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2012年6月12日火曜日

「ふくしま」の子を救いたい!――90歳老人の訴えとお願い――

本年4月1日に、234番目に世界市民法廷に陪審員として評決を表明された近藤幸男さんという90歳の方が、本年2月、山本太郎さんの本「脱原発・独り舞台」でふくしま集団疎開裁判のことを知り、独りで裁判支援の行動を出たことを、近藤さんの知人を通じて知りました。以下は、近藤さんが知り合いに送った裁判支援のお願い文です。
ひとりでも多くの方に読んでいただきたいと思い、近藤さんの快諾を得て、転載しました(→近藤さんのブログ)。
       ********************        
                                   近藤 幸男
              はじめに私事を書きます。
私はこの正月、子や孫が引き上げてもとの独り暮らしに戻ると、欝屈した感情の虜となりました。年末に原発事故の「終息宣言」が抜き打ちに出されたり、「社会保障と税の一体改革」なるものがもう決ったかのように繰り返しテレビや新聞に大見出しで踊る、なのにまともに噛みつくメデアは皆無。灰色の、日本人であることが嫌になるような、気分にひきもどされました。
90歳を越えた、要支援1の、人様のお世話になりながら何とか生きている私ですが、足腰の弱まりと難聴と闘う日々に、このむかつくような感情の高まりをどう吐き出したらいいのか、必死に探しました。そしてその結論として「脱原発で子育てに安心を!」と大書した大看板を我が家の玄関前に立てました。

胸のつかえは消えて晴れ晴れとしました。タイミングよく翌日のA紙に特集されたツイッターへの参入方法をむさぼり読んだ私は、パソコンをいじりまわして何とか登録を済ませ、プログも立ち上げました。その過程で、売れっ子俳優の「山本太郎」が「脱原発に賛成」と表明した途端、テレビ局から干されっぱなし、ということも知り、山本の「脱原発・独り舞台」(集英杜)の本を買ってきてもらって、一気に読み切りました。そこで知ったのが福島のお母さんたちの戦い「ふくしま集団疎開裁判」です。

幸いなことに昨年7月の東京新聞の切り抜きをもっていたので両方を合わせ読み、よくわかりました。私はあと一〇年、何とか生きのびて原発ゼロを見届けたい。そのためにも、いまは「ふくしま」の子の命を守る裁判に勝つことが必要です。私は友人、知人に呼びかけ、訴え、お願いします。「ふくしま」の子をすくうために力を貸してください、と。

               ここからはお願いの中身になります。
署名簿と資料を同封させてもらいました。ぜひ読んでみてください。そしてご同意いただけたら、署名をお願いします。裁判は今仙台の高等裁判所にかかっています。署名用紙は昨年12月までの、郡山支部あてですが、差し支えありません。ご家族はもちろん、あなたの友人知人にも署名をお願いしてみてください。いただいた署名は直接ふくしまの会に送ってくださっても、わたくしの家に郵送、または手便で届けてくださっても結構です。運動には資金が必要です。子供たちの命がかかっています。大きな世論が必要です。どうぞ力を貸してください。お願いします。(2012.2)(


1、署名ではなく、評決のお願い
現在、疎開裁判の会では、疎開裁判に対する支持を「署名」という方法ではなく、疎開裁判を再現した「世界市民法廷」に対して市民が陪審員として評決するという方法でお願いしています。
評決は次のいずれかでお願いします。
①.ネット上からの評決-->こちらから    
②.紙による評決-->こちらから

2、寄付・カンパのお願い
裁判には諸々の費用がかかります。皆さまのカンパによるご支援をお願いいたします。
団体:1口5000円 何口でも  個人:1口1000円 何口でも
■ゆうちょ銀行
記号:10370
番号:44353761
口座名義:ふくしま集団疎開裁判の会

■三菱東京UFJ銀行 川越支店
普通
口座番号:0104506
口座名義:ふくしま集団疎開裁判の会 代表 井上利男

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