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2023年11月16日木曜日

20231111 第19回新宿デモ ご参加ありがとうございました! 子どもを被ばくから守ろう! 子ども脱被ばく裁判を勝利しよう!

 皆様

11月11日土曜日、脱被ばく実現ネット主催 子ども脱被ばく裁判の会共催で第19回 新宿デモが行われました。

デモには約100名の皆さんが参加されました。

ご参加の皆様、ありがとうございました!

また、今回のデモは12月18日に結審となる子ども脱被ばく裁判の仙台高裁判決を勝利に導こうという目的の元に福島から子ども脱被ばく裁判の原告、そして裁判の会共同代表の水戸喜世子さん、片岡輝美さんも参加され、新宿の街で裁判への支援を訴えました。

 デモ中、沿道の皆さんのチラシの受け取りがよく、デモをスマホで撮っている人も多かったとのことです。沿道からデモに参加される方も数名おられました。

アルタ前でのデモ前集会、およびデモの画像をご覧ください。

*YOUTUBE動画はアルタ前集会のみです。ご了承ください。

2023・11・11第19回新宿デモ・オープニング


2023・11・11第19回新宿デモ・集会



アルタ前集会にて

子ども脱被ばく裁判原告代表の今野さんと息子さん(原告)

子ども脱被ばく裁判原告佐藤さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 片岡輝美さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 水戸喜世子さん


デモでは沿道の皆さんに次のようによびかけました。

★よびかけ 

皆さ〜ん、福島の子ども達が原告の「子ども脱被ばく裁判」を知っていますか〜?。

311以後、沢山の原発関連訴訟が提訴されましたが、

「子ども脱被ばく裁判」は子どもの被ばくの危険性を 国と福島県に真正面から問うた重要な裁判です。

1218日に仙台高裁で判決が言い渡されます。

子ども達を放射能から守るために絶対に譲れぬ裁判です。

私達はその極めて重要な裁判の勝利判決を勝ち取るために デモをしています。

福島は未だ原子力緊急事態宣言が出されたままで 原発事故は収束していません。

子ども達の甲状腺がんは350人以上で今も増え続けています。

子ども達に無用な被ばくをさせた国と福島県の責任は重大です。

お配りしているチラシをご覧ください。

応援よろしくお願いしま〜〜〜す。

 

また、皆で以下のコールしました。


・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・子どもの 甲状腺 ガン  増えてる! 増えてる!     

・原発事故が原因だ! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・原発いらない!     ・再稼働反対! 

・放射能汚染水 海に流すな! 

・放射能汚染水 海を汚すな! 

・子どもを守ろう!     ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!    ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの為に声あげよう! 

・子どもの為に声あげよう!





新宿の街をデモ





柳原弁護士


***子ども脱被ばく裁判弁護団 柳原敏夫弁護士***
 私としては、今までのデモで一番話したかったスピーチで、1億人の人たちに向って話す積りで喋りました。(スピーチは原稿末に掲載)

 そしたら、終ったらすぐ若い人が目の前に現れて、「何党支持ですか」と聞いてくるんで、「無党派だよ」「でも、個人的にはずっと山本太郎を支持している」と答えたら、その女性はやっぱりという表情をして、「私は20歳。私も山本太郎の演説を聞いて、泣けて、泣けて、それで総理大臣になろうと思った」と言い出したので、「このデモを最も熱烈に支持するひとりが山本太郎だよ」と言うと、またやっぱりそうかということで、デモに初参加しました。
*注(山本太郎さんは疎開裁判の当初から柳原さんと共に裁判の応援をしてくださり、新宿デモにも何度も参加されています)

結局、この女性からの質問攻めで、デモが終わったあとも話をしていたら、そこに割り込んできた若い男性曰く、
「このデモに若い人、いませんね」
‥‥そこから、今度はこの男性と話になり、彼は中国人留学生で、大阪大学で勉強しているそうで、日本の若者に関心があって、311甲状腺がん裁判の原告の人たちについても知りたがっていたので、あとから情報提供する約束をしました。

*デモ前集会でのスピーチ*

2023.11.11新宿デモのスピーチ「国際人権法が311後の日本社会を変える」(加筆)

柳原 敏夫


今日、私が話したいことはマスコミの報道しないテーマ「国際人権法が311後の日本社会を変える」ことです。


311福島原発事故で、日本政府は敗戦を迎えました。なぜなら、それまで日本政府は日本ではチェルノブイリ事故のような原発事故は起きないと考えていた、いわば原発事故に勝てると思っていた。しかし、311で勝てなかったことが判明した。その意味で、これは敗戦です。その結果、この敗戦で、当然、敗戦(原発事故)の責任が問われることになるはずだった。しかし、311直後の日本政府の唯一最大の目標は、国体護持(自己保身)、すなわちこの敗戦(原発事故)の戦争責任を回避し、不問に付すことだった。「原発事故は起きない」と豪語していた311前の振舞いを猛省するのではなく、この振舞いに一点も言及することなく、「原発事故は起きたけれど、起きてもたいしたことはない。健康被害も無視してもいいくらい問題ない。だから、311前の振舞いも別に問題なかったのだ」と原発事故で迷惑をかけた人々に対し何らの責任を取らない、この無責任体制=全面的な開き直りの態度に出た。
この態度が311後の日本政府の根本的な姿勢であり、そこに根本的な誤りがあった。
そして、これが根本である以上、この姿勢は各論の個別の問題でも貫徹されざるを得ない。
そのひとつが、避難者追出し裁判でも、無理やり避難者を仮設住宅から追出し、彼らを消去する必要があり、
また、小児甲状腺がん患者に対し、無理やり、被ばくとの因果関係を否定して、健康被害の実相にフタをする必要があった。
これらの異常な事態はすべて、根本の病巣である「福島ファシズムの支配と服従の構造」から派生する個別の吹き出物、おできのようなものだった。

 この福島ファシズムの違法性を真正面から問うたのが子ども脱被ばく裁判だった。こんな裁判はほかにはなかった。


今週月曜日に、最高裁に1通の書面を提出した。それは福島が起こした避難者を仮設住宅から追出す裁判で、仙台高裁の裁判官の訴訟指揮があまりにひどいので、裁判官を辞めさせてくれと忌避申立した時の書面だった。

私はこれを書いて、これがもし将棋の世界だったら、藤井八冠のように完全に詰んだと確信した。その理由はつい3週間前、先月25日に出た最高裁大法廷の決定を読んだからだ。

この最高裁決定とは何か。それは令和の黒船だ。これで日本が引っくり返るからだ。この最高裁の決定は、性同一性の不一致で苦しんでいる人たちの問題を「これは天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、その人災を国際人権法の正義の眼から見て許されないと判断したものだ。

だとしたら、これは福島原発事故と同じではないか。福島原発事故で苦しんでいる人たちの問題を「これは単なる天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、日本政府や福島県の政策を国際人権法の正義の眼から見て裁く必要がある。

それを真正面から問うた裁判が問うたのが来月判決のある子ども脱被ばく裁判の控訴審だ。


もともと法律には「下位の法令は上位の法令に従い、これに適合する必要がある」という掟がある。例えば、交通規制の法律で「車は左側通行」と決めたら、その下位の法令は全てこれに従って定められる。それが守られなかったら法体系は秩序が保たれず、機能しない。当然の掟だ。

先月25日に出た最高裁大法廷の決定もこの当然の掟に従ったまでのこと。ただし、今回、法律の上位の法令として「国際人権法」があることを正面から認めた。日本で国際人権法が法律の上位の法令であるなんて今さら言うまでもない。この当たり前のことを、今やっと初めて認めた。この掟のことを序列論あるいは上位規範(国際人権法)適合解釈と言う。

 重要なことは、最高裁がこの大法廷決定で使ってしまったカード、

「日本の法令は国際人権法に適合するように解釈しなければならない」

という原理が性同一性の法令と事件だけにとどまらないということだ。法規範は普遍的な性格を持ち、それゆえ、この上位規範(国際人権法)適合解釈という原理は、それ以外の法令にも、またそれ以外の事件にも適用される。その結果、どういうことになるか。

第1に、この原理により、日本のあらゆる法令を国際人権法の観点から再解釈されることになる。これを本気で検討したらどういうことになるか。それまで鎖国状態の中にあった日本の法令は、幕末の黒船到来以来の「文明開化」に負けない「国際人権法化」にさらされ、すっかり塗り替えられるだろう。

第2に、この原理は福島原発事故関連の全ての裁判に適用される。これを本気で検討したらどういうことになるか。その時、福島原発事故関連の全ての裁判のこれまでの判決はみんなひっくり返る可能性がある。そして、これから出る判決もこの原理に従えば必ず勝てる。


だから、この最高裁決定は、311以来、日本を覆っている福島ファシズムを打破する令和の黒船だ。311直後に「ピンチはチャンス」と言った人物がいたが、この言葉は今日のこの日のためにこそある。最高裁決定という黒船の到来を合図に、最高裁もついに認めた世界の良識=国際人権法を使って、私たちの社会を福島ファシズムから解放する最大のチャンスにしようではありませんか。今日のデモはそのための最初の一歩になるものと信じて疑いません。ともに頑張りしょう。



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デモ後 光前弁護士


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**11月11日(土)脱被ばく実現ネット第19回新宿デモに参加して(報告と感想)


2011年3月11日の大震災に伴う東電福島第一原発事故によって、東日本全体が汚染さ
れ、住民全体がヒバクシャになりました。

福島県では双葉町、大熊町、浪江町など原発現地のみならず福島市、郡山市、いわき
もチェルノブイリ法の基準では避難すべき場所でした。

郡山市は住宅地で20-30毎時マイクロシーベルトという空間線量のもとで授業が再開されるという状況で、放射能汚染のない環境下で授業を受けさせてほしいという訴えが2011年から2013年4月まで「ふくしま集団疎開裁判」として争われました。

仙台高裁の判決は、郡山市にとどまれば子どもたち原告に重大な健康障害が起こることが懸念されるが、郡山市は集団疎開させる義務はないという内容でした。

この裁判を引き継いだ「子ども脱被ばく裁判」は2014年に始まり、先日7月31日に結審になりました。「子どもが被ばくによる健康リスクのない安全な場所で教育をうける権利」は2月1日の控訴審ですでに却下されました。12月18日の第8回控訴審で判決が出るのは、無用な被ばくをさせられた慰謝料を求める国賠訴訟です。

先日来日して調査した国連人権理事会・国内避難民の人権に関する報告者であるセシリア・ヒメネス・ダマリー氏は「震災当初、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測則ワークシステム)放出データ公表の失敗、避難区域を正当化する情報の欠如、事態の深刻さを軽視する試みは、市民が十分な情報を得たうえで避難を決定することを妨げ、放射線に関する政府の情報に対する信頼を損なった、・・・政府が放射線に関して住民を安心させるための情報ではなく、中立的な科学的情報を提供するように勧告するとともに、空間放射線量のモニタリングと公表を継続し、これに土壌放射線量にも拡大するように勧告する」と報告しました。

まさに原告の主張を裏付ける内容です。

しかし昨年6月17日の最高裁判決に見るように、日本の司法は行政に忖度する不当な判決を多発しており、12月18日の判決で原告のまっとうな主張が認められない可能性が強いと思われます。

判決を前にして、多くの国民にこの裁判の重要性を訴えるために、恒例の脱被ばく実現ネットの第19回新宿デモは今回は、子ども脱被ばく裁判の会の共同代表の水戸喜世子さんと片岡輝美さんが参加しました。原告代表の今野寿美雄さんと息子さん、原告の佐藤美香さんもスピーチされました。

多くの原告は放射能被爆にさらされる毎日で子どもの鼻血など体調不良に悩み、避難先の生活に不安があっても避難を決心しました。
弁護団からは光前弁護士と柳原弁護士が発言しました。

柳原さんはこれまでもジュネーブを訪問して、日本政府の被ばく者・避難者に対する人権侵害を訴えてきました。日本で国際的人権が認められていれば、このような裁判は必要ないものです。

放射能汚染の為福島県は他都道府県に比べ、統計上も過剰死が確認されておりますし、小児甲状腺がんは350人を超えました。心筋梗塞、新生児の周産期死亡率も増加しています。

被告の弁護士はよく、「福島市・郡山市などでは多くの人が普通に生活しているのに
なぜあなたが避難する必要があるのですか」と証人尋問で質問します。

「放射線障害の確率的影響」を理解しない非科学的発言です。年間20ミリシーベルトの場所で生活すれば年間1ミリシーベルトの場合に比べて、20倍ガン死の確率が高くなります。3億円宝くじで1枚買うより20枚買えば当たる確率が高くなるとの同じです。

一枚しか買わない人が当たることもあるのが宝くじで、低線量でも人によってはガンなどで死亡するのが放射能です。

ふくしま集団疎開裁判の会代表だった井上さんはがんで亡くなりました。

疎開裁判の会の仲間、黒岩さんご夫妻含め多くの仲間が亡くなり、また東京にいて体調を崩し、関西以西に引っ越した人もいます。

私が元気で判決の日を迎えつつあるのは、運よく当たりくじを引いていないからだと思います。

国と福島県は法律(原子力災害特別措置法)で義務付けられた住民保護を行わず、情報を与えず、原子力災害訓練で行ってきたことを全く行わず、住民に無用な被ば強要したことは明らかです。原告の勝訴しかありえません。

2023年11月13日 冨塚元夫


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 第19回新宿デモは、1218日の「子ども脱被ばく裁判」仙台控訴審判決に向けて決起集会だった。

 1218日の判決は、「親子裁判」で、福島原発事故後、国、県が無防御だった県民に原発事故の状況を明らかにし、放射能から守る方策をとらなかった責任を追及する裁判。安定ヨウ素剤を配布しなかった、スピーディ情報(放射性物質の拡散方向予測)を隠蔽した、初期被ばく量を測定しなかった、20ミリSvで新学期を開始した、山下俊一氏が、放射能は心配ないと県内で講演してまわった・・・我が子に無用な被ばくをさせてしまった無念さ、悔やんでも悔やんでも悔やみきれない悔恨、怒り、将来の健康への不安etc・・・親たちを裁判に立ちあがらせた。

 福島から原告団3人、二人の共同代表も駆けつけ、20148月福島地裁に提訴してから9年、長い長い裁判にそれぞれの思いを込めたスピーチは、ずしんと心に響いた。

 片岡共同代表は、「この国の政府は、緊急時に本当のことを教えてくれません。大切な事実を隠します。私の体験です。私たちは緊急時に、事実を知り、とるべき行動について民衆のネットワークを作り繋がる必要がある」と語った。水戸共同代表は「敗訴であっても、裁判することで、国や県のウソ、隠蔽が明らかにされる。それは私たちの運動を強める。勿論裁判だけでは、社会は変わらない。デモすること、民衆が声を上げること。今、政府、その広報機関になりさがったマスコミ、司法も私たちの権利・自由を押しつぶす、ここで私たちが押し返していかないとますます押しつぶされる」。

 柳原弁護士は指摘する「311福島原発事故は、敗戦だった」しかし、政府も原子力ムラも、「敗戦しても、復興できる」と311事故前と同じ道を走る。「放射能被害は心配ない」、「健康被害はない」、「復興した福島」―だから、350人を超える小児甲状腺がんは、原発事故、被ばくとは関係ないと言い張る。「『風評被害』は復興の邪魔」――疑問、異論をいうと四方八方からバッシングを浴びる。戦前の日本、今直面している「新しい戦前」の先取り「福島ファシズム」。

 この厚い壁に、親子裁判の原告、弁護団は真っ向から向き合って、国、県の責任を追及してきた。福島地裁で敗訴し、仙台高裁で控訴審の判決をむかえる。

 柳原弁護士は、「ここを突破するのは、『令和の黒船』・『国際人権法』だという。先月最高裁大法廷は、性同一障害要件法案で違憲判決をだした。これは国際人権法に基づいている。最高裁が『国際人権法』を取り入れた。この事例を広げ、適用することで日本の司法の、『鎖国『閉塞』をひっくりかえせる」と今後の一つの道筋を語った。

 柳田たんぽぽ舎共同代表は、「来年9月再稼働と言われる茨城県東海第二原発の3つの危険性をあげ、止めないとフクシマの悲惨が繰り返される」と警告した。岸田政権が、原発依存、再稼働に進む中で、再び原発事故が起きるリスクに、原告代長今野さんは、高3になった息子さんと並んで立ち「国が子どもを守らないことは、あきらかになった。司法も子どもを守らない。でも我々はあきらめるわけにはいかない。子どもを守らなくてはならない」。そして佐藤原告も「元気だった息子は病気になった。私の持病の難病も悪化している。『直ちに影響は出ない』けど、10年後20年後病気を発症するリスクに向き合って福島で暮らしている。福島原発事故は終わっていない。新宿を行き交う皆さん、我が事として、原発事故を考えて下さい」と声を絞った。

 集会後新宿駅を1周するデモ、片岡共同代表が、沿道の人びとに呼びかけ続けた。私はデモの一行と並行して歩きながら沿道でチラシを配った。スマホで撮影している人、デモを眺めている人にチラシを渡した。受け取りはいつになくよかった。イスラエルのガザ攻撃、パレスチナの子どもたちが毎日虐殺される中で、黙っていていいのか、自分らと関係があるのでは・・・多くの人が戸惑いを抱き始めているような、かすかな変化を感じた。(松岡)