【アクション告知】

■ 官邸前アクション (毎月19日を予定)
   日時: 11月19日  (17時~18時) 
   場所: 
官邸前
   内容: 抗議集会

■ 新宿アクション (第2の土曜日開催変更しました)
   日時: 12月8日(土曜 (15時~16時の予定
   場所:JR新宿東口 アルタ前広場

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2018年10月22日月曜日

子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」と市民立法「チェルノブイリ法日本版」の講演会

「第18回新ちょぼゼミ」の講演会
日時:2018年10月20日
場所:たんぽぽ舎
■ 市民立法「チェルノブイリ法日本版」について(柳原敏夫弁護士)
■ 子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」:小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか(OurPlanetTV代表 白石草さん)

 上記の講演会を田中一郎さんと共催しました。
この講演会にたいする感想を頂きましたので、以下に掲載します。
後半に当日のビデオがあります。

(頂いた感想の1)
 学習会の種類にもいろいろあると思いますが、感想としては、今回のアワプラ白石さんの小児甲状腺癌に関する取材内容と、柳原さんのチェルノブイリ法日本版の二本立てのお話は、互いに深くリンクしあうものでしたし、私にとっても原発事故以降最大の懸念事項である命と健康被害の問題(=人権問題)を直接お話くださったようなもので、非常に重いテーマですが、考えるところが多くありました。
構成としては(難しいかもしれませんが)白石さんのお話を最初に聞いてから、チェルノブイリ法の話題にシフトさせていく、という進行もアリなのかなと思いました。(チェルノブイリ法の条例化の重要性を聴衆に理解してもらう、という目的を果たす意味では効果的かと)

(頂いた感想の2)
 白石草さんにお話いただいた「子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」」の問題も、柳原敏夫さんにお話をいただいた「日本版チェルノブイリ法」の制定運動も、これからが「本番」となってきます。私は、脱被ばくの運動は、脱原発や核事故被害者の完全救済の運動と三位一体で不可分と考えておりますし、また、脱被ばくの運動は、多くの人々に、放射能とはどういうものか、放射線被曝の危険性はどんなものでどれくらいか、原発や核を推進するものたちが、それをどのようにごまかしているかなどを、きちんと理解していただくことが肝要だと考えています。従って、脱被ばくの運動は、甚大な被害を受けた福島県をはじめ、広く東日本や東京で、「草の根」の形で、徹底した勉強会・学習会・講演会などを繰り返していくことが、市民運動・社会運動として最も重要な取組の一つだと考えています。




 ***ビデオ*** 

新ちょぼゼミの今後の計画

市民立法「チェルノブイリ法日本版」について

(前半)子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」:小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか

(後半)子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」:小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか

(質疑応答)子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」:小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか

第16回 子ども脱被ばく裁判 口頭弁論を傍聴

子ども脱被ばく裁判第16回口頭弁論
10月16日(火)
原告側弁護士の準備書面説明と原告一人の意見陳述(代読)が行なわれました。
原告側の準備書面は4つあり、そのひとつは被告が内部被ばくを非常に過小評価していることを批判したものです。二つ目は県の県民健康調査が小児甲状腺がんのデータを隠してことを批判したものです。経過観察扱いになって以降、甲状腺になった児童のデータを公表していないので、実際のがん患者数が不明になっているので、公表するよう再度要求しました。三番目は福島県放射線健康リスク管理アドバイザー山下俊一氏の2011年3月20日から25日ころにかけての発言を取り上げて、国・県の責任を追及したものです。
山下俊一の「年間100ミリシーベルト以下では健康被害は起こらない」は有名ですが、もっととんでもない発言を二つしていたのです。
発言その1は「年間一ミリシーベルトは1個のDNAを傷つける。100ミリシーベルトは100個のDNAを傷つける。99個のDNAは傷が修復されるが、1個が修復されない可能性あり、100ミリシーベルト以上では健康リスクある。しかし100ミリ以下は問題ない。」これはまったくでたらめです。柳原弁護士の計算では100ミリシーベルトでは傷つくDNAは22兆5千億個になります。また、もう1つの問題発言は、「毎時100マイクロシーベルトは全く問題ない、だからいま県内各市町村で毎時5,20,50マイクロシーベルトで驚いているが、問題ない。安心して外遊びして良い。」こうした発言のDVDがあるので、裁判所に証拠提出し法廷で再現13分映写を要求しました。この日は見送りになりましたが、次回法廷で再現される予定です。福島県が検討したいので待って欲しいというので延期された。福島県は同じDVD持っているはずだが、隠したい意図ありありです。こうした山下発言を信じた多くの福島県民が避難も防護もせずに無用な取り返しのつかない初期被ばくをしてしまいました。小児甲状腺がんの多発やその他の健康被害の原因になったのです。四番目は南相馬市立総合病院の患者数のデータです。南相馬市立病院の事務課が作成し、同市議会議員の大山議員が提供したがんや生活習慣病の患者数推移です。
甲状腺がんは2010年は一人だったが2017年では29人に増加。骨髄性白血病は、2010年の3人から2017年には28人に増加している。そのほかのがんや心筋梗塞の有病者数も増えており、大腸がんや心筋梗塞は約2-3倍に増加しています。公判後の報告会ではある参加者が国立がんセンターが発表している「地域がん登録によるがん罹患全国統計」から抜き出したデータの表を配っていました。このデータによると2009年と比べて2014年は、福島県年度別部位別がん罹患数は、全部位で、10633人から14004人に増加しています。甲状腺では147人から260人に増加しています。福島県の10万人当たりの罹患数(率)を全国平均と比較した場合(両方とも年齢調節後)では、2009年では全部位で0.78でした。つまり全国平均より罹患率がかなり低かったのです。これが2014年では、0.98になりました。平均並みに上がりました。2009年と2014年を比較すると1.25です(0.98/0.78)大幅に悪化しています。
2014年が現在わかっている一番新しいデータです。もっと早く集計して欲しいものです。
   以上    冨塚元夫
*********動画*********
第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(伊東浩志さん講演1)
https://www.youtube.com/watch?v=FHbnauRg8Ds

第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(講演2)
https://www.youtube.com/watch?v=w-j77qn__8w

第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(講演3)
https://www.youtube.com/watch?v=ehuTT0WHwKw

第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(講演4)
https://www.youtube.com/watch?v=6_MFg5nPL_U

第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(講演5)
https://www.youtube.com/watch?v=r707dTYaEJI

第16回子ども脱被ばく裁判口頭弁論(記者会見)
https://www.youtube.com/watch?v=8Iy9AFIsy4E

第16回口頭弁論 子ども脱被ばく裁判 (記者会見2)
https://www.youtube.com/watch?v=YHS_dPAlvw0

本日の裁判と今後についての意見交換
https://www.youtube.com/watch?v=ZNERZYgOD6c

2018年10月20日土曜日

【報告】10月20日(土)チェルノブイリ法日本版学習会「NOでは足りない―3.11ショックに対処する方法:もう1つの「あべこべ」は可能だ― 」(たんぽぽ舎)

10月20日(土)、東京文京区たんぽぽ舎で、オルタナティブな日本を目指して:第18回新ちょぼゼミの講演の前半で、チェルノブイリ法日本版の話をしました。
チェルノブイリ法日本版情報の詳細は-->こちら

後半は、Ourplanet白石草さんの「子どもの甲状腺がんと「県民健康調査」」--小児甲状腺がん200人のかげで何が起きているのか--でした。

前半

後半

以下、その動画とプレゼン資料&配布資料です。

動画
前半 柳原敏夫の話


後半 白石草さんの話
その1


その2


質疑応答


プレゼン資料(全文のPDFは->こちら

http://1am.sakura.ne.jp/Chernobyl/181020presenTanpopo.pdf


配布資料(PDFは->こちら
  NOでは足りない―3.11ショックに対処する方法:もう1つの「あべこべ」は可能だ―

         ***************************

レジメ

NOでは足りない―3.11ショックに対処する方法:もう1つの「あべこべ」は可能だ―



1、自己紹介
自然界(人間と自然の関係)に惹かれてきた

→「ファーブル昆虫記」「シートン動物記」「大草原の小さな家」「ターシャ・チューダ-」
「人間と人間の関係」から目を背けては生きていけないことを思い知らされるようになる。
→「ケーテ・コルヴィッツ」「住井すゑ」「ハンナ・アーレント」「カズオ・イシグロ」



2、原発事故がもたらした最大の謎

原発事故とは何か?何だったのか?何をもたらしたのか?



3、この謎に最も迫った人のひとり

「スベトラーナ・アレクシエービッチ」

‥‥小さき人々の声を残した。

人々はチェルノブイリのことは誰もが忘れたがっています。最初は、チェルノブイリに勝つことができると思われていた。ところが、それが無意味な試みだと分かると、今度は口を閉ざしてしまったのです。自分たちが知らないもの、人類が知らないものから身を守ることは難しい。チェルノブイリは、私たちを、それまでの時代から別の時代へ連れていってしまったのです。その結果、私たちの目の前にあるのは、誰にとっても新しい現実です。‥‥ベラルーシの歴史は苦悩の歴史です。苦悩は私たちの避難場所です。信仰です。私たちは苦悩の催眠術にかかっている。‥‥何度もこんな気がしました。これは未来のことを書き記している



原発事故はこれまでの災害の概念が通用しない。過去に経験したことのない経験をしたのだという新しい意識が必要で、その新しい意識で原発事故と向き合わなければならない。



チェルノブイリ事故で、人々は死がそこにあることを感じました。目に見えない、音も聞こえない、新しい顔をした死を。私は思いました、これは戦争だ。未来の戦争はこんなふうに始まる。でもこれは前代未聞の新しい戦争だ、と。



4、戦争の問題に最も迫った人のひとり
「大岡昇平」

ひとりひとりの兵士から見ると、戦争がどんなものであるか、分からない。単に、お前はあっちに行け、あの山を取れとしか言われないから。だから、自分がどういうことになって、戦わされているのか分からない。(「レイテ戦記」のインタビュー)

    ↑

「3.11のあと、ひとりひとりの市民から見ると、福島原発事故がどのようなものであるか、どうしたらよいのか、真実は分からない。単に、「健康に直ちに影響はない」「国の定めた基準値以下だから心配ない」とかしか言われないのだから。だから、一体自分がどういう危険な状態にあるのか、どう対策を取ったらよいのか、本当のことは分からない」。



5、放射能災害とは何か(放射線とは何か)
一般市民に対する被ばく限度とされる年間1ミリシーベルトとは何か?
→「毎秒1万本の放射線が体を被ばくさせる状態が1年間続くこと」(矢ヶ崎克馬琉球大学名誉教授)

1本の放射線が身体を損傷する数はどれくらい?

→アルファ線はおよそ10万個。ベータ線は最大2万5000個。

 ガンマ線では光電効果の場合、最大で7500個、コンプトン効果の場合、およそ2万5000個。



6、放射能災害とは何か(健康被害とは何か)

 福島県は、甲状腺検査の二次検査で「経過観察」とされた子ども(2018年6月末で4643人)は、その後「悪性ないし悪性疑い」が発見されても、その症例数を公表しない。



先月9月末、南相馬市の市立総合病院の疾病データが公開。



7、福島原発に対し政府のやってきたこと

 三大政策「情報を隠すこと」「事故を小さく見せること」「様々な基準値を上げること」



8、311以後の出来事の特徴:「あべこべ」

 子どもの命・人権を守るはずの者が「日本最大の児童虐待」「日本史上最悪のいじめ」の当事者に。

 加害者が救済者のつらをして、命の「復興」は言わず、経済の「復興」に奔走。

 被害者は「助けてくれ」という声すらあげられず、経済「復興」の妨害者として迫害。



9、311以後の「あべこべ」をただし、正常化に向かう道
過去の災害の経験や考えが通用しない原発事故の本質を理解するための「認識の目覚め」に努め、「苦悩という避難場所」から抜け出し、「現実の避難場所」を作り出す必要がある。

「新しい形式の戦争」にふさわしく、「新しい内容と形式を備えた救済」が必要。

→それが、放射能に対する健康被害を「予防原則」に立って救済を定めたチェルノブイリ法日本版。



10、チェルノブイリ法日本版に至るプロセス(問題解決のための現実的ビジョン)のキーワード

→それが「市民立法」。過去に輝かしい成功例がある。

政府がいやがる法律を、日本各地の市民の手で条例制定の積み上げの中から制定させた公害防止立法1970年)、情報公開法制定運動1999年)。

大国がいやがる条約を、市民の手で実現させた対人地雷禁止条約1997年)、核兵器禁止条約2017年)



その一例が以下の歴史。

 1872年 江藤新平らが、民が官を裁く先進的な行政訴訟を作る。

 1954年、杉並の主婦から始まった水爆禁止署名運動


 1969年、歴史的な公害国会を引き出した東京都公害防止条例制定の市民運動

 1995年、霞ヶ浦再生を、市民型公共事業として取り組んだアサザ・プロジェクト

 1997年、市民主導で成立した最初の条約、対人地雷禁止条約の成立。 


 2017年、市民主導で成立した2番目の条約、核兵器禁止条約の成立。



 

2018年10月14日日曜日

新宿アルタ前街宣 (10月13日)

 福島県南相馬市立総合病院の病名ごとの患者数推移のデータが南相馬市議会議員の請求により公表されました。
恐ろしいまでの数値です。福島全体の病院は言うまでもなく、放射能で汚染された地域の病院のデータの開示が強く望まれます。

 このような状況にもかかわらず、首都圏までたったの100キロしかない茨城県にあるオンボロの東海第二原発が11月で40年を過ぎ、更に20年運転が延長されようとしています。       ひとたび原発事故が起きれば私達、とりわけ子ども達の健康に甚大な影響を受けて取返しのつかない事態になってしまいます。

 福島、関東での放射能汚染の実態、東海第二原発の危険性などをボランティアと東海第二首都圏連絡会の関係者の皆さんなど8名で、新宿の街を歩く人達に訴えかけ、チラシを配布しました。



2018年10月4日木曜日

第61回 東電本店抗議に参加


 下記スピーチを行ないました。括弧内はスピーチには含まれていませんでしたが、報告文をわかりやすくするための補足です。
  *****
 今日の東京新聞に福島原発事故刑事訴訟の記事がありました。 昨日の公判で東北大学の今村教授が証言し、計画通りに高さ20メートルの防波堤を造っておいたならば、事故は防げた可能性があるということでした。「大津波は予見できなかった、対策を取ったとしても事故は防げなかった」という被告の主張を否定したものです。東電元幹部3被告に対する有罪判決が近づいたと思います。しかし、国や福島県、市町村の責任も追及しなければなりません。2011年の事故の直後、3月20日から25日ころ, 長崎大学の山下俊一と高村昇が福島県の市町村、いわき市、郡山市、福島市、飯舘村等に行って100ミリシーベルト以下は問題ない、逃げる必要ない、安心してとどまっていいと言って回りました。多くの人がこの発言を信用して避難しなかったため、ひどい初期被ばくをしました。(この年、作家の広瀬隆氏とルポライター明石昇二郎氏は、この二人に加えて神谷研二、高木義明と文部科学相を業務上過失致傷罪で刑事告発しました。検察によって却下されましたが、この告発が福島原発告訴団の告訴・告発に引き継がれました)

山下俊一と高村昇は今でも福島県放射線健康リスク管理アドバイザーです。この二人のボスは長崎大学の長瀧重信でした。彼はその時霞ヶ関にいて、内閣官房原子力災害専門家グループのボスで、20ミリシーベルト以下の市町村には避難指示出さない政策にお墨付きを与えた御用学者ナンバーワンです。原爆の被害を過少評価したABCC,放影研のボスです。水俣病患者の認定をめぐる裁判では国側の証言を行い患者の救済を邪魔した男です。長瀧重信は環境省の専門家会議座長としても、20ミリシーベルトを下回った地域への帰還にお墨付きを与え、子ども被災者生活支援法の適用を狭い地域に限定させた責任者です。残念ながら長瀧重信は2016年11月に死去しました。

しかし、福島市で行なわれている「子ども脱被ばく裁判」では福島医大を牛耳っている「県民健康調査検討委員会」の山下俊一たちの責任を追及しています。

(今も福島市に住んでいる原告は2011年3月15-20日ころ放射能が振る中を水と食糧を求めて外に並びました。コンビニの棚には米や野菜はなく、水は一日3リットルしか買えませんでした。ガソリンは買えず、車で脱出することもできませんでした。なぜあの時国はガソリン、水、食糧を福島市に届けてくれなかったのか、許せないと証言しました)

子ども脱被ばく裁判は「ふくしま集団疎開裁判」の続編です。疎開裁判は2012年仙台高裁にて、敗訴しましたが、判決のなかで裁判長は「子どもが郡山市にとどまれば将来重大な健康被害が生じる恐れがある」と述べました。まさに健康被害が約220人の小児甲状腺がんという形で現れています。子ども脱被ばく裁判第16回公判は10月16日福島地裁で行なわれます。県民健康調査の犯罪性について徹底的に取材をしてきた白石草さんの学習会が10月20日にスペースたんぽぽで開かれます。皆様のご参加をお願いたします。 以上 
  冨塚元夫     



*****動画******
UPLANさんの映像を以下にリンクします。
日本原電本店前抗議行動・東電本店合同抗議
東海第二原発 20年延長運転をとめよう!