1月14日(土) アルタ前街頭宣伝を行いました。
小雨降る新宿から総勢11名で街頭アピールを行いました。KEITAROU1212さん
の動画https://twitcasting.tv/keitarou1212/movie/756589142
で当日の様子を確認できますので、是非ご覧ください。
メンバーは新宿を闊歩する皆さんに、汚染水の海洋放出は国際法違反、復興税の防衛費転用問題、放射線の影響は半永久的、政府は小児甲状腺がん多発の責任を取れ、等々を訴えました。戦争への道をひた走る岸田政権への痛烈な批判が相次ぎました。
当日、放射能汚染地図となっている新横断幕がお披露目されました。色目の派手な横断幕やパネルに新宿駅から出てきたばかりの女性が目を見開いているのが印象的でした。内容も心にとめていただけたなら、いいのですが~。(I)
昨年5月、311子ども甲状腺がん裁判が始まり、私は裁判を傍聴しました。この裁判では福島原発事故による放射線被ばくが原因で甲状腺がんになったとして、事故当時子どもだった若者たち7人が損害賠償を求めて東京電力を訴えています。小児甲状腺がんは通常であれば100万人に1人か2人しか発生することのないまれな病気ですが、福島ではすでに300人近く確認されているのです。福島原発事故による被ばくがなければ、このようなことが起こるはずがありません。5月の裁判で意見陳述に立った若い女性は「元の身体に戻りたい。そう願っても、もう戻ることはできない。」と振り絞るように語っていました。9月の裁判では別の女性が「恋愛も、結婚も、出産も、私とは縁のないものだと思う」と言っていました。これまで3人の若い女性が法廷に立ち、福島原発事故の後甲状腺がんを発症し、手術やアイソトープ治療を受け、つらい日常を過ごしていることを切々と訴えています。11年前の原発事故の時子どもだった彼らには何の落ち度もありません。しかし、私たち大人は、ひとたび事故が起きれば大量の放射性物質をばらまく危険性をもつ原発を、よりによって世界最大の地震頻発地である日本に54基も建てることを許してきてしまいました。私たち大人は、あの甲状腺がんの若者たちの苦しみに責任を負っているのだと思います。次の裁判は今月25日、東京地裁で予定されています。ぜひこの裁判への注目と支援をお願いしたいと思います。
今、政府は11年前の原発事故などなかったかのごとく、脱炭素やエネルギー危機を口実に原発を押し進めようとしています。しかし原発は次世代を担う人たちの未来を奪うものではないでしょうか。電気が足りなければ、原発以外にいくらでも作る方法があります。あの甲状腺がんの若者たちの苦しみと悲しみを生み出すような原発だけは、絶対に進めてはいけません。原発のない社会に向け、共に歩んでいきましょう。(U)
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