9月10日 新宿アルタ前にて脱被ばく実現ネットの街頭宣伝が行われました。
今回は「『東海第二原発』いらない」の全国一斉行動への参加行動としても行いました。
沢山の方が参加してくださいました!
ボランティアの報告です。
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2022年9月10日(土)
新宿アルタ前街頭宣伝(「東海第二原発いらない一斉行動」第5弾に参加) (I)
コロナ禍でも人通りが絶えない新宿駅前です。13名といつもより多めの参加者に感謝の気持ちが沸々とわいてくる抗議行動となりました。マイクリレーと生田まんじさんの歌声で、原発再稼働&新増設を掲げる政府方針の理不尽、収束しないフクイチ事故、拡大する健康被害等々を新宿を闊歩する皆さんに訴えました。
岸田首相の「原発の再稼働と新増設を進めます」発言に参加者から強硬な抗議の声が上がりました。今日、電力は科学的には再エネ100%でまかなえるとの事です。地震や水害が頻発する日本で安全性が担保出来ず、住民避難が困難である原発は、速やかに廃炉とすべきです。参加者の皆さんも今回の政府方針は暴挙だと訴えておられました。
私たちが支援する「311子ども甲状腺がん裁判」「子ども脱被ばく裁判」についても強くアピールしました。9月7日東京地裁「311子ども甲状腺がん裁判」第2回口頭弁論での高3女性の意見陳述「恋愛も、結婚も、出産も、自分とは縁のないもの」には胸が痛みます。人生そのものを壊されてしまったのだから、せめて裁判では勝利をと願わずにはいられません。
新宿を闊歩する皆さんに裁判のことを少しでも知っていただければ――と思います。
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Uさんのスピーチ
ご通行中のみなさん、私たちは東海第二原発の再稼働に反対する市民です。今日は茨城県東海村にある東海第二原発の危険性を知っていただくためにここでアピールしています。
みなさん茨城県の東海村に東海第二原発という原発があるのをご存じでしょうか。東海第二原発はここから110km余りの距離にあり、30km圏内には94万人が住む、世界でも例がない人口密集地の原発です。この原発は2011年の東日本大震災の際に停止し、以後動いていませんでした。しかしこの原発を所有する日本原電という電力会社は、再稼働に必要な安全対策工事を2年後に完了し、再稼働させようとしています。また、岸田政権は先月24日、脱炭素を進めるために来年夏以降7つの原発の再稼働を目指す方針を明らかにしましたが、そのうちの一つに挙げられているのがこの東海第二原発です。
11年前の震災では、福島第一原発が大事故を起こして大量の放射能が大気中にばらまかれ、多くの住民が避難を余儀なくされ、今なお何万もの人々がふるさとに帰れずにいます。そして福島では当時子供だった若者の中に300人以上の甲状腺がん患者が発生し、大変な苦しみを味わっています。小児甲状腺がんは通常であれば100万人に一人か二人しか発生することのないまれな病気であり、原発事故による被ばくがなければこのようなことは起こらなかったはずです。
実は原発の耐震性は極めて低いのです。住宅メーカーは日本での地震の最大観測値に耐えられる住宅を作っていますが、東海第二原発の耐震性能はその1/4程度しかありません。
地震頻発国日本では、11年前の東日本大震災のような大地震がいつ再び起こるかもしれません。
東海第二原発は運転開始から43年も経つ老朽原発であり、しかも大震災で大変痛んでいます。このような原発を動かせば必ず事故が起きます。そして大事故が起きれば有毒な放射性物質が大量に放出され、周辺地域の被ばくは避けられません。ここ東京を含む首都圏一帯が壊滅的な被害を受けることになります。
私たちはこのような危険性をもつ東海第二原発は決して再稼働すべきではないと思います。
みなさん、ぜひ「東海第二原発動かすな」の声を高め、この原発の再稼働をやめさせていきましょう。
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