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告知 ①12.14(第2土曜日)新宿アルタ前 街頭宣伝 14時~15時  ~「東海第二原発いらない一斉行動」第14弾に参加~

2017年2月5日日曜日

第41回 東電本店合同抗議 「なぜ東電が避難住宅費用を払わないのか!?」国は「計算が大変だから」と返答

第41回東電本店合同抗議に参加 

福島原発被害東京訴訟 原告団長鴨下さん


2017年2月1日(水) 第41回東電本店合同抗議 18:30~19:30
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  賛同団体:東電株主訴訟他126団体
映像配信は立花健夫様から、いつも有難うございます。
https://youtu.be/Ie6J71IfuSk 
https://youtu.be/iMhKY_kRwUs
https://youtu.be/RVARYURQPYs 
https://youtu.be/uAWhEYJ6a24
https://youtu.be/pMN-sjp0Exo 


「原発止めろ!」「被災者捨てるな!」「福島返せ!」無責任企業東電に刺され!とばかりに熱いオープニングコールから始まりました。
今回も「日音協」のミニライブ、「反原発自治体議員・市民連盟」と「たんぽぽ舎」の東電への申し入れ、ドンパン節の歌と踊りと多様性に富んだ抗議行動となりました。

東電への申し入れ

◆参加者のスピーチ

〇福島原発被害東京訴訟 原告団長鴨下さん
区域外避難者は避難住宅打ち切りに直面している。明日も福島県との交渉がある。東電が避難住宅費用を支払わないので、国、東京都、福島県に対し毎月、申し入れや交渉を行わなければならない。国に東電に求償しない理由を質問すると「計算が大変でまだ出来ていないから」と言われる。東電に請求して支払わせるべきだ。
避難住宅費用は災害救助法に基づく応急救助で支援では無い。支援という形になり、「収入力」「世帯構成」等で要件をつけられ被害者が分断されている。打ち切りを不安視し、自ら家賃を払い住環境を安定させる動きも一部にあるが、甚大な被害があっての避難。無償提供継続が絶対条件で、家を汚染された以上住宅費用を払う必要はないと考えている。4月以降避難住宅に居続ける残留避難者が出ることとなるでしょう。私たちを追い出さないで下さい。よろしくお願いします!
《福島原発被害東京訴訟》
次回期日 3月1日(水)午前10時 東京地裁103号法廷 6名の原告本人尋問(最終回)が行われる。原告の受けた生々しい被害の実態を聴いてください。
〇日音協 葛尾村出身者
葛尾村は6月に避難解除されたが、帰還した住民は1割未満。10月に葛尾村と浪江町の境に学校の校庭から運んだ土が大量に置かれていた。今年4月から小、中学校を再開させる予定だったが、子どもが帰らないので再開は中止に。無駄なことをやっている。浪江町が3月に解除予定だが、住民のほとんどが帰還に賛成していない。事故は終わった、帰らないのはお前たちの勝手と切り捨てられていく。謝罪も償いもない東電を許さない気持ちを込めて歌っていきたい。
〇たんぽぽ舎山崎さん
テレビカメラが2号機に入り、核燃料(デブリ)と報道したメディアもあるが、東電は何が映っているのか明らかにしていない。実際は調査をしても解明するのは困難。映像を見ると融点の低い金属と合成樹脂の絡まった物のような印象。
核燃料は何処にあるか判るわけがない。
1号機、3号機に実施されないのは核燃料の量が多く、空間線量も高いためと思われるが、説明が無い。説明が無いのでデブリを取り出せるのでは、という幻想が生まれる。冷えたから取り出せるものではない。
3号機の使用済み燃料プールの取り出しすら1年以上遅れている。作業従事者の被ばく量が高くなりすぎ、取り出しの為の装置台を取り付けられない。着手にはあと5年はかかる。厳しい環境なのは事実だが、柏崎刈羽再稼働に6800億かけているからそういう事になる。
凍土遮水壁は海側が95%凍り始めたと報道された。しかし、汲み上げている水の量は半分減った程度で、毎日約150トン出ている。東電の計画ではほぼゼロになる筈だった。凍土壁で水が止まるのか疑問だ。その前にデブリが外に出ないようにブロックする設備を造るべき。「埋設」を推奨したい。30mの高さまで埋めてしまえば、津波が来ても放射性物質の流出は避けられる。50~100年と時間を区切って埋め、冷却を待つという方法。
次に巨大津波が来れば大量の放射性物質が海洋流出し、使用済み燃料プールと共用プール6000本の燃料の冷却ができなくなり、1ヶ月もすればメルトダウンする。そういう事態を避けるために、安全設備のある施設に乾式貯蔵を急行すべきだ。東電は柏崎刈羽より福島第一に力を注げ。

◆脱被ばく実現ネットのスピーチ 
〇県民健康調査で小児甲状腺がんの子どもが183名になった。事故前の100倍以上の罹患率。
矛盾しているのが、事故後、初回検査で115人も見つかり、検討委員はエコー検査の機械の性能がいいためとし、他の地域でも検査すればこのくらい出るから心配しないで、検査も数年に1回で大丈夫と発言していた。
2度目の検査での腫瘍の大きさについての質問には、1度目の検査で見落としがあったかも、と答えている。性能のいい機械での見落とし、おかしくないですか?
2度目の検査で最大3.5㎝を超える腫瘍が見つかっている。1度目で問題無しとされた子どもも癌になっている。
検討委員会では子どもの甲状腺がんは進行が遅いとされたが、腫瘍がなかった子どもに2年の間で1~3㎝の腫瘍が出来ており、矛盾している。
放射能の影響を調べる方法として、事故後に生まれた子どもとの検査結果の比較がある。チェルノブイリでははっきりと差が出た。国際的にも甲状腺がんが放射能の影響だと認められたが、日本では行われない。
県民健康調査は被ばくの影響を調べることではなく、県民の不安解消のためだと堂々と言い切っている。小児甲状腺がんは被ばくの影響ではないと言い続けていれば東電も賠償せずに済む。
新潟の皆さん見てますか?柏崎刈羽で事故が起きたら子や孫が肺やリンパに転移しても、風評被害だとか、放射能で騒ぐと復興の邪魔だとか、手術すれば死なないと言われます。幼児や10代の子どもに死なないから大丈夫と一言で済ませて欲しくない。
新潟の皆さん、再稼働阻止するようお願いします。未来ある子ども達のために闘ってください!
◆告知
・講演会開催
福島 風評にすり替えられる実害 - ひろがる健康被害、分断と苦悩 -

渋谷JR新南口1分(光塾) 演者:阿部憲一さん(広野町議員)、渡辺紀夫さん夫妻(郡山市)
・子ども脱被ばく裁判第9回口頭弁論期日 2月15日(水) 福島地裁
・2月19日 総がかりのデモに参加しチラシ配布
・2月26日 新宿アルタ前街宣 16時~17時
・新宿デモ 3月4日(土) 

4日のデモは、3・11直前であり、無償住宅提供打ち切り前の重要なデモです。ひとりでも多くの方の参加が重要となります。一人ひとりに生存権があることを訴えていきます。「人間の復興」を求めお集まりください。

(伊藤 記事・写真も)

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