【アクション告知】


■ 第8回 新宿デモ開催
   (子どもを被ばくから守ろう! 住宅保障の継続を!) => 詳しくはここから
   日時: 3月4日(土曜) 1時~ アピール 2時~ デモ行進
   場所: JR新宿東口 アルタ前広場 (会場とデモコース => ここから )

■ 
日曜アクション (第2、4の日曜日開催) 

   日時: 3月12日 (16時~17時)   詳細未定

■  霞ヶ関アクション (総がかり行動の毎月19日行動の終了後に官邸前抗議行動を開催します )
   日時:3月19日 13時頃から   (詳細未定

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2017年3月4日土曜日

3.4(土)新宿デモ 子どもを被ばくから守ろう! 住宅補償の継続を! ご参加ください! 賛同メッセージも募集中!

3.4(土)アルタ前広場 1時〜 アピール 2時〜 デモ
子どもを被ばくから守ろう!
住宅補償の継続を!
第8回新宿デモ を行います。


ジャーナリストの鎌田慧さんからメッセージをいただきました。

NEW 原発大国のフランス グルノーブル在住 杉田くるみ(遠くの隣人3.11代表)さんから賛同のメッセージをいただきました。


ジャーナリストの鎌田慧さんが呼びかけ人になってくださいました。
後ほど、メッセージもくださるそうです。
また、核問題をずっと追ってきた映画監督の鎌仲ひとみさんも呼びかけ人になってくださいました。


フランスのコリン・コバヤシさんからパリでも3.11に連帯デモをするそうです!

また、ちばてつやさん、広瀬隆さん、野中ともよさん、コリン・コバヤシさんからデモへのメッセージをいただきました。

子ども脱被ばく裁判原告の皆さんからもメッセージをいただきました。

 NEW 最新デモチラシ(213)はこちらからダウンロード↓




 福島原発事故から6年。原子力緊急事態宣言は解除されないまま、事故の収束はほど遠く、各地の土壌汚染は依然として高く、小児甲状腺がん患者は183名に達し、様々な健康被害も出ています。
 原子力マフィア・日本政府・東電は「原発事故は起きたけれど放射能被害はそれほどでもない」とするため、「風評被害」という言葉で放射能被害を隠蔽しようとしています。
 放射能の被害を逃れるため必死の思いで避難した人たちへの帰還圧力が高まっています。
 とりわけこの3月に住宅補償を打ち切るとされた自主避難者の皆さんには死活問題となっています。
 子どもたちを被ばくから守り、住宅補償の継続を求めるデモにぜひご参加ください。

主催:脱被ばく実現ネット

★賛同団体、賛同人募集中です↓★
★賛同メッセージも募集中です!★
nijisaiban@gmail.com 脱被ばく実現ネット
連絡先090-8494-3856(岡田)

●賛同団体の場合には
団体名、担当者名(担当者様が個人賛同もされる場合はその旨明記ください)、所在都道府県をお知らせください。

●個人の場合には
賛同者名、都道府県をお知らせください。
匿名をご希望の方はその旨をお知らせください。イニシャルにて掲載します。

ご参加の団体やメーリング等での拡散もよろしくお願いします。

2017年2月14日時点の呼びかけ人、賛同団体、賛同人はこちら(敬称略)

呼びかけ人
山本太郎 井戸謙一 神田香織 柳田真 満田夏花 崎山比早子 ちばてつや 鎌田慧 鎌仲ひとみ

賛同団体 
「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本、子ども脱被ばく裁判を支える会・東日本、絆ジャポン(カナダ)、福島バッジプロジェクト、南相馬・避難勧奨地域の会、モントリオール9条の会、たんぽぽ舎、ひなん生活をまもる会、子どもを守ろう水曜文科省の会、NPO法人放射線測定室アスナロ、チーム今だから、虹っ子Mamademo(ママデモ)、福島の子どもたちを守る会・北海道、脱原発川内テント(鹿児島)、ふくしま支援・人と文化ネットワーク、劣化ウラン廃絶みなとネットワーク、神奈川・子どもを守りたい、Make Our Way、Hsink(避難・支援ネットかながわ)、NPO法人チェルノブイリへのかけはし

賛同人
福島
今野寿美雄(子ども脱被ばく裁判原告)、二階堂洋美(子ども脱被ばく裁判原告)、松本徳子(子ども脱被ばく裁判原告)、ども脱被ばく裁判原告YK、子ども脱被ばく裁判原告KK、子ども脱被ばく裁判原告EF、子ども脱被ばく裁判原告TF、黒田節子(原発いらない福島の女たち)、阿部憲一(広野町町会議員)、萩原ゆきみ(原発賠償京都訴訟原告)、飛田晋秀 、長谷川克己(避難当事者)、鴨下祐也(ひなん生活をまもる会)、武藤類子、木幡ますみ(大熊町町会議員)、中手聖一(「避難の権利」を求める全国避難者の会共同代表)、橋本あき、橋本好弘、木田節子、村田弘(福島原発かながわ訴訟原告団団長)、熊本美彌子(原発避難者住宅裁判を準備する会)、河井かおり(避難者)、森松明希子(2児を連れて母子避難中、原発賠償関西訴訟原告) 

北海道
大江優香、山口たか、野呂美加

東北
服部賢治

関東
田中一郎(ちょぼちょぼ市民連合)、そらのますみ、菅井益郎、渡辺一枝、鈴木博喜(民の声新聞)、友田シズエ(柳沢・東伏見(西東京市)9条の会)、氏家雅仁、郡司真弓、瀬戸大作(避難の協同センター)稲井邦利(脱原発国民の会)、荒木秀子(放射線測定室アスナロ)、藤井千賀子、福川世志明、かむろてつ、魚ずみちえこ(Mamademo)、三ッ橋トキ子、三上英次(現代報道フォーラム)、広瀬隆、野中ともよ、長沢義文、新井朋行、木村直美、若林正教、樋口司朗、倉持はるか、生田卍、田中一美、小菅彰、目良誠二郎

中部
白川智隆、小笠原学、吉田弥生、高橋伸子、山田暁

関西・四国
山田耕作、滝本健、渡辺悦司、渡辺典子、下澤陽子、新宮真知子、小坂宣代、前川敞、中沢浩二、山下悟

沖縄
宇山祐明

海外
長谷川澄(カナダ・モントリオール)、橋爪亮子(カナダ・モントリオール)、村上由美(フィンランド)、鈴木博子(カナダ・モントリオール)、島大吾(カナダ・モントリオール)、落合栄一郎(カナダバンクーバー)、 尼崎 竜一(カナダ・トロント)、南さや(オーストラリア)、西まりこ(カナダ・モントリオール)、浪岡新太郎(カナダ・モントリオール)、日根野谷きみこ(カナダ・モントリオール)、コリン・コバヤシ(エコーエシャンジュ、パリ)、杉田くるみ(遠くの隣人3.11代表 フランス グルノーブル)、宋瑞文(台湾・市民記者) 

2017年3月3日金曜日

3.4新宿デモへのメッセージ ちばてつやさん 広瀬隆さん 野中ともよさん 避難者の皆さんたちから

皆様


NEW 鎌田慧さんからメッセージをいただきました! 

原発大国フランスの杉田くるみさんからデモへのメッセージをいただきました!


   子ども脱被ばく裁判原告の皆さんからデモへのメッセージをいただきました!

下澤陽子さん(東京から関西へ避難)

「事故はアンダーコントロール」
 
でも原発事故は、今、確かに、制御の出来ない深刻な状態で進行中です。
 
「線量は下り、避難の必要は存在しません」
 
でも放射能は、今、確かに存在しています。
放出され続けています。
東日本を中心に、私たちの国には深刻な放射能汚染が、これも、確かに存在しています。
国が測らず、決して語らない、土壌をしっかり見るならば。
 
そして、放射能は大丈夫、なんかではないです。
 
私は自分の子どもにしっかりと教えられました。
私達は、問題にもならないはずの東京、からの避難者です。
 
過去に学びましょう。
チェルノブイリは、この日本の放射能汚染が私達になにをもたらすのか、教えてくれています。
大切なのは、保養であり、避難、です。
汚染から離れることでしか、健康を守り、命を繋いでいくことは出来なかったのです。
 
避難は私達の未来、そのものです。
 
どうぞ、力を合わせ、みんなで避難者を守りましょう。

そして、避難の権利を、必ず、手にしましょう。

鎌田慧さん(ルポライター)

フクシマからの避難者は、
まごうかたない福島原発の被害者である。
原発建設は国策だった。
東電は儲けるために
危険を承知で反対運動を分断させ、
福島原発を建設した。
事故はその結果であり、
すべての責任は政府と東電にある。
だからその補償は両者にとっての当然の義務である。
強制避難者であっても自主避難者であっても、
放射能に故郷を追われた被害者であり、
原発の犠牲者であることに変わりはない。
原発の被害者は最後の一人まで救われるべきだ。
自主避難者を粗末にすることは、
強制避難者を粗末にすることであり、
避難者の分断がすすめば、
もしも不幸にしてまた事故が起きた時に、
あらたな避難者の人たちは、
さらに粗末にされる。
それが心配です。
すべての被害者が団結されんことを。


フランス グルノーブル在住 杉田くるみさん (遠くの隣人3.11代表)

 被ばくを避ける、健康な環境に住む、というごく当然の権利が否定されようとしています。しかもそれを主張することさえ難しくなってきている。3月末、41日に多くの避難指示解除が予定され、住宅支援を含む支援の終了が迫ってきています。避難を続ける方、帰還なさる方、避難指示区域外に住み続けられていた方、みなさんにとって、これからが、もっとも大変な時期に入ると思います。
 原発大国フランスに住む私たちにとってもこれは決して他人事ではありません。またヨーロッパでは事故後の20ミリシーベルト基準を導入しようとしています。日本で起こっていることは国際化のための第一歩だと認識します。
 老朽原発が林立するリヨン、ヴァランス、グルノーブル近辺では3月11日に各地の脱原発団体による個別アクション、18日にリヨンで連帯スタンディングアクションがあります。東電原発事故の経験を踏まえて、リヨンから30キロのブジェ老朽原発が過酷事故を起こしたらどうなるのかをテーマに掲げています自分たちの問題として共有するためのアクションだと位置付けます
 国際的な連帯が今必要とされています。地道でも確実に息長く、共に脱被ばくのアクションを続けさせてください。


子ども脱被ばく裁判 TFさん
 女性、子どもの意見を聞き入れず、自主避難者の住宅無償提供打ち切りや、未だに線量が高いにも関わらず帰還を促す政府等のやり方に怒りを覚えます。自分が被災者になったら・・・このような事は出来ないはずです!
 もっと寄り添い、本当に困っている人達へしっかりとした対応を!強く思います。


子ども脱被ばく裁判 EFさん
原発事故から6年になります。
事故の終息が全く見えない中での帰還の呼び掛けに疑問があります。
区域外から避難している私たち大人や子どもでさえ、甲状腺疾患が見つかりました。
私たちも東電や政府の方々と同じ生身の人間です。
私たちのように甲状腺疾患の人がこれ以上増えないよう、オリンピックにお金をかける前に原発事故と向き合ってください。
私たち福島県民の声を聞いてください。お願いします。



3.4新宿デモの呼びかけ人の ちばてつやさん、賛同者の広瀬隆さん、野中ともよさん、コリン・コバヤシさんから素晴らしいメッセージをいただきました。


ちばてつやさん

 6年前のあの日に感じた、ボクたち日本人が無関心と無邪気さでいつの間にか選び取ってしまった、原子力発電という、人類が制御しきれないエネルギー。
 結果、取り戻すことの出来ない「環境破壊」という過ちへの、深すぎる失望感と、なにより未来を担う被災地の子ども達への、痛烈な懺悔の気持ちは、時を経た今でも、確かな疼きとして残っている。
 それは、廃炉作業や地元の復興が、未だにその終わりを見せず、全国に疎開させられた多くの人たちが、なお被災者であることから逃れられずに、理不尽に堪え忍ばされているのを見ているから。

 その現実が、ずっとボクの心に出来た傷のカサブタをはがし続け、血が止まることを許してはくれないのだ。


広瀬隆さん

 3月4日の「子どもを被ばくから守ろう! 住宅補償の継続を!」求める新宿デモに参加されているすべてのみなさまへ、
 そして、私のように当日参加できないけれど同じ思いを共有されているみなさまへ
                    東京の広瀬隆です。

 私たちは、一人ずつ、全員がみな違う個性と、体験と、知識と、知恵を持っています。しかしこの一見異なる私たち一人ずつではありますが、ひとつの共通の意思があります。「子どもを被ばくから守ろう! 住宅補償の継続を!」と強く求める、絶対に揺るがない強烈な意思です。

 デモ主催者の柳原さんが呼びかけているように、私たちには、抵抗権、すなわち不条理な出来事に対してレジスタンスをおこなう権利があります。それこそが、私たちの人間の人間たる所以(ゆえん)です。
 この抵抗権というものは、もともと私たちの現在の生活を守っている、この日本国憲法の土台になっている思想です。なぜなら一九四五年の日本敗戦後に、日本国憲法をつくったのは、マッカーサー率いる占領軍のGHQではなく、鈴木安蔵(やすぞう)という先駆者を中心とした七人の日本人の憲法研究会でした。マッカーサーたちは、この憲法研究会が明記した憲法草案を翻訳して、それをもとに日本国憲法を生み出したのです。
 断っておきますが、鈴木安蔵は、福島県小高町(おだかまち)に生まれた人で、そこは、こともあろうに、フクシマ原発事故によって放射能で大汚染された現在の南相馬市小高区なのです。現在では、子供たちを避難させるべき土地に生まれ育ったこの人が、七二年後の今の私たちの置かれている立場を予言していたのです。奇蹟のような巡り合わせだと思いませんか?
 彼が、憲法の歴史を調べるうちに、明治初めに高知県で自由人権運動が興った時代に、植木枝盛(うえきえもり)たちの先覚者が、人間の権利は主権在民にある、という憲法を主張して、人民の「抵抗権」や「革命権」まで明記していたことを知ったことから、現在の日本国憲法の土台を築いてくれました。鈴木安蔵は、治安維持法で二度も投獄された人です。にもかかわらず、私たちがこうしてデモを実施できるのは、彼のおかげなのです。

 あらゆる壁を乗り越えて、何としても、「子どもを被ばくから守り、三月で打ち切られようとしている住宅補償を継続させる当然の権利を」すべての人に要求しましょう。日本国憲法を守れ、と叫び続けましょう。そのためにこそ、私たち一人ずつ、全員が持っている、違う個性と、体験と、知識と、知恵を活かしてゆきましょう。心からお願いします。



野中ともよさん

こどもたちは『いま、ここにある未来』です
そのこどもたちの「いのち」を
何よりも大切にすることが 
わたしたち 大人のつくる 社会の
最低限の基本でありミッションでは ないでしょうか?

それが出来ない、やろうとしない社会に
平和な未来など 来るはずがありません

「因果関係の化学的根拠」の有無に
それほどの力をもたせるならば
すくなくとも
「因果関係」の「化学的論拠なし」が「証明」されるまでは
住宅手当の打ち切りなどという暴挙は 許されるべきでは
ないと思います

ひとりひとりの わたしたちが
ひとりひとりの 自分ごととして
いまいちど Fukushimaを とらえて行動すること
事実を知ろうとすること
そして
ひとりひとりの わたしたちが
何もせず 流れていく この国の傍観者でありつづければ
もはや この国に 平和で明るい未来などひらけないことを
しっかりと 自覚する時にあると 思います


コリン・コバヤシさん(エコーエシャンジュ、パリ)

 これから本格的な放射能による健康被害が顕在化してくるでしょう。それを覆うように政界、財界、メディア一丸となって東京五輪賛歌が聞こえてくることでしょう。
 私たちは、それにノーをつきつけ、そして避難の権利をとことん追い求めていきましょう。それこそが私たちの権利です。私たちも3・11、パリで連帯するアタック・フランス、ダル、ノーヴォックスなどパリ市民たちと連帯デモをします。

2017年2月27日月曜日

第8回 新宿デモ アピール会場とデモコース

-- 子どもを被ばくから守ろう! 住宅保障の継続を! --
日時: 3月4日(土曜) 1時~ アピール 2時~ デモ行進
 会場: JR新宿東口 アルタ前広場               
(画像のクリックで拡大します)

2017年2月17日金曜日

山下氏を招いて放射能安全キャンペーンを始めた時、国や県への期待は打ち砕かれた。子ども脱被ばく裁判で中手聖一氏

 裁判前の講演と裁判での口頭弁論をされた原告の中手聖一さん

2月15日(水)福島地裁において第9回子ども脱被ばく裁判口頭弁論が行われました。
当ネットのボランティアは今回も朝から福島駅前にて、裁判告知のチラシや甲状腺がん患者が増えている等の載ったチラシを配布しました。
 福島ではいつもチラシの受け取りが良いのですが、この日はとくに受け取りがよく、30分くらいの間に200枚以上のチラシ配布ができたそうです。
 
 裁判前には福島市で原発事故にあい、文科省が20ミリシーベルト基準を出した時に福島県の皆様と共にいち早く抗議の声をあげた中手聖一さんの講演がありました。
 中手さんは午後からの裁判でも原告として口頭弁論をされました。


福島駅前でチラシ配布





今回も沢山の署名を提出しました。累計4万を超えたそうです。
皆様ありがとうございます。

中手さんの応援に駆けつけてくれました。


寒い中、ありがとうございます。

以下は参加者からの報告です。

★★★

2月15日、子ども脱被ばく裁判・第9回口頭弁論が、福島地裁で開かれました。

「今回の争点は、損害論といわれるもので、国、県は、原告一人一人がどの程度被ばくしたのか、線量を言いなさい、被ばくの線量によりどんな損害か明らかになると主張する。我々は、線量は必要ない。被ばくすればなんらかの被害が起こる、被ばくさせられたという事実が問題なのだと主張。
・スピーディのデータを隠し無用の被ばくをさせられたとの追及に、国はデータを伝達することに法的義務はないと居直る。また、放射性物質がどれだけ放出されたか不明確だから正確な数字が出せないとか、風向きが刻々変わるので、かえって住民はパニックを起こすとも弁明。我々は、在日米軍にスピーディのデータを報告している事実、担当の部署がスピーディ隠しの責任をなすり合っている事実を追及。
・国は東電が各原告に損害賠償金をどれだけ払ったか調査委託を裁判所に要求した。我々は、この裁判とは関係ないので必要ないと主張。裁判長は保留にした。
・原子力緊急事態宣言が公示され、6年近く経過した今も福島第一原発は解除されていない、実施区域、概要、対象者は現在どうなっているのかを質問したが、国は答えない、再度回答を要求した」
と井戸弁護団長は説明しました。
 
 原告の意見陳述は中手聖一さんでした。原稿なしで、被告の代理人達に向って、静かに淡々とご自分の思いを語りました。又裁判前の市民会館での集会でも中手さんが講演しました。
「3月末で自主避難者への住宅保障が打ち切られます。国や県の言い分は、いつまで甘えているのか、生活再建を促す、自立させるというのでしょう。確かに、国や県の言い通りにしていたら泣きをみると準備していた人たちは、避難から移住、定住のステップに移り、家賃が有料になっても生活できる人もいる(東京、大阪の大都市では困難)。だけれど、自主避難の6割は母子避難、働きたくても働けない、幼い子どもがいるとか、母親自身が体調を崩し働けない人たちにとっては、住宅補償がなくなったら、避難は続けられない、帰還するしかない。そもそも東電が原発事故をおこしたから避難したのです。避難とは、住まいを失い、仕事を失うことです。国、県は自主避難なのだから自己責任、自助努力せよと迫ります。被害者に対して最低限必要な保障をしようとしない。それがこの国の現実です。
 原発過酷事故が起こった時、自分の中には国や県が何とかしてくれるのではないかというひそかな期待がありました。それが打ち砕かれたのは、3月、県が山下俊一氏を招聘して放射能安全キャンペーンを始めた時。4月、高木文科大臣の「子ども20ミリSV」通知でした。
 自分達の世代では解決できない不始末を起こしてしまった大人世代の一員として、子ども世代への責任を少しでも果たしたい。福島では、放射能の不安を口に出来ない目には見えない同調圧力があるのでしょう。だけど、負けないで声をあげ行動してほしい、私も行動します。もう一つは子育のこと。ちゃんと自分の意見をもって発言し行動できる子どもを育てなくてはと強く思います。私は30年近く、障害者運動に関って暮らしてきました。障害者自身が、自分たちも同じ人間だ、差別されるのはおかしいと粘り強く抗議し社会を変えてきました。原発避難民たちが、被害者なのに保障されない現実、当事者である被害者が声をあげて行動していくほかないと思います」
心にしみるお話でした。

 最後、弁護士さんを交えて、参加者のざっくばらんな意見交換会で、「平常時は年間1ミリSVだけれど、今は原子力非常事態宣言下だから、被ばく限度が20ミリSVでも仕方ない。だけれど、福島は除染し安全だから帰還しようと一方で言いながら、非常事態宣言時の20ミリSVで帰れ、そこで暮らせとは、トンデモない矛盾じゃないか」ホントにその通りだ。
「福島原発事故に基づいて救済する法律、特別法ができないと、裁判に勝つのも難しいのではないか」ナルホドナ。
「自分は、甲状腺がんを発症して手術もした。今後、再発の恐れが20%~50%あり、再発したら未分化癌を発症し進行が速いと医師に言われている。私は、福島のいろんなところへ出かけて行って、自分の体験を話している。病状や不安、自分の気持ちを率直に話すと、実は自分も・・とか、親戚が・・と悩みを語り始める。福島では、モノが言えないとタブー視してるけれど、自分が裸になってぶつかれば、答えてくれる、私は大人の甲状腺がん患者など健康被害当事者がつながって、当事者の運動を作っていかなくてはならないと思う」熱い力強い発言。
 最後に井戸弁護団長がら、「弁護士のページに、我々が裁判所に提出した準備書面を載せているが、みなさんから被告の準備書面も見たいとの要望があり、載せていきたい」との告知がありました。
 朝9時20分から福島駅頭でチラシ撒きの時は、風もなく暖かかったです。受け取りもよくて、30分で200枚以上撒けました。裁判所へ移動のお昼過ぎ、福島盆地を囲む雪山から冷たい風が下りてきて、急に冷え込んできました。とても充実した一日でした。

松岡加代子



★★

2月15日第9回子ども脱被ばく裁判口頭弁論を傍聴しました。

 福島地裁で行われている裁判は、被告(国、福島県地方自治体)による「子ども人権裁判」を「親子裁判」と切り離して棄却(門前払い)する策動をはねのけて、第7回口頭弁論から実質審理に入りました。
(子ども脱被ばく裁判は、「子ども人権裁判」と「親子裁判」の二つで構成されており、子ども人権裁判は、放射能汚染のない年間1mSv以下の環境で教育させよという福島県内市町村に対する要求、親子裁判は原発事故の際適切な回避策を取らずに無用の被爆をさせた国・県の責任を追及する裁判)

 被告自治体らの主張は、原告が低線量被曝の危険性の根拠とする次のような事実(日本の法律が、一般公衆の被ばく限度を年1ミリシーベルトと定めていること、日本の法律が放射性セシウムによる表面濃度4万ベクレル/㎡を超える環境を放射線管理区域として厳しい規制をかけていること、累積5ミリシーベルトの被ばくで白血病の労災認定がなされた事例があること、原爆症の認定基準では、1ミリシーベルト以上の被ばくをしたと考えられる人で、一定の類型の疾病に罹患した人は、原爆症と認定されること等)に対して、これらの事実は、低線量被曝による健康被害とは関係がないと主張するのみで、それ以上の具体的な主張をしていないので、これに対する具体的な理由を述べるように前回の公判で求めました。しかし、被告は回答せず、原告に対し個人の被ばく線量を出せという要求をしてきました。「各市町村では皆普段通りに生活しており、避難の必要ない」などという根拠のない主張をしました。内部被ばくは個人線量計(ガラスバッジ)では測定できず、要求自体が非科学的です。原告側弁護団はそのような要求は不合理としてはねのけました。
 原告弁護団はまた、被告・国・福島県がスピーディーの情報を活用せずに多くの人に無用な被ばくをさせたことは、国の防災指針・県の防災計画に従わず、情報隠匿であり違法だったと主張しました。

 この日は中手聖一さんが原告として意見陳述を行いました。
 中手さんは1961年いわき市生まれ、福島市在住中に東日本大震災で被災。2012年6月、30年以上務めた障がい者団体を退職し札幌市に移住。2013年3月、障がい者向け訪問介護を行う「うつくしま介助サービス」を、避難者仲間たちと立ち上げる。現在その代表社員。
 原発事故子ども・被災者支援法市民会議代表世話人、避難住宅問題連絡会「避難の権利」を求める全国避難者の会共同代表、こだまプロジェクトのメンバー。

 彼は原発事故以前に広瀬隆さんの講演を聞いた経験があり、事故後すぐ子どもと奥さんを西日本に避難させました。事故後まもなく文科省が年間20mSv以下だから授業再開せよという方針を出したときには、多くの仲間たちとともに文科省に行って抗議行動をしました。かれのリーダーシップを私たちは覚えています。この日参加した原告の一人Sさんもその時の中手さんの主張・行動によって、放射能から子供を守ろうという決心に至ったと言いました。またこの日の裁判には二人の障がい者のかたが参加し、かれの陳述を傍聴しました。この裁判は実質審理が始まったばかりです。
 次回第10回は5月24日です。多くの方の膨張をお願いします。

冨塚元夫

2017年2月15日水曜日

飄々と語る甲状腺がんのこと 「福島 風評にすり替えられる実害 -ひろがる健康被害、分断と苦悩-」

2月11日(土曜日)渋谷光塾で行われた「福島 風評にすり替えられる実害 −ひろがる健康被害、分断と苦悩−」には定員いっぱいの約50名が参加されました。

広野町の町会議員でいわき市避難中の阿部憲一さんと郡山市在住で甲状腺がん患者である渡辺紀夫さんと甲状腺疾患のバセドー氏病を患っておられる久仁子さんご夫妻のお話を聞きました。(渡辺さんはインフルエンザでしたが、スカイプで双方向中継しました。タミフルを服用しながら、お話くださって本当に感謝です。)
参加者が今まで聞いた事も無い沢山の福島の実際をお話いただきました。
また、福島在住や避難者の皆様が他にも4名参加くださり、発言してくださいました。

渡辺さんの最初のお話「これはなんでしょうか? 
福島のTVで毎晩天気予報の後に出る空間線量の図です。
これって正常でしょうか? SF映画を見せられているようです。
東京ではやっていないでしょう?」

阿部さん、渡辺ご夫妻に動画公開の許可をいただきました。
本当に貴重なお話です、ぜひご覧下さい。

阿部憲一広野町町会議員さん:前半(報道されていない震災当時の状況)
https://www.youtube.com/watch?v=ov4LAfDS-_M


阿部憲一広野町町会議員さん:後半(空間線量の異常値)
https://www.youtube.com/watch?v=iK9cshqIBKU




渡辺紀夫さん夫妻(放射線測定器開発、自らの甲状線ガンと奥さんのバセドー氏病)
https://www.youtube.com/watch?v=aV4Dh9jdGoM



避難者の今野さんと松本さんの報告
https://www.youtube.com/watch?v=bWqkOXBtj-E



以上、動画は大庭さんです。



阿部さんは震災後、「住民戻せ一辺倒」の町に怒っていたら
それならお前やれと言われ、選挙の直前に立候補を決めてあまり選挙運動
しなかったが当選したとのこと。すごい行動力です。

阿部さん「この前うちの土壌を測ったら1㎡あたり258万ベクレルでした。
これ、戻れるかってことですよね。」
(広野町は事故の年の2011年9月30日に避難解除されており、
阿部さんも帰還を迫られている。)
広野町は20キロの線引きのすぐ外

渡辺さんが甲状腺がんの手術に向かう時の写真。
「手術室まで歩っている。十代には厳しい。」と書いてあります。
飄々とユーモアを持って語って下さいましたが、
ご自分も本当に苦しかったと思います。
大人でも本当につらいです。こういう体験を子どもたちがしていることに
胸がつまりました。


震災の時、高線量の測れる測定器の開発の話
そして甲状腺検査時から手術・その後まで、詳しくお話くださいました。


手術後、免疫力が弱ってその後も他の病気でも入退院を繰り返したとのこと。
今回も周りがインフルエンザにやられていて、自分は大変気をつけていたにも
かかわらず、生涯初のインフルエンザにかかってしまったとのことです。

奥様もやはり飄々とですが、命の危機に瀕していた甲状腺疾患の状況を
話してくださいました。

以下は講演会に参加したボランティアの渡辺さんの報告・感想です。


●講演会感想  

 底冷えする2月の土曜日、会場は満杯、休憩時間にドアを開け放って外気を入れるほどの熱気となりました。寒い中、お越しいただいた皆さま有難うございました。
「深刻で衝撃的な内容」に圧倒され、言葉にならない、何とも言えない重たい空気は、その場にいらした方全員が感じ取ったものと思います。
福島の過酷事故から、間もなく6年が経とうとする中で、反原発・脱被ばくに関わっている私達は、ともすると「もう、原発や被ばくについては裏も表も知っている。実際の現場も大体のところは察しがつくし想像出来ている。」と思い込んでしまっています。
少なくとも私は、阿部さん、渡辺さんのお話を伺って大いに反省し、自分の勉強不足、認識の甘さを思い知り、改めて原発という名の魔物は「そろそろ見通しが立ったな」という希望的観測すら与えてくれない、果てしない試練を人々にもたらす最悪のものだと実感しました。


広野町議会議員の阿部さんのお話は、原子力ムラ、行政組織は、都合の悪い数字を隠す、被ばくの実態が顕著に表れる調査は極力避ける(逃げる)といった相変わらずの酷い状況や、町議の立場での経験をもとに、福島の真実の姿を具体的にお話しして下さいました。全住民が知っていて然るべき情報の開示を求めても、無視を決め込んで憚らない巨大な相手に対し、孤軍奮闘の阿部町議は、怒りの感情を抑えて、科学的な立証、現場取材の徹底で立ち向かっています。被ばくのこと、海外では当たり前に報道されている3号機の燃料棒のこと、モニタリングポストや線量データの信憑性などの重大な事実を議論、検証できない現状に危機感を抱き、自らが動いて変えようと正攻法で立ち向かっっている阿部さんはもちろん、「風評すり替え」が蔓延し、もの言えぬ福島で、阿部さんに賛同し、勇気ある投票をされた広野町の皆さんも立派だと思います。
 渡辺夫妻は、今回、体調不良(インフルエンザ)で会場にはお越しいただけなく、スカイプ中継となりました。汚染の実態を記録した貴重な写真も交えて、分かり易く丁寧にお話し下さいました。渡辺さんご夫妻は、以前、週刊金曜日(昨年の9月9日号)「甲状腺がんを追え!」の取材を受けられ、夫の渡辺紀夫さんは甲状腺がんに罹患、妻の久仁子さんも甲状腺機能障害で治療を受けられていることを実名で公表されました。「甲状腺がんについて楽観的に語られると違和感を覚える」と週刊金曜日でも話されていましたが、実際は「違和感」というソフトな表現で済まされるような状況ではなく、スカイプ中継で知らされた内容の過酷さに会場内がシーンと静まり、質疑応答が出来る感情を取り戻すための「回復時間」が必要でした。紀夫さんは高校教諭で、教え子の3名が甲状腺がんだったそうです。「先生、ボク(ワタシ)も甲状腺切ったよ」と告げられたり、首にテープを貼っている子に「切ったのか?」と聞くと「うん」とうなずいたり、でも実際は3名だけじゃないはずで、なぜなら他のクラスの生徒に関してはわからないから。被ばくのことはタブー視され、伏せられているからだとの衝撃的なお話しもありました。またご自分の甲状腺がんの検査(大量の被ばくを伴うPET検査も含む)から手術までの経過を、これも写真を使って説明していただきました。
 本当に大変な経験をされているのに、飄々と、ときにはユーモアを交えって語られる姿に、
ちょっと?(笑)かもしれませんが、戦場で負傷しながらも周囲の人々に明るさをもたらし、励まし続けた「水木しげる先生」を想い出してしまいました。
 今時、日本では「その理想は現実的ではない。現実と理想をすり合わせるべき」といった論調が目立ちます。「放射能は消えないのだから、放射能ありきで議論すべき」に同調する人々は、風評被害という便利な言葉を使って、真実を語る人間を嘲笑し、糾弾しています。生存権(命や健康を守ること)を主張にする人々に対して、「あなたの理想は(過酷事故が起きた日本では)高すぎる。ガンありきで議論すべき」という世論を作り出してまで推し進める原子力政策の目指す先にいったい何があるのでしょう。現実にひれ伏す理想は、もう理想には値しません。
 阿部町議が「日米原子力協定」を市民レベルから変えたいとお話しされました。風評被害と叫ぶ人々は、きっと「現実的でない」と嗤うでしょう。しかし私はそうは思いません。泥水を満々とたたえた巨大なダムほど、小さい針の一刺しに弱いものだからです。皆さん、
ぜひ動画をご覧ください。

お知らせ
3.4 新宿デモ 子どもを被ばくから守ろう! 住宅補償の継続を!
の告知はこちらから↓ 賛同人 賛同メッセージも募集中
https://fukusima-sokai.blogspot.jp/2017/01/34.html
  




2017年2月14日火曜日

2016年会計報告 (脱被ばく実現ネット)

 昨年(2016年)も多くの方々からカンパを頂き、1,329,023円の収入を得ました。
これは皆様の我々の活動に対するご理解の賜物だと深く感謝致しております。
以下に簡単な会計報告をさせて頂きます。なお、これにつきましては監事(近藤卓史弁護士)による会計監査を2017年1月30日に完了しております。

(以下の集計票はクリックすると拡大します)

なお、上記支援費の具体的な対象は
 ・子ども脱被ばく裁判の会
 ・まつもと子ども留学基金
 ・避難の協同センター
 ・「避難の権利」を求める全国避難者の会
 ・賛同金:核と被ばくをなくす世界社会フォーラム
                   以上です。

2017年2月11日土曜日

講演会 2/11 福島 風評にすり替えられる実害 ーひろがる健康被害、分断と苦悩ー

2/11 福島  風評にすり替えられる実害
       ーひろがる健康被害、分断と苦悩ー
広野町町会議員・阿部憲一さん、
郡山市在住・渡辺紀夫さん、久仁子さんのお話
 0211 講演会チラシおもて

 0211 講演会チラシ うら
★主 催  脱被ばく実現ネット
★日 時  2017年2月11日(土) 13時開場 13時30分開演 
★場 所  光塾 渋谷区渋谷3-27-15 光和ビル地下1階  
 ●JRをご利用の場合は渋谷駅埼京線ホーム近くの
    新南口が便利です。徒歩一分。渋谷三郵便局隣
  ●東急線、地下鉄線ご利用の場合は
    渋谷警察署向かいの16b出口が便利です
★参加費  500円     約50名
問い合わせ  nijisaiban@gmail.com 又は岡田(090-8494-3856)


 上のイラストは福島県立医科大学の「ふくしま国際医療科学センター」基本構想のイメージ図です。約300億円をかけてイラストの白い部分(4棟の建物)の増築が昨年完成しました。

 福島県民健康調査において子どもの甲状腺がん(疑い含)は183名にもなりましたが、依然として委員会は放射能との関係を認めていません。まさに放射能による実害があり、そのためにこのように病院の大増築を行ったとしか思えないのに、「放射能被害は風評」という建て前のもとに「復興」「帰還」が進められている福島県の矛盾した現状があります。
 今回は広野町町議でご自身もいわき市の避難住宅からの帰還を迫られている阿部さんと、甲状腺がん・疾患を患いながら2極化する県民の放射能への意識の中で何ができるかと模索し続けている渡辺さんご夫妻のお話を伺います。
 皆様、ぜひご参加ください。