一弁護団長の報告)

Broadcast live streaming video on Ustream

2、 記者会見2(井戸謙一弁護団長の報告(続き)・弁護団の補足)

3、記者会見2-2(原告のスピーチ)18分20秒~

4、記者会見3(ふくしま集団疎開裁判の会共同代表水戸喜世子さん・片岡輝美さんのスピーチ)

Broadcast live streaming video on Ustream

記者会見4(武藤類子さんのスピーチ)

Broadcast live streaming video on Ustream

記者会見5(武藤類子さんのスピーチ(続き)・山本太郎さんのスピーチ代読・質疑応答)  

Broadcast live streaming video on Ustream

記者会見6(質疑応答2)

2014年8月27日水曜日

(最最新版)【お知らせ】予定通り本日8月29日、子ども脱被ばく裁判を提訴します。全国各地で同時アクションを行います&本日の提訴アクションのスケジュール

昨夜遅くになりましたが、訴状(->冒頭の1頁はこちら)が完成し、
本日8月29日( 金)、予定とおり、第二次裁判(正式名称:子ども脱被ばく裁判)を福島地方裁判所に提訴します。

それにあわせて、北海道から九州まで日本各地で、提訴の号外チラシをまく、全国同時アクションを行います。 
支援する皆様も、本日の提訴にあわせ、1枚でもいいですから、真実を知らない多くの人たちに以下の号外チラシをまいていただけたら幸いです。

号外チラシ(ワード文書)

号外チラシ(PDF文書)

原告の総数(延べ)が百名を超えました

第二次裁判の提訴を発表して以来、このような裁判があることを初めて知った人から、或いは前から名前だけは知っていた人たちから、原告として参加したいという申し出が次々と届けられました。
その結果、数日前に、原告の総数が百名を超えました。
この数はそれだけで、いま、福島の人々の切実な思いがどのようなものであるかを端的に物語っています。
子どもたちがいま見えない戦火の中で命を脅かされているにもかかわらず、子どもたちの命を救う行動を起こそうとせず、「現時点で小児甲状腺がんと事故との影響は考えにくい」といった論争に明け暮れている人たちに対して、「ノー!」という声をあげ、避難の実現に取り組むのがこの裁判です。

29日の提訴に合わせて、以下のスケジュールで市民集会、記者会見等のアクションを行います。

福島の子どもたちの命は私たちひとりひとりの声と行動にかかっています。皆さんひとりひとりの声と行動がこの裁判の行方を決めるからです。
是非、ご参加くださるようお願い申し上げます。

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      東京からの参加者は、新宿8:00発のバスで13:00時に福島市に到着(詳細は->こちら)。

13:20 集会
      会場 アオウゼ 多目的ホール(MAXふくしま 4階)
      出席 原告
          疎開裁判の会 共同代表 片岡輝美(福島県会津若松市)
                      同    水戸喜世子(大阪府高槻市)
          弁護団長           井戸謙一(滋賀弁護士会)
             同             光前幸一(東京弁護士会)
      関係者より、一言、出陣のあいさつ。     


      アオウゼの地図 〒960-8051 福島市曽根田町1-18 MAXふくしま 4階

14:00 地裁に到着(by バス・車) ※今回、デモはやりません。
       訴状提出
      地裁前で、各参加者、ひとり1分スピーチ。

15:00 記者会見
      会場 アオウゼ 多目的ホール(MAXふくしま 4階)
      出席者
       弁護団 井戸謙一・ 光前幸一
       原告
       疎開裁判の会 共同代表 片岡輝美・水戸喜世子

16:30 原告・弁護団・支援者による説明会・集会
  ↓
17:30 終了(予定) 

(最新版)【参加の呼びかけ】8月29日(金)二次裁判提訴応援 バスツアー

8 月29 日( 金)、福島地方裁判所に提訴します(子ども人権裁判・親子裁判とも)。提訴に向けて決起集会を行い、提訴後に記者会見を福島市内で開催します。
東京からも、原告支援の日帰りバスツアーを準備しました。
皆さん、ひとりひとりの声と行動がこの裁判の行方を決めます。
福島の子どもたちの命は私たちひとりひとりの声と行動にかかっています。
皆様、是非ご参加ください。

       8月29日(金)のスケジュール
集合場所  7:45 新宿駅(西口)スバルビル前
            →地図は以下です。
出発時間  8:00
       13:00 福島市到着 
            福島市内で集会・記者会見等
帰路出発 17:00 
到着予定 21:30 ~ 22:00 新宿駅(西口)着
参加費: 3000円(保険代を含みます)

申込先:以下にお電話ください。090-2933-7993(〆切 8月27日(木)16:00
  (残席があれば〆切以降でも申込可能ですが、保険がつきませんのでご了承ください。)


       集合場所の地図

2014年8月22日金曜日

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】オリヴァー・ストーン映画監督らからのメッセージ

『プラトーン』『7月4日に生まれて』『JFK』『サルバドル/遥かなる日々』『ウォール街』の映画監督のオリヴァー・ストーン、そして、彼の2012年の映像作品『The Untold History of the United States(もうひとつのアメリカ史)』を共同制作した歴史学者のピーター・カズニックから、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。

オリバー・ストーンと語る “原爆×戦争×アメリカ”』(2013年8月25日)より

 

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From the very beginning of the Fukushima nuclear accident, more than three years ago, TEPCO and Japanese government officials have deliberately and consistently misled the public on the extent of the damage and on the risks posed to the health of Japan’s citizens. 
This has been especially true when it comes to the most vulnerable―the affected children. 
And now, as the Abe administration recklessly pushes to restart Japan’s nuclear power plants, it again betrays the interests of the children in the Fukushima area, where radiation levels remain dangerously high. 
So long as uncertainty exists, and many experts are convinced the threat is real, there is no excuse to gamble with the health of defenseless children. 
In the name of compassion, decency, and justice, we call upon the Japanese government to stand with the victims instead of the perpetrators and resettle the children somewhere where they won’t have to face the daily risks posed by heightened levels of radiation.

Oliver Stone and Peter Kuznick, Co-authors The Untold History of the United States, book and documentary film series

(仮訳)

3年以上が経過した福島原発事故、東京電力と日本政府関係者は、日本の市民が健康障害を引き起こすリスクや被害の規模について、原発事故の当初から首尾一貫して、意図的に一般市民を誤った理解へ導いてきました。

このことは、とりわけ最も傷つきやすい存在である、被ばくした子どもたちに当てはまることです。

今、安倍政権が無謀にも原発の再稼働を推し進めることは、依然、放射線量が高く、危険である福島にいる子どもたちを、改めて裏切ることを意味します。

被ばくの安全性については不確かなものであり、「被ばくの脅威は現実にある」と多くの専門家が確信しているのですから、無防備な子どもたちを彼らの健康が危険か安全かという賭けにさらすのは決して許されることではありません。私たちは子どもたちの苦しみを感じています。正義と良識が実現されるため、私たちは日本政府に次のことを訴えるものです――原発事故の加害者ではなく被害者を支援すること、そして、子どもたちを日常的に高いレベルの放射能に被ばくしない安全な場所に移住させることを。

オリバー・ストーン、ピーター・カズニック


「もうひとつのアメリカ史 The Untold History of the United States」共著者

同ドキュメンタリー映画シリーズ 共同制作者

2014年8月19日火曜日

【報告】8.18外国特派員協会での会見の動画

事前にお知らせしませんでしたが、 昨日、国外のジャーナリスト向けに、外国特派員協会で、8月29日に提訴する第二次疎開裁判についての記者会見を行いました。

報道記事-> 「福島の子供は命の危機にさらされている」原発事故後の国の責任を問う「裁判」提訴へ(弁護士ドットコム)

発言者
弁護団    柳原敏夫
原告予定者 長谷川克己

通訳           萩谷 海さん(Ecological Options Netwrk

以下、 その動画です(2つ紹介します)。 
外国特派員協会 提供



UPLAN 提供



長谷川克己さんのスピーチ

【報告】8.18記者会見(参議院議員会館)の動画

 昨日、予定通り、参議院議員会館で、8月29日に提訴する第二次疎開裁判についての記者会見を行いました。
疎開裁判で、原告の皆さんが公式の場に現れて発言したのは今回が初めてです。
その勇気ある原告の姿に、会場から支援者の方たちからも熱い発言が寄せられました。
また、翌日、新たに5家族の方が原告になりますと連絡が入りました。
真実の声、正義の声はやむことはありません。
真実の声、正義の声が最初はどんなに小さな声でも、人々の心に届くことで大きな声になることを、この日の会見に参加した皆さんは、実感したのではないでしょうか。
自画自賛ではありませんが、本当に素晴らしい会見でした。

報道記事-><福島原発事故>被ばく防止対策不十分 富士宮の父親ら提訴へ(Yahoo!ニュース)

以下、YouTubeにアップされた会見映像です(全部の通しと各発言者ごとからの再生と両方です)。

会見映像(通し)

原告予定者3姪の発言(原告としての思い)

1、長谷川克己さん
2、松本徳子さん

3、匿名のお母さん

会場から質問(国と福島県に対する思いを一言で言えば?)に答えて
1、長谷川克己さん
 国と福島は責任があることを認めてほしい

2、松本徳子さん

3、匿名のお母さん

会場の支援者からの発言
 
1、崎山比早子さん--自分たち一人一人の命が危ないんだということを認識して私たちが立ち上がることをしなくては--


2、神田香織さん

3、田中一郎さん--原告になる方にお礼を申し上げたいと思っています--

4、生井兵治さん

寄せられた支援のメッセージの朗読 

1、崎山比早子さん

2、小出裕章さん

3、チョムスキー

二次裁判の解説(弁護団)

1、柳原敏夫(第二次裁判の背景について)

2、弁護団 光前幸一(第二次裁判の内容について)

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】松崎道幸さんからのメッセージ 「日本政府がおかした4つの大きな誤り」



一昨日、第一次疎開裁判で何度も意見書を書いていただいた医師の松崎道さんから、、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。

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第二次疎開裁判スタートに対する抱負

松崎道幸(道北勤医協 旭川北医院院長)
2014年8月17日
 

  福島第一原発事故による放射線被ばくがどのような健康被害がもたらされるかについては、政府が様々なことを言っていますが、私は、日本政府が4つの大きな誤りをおかしていると考えています。

日本政府の4つの誤り
1.    放射線被ばくで病気になるリスクを一ケタ近く小さく見積もっている(放射線被ばくの健康影響の過小評価)
2.     被災地域の放射線被ばく量をきわめて小さく見積もっている(放射線被ばく量の過小評価)
3.     小児甲状腺がんを被ばくと関係ないと断定している
4.     がんだけでなく様々な病気が増えるおそれがあることを無視している(チェルノブイリの教訓の無視)

 第一の誤りは、どれだけ放射線を浴びるとどれだけがんの危険が増えるかという、いちばん基本的な前提が大きく間違っていることです。放射線被ばくの健康影響についての最も信頼できる研究(最近の医療被ばくデータ)によると、放射線被ばくによってがんとなる危険は、政府やICRPの主張よりも一ケタ近く大きいことがわかっています。

  第二の誤りは、「モニタリングポスト」や「個人線量計」で測った数字を使って、福島の人々がさらされている放射線被ばく量はとても少ないと言い続けていることです。政府は、この二つの誤りを正さずに、毎年20mSv被ばくする地域でも「生活可能である」として、病院の「放射線管理区域」の20倍も線量の高い場所への帰還を進めようとしています。

 第三の誤りは、すでに福島の100名近くの子どもさんに甲状腺がんが発見されていますが、それを原発事故による放射線被ばくと関係ないと断定していることです。今回の甲状腺がんの原因については、被ばくと関係があるとするデータと、ないとするデータが出されていますが、発見された小児甲状腺がんの男女比は、放射線被ばく型(男女比が1対1に近い。これに対して「自然発生」小児甲状腺がんでは、男女比が1対5前後)であると考えられますから、注意深く検診を続けることが大切と考えます。

 第四の誤りは、被ばく量と被ばくの健康影響の両方をとても少なく見積もった対応を前提にして、福島の住民には明らかな健康被害は起きていないし、これからも起きないだろうと断定していることです。このような誤った認識に基づいて今回の原発事故の健康被害を正しく予測できるはずがありません。

 ちなみに、日本政府の発表した人口動態統計をもとに解析すると、線量の高い4県(茨城・福島・宮城・岩手)の自然死産率は、福島事故の9ヶ月後から有意に12.9%増加している事がわかりました。それ以外の日本の地域でこのような増加は見られていません。(2014年2月6日発行のドイツの放射線防護専門誌「放射線テレックス(Strahlentelex)」650-651号に掲載された論文による)





 チェルノブイリ事故後、ベラルーシでは、小児腫瘍罹患率が100倍に増えました。いくら貧困や衛生状態の悪化が発生しても、それだけで数年後に平常時の10~100倍もの小児腫瘍が発生することはありません。小児腫瘍の増加がチェルノブイリ事故に伴う放射線被ばくによってもたらされたことを強く示唆しています。

 このことは、福島事故にどのような意味を持つでしょうか。福島の子どもたちの放射線被ばく量がチェルノブイリの10分の1であると仮定しても、福島の子どもたちの小児腫瘍が被ばく前の10倍に増える可能性があると考えなければなりません。放射線被ばくはがんだけでなく、脳卒中、心臓病をはじめとした全身の様々な病気を増やしますから、現在、福島などで事故前の10倍以上の空間線量の地域に住んでおられる地域の方々には、がんだけでなく、心臓病・脳卒中・呼吸器疾患など全身の様々な病気が増える心配が大いにあります。

 
これ以上の放射線被ばくによる被害を防ぐためには、第二次疎開裁判に勝ち抜くことが絶対に必要です。そのためには、福島原発事故における日本政府の4つの誤りを多くの人々に知らせてゆくことが重要だと考えます。

以 上



2014年8月17日日曜日

(最新情報)8.18「8月29日第二次疎開裁判の提訴」について東京での記者会見・集会のお知らせ


※ 18日に開かれた記者会見の動画は->こちら

 最新情報のお知らせです。
18日(月)17時から参議院議員会館で開催する以下の記者会見には、
原告予定者として、郡山から川崎に自主避難した松本徳子さん(※1)、郡山から静岡県富士宮に自主避難した長谷川克己さん(※2)、郡山から都内に自主避難したお母さんの3名が参加・発言します。
支援者として、講談師の神田香織さん(→寄せられたメッセージ)、 高木学校の崎山比早子さん(→寄せられたメッセージ
が参加・発言します。

皆様も奮って参加下さい。一緒に大きな声を作り出していきましょう。

※1 本年5月、参議院議員会館で「鼻血は事実」〜福島の母親「美味しんぼ」言論抑圧に抗議する会見で発言する松本さん

※2 長谷川さんを取材した映像(【福島のいま】力強く生きたい~自主避難から1年〔2012年9月〕 )

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私たちは今月29日(金)、第二次ふくしま集団疎開裁判を提訴します。
この裁判は、今、目に見えない戦火の中に閉じ込められている福島の子どもたちの命を救うため、これまで福島の子どもたちの救済をサボタージュしてきた日本政府に対し、国策の緊急かつ最優先課題として、その実行を正面から求めるものです。

「福島の子どもたちは危ない」と認めた第一次ふくしま集団疎開裁判の仙台高裁の判決(昨年4月24日)は世界中に報道され、大きな注目を集めました(こちら)
今回の裁判はその続編です。
提訴に先立ち、なぜ、いま、第二次ふくしま集団疎開裁判を提訴するのかその理由と目的を語る記者会見と集会を、18日に東京で以下の要領で開きます。
 
時 間:8月18日(月)17時~18時45分(16時半 開場
場 所:参議院議員会館 講堂
出席者:原告予定者(福島のお母さんたち3名)      
    第二次疎開裁判の弁護団(光前 幸一・柳原 敏夫)
    支援者(神田香織さん・崎山比早子さん
主催者:ふくしま集団疎開裁判の会
連絡先:09084943856(岡田)  nijisaibangmail.com(*を@に置き換えて下さい)

この裁判は日本の未来の行方を決めるものです、子どもの命を切り捨てる道徳的退廃の社会に成り果てるのかどうかという。
その行方を最終的に決めるのは私たち 市民自身の意識です。福島の子どもたちの命を生かすも殺すも私たち次第なのです。
市民はひとりでは無力でもつながれば力になります。ひとりでも多くの人々にこの裁判のことを知っていただきたくて、18日の集会に参加を呼びかけました。
私たちひとりひとりの小さな行動の積み重ねが、福島の子どもたちの命を救い、日本社会を道徳的退廃から救うことを胸に刻み、万障繰り合わせの上出席いただくことをお願い申し上げます。



 チラシ(PDF版)

 8月29日の子ども脱被ばく裁判の提訴についてのチラシと原告募集の申込書はこちらです。
1、チラシPDF版)

2、原告申込書PDF版)

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】崎山 比早子さんからのメッセージ

 本年6月に、「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」に公開質問書を提出した、高木学校の崎山 比早子さんから、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。


8.18、参議院議員会館での記者会見でスピーチする崎山比早子さん--自分たち一人一人の命が危ないんだということを認識して私たちが立ち上がることをしなくては--

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            疎開裁判に思うこと
  いま福島で真っ先になされなければならないことは妊婦、乳幼児、子供、青年達を汚染地から避難させることです。
その気になりさえすればできないことはないはずです。
高度に汚染された地域を除染したと称し、限度線量を20ミリシーベルトに上げて住民を帰還させ、線量計をつけさせて生活させるなど、正気の沙汰ではありません。
でも何のためにそんなことをするのでしょう?
そんな非人道的なことが平気で行われる程日本人は落ちぶれてしまったのでしょうか?
どこまで落ちたら止まるのでしょう?

放射線と闘う?それは全く勝負になりません。人は逃げるしかないのです。
そして放射性物質は閉じ込めて置かなければなりません。
政府がやっていることはこの真逆のことです。

今、私達は闘わなければ生きられなくなりました。
いのちと希望をとりもどすために立ち上がらなくては!

崎山比早子


2014年8月15日金曜日

【第二次裁判=子ども脱被ばく裁判】チョムスキーからのメッセージ

今年3月に来日した折、 福島の人たちの声を直接聴く機会を持った人権活動家のチョムスキーから、中東やウクライナ情勢の急変で多忙を極める中、本日、これからスタートする第二次裁判=子ども脱被ばく裁判に対するメッセージを寄せていただきました。

今年3月6日
ノーム・チョムスキー~ふくしまの声を聴く

       2003年の世界社会フォーラムで話すノーム・チョムスキー 
   撮影者:Marcello Casal Jr/ABr.(ウィキペディアより)

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 The immense tragedy of Fukushima is cruelly compounded by the failure of the government to conduct a serious inquiry into its human consequences, and to protect and care for the victims.  It is of particular urgency to ensure that the children who are in the endangered areas will be evacuated to rescue them from even greater disasters.  That is the very least that honor and compassion demand.  I trust that the just pleas of the survivors will soon receive a full and proper response.  And that resolute steps will be taken to make sure that nothing like this will ever happen again.

 Noam Chomsky

人々への影響を真剣に調査せず、被災者を守り助けることのない日本政府の失策は、福島の計り知れない悲劇を、残酷なまでに悪化させています。汚染地域にいる子どもたちを避難させることが、子どもたちをさらなる惨事から救い出すことになるーその保証はとくに喫緊です。子どもたちを守ることが、最低限の誠実さと思いやりです。大惨事の被災者である原告の申し立てが、早急に充分かつ適切な応答を受けられるよう、私は信頼を持って期待しています。そして、もはやこのような政府の失策が再び起こされないように、断固たる措置が取られることも期待しています。

ノーム・チョムスキー