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2021年3月2日火曜日

20210301 子ども脱被ばく裁判 子どもの未来を閉ざす! 不当判決! 

 3月1日、福島地裁において2014年8月提訴され、昨年2020年7月に結審した子ども脱被ばく裁判の判決が言い渡されました)。その内容は全く原告の訴えを認めない、不当判決でした(判決要旨->こちら)。


 この裁判は、原告および、弁護団、支援団体や多くの医師、科学者の皆様の応援を得て、福島原発事故による健康被害の実態や、国、自治体の無責任な施策の実態、また昨年の山下俊一医師の「ニコニコしている人に放射能は来ません」などの住民の健康・命を大切にしない発言の意図などを法廷において問いただすことや、鈴木眞一医師への尋問により「過剰な甲状腺手術はしていない」との証言、県民健康調査の数値以外にも鈴木医師が甲状腺手術している子どもたちがいることなど、重要な実態を明らかにしてきました。また、放射線被害について、ほとんど情報もなく、国や県は復興最優先で、子どもたちの健康を心配すると非難されるような空気の中で、必死に子どもたちを守ろうと戦ってきた原告保護者たちの法廷での訴え、健康を害した子どもを見る辛さの訴えは多くの傍聴者たちの胸を打つもので、被告側の人でさえ下を向いて涙ぐむ場面さえあるほどでした。

 判決はそれらの内容を全く無視したひどいものでした。

 「原発事故後の行政の過失認めず」 NHK 福島県 20210301()1830

https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210301/6050013639.html?fbclid=IwAR0J8Yja06CF-47d4zpMu_HBGG2-yvZuMeDkfMUmGHlUbAfeEJ1IaAyZgs8

                                             

 弁護団から正式な報告などを後日載せますが、とりあえず、参加者の報告などアップ致します。

 参加したボランティアの報告です。今回福島で見つけて撮影した異常な松ぼっくりの写真もぜひご覧ください。

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Mさんの報告です。

本日、福島は春のような陽気でした。
駅前で、子ども脱被ばく裁判の判決を知らせるチラシを配布しながら、
6年半に及ぶ審議の中、判決が告げられることをアナウンスし、福島地裁に向かいました。
 
福島県放射線健康リスク管理アドバイザーで医師の山下俊一氏と
小児甲状腺がんと診断された子どもたちの手術をした鈴木真一医師の
証人尋問を認めた裁判官でしたので少し期待もありました。
貴重な傍聴券を頂き傍聴席に座りました。
 
入廷した遠藤東路裁判長は、2分間のマスコミの撮影中、
マスクの顔から見える目つきは落ち着きなく目が泳いでいるような嫌な雰囲気でした。
 
そして口を開いたその言葉は、判決理由は一切なく
マスクの下でもにょもにょと、歯切れは悪く、語尾もはっきりしない。
え!これでおわり?
と思う間もなくさっさと逃げるように退席した。
私はおもわず、「え- 分らない!」 と声が出た。
こんな、無責任な判決はない!!
 
13時半開廷から、閉廷まで約15分。
裁判所の前で声を上げた。
 
 人でなし裁判官! 恥を知れ!
 子どもの命をなんだと思っているの!
 血も涙もない裁判官許さない!
 
多くのマスコミもカメラを構えて、取材し、弁護団や、原告を取り囲み、
裁判所の前は、あまりな判決で気が抜けてしまった人、
言葉を失った顔、拍子抜けのような顔、不安と怒りか、
裁判官のバカヤロ-発言も飛び出した。
複雑な思いの浮かぶ顔、不安な顔、またかの失望の顔、怒りの顔の
人々が重たい心を抱えて判決後の集会に歩き出した。
 
その道すがら、福島地裁近くの民家の庭先の松の木には、
写真のような、異様に大きな松ぼっくりがいくつも付いていた。
普通の大きさと明らかに形状が違う。
小さな松ぼっくりがいくつも集まリひと塊、
まるで癌の腫瘍が花開いたような雰囲気であった。
やはり子供たちが安心して住んで良い場所ではないと確信した。
 
裁判後の記者会見では、裁判所から出た判決要旨の分厚い
解説を読み込む時間がない中、弁護団へ質問が続いた。
今後、原告と弁護団が話しあい、控訴に向かうと思われる。
 


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Oさんの報告

子ども脱被ばく裁判に行ってきました。 
子ども達の未来を踏みにじる信じがたい最悪の不当判決に
涙の後は怒りで震えました。
このままで いるわけにはいかない。
私達大人の今後の行動が問われます。

裁判前の福島地裁前でアピールを行う



挨拶する井戸弁護団長

原告代表の今野氏(右)

不当判決!!

原告の訴え!

記者会見








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原告代理人柳原弁護士の報告

本日、福島地裁で、2014年8月提訴した子ども脱被ばく裁判の判決言渡しがありました。
結論は原告の全面敗訴。その理由付けもこれ以上ないくらい原告主張の全否定、地獄に堕ちろ!と言わんばかりの残忍酷薄な判決でした。

以下、その判決要旨の紹介記事です。
ご参考までに。

【速報】春望:民破れて医大栄えり 弱きをくじき、強きを助ける理不尽極まれり判決、言渡される(2021.3.1)

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田中一郎さんの報告

前略,田中一郎です。

 

福島から先ほど帰ってきました。

お話にならない判決でした。

 

福島地裁裁判官ならぬ「司法官僚判事役」が被告の国とグルの「亡国集団一員」であることを確認した判決だったと言えるでしょう。原告の訴えを記述した陳述書や準備書面を読んでいないか、読めなかったか(漢字にフリガナでもふってやればよかったか!?)のいずれかでしょう。そしてその被告の国=日本政府は、みなさまご承知の通り、原子力ムラ・放射線ムラに占拠され、その下僕になり果てている状態です。(福島県以下、被告の各自治体は自己判断能力を放棄することで、国にへばりつき額づいているだけの「おまけ」のようなものに成り下がっています)

 

「司法官僚判事役」3人の名前は、遠藤東路(とうる)、右陪席:工藤哲郎、左陪席:奥山拓也、この亡国の「腐ったヒラメ」3匹を今後は我々が徹底的にぶったたいて、日本国中はおろか、世界中に「著名人」にしてやる必要があります。自己保身だけを念頭に歴史的な「ヒラメ判決」を下した極悪人として、です。東京電力刑事裁判の永渕健一、群馬福島原発訴訟の足立哲(あきら)とともにです。

 

子どもたちの命と健康を守れない日本の司法、原告被害者の人権を原発過酷事故や放射線被曝から守ることができない日本の司法、こんなものは今日の日本には必要ありません。遠慮なく叩き潰せばよろしい。

 

詳細は後日、お送りいたします。

草々


弁護団などの声明や他の方の感想が出されましたら順次ブログアップいたします。


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