【追加】 当日のIWJのネット中継は福島Ch1です。
郡山市は10月にならないと甲状腺の検査が受けられません。しかし、これまで福島県で検査した子どもたちは、甲状腺に「のう胞」の異変が認められた数は、23年度35.1%から24年度43.1%へと増えています。
とりわけ、9月11日発表によれば(福島県の公表資料16頁)、4万2千人の子どものうち6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に「のう胞」か「結節」が発見されました。また、前回の2回目の子ども38人の中から1人小児甲状腺ガンが発見されました。
検査の対象地域は、3回目の24年度は空間線量が低い地域になっているにもかかわらず「のう胞」の発生した割合は1回目(30%)、2回目(35%)より増えています。
また私たちは、甲状腺検査の改善についても申し入れをしています。
しかし、他方で、今回の検査の責任者である山下俊一氏(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)は、彼が理事長をつとめる日本甲状腺学会の会員宛てに、「のう胞」が見っかった親子がセカンドオピニオンを求めに来ても応じないように求める内部文書を出し、人権蹂躙行為を行っている有り様です。
この甲状腺検査を通じて、福島の子どもたちの健康被害の様々な問題点が浮かび上がってきました。 この、いまだかつてない困難な状況の中で、どうしたら、子どもたちを甲状腺の病気から守ることができるのでしょうか。
今回、甲状腺検査について、この問題と精力的に取り組んでこられ、最近、その研究結果を公表した意見書が英訳され、世界で大きな話題になっている(フクシマ・ヴォイス)、北海道深川市立総合病院内科部長の松崎道幸医師をお迎えして、以下の通り、皆さんと一緒に学ぶ講演会を開催いたします。
皆様、ぜひご参加ください。
日時 2012年9月30日(日)午後6時半~9時
講師 松崎道幸さん(北海道深川市立総合病院 内科部長)
演題「子どもたちの甲状腺を守るために!」
いま、福島の子どもたちの甲状腺を守るために何をしたらよいのか、福島の子どもたちの甲状腺検査結果について、独自の分析を行い、問題点を明らかにして来られた(その内容は、意見書に明らかにされています)松崎道幸さんから解説をしてもらい、共に考えていきたいと思います。
資料代 300円
会場 JR郡山駅西口 郡山ビッグアイ 7階 市民プラザ「大集会室」
(郡山市駅前二丁目11-1 024-931-2700 )→地図
連絡先 ふくしま集団疎開裁判の会
代表 井上 利男 電話 024-954-7478
世話人 駒崎ゆき子 携帯電話 090-2608-7894
0 件のコメント:
コメントを投稿