告知

告知 ①12.14(第2土曜日)新宿アルタ前 街頭宣伝 14時~15時  ~「東海第二原発いらない一斉行動」第14弾に参加~

2020年3月8日日曜日

弁護団報告を追加! 2020 3月4日 子ども脱被ばく裁判 山下氏が数々の嘘を認める! 37兆分の1に被ばく影響を過小評価

3月4日 第26回 子ども脱被ばく裁判が行われ、山下俊一(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)が事故当時発言した数々の嘘や間違いを弁護団に追及され、次々と認めました。

鈴木眞一氏に続き、彼を法廷に引きずり出すため、弁護団の皆様が大変尽力をされたとのことです。(傍聴者多数の為、筆者は法廷に入れませんでした。)

それにしても 彼の最後の言葉が「覆水盆に返らず」と云ったそうで。。。。原告、支援者一同 怒り心頭でした。 

関東からご一緒して下さった支援者の皆さん達と郡山からかけつけてくれた知人2人、
私達ボランティアの12人でおこなった福島駅前でのチラシ配布、裁判所前集会、
報告会等の様子はfacebookで報告致しましたのでご覧下さい。

NEW!!
井戸弁護団長よりの報告

さる3月4日、山下俊一氏の証人尋問が行われ、この裁判の終盤の大きな山を越えました。弁護団としては、万全の準備をして臨んだつもりでしたが、振り返れば反省点が多々あります。しかし、獲得した成果も大きかったと考えています。
山下氏は、尋問前に提出書面で、自分が福島県民に対してしたのは「クライシスコミュニケーション」であり、住民のパニックを抑えるためには、わかりやすい説明が必要だったのだと正当化していました。しかし、いくら緊急時であっても、住民に嘘を言ったり、意図的に誤解を誘発することが正当化されるいわれはありません。私たちは、山下氏がした具体的な発言の問題点を暴露することに重点を置きました。
山下氏は、福島県内の講演では、ゆっくりと余裕を感じさせる話しぶりでしたが、法廷では、語尾が早口で消え入るように小さな声になり、緊張感が窺えました。尋問によって山下氏に認めさせることができた主な点は、次のとおりです。
(1) 100ミリシーベルト以下では健康リスクが「ない」のではなく、正しくは「証明されていない」であること
(2) 国際的に権威ある団体が100ミリシーベルト以下の被ばくによる健康影響を肯定しているのに、そのことを説明しなかったこと
(3) 「年100ミリシーベルト以下では健康被害はない」との発言は、単年だけの100ミリシーベルトを前提としており、連年100ミリシーベルトずつの被ばくをする場合は想定していなかったが、住民には、連年100ミリシーベルトずつの被ばくも健康被害がないとの誤解を与えたこと
(4) 「1ミリシーベルトの被ばくをすれば、遺伝子が1つ傷つく」と話したのは誤解を招く表現だったこと、すなわち、実効線量1ミリシーベルトの被ばくをすれば、遺伝子が1つの細胞の1か所で傷がつき、人の身体は37兆個の細胞でできているから、全身で遺伝子が37兆個所で傷つくことになるから、自分の発言は、37兆分の1の過小評価を招く表現だったこと
(5) 子どもを外で遊ばせたり、マスクをするなと言ったのは、リスクとベネフィットを考えた上のことだったこと(すなわち、子どもを外で遊ばせたり、マスクをしないことにはリスクがあったこと)
(6) 水道水にはセシウムが全く検出されないと述べたのは誤りだったこと
(7) 福島県民健康調査で福島事故後に生まれた子供に対しても甲状腺検査をすれば、多数見つかっている小児甲状腺がんと被ばくとの因果関係がわかること
(8) 鈴木眞一氏がいうように、福島県民健康調査で見つかり摘出手術をした小児甲状腺がんには、手術の必要がなかったケースは存在しないこと、
被ばく医療の専門家が住民に対してこれだけ多数の虚偽の説明をした目的は何だったのか、山下氏を利用した国や福島県の意図はどこにあったのか、今後、これらを解明していかなければなりません。弁護団は、これから最終準備書面の準備にかかります。裁判は、次回の7月28日午後1時30分からの弁論期日で結審します。年内か年明けには判決が言い渡される見通しです。最後までご支援をお願いします。
以上

★★  

傍聴なさった民の声新聞さんと森松さんからfacebookに投稿がありましたので
報告の第一報として取り急ぎ転送致します。(岡田)

★尚、ご参加の皆さんの傍聴記録や感想をお寄せ頂けましたら幸いです。

~~~~~~~~~
民の声新聞さんが報告を出してくださいました。ありがとうございます。
★民の声新聞

★関西へ避難の 森松 明希子さんのfacebookより

37兆分の1に過小評価】
福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(放射線防護の専門家)の山下俊一証人の証言を聞きました。
あのニコニコ発言(国側代理人までそう名付けてた!)
極度の恐怖や不安で緊張状態を和らげるための発言だそうです。不快な思いをさせてしまったら申し訳なく思うとか仰ってましたけど〜
弁護団の追及で次々と過小評価っぷり(驚くなかれ!
弁護団「37兆分の1の過小評価を招いた事になりますよね」山下氏「ハイ」いやホント詰め方すごくて本人認めちゃってますし!)やほんとに科学的な根拠に基づいてとかでなく意図的な説明の省略など、本当に住民をバカにしてるのかと思うくらい!
9年経って、本当にこの人を信用しないで(避難して)大正解だったと心のそこから思いました。
1番印象的だったのは、最後、「どういう思いで健康リスクアドバイザーをやってますか?」という趣旨の国側代理人の質問に、復興に貢献したいとか、長崎・チェルノブイリの経験がどうの〜運命がどうの〜一緒に努力したい〜覆水盆に返らず(は?いやあなたが言います?意味わからん!)〜だの意味が分からないことを羅列しておられましたが、健康リスク管理アドバイザーなのに一言も「住民の命と健康のため」とは彼の口から自発的に出て来ず、無理やり焦った国側代理人が思いっきり誘導して(←ココ重要)「住民の命と健康を守るため、ですよね」って促されて「はい」ですから〜!
本当に9年経っていかに「専門家」使って被ばく隠しされたか、よくよく分かりました
っていうか、「専門家」でなくてどこかの嘘つき政治家みたいって報告会で子ども脱被ばく裁判の原告さんも怒っておられました!(激しく共感)
そんな[子ども脱被ばく裁判〕次回期日は
2020728()@福島地裁です。

結審します!!

報告会の動画撮影をご覧下さい。(撮影 松岡)
※動画下の説明は大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。

①「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
「今日の裁判を振り返って」

井戸弁護団長
山下氏に切り込む観点
①彼が事故直後だったので、リスクコミュニケーションでなくて、クライシスコミュニケ―ションで対応したとし、緊急時のコミュニケーションにおいては情報は必要と思うものだけ開示すればいいし、共に考えるのでなく一方的に押し付けるという考え方を暗に言っている。それが間違いであることを指摘。 
②時系列で、彼が福島に入ってから安定ヨウ素剤を配布されなかった問題など
③県民にしゃべったことのウソ、意図的に誤解を招く発言
井戸弁護団長の証人尋問
・「1年に100ミリSV以下なら心配はない」発言について、その年だけ100ミリSVでその後は被曝しないという前提だと言ったが、当時、そんな説明はなく毎年100ミリSVあびても良いのだと、誤解を招く発言で問題だと言うと、あっさり認めた。
・「100µSV/hは、健康に問題はない」発言について、自分から間違いであったと認めた。1ヶ月後くらいに指摘されたから福島県に伝えたと発言した。しかし福島県のホームページに3/21に100マイクロ発言をした記事が今もあり、翌日の3/22付けで10マイクロの誤りですとなっており、改竄が疑われている。
・「1ミリSV浴びると、細胞一個傷つく、だけど修復できる」発言について、37兆分の1の過小評価していることについてあっさり認めた。

崔弁護士
・「1年で100ミリSV以下なら健康に心配はない」断言が国際的コンセンサスにのっとっているとしているが、ICRPでさえも100ミリSV以下でもリスクとの直線的な比例関係にあると言っている、国際的コンセンサスではないのではないか? について認めた。

・「セシウムはフィルターで除去しているから水道水は心配ない」発言は知らないのに適当に言ったようだ。


https://youtu.be/afDUtqj3aXU
②「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
(大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。)
崔弁護士続き
水が汚染されているかどうかは大変重要な問題で、汚染されているならば避難するかどうかに直結する県民皆さんの大きな関心事だ。
フィルターがセシウムを除去するかどうかしらないけど言っちゃった。その点聞いたら、それは間違っていたと(答えた)。

田辺弁護士
・「100ミリsv以下の被ばくで健康影響は出たのか」この裁判は延々とそれをやってきた。
――まだよくわからないといわれていますが、ICRPが2006年のBEAR米国アカデミー(放射線の生物的影響委員会)の報告で、低線量被ばくでも健康に影響があるという意見が支持されていると書かれている。しかし、彼は一言も触れない。あなたはそれを目的をもって省いたのですか――と聞いたら、彼は目的をもって省いたとこたえました。
・彼の「多発じゃない」についても、聞きたかった。

・古川(こがわ)弁護士

時系列的に福島に来て彼が何をしたか追及した。スライドを持って来ていろいろ言っていましたが、都合の悪いことは言っていない。(③に続く)

https://youtu.be/osO2odYD7eM ・・
「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
・古川(こがわ)弁護士
福島に来て彼が何をしたか。線量計が振り切れているのを知っているのに、彼はなにも調べていない。それなのに、安全、安心とだけ言っている。ヨウ素剤神話だなどと言っている(ヨウ素剤を飲ませないため?)
(大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。)

https://youtu.be/gzGxYWTZTBU・・・
「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/eNTTt_yDIpA・・・
⑤「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/WXN_ze7jmjY・・・
⑥「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/bgrC_osuvGE 
⑦「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会









福島駅前でのチラシ配布











福島地裁前

0 件のコメント:

コメントを投稿