In the Grey Zone
仙台高裁に、2月22日、重要書面として緊急に提出した証拠の1つとして、3.11以後の被ばくと健康被害に脅かされる伊達市の子どもとお母さんたちの姿を中心に描いた米国人イアン・トーマス・アッシュ氏制作のドキュメンタリー映画「A2」があります。
この映画のラストシーンは、伊達市小国小学校に子どもを通わせるお母さんが測量計を手にして一生懸命、地域を測定をしているシーン。彼女は、次のように語ります。
以下は、その予告編のいくつかのコマと予告編とです。この映画のラストシーンは、伊達市小国小学校に子どもを通わせるお母さんが測量計を手にして一生懸命、地域を測定をしているシーン。彼女は、次のように語ります。
除染する前に、子どもを何とかしたい。その除染している間だけだって、避難できない子ども等を避難させたいという気持ちがすごく強いから、何かの証拠になればなあって‥‥ひとりの力だと何ともならないし、そういうふうに訴えても軽くあしらわれるだけだから、証拠をもって県外に発信したりしないと、‥‥福島県がみんなそういう状態にされてきているから、もう何を言ってもダメだし、‥‥もう県外なり、世界なりに守ってもらわないと、本当に子どもなんて、この地域は守れない。
◎3.11から12日目の山下俊一氏(記者会見場で)
「僕たちはがんになりません、というのは保証できますか?」というイアンさんの質問を受けて
「『絶対安心』ということは誰も言えない。しかし、『安心して下さい』とお願いできる。ここは大事です!」
◎3.11から18ヶ月後 伊達市小国地区
●高線量の伊達市小国小学校に子どもを通わせるお母さん
「(除染したから)戻って下さい」と言われたら、「あなた、ここで子どもを殺して下さい」って言ってるようなもんだよね。
●高線量の伊達市小国小学校の教頭先生
イアンさんの被ばくに関する質問に対し、
「まず、校舎の中に入って来て、取材をされることについては、学校の許可がないと取材を‥‥今まで取材を、学校としては一切お受けしてないんですよ。」
これに対するイアンさんの質問「その問題はちいちゃいんじゃないですか」に対し、
「その問題は大きい。うちに‥‥」イアンさんに「どっちが大きいんですかね!?」と詰め寄られ、
「‥‥‥‥」
◎予告編
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