2016年3月11日、福島県の県民健康調査で甲状腺がんと診断された患者家族が「311甲状腺がん家族の会」を発足しました。
これまで、100万人に1人か2人と言われた小児甲状腺がんが福島の30万人の調査で166名(疑い含)となっていますが、県民健康調査委員会は「放射能の影響とは考えにくい」と言い続けています。そうであるならば、多発の原因は何かを言明すべきでしょう。
分断され、孤立していた患者家族が立ち上がりました。今は5家族ですが、これから参加者が増えて行くことと思います。
また、北茨城市など関東でも甲状腺がんが出ていることや、大人の甲状腺がんも多発していることから、このような方たちも参加できるのかとの質問に対し、その方向であるとの答えで、福島だけでなく、原発事故被害によるがん患者が一緒になって励まし合い、課題を解決して行く希望を感じました。
代表世話人の河合弁護士は「放射線被害の大半を占めるのが財物損害・精神的慰謝料である。でもその元は病気、甲状腺がんや白血病などになるということから発生する。この部分が否定されると原発被害全体があるのかないのかわからないといういい加減なものになってしまう。」と大変わかりやすく説明しています。
20160312 UPLAN【記者会見】甲状腺がん患者家族会〜設立記者会見〜
https://www.youtube.com/watch?v=Cj4raPndOK0
以下、Yahooニュースより
勇気を振り絞って「311甲状腺がん家族の会」が発足
まさのあつこ | ジャーナリスト2016年3月12日 19時32分配信
設立趣旨を説明した牛山元美医師、河合弘之弁護士、千葉親子元会津坂下町議(左から)
3月12日、「311甲状腺がん家族の会」が発足した。「社会的に孤立している甲状腺がん患者家族同士の親睦を深めるとともに、患者の治療および生活の質を高めることができるように情報交換を行い、関係機関に働きかけること」が目的だ。昨年から懇談を始め、今日を迎えたと言う。
「誰にも言えなかった」、「家族以外に相談することもできなかった」と、「勇気を振り絞って」、10代の男子1名、女子1名の父親2人が生の声で、子どもの甲状腺がんを宣告された時の話を含めて語ってくれた。
(中略)
「311甲状腺がん家族の会」入会および相談方法
事務局広報:070-3122-2011
入会申込:070-3132-9155
メール:311tcfg★gmail.com (★は@に)
現在の正会員は5家族7人。中通りの4家族と浜通の1家族で、男子家族が3、女子家族が2だと言う。
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