告知

告知 ★新宿アルタ前 街頭宣伝★  ~「東海第二原発いらない一斉行動」第10弾に参加~ 日時:12月9日(土) 14時~15時 ★官邸前抗議★ 諸事情により恒例の19日・官邸前抗議 11月、12月はお休み致します。

2023年11月16日木曜日

20231111 第19回新宿デモ ご参加ありがとうございました! 子どもを被ばくから守ろう! 子ども脱被ばく裁判を勝利しよう!

 皆様

11月11日土曜日、脱被ばく実現ネット主催 子ども脱被ばく裁判の会共催で第19回 新宿デモが行われました。

デモには約100名の皆さんが参加されました。

ご参加の皆様、ありがとうございました!

また、今回のデモは12月18日に結審となる子ども脱被ばく裁判の仙台高裁判決を勝利に導こうという目的の元に福島から子ども脱被ばく裁判の原告、そして裁判の会共同代表の水戸喜世子さん、片岡輝美さんも参加され、新宿の街で裁判への支援を訴えました。

 デモ中、沿道の皆さんのチラシの受け取りがよく、デモをスマホで撮っている人も多かったとのことです。沿道からデモに参加される方も数名おられました。

アルタ前でのデモ前集会、およびデモの画像をご覧ください。

*YOUTUBE動画はアルタ前集会のみです。ご了承ください。

2023・11・11第19回新宿デモ・オープニング


2023・11・11第19回新宿デモ・集会



アルタ前集会にて

子ども脱被ばく裁判原告代表の今野さんと息子さん(原告)

子ども脱被ばく裁判原告佐藤さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 片岡輝美さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 水戸喜世子さん


デモでは沿道の皆さんに次のようによびかけました。

★よびかけ 

皆さ〜ん、福島の子ども達が原告の「子ども脱被ばく裁判」を知っていますか〜?。

311以後、沢山の原発関連訴訟が提訴されましたが、

「子ども脱被ばく裁判」は子どもの被ばくの危険性を 国と福島県に真正面から問うた重要な裁判です。

1218日に仙台高裁で判決が言い渡されます。

子ども達を放射能から守るために絶対に譲れぬ裁判です。

私達はその極めて重要な裁判の勝利判決を勝ち取るために デモをしています。

福島は未だ原子力緊急事態宣言が出されたままで 原発事故は収束していません。

子ども達の甲状腺がんは350人以上で今も増え続けています。

子ども達に無用な被ばくをさせた国と福島県の責任は重大です。

お配りしているチラシをご覧ください。

応援よろしくお願いしま〜〜〜す。

 

また、皆で以下のコールしました。


・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・子どもの 甲状腺 ガン  増えてる! 増えてる!     

・原発事故が原因だ! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・原発いらない!     ・再稼働反対! 

・放射能汚染水 海に流すな! 

・放射能汚染水 海を汚すな! 

・子どもを守ろう!     ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!    ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの為に声あげよう! 

・子どもの為に声あげよう!





新宿の街をデモ





柳原弁護士


***子ども脱被ばく裁判弁護団 柳原敏夫弁護士***
 私としては、今までのデモで一番話したかったスピーチで、1億人の人たちに向って話す積りで喋りました。(スピーチは原稿末に掲載)

 そしたら、終ったらすぐ若い人が目の前に現れて、「何党支持ですか」と聞いてくるんで、「無党派だよ」「でも、個人的にはずっと山本太郎を支持している」と答えたら、その女性はやっぱりという表情をして、「私は20歳。私も山本太郎の演説を聞いて、泣けて、泣けて、それで総理大臣になろうと思った」と言い出したので、「このデモを最も熱烈に支持するひとりが山本太郎だよ」と言うと、またやっぱりそうかということで、デモに初参加しました。
*注(山本太郎さんは疎開裁判の当初から柳原さんと共に裁判の応援をしてくださり、新宿デモにも何度も参加されています)

結局、この女性からの質問攻めで、デモが終わったあとも話をしていたら、そこに割り込んできた若い男性曰く、
「このデモに若い人、いませんね」
‥‥そこから、今度はこの男性と話になり、彼は中国人留学生で、大阪大学で勉強しているそうで、日本の若者に関心があって、311甲状腺がん裁判の原告の人たちについても知りたがっていたので、あとから情報提供する約束をしました。

*デモ前集会でのスピーチ*

2023.11.11新宿デモのスピーチ「国際人権法が311後の日本社会を変える」(加筆)

柳原 敏夫


今日、私が話したいことはマスコミの報道しないテーマ「国際人権法が311後の日本社会を変える」ことです。


311福島原発事故で、日本政府は敗戦を迎えました。なぜなら、それまで日本政府は日本ではチェルノブイリ事故のような原発事故は起きないと考えていた、いわば原発事故に勝てると思っていた。しかし、311で勝てなかったことが判明した。その意味で、これは敗戦です。その結果、この敗戦で、当然、敗戦(原発事故)の責任が問われることになるはずだった。しかし、311直後の日本政府の唯一最大の目標は、国体護持(自己保身)、すなわちこの敗戦(原発事故)の戦争責任を回避し、不問に付すことだった。「原発事故は起きない」と豪語していた311前の振舞いを猛省するのではなく、この振舞いに一点も言及することなく、「原発事故は起きたけれど、起きてもたいしたことはない。健康被害も無視してもいいくらい問題ない。だから、311前の振舞いも別に問題なかったのだ」と原発事故で迷惑をかけた人々に対し何らの責任を取らない、この無責任体制=全面的な開き直りの態度に出た。
この態度が311後の日本政府の根本的な姿勢であり、そこに根本的な誤りがあった。
そして、これが根本である以上、この姿勢は各論の個別の問題でも貫徹されざるを得ない。
そのひとつが、避難者追出し裁判でも、無理やり避難者を仮設住宅から追出し、彼らを消去する必要があり、
また、小児甲状腺がん患者に対し、無理やり、被ばくとの因果関係を否定して、健康被害の実相にフタをする必要があった。
これらの異常な事態はすべて、根本の病巣である「福島ファシズムの支配と服従の構造」から派生する個別の吹き出物、おできのようなものだった。

 この福島ファシズムの違法性を真正面から問うたのが子ども脱被ばく裁判だった。こんな裁判はほかにはなかった。


今週月曜日に、最高裁に1通の書面を提出した。それは福島が起こした避難者を仮設住宅から追出す裁判で、仙台高裁の裁判官の訴訟指揮があまりにひどいので、裁判官を辞めさせてくれと忌避申立した時の書面だった。

私はこれを書いて、これがもし将棋の世界だったら、藤井八冠のように完全に詰んだと確信した。その理由はつい3週間前、先月25日に出た最高裁大法廷の決定を読んだからだ。

この最高裁決定とは何か。それは令和の黒船だ。これで日本が引っくり返るからだ。この最高裁の決定は、性同一性の不一致で苦しんでいる人たちの問題を「これは天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、その人災を国際人権法の正義の眼から見て許されないと判断したものだ。

だとしたら、これは福島原発事故と同じではないか。福島原発事故で苦しんでいる人たちの問題を「これは単なる天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、日本政府や福島県の政策を国際人権法の正義の眼から見て裁く必要がある。

それを真正面から問うた裁判が問うたのが来月判決のある子ども脱被ばく裁判の控訴審だ。


もともと法律には「下位の法令は上位の法令に従い、これに適合する必要がある」という掟がある。例えば、交通規制の法律で「車は左側通行」と決めたら、その下位の法令は全てこれに従って定められる。それが守られなかったら法体系は秩序が保たれず、機能しない。当然の掟だ。

先月25日に出た最高裁大法廷の決定もこの当然の掟に従ったまでのこと。ただし、今回、法律の上位の法令として「国際人権法」があることを正面から認めた。日本で国際人権法が法律の上位の法令であるなんて今さら言うまでもない。この当たり前のことを、今やっと初めて認めた。この掟のことを序列論あるいは上位規範(国際人権法)適合解釈と言う。

 重要なことは、最高裁がこの大法廷決定で使ってしまったカード、

「日本の法令は国際人権法に適合するように解釈しなければならない」

という原理が性同一性の法令と事件だけにとどまらないということだ。法規範は普遍的な性格を持ち、それゆえ、この上位規範(国際人権法)適合解釈という原理は、それ以外の法令にも、またそれ以外の事件にも適用される。その結果、どういうことになるか。

第1に、この原理により、日本のあらゆる法令を国際人権法の観点から再解釈されることになる。これを本気で検討したらどういうことになるか。それまで鎖国状態の中にあった日本の法令は、幕末の黒船到来以来の「文明開化」に負けない「国際人権法化」にさらされ、すっかり塗り替えられるだろう。

第2に、この原理は福島原発事故関連の全ての裁判に適用される。これを本気で検討したらどういうことになるか。その時、福島原発事故関連の全ての裁判のこれまでの判決はみんなひっくり返る可能性がある。そして、これから出る判決もこの原理に従えば必ず勝てる。


だから、この最高裁決定は、311以来、日本を覆っている福島ファシズムを打破する令和の黒船だ。311直後に「ピンチはチャンス」と言った人物がいたが、この言葉は今日のこの日のためにこそある。最高裁決定という黒船の到来を合図に、最高裁もついに認めた世界の良識=国際人権法を使って、私たちの社会を福島ファシズムから解放する最大のチャンスにしようではありませんか。今日のデモはそのための最初の一歩になるものと信じて疑いません。ともに頑張りしょう。



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デモ後 光前弁護士


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**11月11日(土)脱被ばく実現ネット第19回新宿デモに参加して(報告と感想)


2011年3月11日の大震災に伴う東電福島第一原発事故によって、東日本全体が汚染さ
れ、住民全体がヒバクシャになりました。

福島県では双葉町、大熊町、浪江町など原発現地のみならず福島市、郡山市、いわき
もチェルノブイリ法の基準では避難すべき場所でした。

郡山市は住宅地で20-30毎時マイクロシーベルトという空間線量のもとで授業が再開されるという状況で、放射能汚染のない環境下で授業を受けさせてほしいという訴えが2011年から2013年4月まで「ふくしま集団疎開裁判」として争われました。

仙台高裁の判決は、郡山市にとどまれば子どもたち原告に重大な健康障害が起こることが懸念されるが、郡山市は集団疎開させる義務はないという内容でした。

この裁判を引き継いだ「子ども脱被ばく裁判」は2014年に始まり、先日7月31日に結審になりました。「子どもが被ばくによる健康リスクのない安全な場所で教育をうける権利」は2月1日の控訴審ですでに却下されました。12月18日の第8回控訴審で判決が出るのは、無用な被ばくをさせられた慰謝料を求める国賠訴訟です。

先日来日して調査した国連人権理事会・国内避難民の人権に関する報告者であるセシリア・ヒメネス・ダマリー氏は「震災当初、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測則ワークシステム)放出データ公表の失敗、避難区域を正当化する情報の欠如、事態の深刻さを軽視する試みは、市民が十分な情報を得たうえで避難を決定することを妨げ、放射線に関する政府の情報に対する信頼を損なった、・・・政府が放射線に関して住民を安心させるための情報ではなく、中立的な科学的情報を提供するように勧告するとともに、空間放射線量のモニタリングと公表を継続し、これに土壌放射線量にも拡大するように勧告する」と報告しました。

まさに原告の主張を裏付ける内容です。

しかし昨年6月17日の最高裁判決に見るように、日本の司法は行政に忖度する不当な判決を多発しており、12月18日の判決で原告のまっとうな主張が認められない可能性が強いと思われます。

判決を前にして、多くの国民にこの裁判の重要性を訴えるために、恒例の脱被ばく実現ネットの第19回新宿デモは今回は、子ども脱被ばく裁判の会の共同代表の水戸喜世子さんと片岡輝美さんが参加しました。原告代表の今野寿美雄さんと息子さん、原告の佐藤美香さんもスピーチされました。

多くの原告は放射能被爆にさらされる毎日で子どもの鼻血など体調不良に悩み、避難先の生活に不安があっても避難を決心しました。
弁護団からは光前弁護士と柳原弁護士が発言しました。

柳原さんはこれまでもジュネーブを訪問して、日本政府の被ばく者・避難者に対する人権侵害を訴えてきました。日本で国際的人権が認められていれば、このような裁判は必要ないものです。

放射能汚染の為福島県は他都道府県に比べ、統計上も過剰死が確認されておりますし、小児甲状腺がんは350人を超えました。心筋梗塞、新生児の周産期死亡率も増加しています。

被告の弁護士はよく、「福島市・郡山市などでは多くの人が普通に生活しているのに
なぜあなたが避難する必要があるのですか」と証人尋問で質問します。

「放射線障害の確率的影響」を理解しない非科学的発言です。年間20ミリシーベルトの場所で生活すれば年間1ミリシーベルトの場合に比べて、20倍ガン死の確率が高くなります。3億円宝くじで1枚買うより20枚買えば当たる確率が高くなるとの同じです。

一枚しか買わない人が当たることもあるのが宝くじで、低線量でも人によってはガンなどで死亡するのが放射能です。

ふくしま集団疎開裁判の会代表だった井上さんはがんで亡くなりました。

疎開裁判の会の仲間、黒岩さんご夫妻含め多くの仲間が亡くなり、また東京にいて体調を崩し、関西以西に引っ越した人もいます。

私が元気で判決の日を迎えつつあるのは、運よく当たりくじを引いていないからだと思います。

国と福島県は法律(原子力災害特別措置法)で義務付けられた住民保護を行わず、情報を与えず、原子力災害訓練で行ってきたことを全く行わず、住民に無用な被ば強要したことは明らかです。原告の勝訴しかありえません。

2023年11月13日 冨塚元夫


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 第19回新宿デモは、1218日の「子ども脱被ばく裁判」仙台控訴審判決に向けて決起集会だった。

 1218日の判決は、「親子裁判」で、福島原発事故後、国、県が無防御だった県民に原発事故の状況を明らかにし、放射能から守る方策をとらなかった責任を追及する裁判。安定ヨウ素剤を配布しなかった、スピーディ情報(放射性物質の拡散方向予測)を隠蔽した、初期被ばく量を測定しなかった、20ミリSvで新学期を開始した、山下俊一氏が、放射能は心配ないと県内で講演してまわった・・・我が子に無用な被ばくをさせてしまった無念さ、悔やんでも悔やんでも悔やみきれない悔恨、怒り、将来の健康への不安etc・・・親たちを裁判に立ちあがらせた。

 福島から原告団3人、二人の共同代表も駆けつけ、20148月福島地裁に提訴してから9年、長い長い裁判にそれぞれの思いを込めたスピーチは、ずしんと心に響いた。

 片岡共同代表は、「この国の政府は、緊急時に本当のことを教えてくれません。大切な事実を隠します。私の体験です。私たちは緊急時に、事実を知り、とるべき行動について民衆のネットワークを作り繋がる必要がある」と語った。水戸共同代表は「敗訴であっても、裁判することで、国や県のウソ、隠蔽が明らかにされる。それは私たちの運動を強める。勿論裁判だけでは、社会は変わらない。デモすること、民衆が声を上げること。今、政府、その広報機関になりさがったマスコミ、司法も私たちの権利・自由を押しつぶす、ここで私たちが押し返していかないとますます押しつぶされる」。

 柳原弁護士は指摘する「311福島原発事故は、敗戦だった」しかし、政府も原子力ムラも、「敗戦しても、復興できる」と311事故前と同じ道を走る。「放射能被害は心配ない」、「健康被害はない」、「復興した福島」―だから、350人を超える小児甲状腺がんは、原発事故、被ばくとは関係ないと言い張る。「『風評被害』は復興の邪魔」――疑問、異論をいうと四方八方からバッシングを浴びる。戦前の日本、今直面している「新しい戦前」の先取り「福島ファシズム」。

 この厚い壁に、親子裁判の原告、弁護団は真っ向から向き合って、国、県の責任を追及してきた。福島地裁で敗訴し、仙台高裁で控訴審の判決をむかえる。

 柳原弁護士は、「ここを突破するのは、『令和の黒船』・『国際人権法』だという。先月最高裁大法廷は、性同一障害要件法案で違憲判決をだした。これは国際人権法に基づいている。最高裁が『国際人権法』を取り入れた。この事例を広げ、適用することで日本の司法の、『鎖国『閉塞』をひっくりかえせる」と今後の一つの道筋を語った。

 柳田たんぽぽ舎共同代表は、「来年9月再稼働と言われる茨城県東海第二原発の3つの危険性をあげ、止めないとフクシマの悲惨が繰り返される」と警告した。岸田政権が、原発依存、再稼働に進む中で、再び原発事故が起きるリスクに、原告代長今野さんは、高3になった息子さんと並んで立ち「国が子どもを守らないことは、あきらかになった。司法も子どもを守らない。でも我々はあきらめるわけにはいかない。子どもを守らなくてはならない」。そして佐藤原告も「元気だった息子は病気になった。私の持病の難病も悪化している。『直ちに影響は出ない』けど、10年後20年後病気を発症するリスクに向き合って福島で暮らしている。福島原発事故は終わっていない。新宿を行き交う皆さん、我が事として、原発事故を考えて下さい」と声を絞った。

 集会後新宿駅を1周するデモ、片岡共同代表が、沿道の人びとに呼びかけ続けた。私はデモの一行と並行して歩きながら沿道でチラシを配った。スマホで撮影している人、デモを眺めている人にチラシを渡した。受け取りはいつになくよかった。イスラエルのガザ攻撃、パレスチナの子どもたちが毎日虐殺される中で、黙っていていいのか、自分らと関係があるのでは・・・多くの人が戸惑いを抱き始めているような、かすかな変化を感じた。(松岡)








2023年10月21日土曜日

20230824 11.11 第19回新宿デモ 子ども脱被ばく裁判判決勝利に向けて! 子どもを被ばくから守ろう! 家族も、自分も!

皆様、脱被ばく実現ネットは子ども脱被ばく裁判の会と共催で

11月11日(土)に第19回の新宿デモを行います!

今回は特に12月18日に仙台高裁での判決を迎える「子ども脱被ばく裁判」の

勝利に向けて、裁判の意義や裁判が明らかにしたことを多くの人に宣伝し

原告の皆さんと共に裁判への支援の訴えを行います!

 是非、ご参加ください!

チラシは以下からダウンロードできます。↓







★デモ呼びかけ人 (敬称略)

井戸謙一(子ども脱被ばく裁判・弁護団長)、光前幸一(子ども脱被ばく裁判・弁護団長)、

水戸喜世子(子ども脱被ばく裁判の会・共同代表)、片岡輝美(子ども脱被ばく裁判の会・共同代表)





 

2023年10月20日金曜日

20231019 放射能汚染水位 海に流すな! 日本政府はガザの攻撃を一刻も早くやめさせろ!

10月19日 水曜日 19時30分から 

放射能汚染水 海に流すな!! の官邸前抗議行動を行いました。

YOU TUBE 動画  追加しました!


動画撮影編集の松岡さんが文字起こししてくれました。

記事の最後に掲載しましたので、ご覧ください。



★官邸前抗議★

放射能汚染水 海に流すな!!

日時:10月19日(水) 19時30分~20時15分

主催:#脱被ばく実現ネット

政府、東電は2015年8月の「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」

という約束を破り、多くの反対の声を無視して放射能汚染水の海洋放出を開始して

はや2ヶ月近くが経ってしまいました。

多くの科学者が「危険なトリチウム、その他の数十種類とも言われる、

放射性核種が世界の海を汚染し、取り返しがつかない」と警告しています。
事故を起こしてメルトダウンした燃料棒(デブリ)に直接触れた水・汚染水を海に放出
するのは世界で初めてです。

海を汚し、生態系を破壊する放射能汚染水の放出をやめさせよう!

政府や東電の責任を問い続け、

放射能汚染水の海洋放出を止めるまで声をあげ続けよう!

子供たちの未来を守ろう!

以下のスローガンを追加しました。

日本政府はガザの攻撃を一刻も早くやめさせろ!
ガザ地区での停戦を求める【停戦決議】に賛成しない自民党! 皆さんも抗議の声をご一緒に!


10.19官邸前抗議にご参加、拡散下さった皆さまありがとうございました。
総がかり行動の終わった後に、私達の呼びかけに応えていつも参加して下さる方など20数名の方々が駆けつけて下さいました。
緊急な問題が山積みで、今回は放射能汚染水放出反対!と共も、急遽ガザへの攻撃に関して日本政府の対応など抗議の声をあげました。
参加者のお一人にスピーチをお願いしたら 「今夜は初めての参加で、配布していた11.11新宿デモチラシをみて 
どんな人達がこの抗議行動をしているのか 直接会ってお話がしたかった」~と。 
ご両親が福島出身で、ご自身も事故当時仕事で福島にいたそうで、今回 私達の活動や子ども脱被ばく裁判のことなど
に関心を寄せて下さりとても嬉しく思いました。
ゆっくり話す時間がなく残念でしたが ブログや連絡先も伝える事が出来て良かったです。
発言は又の機会にとカンパもして下さいました。
抗議行動が終わった後には皆さんが「頑張ってくださいね」「頑張りましょうね」と声をかけて下さる。
皆さん、ありがとうございます。 共に頑張りましょうね😊

⭐️コール
子ども守れ!被ばくさせるな!
汚染水流すな!海を守れ!世界の海だ!汚染水放出絶対反対!

ガザの侵攻や・め・ろ!ガザを守れ!
子どもを守れ!
日本政府はガザの攻撃を一刻も早くやめさせろ!やめさせろ!


***

官邸前抗議行動お疲れさまでした!
ボランティアの皆さんが永田町から官邸前まで、告知の
効果だと思いますが、初めての参加者があり、
4,769円のカンパをいただきました!
感謝です!!

パレスチナの地、ガザの状況は予断を許さず、
食料も、水も底を底をつきかけ命の危険が付きまとう中、
国境なき医師団の一員として活動中の麻衣子さんが
お母様に宛てたメールを代読しました時、
官邸前の空気が一変するのを感じながら読み上げました。
警察官も、深刻な表情で聴いているのが判りました。

今日のガザは、緊急支援物資を通すために、ゲートを開ける
というニュースを聞きました。
しかし、その物資がハマスに渡らないことが条件というコメントを聞き、
複雑な思いです。
力あるもの、支配者・大国の論理がありありです。
ガザは、東京の23区の60%の面積に、高い塀を作り封鎖し、
土地を追われた何千万人もの人々が何十年も閉じ込められた空間。

封鎖するだけでなく水も食料もすべてが管理される。
支配者の論理で管理すれば、不満の爆発で暴力につながるのは
目に見えています。
大国が暴力を行使しないよう、民衆が声を上げ続けることが
一番大切と代読しながら感じました。

ガザに一刻も早く安全な場所を!休戦を!
そして人々が生き延び、平和を迎えられるよう祈らずにいられません。

**

国境なき医師団の一員として活動中の麻衣子さんのメール

国境なき医師団スタッフ 白根麻衣子さん。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6478914?fbclid=IwAR1dG_tr8qEFnF_j_fX20-gSJWjwz-XnpzQTyjhYrhzC4SXwJVuvOOB-g4Y

国境なき医師団の一員で、
現在ガザ地区のエジプト国境で待機している麻衣子さんから、
お母様に届いたメッセージです。


「麻衣子です。
いつ届くかわからないけれど、今10月15日午前10時です。
しばらく出られそうにないけど、ここで頑張ります。
ガザの現状はきっとどこにも伝わっていないだろうけれど、
本当に地獄です。
避難民で溢れ、水もトイレも寝る場所もありません。
私たちは外で寝泊まりしています。
減とスタッフが一生懸命探してくれていますが、飲料水を見つけるのも、
本当に本当に難しい状態です。
何百人もの人が、一つの部屋で寝そべることもできずに過ごしています。
トイレも何千人に一つしかなく、シャワーも浴びられず、衛生状態は最悪で、
すぐに感染症が広まるでしょう。
毛布も取り合いになっています。
今の現状はどこにも伝わっていないので、支援も来ません。
私たちも着の身着のままで逃げてきたので、医療行為もできません
そんな状況でも、空爆は止まらず本当に本当に大変なことになっています。
この現実をどうかみんなに伝えてください。

このメールは15日の状況ですが、願わくば支援物資が届き、
避難者が生き延びられますように!!

日本政府はチャーター機を出したようですが、まだ何千人も現地にいるようです。
支援物資を届け、イスラエルに空爆を今すぐやめるよう呼びかけ、
話し合いに入るよう、様々な国、機関に働きかけるべきです。」







動画より(松岡さんの文字起こしです)

主催者挨拶 東電は、漁業者のと約束を反故にして、デブリに触れた放射能汚染水の海洋放出をまた開始しました。私たちは反対の声を上げ続けましょう。 参加者から① 東海第2原発で内部告発がありました。防潮堤の基礎部分、土台の施行不良の疑いというものです。土台のコンクリが足りなくて、鉄筋が曲がってしまっているというのです。原電も認めました。東海第2には7つの危険性がある首都圏に最も近い原発、止めましょう。再生可能エネルギ―、地産地消のエネルギーで日本はやっていきましょう。東電は放射能汚染水を海に流さない方法はあるのに、他の方法は見向きもせず海洋放出です。福島で増え続ける子どもの甲状腺ガン、罹患した子ども、若者の健康と将来の暮らしの保障してください。国民の命とくらしを守ると言うなら、原発と軍拡を止め、再生エネルギーの研究・開発の税金を還元しなさい。 参加者から② ピースサイクル全国ネットワーク東京ピースサイクルのものです。8月18日から28日まで、東海第2原発を出発し、六ケ所村の核燃サイクル再処理工場まで行きました。六ケ所村再処理工場がフル稼働したら、東電が海に放出しようとしてるトリチウムとは桁違いの大量のトリチウムを毎日放出することになる。もし、福島で海洋放流が止められたら、六ヶ所村再処理工場でも放出ができなくなる。だから、政府は福島原発のトリチウム海洋放出を止めるわけにはいかない。政府が再処理工場稼働をいまだにこだわっているのはプルトニウムを抽出する技術を手放さないという一点なんです。 主催者からコール 参加者から③ 8月24日汚染水放出後、中国が核汚染水放出を激しく批判しました。全くその通りなんです。ところが、茂木幹事長が「これはIAEAのお墨付きをもらっている。科学的根拠を持つ国際的安全基準の40倍に薄めて流すから安全だ」と言いました。全くウソなんです。IAEAは海洋放出がいいなんて一言も言っていない。薄めて流すから安全だと言う根拠はないんです。何十年後先か、濃縮された放射性物質に汚染された魚を食べ、我々が放射性物資を取り込むことになる。健康被害が起きます。でも政府はマスコミを総動員して、国民をだます。これって、情報戦では戦争体制、国民をだます体制です。何でもかんでもやりたい放題です。一つ一つに声を上げて、止めていきたい。 参加者から④ この前、原子力災害対策針が改定されて、パブコメに「事故が起きて、ベントするとなったら、住民は放射性物質にさらされるのだから、その時点ですぐこの指針が使われるのですね。」と聞いたら「いいえ、各地ののモニタリングポストの線量が高くなってから、発動する」というのです。福島原発事故の教訓は、国、県、東電が情報を隠した。だから住民は無用な被ばくをした、小児甲状腺がんも多発した・・・その過ちをくりかえすのか。本来やってはいけないことを、自分達に都合のいいように法律を勝手に変えてやってしまう、国連の人権委員会に「日本は倫理観にかけている」と指摘された。今後、禍根を残す汚染水、海への放出はとめていきましょう。 参加者から⑤ 11月6日に防衛省、消防庁、東京都、練馬区で「ミサイル攻撃に対する避難訓練」が実施されるそうです。大江戸線練馬駅に逃げ込むんだそうです。練馬区民74万です。赤ちゃんを抱えた母親、年より、身体障碍者逃げられません。たとえ逃げたとしても、食糧、トイレ、生活物質の補給はどうするのか? 茶番です。何のため? いたずらに、住民の不安を煽り、防衛力を拡大やむなしの世論をつくるためとしか思えません。本当に国民の命、暮らし、財産を守りたいなら、政府が真っ先にやることは、原発をなくすことです。 歌「原発はいらない」 「水に流すな」 脱被ばく実現ネットのボランティア 原発も戦争も人類とは共存できません。私たちは今後も粘り強く声を上げていきたいと思います。 今ガザで国境なき師団に参加しているまい子さんからお母さんへのメールが友人から友人を経て私の元に届きました。朗読します。「ガザの現状は地獄です。避難民であふれ、水も食糧もありません。何百人もの人が寝そべることもできず一つの部屋ですごしています。トイレも何千人に一つしかなく衛生状態は最悪です。私たちも着のみ着のままで逃げてきたので医療行為もできません。そんな状況でも空爆は続いています。この現実を皆さんに伝えてください」 イスラエルのガザ侵攻が明日にも始まるともいわれています。どちらが先に手を出したかより、命です、こんな連鎖は止めなくてはなりません。政府は精一杯の努力をして、イスラエルのガザ侵攻ととめてください。 11月11日新宿アルタ前で集会とデモをします。




2023年10月19日木曜日

20231014 新宿アルタ前街頭宣伝 福島核災害は継続中! 汚染水の海洋放出、絶対反対!

10月14日 14時から恒例のアルタ前街頭宣伝を行いました!




・日 時:10月14日 (土) 
     14:00~15:00
    
主 催:脱被ばく実現ネット

子どもを被ばくから守ろう!家族も自分も!

福島核災害は継続中!

汚染水の海洋放出、絶対反対!

汚染土を再利用するな!

政府と東電は被災者に謝罪と充分な補償をせよ!

人類を滅ぼす戦争と原発、今直ぐやめろ!

子どもたちの為に声を上げましょう!


ご参加、拡散して下さった皆さま、ありがとうございました。
新宿駅からどっと街へ出てくる人達と駅へ足早に向かう人の波。
支援者の方やボランティア8人が、チラシ配布しながらマイクを握って放射能汚染水放出、
小児甲状腺がん、 原発問題など訴えました。
私達の話をきっと聴いてくれてる、聞こえているはず。
皆んな、こんな酷い事になってる私達の国、一緒に抗議の声をあげましょう〜!
と思いながらの街宣でした。

ボランティアの感想をご覧ください。

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今日の新宿アルタ前街宣(アピールとチラシ配り)は秋晴れのもとで行われました。

脱被ばく実現ネットのボランティアと支援者合計8人がかわるがわるアピールしました。

 

20113月の福島第一原子力発電所の事故によって、福島県のみならず東日本全体が放射能で汚染されましたが、政府は放出された放射能はチェルノブイリ事故に比べてけた違いに少ないなどとウソを言い続けています。

315日に原発から放出された放射能のプルームによって、原発立地のみならず中通り、浜通りの福島市、郡山市、いわき市という都市も高濃度の汚染地域になりました。

そうした場所が避難指示にならなかったため、懸念された健康被害が小児甲状腺がんとして現れました。

政府東電は「スクリーニング検査による過剰診断と過剰治療が原因」と言っていますが、福島県立医大などで手術をした医者は緊急に必要な手術をしたのであり、本当の癌であって、ほっておいてもよい「がんもどき」ではなかったと言っています。

 

この日は、「小児甲状腺がん患者が発言 県民健康調査縮小に“ふざけるな”」というチラシをまきました。NHKで放映された林竜平さんの発言をのせたチラシです。

通行人の受けとりは、いつもと変わずよくないようでしたが、一人で数枚持って帰る人もあり、50-60枚は配ったと思います。

 

「福島を忘れるな、福島を繰り返すな」という発言が多かったようです。

福島を忘れた政府が原発再稼働、老朽原発最大利用に邁進している現状は大きな地震がいつ来てもおかしくない現状で心配がつきません。

多くの国民や、太平洋を囲む国々の反対を押し切って強行した政府は「汚染水」と言うのは風評被害をまき散らす「非国民」で、処理水と言わなければならないと言論統制をしています。

さらに、政府は昨年の新「安保3文書」に基づき大軍拡政策を推し進めていますが、「原発を並べて戦争はできない」(原発にミサイルが当たれば日本は壊滅)ということを知らないようです。破滅に向かう政府を止めなければなりません。

 

脱被ばく実現ネットが10年間近く応援してきた「子ども脱被ばく裁判」は1218日に仙台高裁で判決を迎えます。勝利判決を求めて1111日には第19回新宿デモを行ないます。今回は「子ども脱被ばく裁判の会」が共催になります。

裁判の会の共同代表である水戸喜代子さんが今年の「多田謡子反権力人権賞」を受賞しました。水戸さんも1111日の新宿デモに参加します。

皆様もぜひ参加してください。

 

冨塚元夫


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 雑踏の中、いつもの様にマイクリレー、ビラ配布などを行いましたが 今回は 比較的に 反応が良かったと思います。

 ビラに手を伸ばす若者、受け取ったビラを熱心に読む人、横断幕の放射能汚染地図をじっくり見て行く人など、街宣の効果が感じられました。
終了後の後片付けの最中にも ビラの所望があり、福島核災害は継続中てある事、何としても原発の無い社会にしなくては、などの話で一致しました。

私たちの訴えは、人待ち中と思しき人々にも 通行人にも きっと届いていると思います。
子どもたちの未来の為に これからも声を上げて行きましょう。(S)













ボランティアが街頭宣伝前後に流していた「フクシマを繰り返すな」の歌詞を改めてご紹介します。

 

私の願いは それはささやかなもの

子どもたちの笑顔が ずっと続きますように

だから原発を止めよう 原発はいらない

フクシマを繰り返すな

フクシマを繰り返すな

 

私の力は とても小さいけど

だけど決して 無力ではないと信じているから

だから原発を止めよう 原発はいらない

子どもたちの命守ろう フクシマを繰り返すな

だから原発を止めよう 原発はいらない

フクシマを繰り返すな フクシマを繰り返すな 


2023年9月27日水曜日

20230919 官邸前抗議行動 脱被ばく実現ネット 放射能汚染水の海洋放出をやめよ! 子ども達の未来を守ろう!

9月19日脱被ばく実現ネット主催の官邸前抗議行動を行いました。

ご参加の皆様、ありがとうございました!


放射能汚染水 海に流すな!!

日時:919日(火) 1930分~2015

主催:#脱被ばく実現ネット

政府、東電は2015年8月の「関係者の理解なしに、いかなる処分も行わない」という

約束を破り、
地元の皆さんや漁業関係者、全国の多くの私たち市民、近隣諸国の反対の声を無視し
て放射能汚染水の海洋放出を開始してしまいました。
事故を起こしてメルトダウンした燃料棒(デブリ)に直接触れた水・汚染水を海に放出
するのは世界で初めてです。
多くの科学者が「危険なトリチウム、その他の数十種類とも言われている放射性核種
が世界の海を汚染し、取り返しがつかない」
「トリチウムによって特に子ども達の健康が一番影響をうける」と警告しています。
海を汚し生態系を破壊する 放射能汚染水の海洋放出を絶対やめさせましょう
政府が海洋放出を止めるまで共に抗議の声をあげ続けましょう~。

















9月19日(火)19302030官邸前集会報告

 

参加人数は20人。各自「汚染水放出反対」等のプラカードを掲げ、マイクリレーでそれぞれの思いを語り、抗議の声を上げた。

 

・福島原発事故では「トモダチ作戦」に参加した米兵も被ばくした。事故直後に放射能で汚染された海水を生活用水に使ったことも原因と言われている。帰国後、癌、白血病で亡くなった方もおり米兵210名が東電を訴え訴訟も起こしている。ある女性米兵の顔が崩れている写真も見た。汚染水被害は本当に恐ろしい。

・政府はどうして汚染水を流したいのか。六ケ所村の再処理工場を動かせば、もっとたくさんのトリチウムが出る、だから止められないのではないか。すでに長崎原発何千発分のプルトニウムを持っているが、再処理工場を動かしてプルトニウムを取り出し核兵器を作りたい、核武装して強い国になりたいというのが本音だろう。その意味で軍事予算増額の動きと根は一つだ。何としても止めていかなければならない。

・「水に流す」というのは日本人のよくないメンタリティーだ。悪いことをしたら水に流せないと心得るべきだ。

・目に見える抗議の意志表示をすることが大事だ。経産省前テントひろばは浪江の現地に行ってテントを張って抗議する運動を始めている。次の選挙でも国民の意志を明確に示す必要がある。

・私たちの生活に便利さをもたらしたプラスチックはいつの間にか海に流れ出てマイクロプラスチックになり、海洋生物に悪影響を与えている。汚染水も同じだ。今すぐ悪影響は出ないかもしれないが、いずれ必ず悪影響が出てくる。

1999年9月30日に東海村JCOで臨界事故があり、作業員二人が被ばくにより亡くなった。始め「日焼けした程度」の感覚だったが、最終的に悲惨な状態になり亡くなった。この事故で被ばくした方は600人以上にのぼる。この教訓が生かされなかったことが福島原発事故の被害拡大につながった。事故の起きた9月301030には毎年経産省別館前で慰霊行動が行われている。今年は土曜日に当たるがぜひ参加してほしい。

・小学校の教科書からはすでに福島事故が消えている。そうやって子どもには伝えず、大人には忘れさせようとしている。許せないことだ。

・政治家は福島の魚を食べて「うまい」と言うバカなパフォーマンスをやっている。一方莫大な税金を使っていながら汚染水の流入一つ防げていない。選挙で審判を下し正していかなければならない。

・放射能の害は科学によって明らかになっている。薄めたからといって決して無害にはならない。今まで体にいいからと思って魚をたくさん食べてきたが、これからは食べられなくなってしまう。本当に怖いことだ。特に子どもが心配だ。

・汚染水放出で犠牲になるのは次世代を担う子どもたちだ。子どもたちのためにこそ、あきらめず、放出を止めるために声を上げ続けよう。

 

総がかり行動への参加を終え駆けつけたMoさんがギター弾き語りで「海に流すな」「原発はいらない」を力強く歌い上げ、集会を終えた。

(U)