【アクション告知】

■ 官邸前アクション (毎月19日を予定)
   日時: 12月19日 (19時30分~20時15分)
   場所: 官邸前
   内容: (官邸に向かって今年最後の怒りの抗議とコールを!!)

■ 新宿アクション (第4の土曜日開催)
   日時: 12月23日 16時00分~(約1時間) 
   場所:JR東口 アルタ前広場
   内容:街頭宣伝(今年の最後です、飛入りスピーチ大歓迎)

2017年12月10日日曜日

上映会 映画「知事抹殺の真実」

渋谷の光塾において上映会を開催しました。
 真実を追うドキュメンタリー
ひとりの知事が政治生命を絶たれた不可解な過程を、一次資料にもとづき映像化

 ご覧にならなかった方は是非ビデオの上映会にご参加ください。

 この上映会(1回目)では、子ども脱被ばく裁判の弁護士の一人である光前幸一弁護士がこの裁判の法律的な背景と怖さを解説して下さりました。

2回目の上映会では、避難者の今野さんが避難者の生活についてお話しして下さりました。





2017年12月9日土曜日

東京電力は甲状腺がん患者さんの「生きて成人式を迎えられるとは思わなかった」の声を聞け! 第51回東電本店合同抗議

2017126() 第51回東電本店合同抗議 18301930
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、経産省前テントひろば  賛同団体:東電株主代表訴訟他128団体
映像配信は立花健夫様から、いつも有難うございます(^^)

「米沢追い出し訴訟」(雇用促進住宅明け渡し訴訟)第1回口頭弁論が1121日山形地裁で開かれました。
ひだんれんは3月末、政府と福島県に対し以下の申し入れを行っています。
「被害者の一人たりとも路頭に迷うことは認めない。福島県内外を問わず、全ての被害者に日本国憲法が定める基本的人権が守られる生活が保障されるまで、住宅無償提供の打ち切りと仮設住宅からの追い出しを中止・撤回し、法的責任に基づく抜本的な被害者救済策の速やかな確立を要求し続ける」
国連人権理事会に於いても住宅提供打ち切りが複数の国から批判を受けています。原発事故の責任を放棄し、避難者を消し去ろうとする国の圧力が高まっています。未曽有の原発事故の後には国による未曽有の人権侵害があり、国は加害企業である東電を税金で救済し、被害者を切り捨てました。
この理不尽を許すな!老朽原発再稼働を許すな!と異議申し立てをする人々が東電前に参集しました。
当日も東電への申し入れ、日音協のミニライブ、玉川太鼓のパフォーマンスと多彩なアピールが行われました。スピーチの一部を紹介いたします。







「脱原発かわさき市民」の男性
1123日「原発の町を追われて」の上映と、井戸川克隆さんの講演に170人以上の参加を得、大盛況でした。今後も毎月2回の署名活動等を継続し、東電が責任を取るまで、原発が無くなるまでやっていきます。
https://youtu.be/pAsFJqU8j1o

日音協
葛尾村では集団申し立ての会が2回放射線量を測定している。避難指示解除後、上昇し、今尚上昇している。80%を占める森林の除染が無いため。住民は約1割帰還し、来年4月の小学校再開に合わせて、子どもを連れて帰還する人がいるようだ。無用な被ばくを国と東電が強要している。

福島原発被害東京訴訟原告団団長 鴨下さん 

来年3月に重要な判決が続いて出ます。127日には原告団の総決起集会があるので、お集まりください。私たちには区域外避難者が中心の京都訴訟と東京訴訟は大きな意味を持つ。国と東電は原発から30キロまでは一応対応するという姿勢だが、その外側にも深刻な被害が出ている。区域外避難者の被害は汚染を示し、見た目ではわからない被害を裁判で立証してきた。被害に見合った生活再建出来る賠償がなされるべきだ。
米沢の追い出し訴訟は、6年間一度も住宅代を払っていない東電に責任がある。今、福島県は東京の避難者に調停を起こす、としている。追い出しの動きが強まっている。
https://youtu.be/Gp7liAf7Luk

脱被ばく実現ネット
加害企業東京電力は小児甲状腺がん患者さんの「生きて成人式を迎えられるとは思わなかった」この声を聞け!
https://youtu.be/Pps0m1lRSLU

脱被ばく実現ネットでは「米沢追い出し訴訟」を提訴した「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」に提訴取り下げのお願いハガキを皆様から送っていただくよう運動を始めました。ご協力をお願いいたします。

各地で署名活動も続いていますので、こちらへの協力もお願いいたします。

次回は110()です。放射能にも寒さにも負けそうですが、ご参集ください(^^)






2017年11月26日日曜日

新宿アクション(11月25日) 米沢・原発避難者立ち退き請求訴訟取り下げ署名 大学生が飛び入り発言

  毎月第4の土曜日に開催している新宿アクションを昨日(11月25日)に行いました。
 今回のアクションでは、長期の休みには球美の里(久米島)へボランティアに行っているという学生さんや江東区で原発事故避難者の支援をされている方(弁護士さんではないかと思います)が発言をして下さりました。
 
本日のアルタ前街宣(報告)

 11月4日の新宿デモ後のアルタ前は相変わらず若い人々が通り過ぎて行き、チラシの受取が極端に悪くなった気がしていました。
人々は、目の前の見えているもの、そこにある物、聞こえている物に関心を示さず、わざと、聞き取るまいとしているように、ただ、雑踏の中を気にも留めず歩いている意志のない人々の様に感じ、その日の怪しげな雲空の動きもあり、何となく不安が漂う、そんな日でありました。
 トラメガの調子が悪く電池を交換したりで、開始が遅れましたが、私たちスタッフの発言に続き、飛入りで学生さんが発言して下さいました。
 沖縄県久米島の球美の里・保養支援活動を通じて、福島の子どもたちのことを心配している事、その活動を通じて、教師になり、子どもたちの希望ある未来を作るために関わりたいと思って、勉強している事、アルタ前に来たら私たちの街宣活動に遭遇したこと等を話してくれました。希望の気持ちが伝わってきて、勇気がわいてきました。
 また、江東区の東雲住宅に避難している男性は、「秋田県米沢市の雇用促進住宅、避難者への立ち退き請求訴訟」に触れ、これは米沢市だけの問題ではない、全国に避難している方、東京に避難している人々皆の問題で、住宅を出る契約を正式に結んでいない中で一方的に被告にした政府のやり方は人権無視と、裁判への署名協力を呼びかけ、自ら署名簿を持って街頭に立って呼びかけていました。
 様々な抗議活動の中で繋がった人々が、チラシ配付、署名活動、呼びかけ行動に参加してくださり、新しい支援者たちの参加で、つながりができつつある事を実感し、始めた時の気持ちはすっかりかるくなり、元気を取り戻した街宣活動の1日になりました。

                        宮口高枝


(映像)

https://www.youtube.com/watch?v=091o-knKxJs
 


https://www.youtube.com/watch?v=8Ni-oaXWarA

https://www.youtube.com/watch?v=gRA2vlmAPPM

https://www.youtube.com/watch?v=FhbANqqbSQw

https://www.youtube.com/watch?v=-uKGHFXbLOA

https://www.youtube.com/watch?v=EVBSfvkasR0

2017年11月21日火曜日

2017年11月19日官邸前抗議行動の報告

 総がかり行動(11.19)の終了後に官邸前で抗議行動を行いました。
日ざしのある時間帯は比較的心地の良い雰囲気でしたが、日が沈むと急速に寒くなり、冬の寒さが身にしみるアクションでした。

 アクションは総がかり行動を終えて帰路に着いた方々から、「被ばくを避ける」に共感を覚える方の呼び込みから始まりました。
 
官邸前抗議開始のアピール
https://www.youtube.com/watch?v=ireef_3JcwI

194人の小児甲状腺がんの多発を黙ってみている訳にはまいりません
https://www.youtube.com/watch?v=9eb9MqI4A0I

 

地球の子供新聞が出している地図では、悲しいことに全国に放射能が飛んでいます
https://www.youtube.com/watch?v=WOeFa_3RZow
米空母ロナルドレーガンの乗組員が急性放射線障害で9名が亡くなっている https://www.youtube.com/watch?v=8Zagkgkiyf4
原発事故の被害はますます深刻化し拡大します、本当に戦いが必要なのはこれか らです https://www.youtube.com/watch?v=lRmpBcWCj7s
放射線の基準値を甘くして、帰ってこい、帰って来ないのは我ままだと言う https://www.youtube.com/watch?v=g5XHujXbAK0
首相は警察官の命なんか守りはしない、また次に雇えばよいと平気なんだ https://www.youtube.com/watch?v=olWnpv4YemA
山下俊一教授は安定ヨウ素剤を飲まさなかった子供の細胞を使って論文発表をし ている https://www.youtube.com/watch?v=aYhv_W_Ze-w
震災瓦礫で作られたバイオリンの奏者が下顎歯肉癌で亡くなった https://www.youtube.com/watch?v=iIYlSWwC850
彼らにとっては人の不幸はどうでもよいのです https://www.youtube.com/watch?v=OqK55aAVQK0
 
続いての官邸に向けたコールです
https://www.youtube.com/watch?v=VA2-Avp2RZ4



また、同日の19日「Go West, Come West!!! 3.11東北・関東 放射能汚染からの避難者と仲間たち」(略称: Go West)が梅田阪急HEPファイブ前にて、アピールを行いました。


下澤さんのFacebookに詳しい報告があります。ご覧下さい。


大阪の様子



3回目 (仮)子どもを被ばくから守ろう!!東海 名古屋駅西口で街頭宣伝

 11月18日(土)18時から、(仮)子どもを被ばくから守ろう!!東海 が9月の浜松駅頭、10月の名古屋駅西口に続き、3回目の街頭宣伝を名古屋駅西口にて行いました。
大変寒い中でしたが、ハンドマイクで被ばく問題を訴えながら、脱被ばく実現ネットのチラシやGo Westのチラシを配布し、また、山形の避難者追い出しの裁判への取り下げ要求の署名活動などを行いました。
今回はメンバーのFacebookでの呼びかけに応えて、埼玉から名古屋に避難された方が一緒にチラシ配布やマイクでの訴えをしてくださり、また
東京から避難された方が声をかけてくださいました。
 愛知県は東京よりももっと放射能問題が他人事と思える地域だと思っていましたが、避難の方から声をかけられ、思った以上に避難者のつながりがあるのを実感しました。
 埼玉からの避難の方は311後、3月末に避難されたそうですが、お子さんの喘息がひどくなるなどの症状があったそうです。



街頭宣伝を呼びかけたSさんの報告です。

★★

 仕事が終わってから名古屋に直行し、名古屋に着いたら、新しく3人の方が来てくださっていて、僕はまさか来るとは思っていなかったので、感激しました。




休日急いで作ったプラカード代わりのダンボールは、曲げて持ってきたため、ほとんど意味がありませんでした。





早速僕からスピーチを始めましたが、僕は話しているうちに怒りがこみ上げてしまい、熱くなって約30分ノンストップで話し、その後Y・YさんMさんがお話されました。


僕は福島の子どもたちのこと、区域外避難者のこと、関東の汚染のこと、東京オリンピックは必要ないということなどを訴えました。


その後、Y・Yさん、Mさんがスピーチをされましたが、ボリュームが小さかったこともあり、あまりよく聞こえませんでした(すみません)。


それでも、以前Y・Yさんがされていたようにしゃべりながらチラシを配ったら、あまり受け取りが良くないなか、約20枚のチラシを受けとっていただけました。


その後、寒い中、自然とみんなで外で立ち話となり、実際に関東でたくさんの方が病気になっている話が聞け、ほとんどネット情報でしか知らない僕にとってはとても有意義な一日となりました。


今後の活動日程は、まだ未定ですが、ご連絡はこちらのアドレスにお願いします。
nijisaiban@gmail.com
ぜひ、ご参加よろしくお願いします。


以下は今回のアクションでの呼びかけ文です。
★★
子どもを被ばくから守ろう!!名古屋アクション


福島第一原発事故以降、民主党政権時に制定された子ども被災者支援法は現政権において骨抜きにされ、福島県の子どもたちの健康に教育を受ける権利が得られないばかりではなく、区域外避難者の支援は打ち切りにされ、また福島県の帰還困難区域以外の避難指示区域は解除されてしまいました。

しかし福島第一原発事故は全く収束してません。さらに、事故によって放出された放射性物質によって、福島県境を超え東京を含む関東、東北の広範囲の地域は汚染され、関東の大部分の地域はストロンチウムで換算するとチェルノブイリにおける放射線管理区域に相当し、また関東の多数の地点がチェルノブイリにおける希望移住区域に相当する地域なってしまいました。

また、関東の多数の方に白血球減少、赤血球減少、血小板減少など、血液の異常が確認されています。

このままですと、福島県のみならず、東京、関東、東北の大多数の子どもたちの健康状態は、極めて深刻な状況になってしまうかもしれません。

子どもたちの未来のない国に未来はありません。

私たちは、希望する福島、関東、東北の子どもたちを全員避難させるまで、活動を続ける所存です。

それだけでなく、東京の汚染を訴えることは、より高濃度の被ばくを強要されている福島の方々の生活、環境を改善することにもつながります。

また、高浜原発が再稼働され、大飯原発3・4号機が再稼働されようとしている現在、東京、関東の汚染を訴えることは、原発再稼働へのとても大きな抑止力となります。

もう、一刻の猶予もありません。名古屋、また近郊にお住まいの方、是非力をお貸しください。子どもたちの未来のため、日本の未来のため、また故郷を守るために、福島、関東、東北の汚染を訴えていきましょう。


※私たちは今後愛知県などの自治体に区域外避難者の住宅支援継続のお願いをしたり、そのほか避難者の交流の場を作ったりしようと考えておりますが、スタッフが足りません。スタッフをしてみたいという方、大歓迎ですので、お気軽にお声をおかけください。


主催

(仮)子どもを被ばくから守ろう!!東海

2017年11月16日木曜日

投稿:なぜ「憲法の本質・人権の本質は抵抗することつまり抵抗権にある」のか

なぜ、憲法(正確に言うと、近代憲法)の本質が抵抗権なのか。
それは何よりもまず、近代憲法の歴史が証明しています。
(1)、18世紀に近代憲法が出現した時、そこで、抵抗権が人権の中核であることをはっきりとうたったからです。

「 政府は人民、国家または社会の利益、保護および安全のために樹立されるものであり、されるべきである。‥‥いかなる政府でもこれらの目的に反するか、または不十分であると認められる場合には、社会の多数の者は、その政府を改良し、改変し、または廃止する権利を有する。この権利は、疑う余地のない、人に譲ることのできない、また棄てることもできないものである。バージニア権利宣言3条)

「われわれは、次のような諸原理を自明だと考える。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等であり、すべての人は神より侵されざるべき権利を与えられている、そうした権利のうちには、生命、自由および幸福の追求が含まれている。
 そして、その権利を確保するために、人々の間に政府が作られる。、政府の正当な諸権力は、被治者の同意に基づくものである。どのような政治政体も、これらの目的を害するようになる場合は、それを変更し、または廃止し、彼らの安全と幸福を実現するためにいちばん適当と考えられるような原理に基礎を置き、また、そういう形式でその権力を組織して新しい政府を作ることは、人民の権利である。以上の諸原理をわれわれは自明のものと考える。」(アメリカ独立宣言)

すべての政治的結合の目的は、人の、時効によって消滅することのない自然的な諸権利の保全にある。これらの諸権利とは、自由、所有、安全および圧制への抵抗である。」(フランス人権宣言2条)

「圧制への抵抗は、他の人権の帰結である」(1793年6月24日フランス憲法33条)
「政府が人民の権利を侵害するときは、反乱は、人民およびその各部分にとって、もっとも神聖な権利であり、かつ、もっとも不可欠な義務である。」(同35条)

(2)、その後、19世紀の憲法から抵抗権は姿を消します。しかし、ファシズムの嵐が吹き荒れた第二次世界大戦のあと、近代憲法は再び、抵抗権が人権の中核であることをうたいました。

「 フランス人民は、1789年の権利宣言によって承認された人および市民の権利および自由‥‥を厳粛に再確認する」()1946年フランス第四共和制憲法前文)

「憲法に違反して行使された公権力に対する抵抗は、各人の権利であり、義務である。」(1946年ドイツ・ヘッセン憲法147条)
「憲法で確定された人権が憲法に反して公権力によって侵されたときは、抵抗は各人の権利であり、義務である。」(1947年ドイツ・ブレーメン憲法19条
「道徳と人間性に反する法律に対しては、抵抗権が成立する。」1947年ドイツ・マルクブランデンブルク憲法6条2項

 ひとたび姿を消した抵抗権がなぜ再び、憲法の中に刻み込まれたのか。それは、「すでに十分に確立したと思われていた自由主義的政治体制--したがって、その子である人権の保障--が、ファシズムの擡頭の前にあのように無力であったという両戦争間の貴重な(痛恨の)経験にかんがみて、人権の保障を少しでもより強化しとうという悲願」(宮沢俊義※1)「憲法Ⅰ」138頁)に由来するものです。

 第2に、それは理論的にみても、憲法にとって抵抗権の行使が不可欠だからです。
昔、埼玉の「I Love 憲法」ミュージカルで、参加者の人たちにこんな話をしたことがあります。
--皆さんは「I Love 憲法」「I Love 憲法」とよく口にするけれども、しかし、振り返ってみて、憲法を愛するというのは一体どういうことなのでしょうか。それを真正面から考えたら、とても不思議なことではないでしょうか。
 というのは、憲法を愛するというけれど、そもそも憲法は目に見えるものなのでしょうか、或いは、手で触ることができるものなのでしょうか。もし六法全書という紙に書いてあると言うのでしたら、それならば、その紙を燃やしてしまえは、憲法はなくなるんじゃないでしょうか。それとも、紙を燃やしてもなお存在するというのであれば、それはどのように存在しているものなのでしょうか。紙を燃やしてもなお存在するというそんなものを、手で触ったことがある人はいるのでしょうか。
 要するに、そんな不確かな、訳の分からない代物を、愛するというのは、いったいどういうことなのでしょうか。
 これについて、私は次のように思うのです。
 私の妹がこのミュージカルに参加しています。彼女はこれまで専業主婦でずっと家にいました。しかし、そのうちに、何だかこれはおかしい、いつも家に縛り付けられるのではなく、私にももっと私なりの生き方があってもいいのではないかと思うようになりました。その中で、彼女は、この「I Love 憲法」のミュージカルを見つけました。ここは彼女にとって、新しい生き甲斐の場だったのです。しかし、彼女の夫は、このことを必ずしも歓迎しませんでした。家に、自分の元に置いておきたかったのです。しかし、彼女は、私にも自分なりの生き甲斐を求める権利があると思ったのです。だから、夫の反対を押し切って、それに抵抗して、ここに来ました。
これが憲法なのだと思うのです。
憲法では、いかなる個人にも、その人なりの幸福追求権を保障しています。しかし、それは、彼女が、夫の反対に抵抗してこの場に来るという行為を通じて初めて実現されるものなのです。
だから、彼女は、この場に来るという行為を通じて自分の人権を実現し、憲法を愛することを実行している、つまり、「I Love 憲法」を実行しているのです。

 このような意味で、憲法の本質は何かといえば、それは個人の尊厳や平和的生存権や諸々の人権を踏みにじる侵害行為に対して「抵抗する」ことにあります。
だから、憲法は何処にあるのか? --それは、こうした人権侵害行為に抵抗する限りにおいて、それを実行するすべての市民の各自の胸の中にあるのです。
だから、市民の各自の胸の中にある憲法・人権は、市民ひとりひとりの心がそれを放棄しない限り、決して紙みたいに燃やすこともできなければ、暴力で踏みにじることもできなければ、法律で歪曲することもできないものなのです。


第3に、さらには、抵抗権は憲法の本質、人権の本質にとどまらず、私たちが生命として存在することに由来する「生きるということそのもの」だということです。

生命として存在すること(生物)とは何か。それは無生物とどこが違うのか。この問いに、私にとって最もピッタリ来た説明は次のものでした--自然界の法則であるエントロピー増大の原則は生物にも降りかかる。その結果、高分子は酸化され分断される。集合体は離散し、反応は乱れる。タンパク質は損傷を受け変性する。しかし、生物はこの法則を受け入れ、なおこれを受け入れない抵抗の仕組みを見つけ出し、実行した。それが、やがて崩壊する構成成分をあえて先回りして自ら分解し、このような乱雑さが蓄積する速度より速く、常に成分を再構築すること。このダイナミックな分解と再構築を実行する点に生物を無生物と分かつ最大の特徴がある(福岡伸一「生物と無生物のあいだ」166頁以下)。

 生物が生物である所以とは自然界の法則であるエントロピー増大の原則に抵抗して秩序を自ら作り上げることにほかならない。この意味で、抵抗は生物であることの証(あかし)である。
だから、政府の圧制により人間らしく生きることを否定されるとき、「冗談じゃねえ!」とこれに抵抗することは、別に誰かから教わって学んだからではなくて、自分が生命ある存在であることそのものからやって来る根源的な反応なのです。
その意味で、抵抗をしないとき、或いは抵抗をやめたとき、生物は無生物または生きる屍(しかばね)になるしかありません。心の病気になるのは当然です。
 だから、私たちは、生物=人間であることをやめない限り、原発事故前であろうが事故後であろうが、非人間的な扱いに対し、抵抗しない訳にはいかないのです。
 だから、広場やデモで「おかしい!」と意見を表明し、単に金の問題だけでは片付かない、本来の救済はいかにあるべきかを共に問答し探求しない訳にはいかないのです。それをやめたとき、わたしたちは生命体であることをやめ、運命に逆らわず無感動の中で生きるしかばねになるしかないからです※3)。

結論:憲法を愛する、人権を愛するとは抵抗することであり、生きるということそのものです。
新しい人権の1つである「避難の権利」の保障を求める人たちは、憲法を愛する人たちであり、抵抗する人たちであり、生きている人たちです。

※1)私の知る限り、抵抗権の問題を最も探求した人物は長野市出身の憲法学者宮沢俊義、美濃部達吉の弟子・後継者として、日本の憲法学界に最大の影響を残した保守本流の憲法学者です
   しかも宮沢は、単純な抵抗権の賛美者ではなく、抵抗権が濫用された場合の実際的危機を重々承知した上で、なおかつ抵抗権の必要性・不可避性について考えた人です。

《抵抗権の問題は、実定法(※2 )の問題ではなくて、 実定法を越えた問題--法哲学の問題--である。単なる「法律家」の問題ではなくて、「人間」の問題である。》(憲法Ⅰ 166頁)
 《個人の尊厳から出発する限り、どうしても抵抗権を認めないわけにはいかない。抵抗権を認めないということは、国家権力に対する絶対的服従を求めることであり、奴隷の人民を作ろうとすることである。》(同署 173頁)

※2)社会で実際に制定され、適用されている法律のこと。自然法と対立して使われる概念。

※3)(参考)->抵抗権実行=3.4新宿デモの呼びかけ(17.2.7)

米沢「追い出し」訴訟に抗議する:被ばくから避難する権利は既に憲法に埋め込まれており、米沢「追い出し」訴訟は憲法からは勝負はついている

                          市民の手で、避難の権利の法制化と取り組む                             チェルノブイリ法日本版制定の呼びかけ人 柳原敏夫

本年9月、福島市などから山形県米沢市に避難している避難者8名に対し、8名が住む住宅からの退去を求める「追い出し」訴訟が提訴されました。報道記事は->こちら

 しかし、被告とされた人たちは被ばくを避けるために避難した人たちであり、被ばくから命、健康を守ろうとした人たちです。この人たちは人間です。わが憲法は人間に個人の尊厳を認め、命、健康を脅かすものから命、健康を守ることを人権として保障しています。だから、この人たちの行為は人権として保障されこそすれ、迫害される理由はどこにもない。

この人たちが被ばくから避難しようとした行為は憲法で人権として保障されている。人権保障に対して国がやるべきことはただ一つ、人権保障を誠実に実行することだけです。ところが、この件で、国が実際にやったことは人権保障を誠実に実行するどころか、「追い出し」訴訟を起こして、あべこべに人権侵害を行っている。
このような人権侵害行為は命、健康を奪う犯罪行為であり、断じて許されない。
国は直ちに、この追い出し訴訟を取り下げ、本来の使命である避難者が有する人権=避難の権利を誠実に実行すべきである。

以下は、 あべこべの人権侵害裁判・米沢「追い出し」訴訟に対する私の抗議文です。

被ばくから避難する権利は既に憲法に埋め込まれており、米沢「追い出し」訴訟は憲法からは勝負はついている(2017.11.15)

本日、米沢「追い出し」訴訟の緊急市民集会が参議院議員会館で開かれます。詳細は避難の共同センターのHP->こちら

皆さんからも抗議文をお寄せ下さい。->nijisaibangmail.com*を@に置き換えて下さい)まで

命、健康こそ宝だと信ずる人たちから、
あべこべの人権侵害裁判・米沢「追い出し」訴訟に対する注視、関心、賛同、協力をお願いします。

脱被ばく実現ネットでは以下のハガキを配布し、
裁判を提訴した「独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構」に
提訴取り下げのお願いハガキを皆様から送っていただくよう運動を
始めました。
お手持ちのハガキかハガキ大用紙に印刷して送ってくださるよう
お願い申し上げます。