告知

告知 ①官邸前抗議 12.19(木)14時30分~15時30分 ②最高裁前抗議集会・「子ども脱被ばく裁判」棄却決定に抗議 2025年1月7日(火)14時~15時

2023年12月21日木曜日

20231218 子ども脱被ばく裁判 仙台高裁にて棄却の不当判決 論理破綻の呆れる内容 またもや司法は子どもを護らず 石栗裁判長を許さないぞ!の抗議

2023年12月18日月曜日 仙台高裁 子ども脱被ばく裁判の判決にて、またもや不当判決が言い渡されました。

またもや司法は子どもを護らず!!

当日の写真および、「民の声新聞」様、Our Planet-TV様 NHK報道や裁判参加の皆様のご報告をご覧ください!





■2023/12/19 民の声新聞 【子ども脱被ばく裁判】〝親子裁判〟二審も敗訴 SPEEDI情報の信頼性を否定し、年20ミリシーベルト基準も山下発言も容認 原告「最高裁まで闘う」と上告方針~仙台高裁

■2023/12/18 NHK福島 原発事故子ども被ばく賠償訴訟 2審も原告側の訴え退ける

■2023/12/18 NHK宮城 子ども被ばく裁判 2審も棄却 仙台高裁

■2023/12/18 Our Planet-TV 「子ども脱被ばく裁判」2審も棄却〜仙台高裁


脱被ばく実現ネットボランティアの動画(判決後報告等の文字起こしあり)もご覧ください。

20231218子ども脱被ばく裁判・仙台高裁控訴審判決① ミニ集会・デモ




NEW*②決起集会動画を追加しました。

20231218子ども脱被ばく裁判・仙台控訴審判決前決起集会






20231218子ども脱被ばく裁判・仙台高裁控訴審判決③ 入廷行進・閉廷




20231218子ども脱被ばく裁判・仙台高裁控訴審判決④ 弁護団より判決文の説明

(文字起こし あります)



20231218子ども脱被ばく裁判・仙台高裁控訴審判決⑤ 記者からの質問、原告からメッセー

(文字起こし あります)




水戸喜世子共同代表 Facebookより転載
今日12/18『子ども脱被ばく裁判』の『親子裁判』国賠訴訟部分についての判決が出た。
原発事故が発生した時、避難するか しないか、それを選択する権利は主権者一人一人が持つ。その場合の前提になるのが、国、県から正しい情報が与えられていなければならない。果たして正しい情報が与えられたかどうか?

・山下俊一の数々のウソ。10を超える科学的事実に反するウソ(ウソであることを本人も全て法廷で認めた。緊急時だから、やむを得なかったとして)
・スピーディを正しく公表しなかった
・安定ヨウ素剤を飲ませなかった
20ミリシーベルトの環境下で、授業を再開したこと

原告側は国際的基準を上げ、詳細に項目を立てて立証してきた。(最終準備書面で私たちは見ることができる)
更に闇の部分を明らかにするために、内堀福島県知事はじめ問題項目ごとの、行政の担当官を法廷に呼ぶように証人申請をしたが裁判長は全員却下した。
石栗正子裁判長は、前回判決(人権裁判譜分)では、判決理由も読み上げずに退場するという不誠実な職務態度であった為、弁護団から『必ず自ら読み上げよ』とあらかじめ要求をした為にA45ページの『判決要旨』を今回は読み上げた。
判決『棄却』と読み上げた瞬間に『ナンセンス!』と声が上がった。次第に法廷は怒りの声が上がり始めた。こじつけとしか言いようのない理由づけの結論は全て国・県の言い分の上書きそのままであった。なんという司法の堕落ぶり!

命を守る立場に立つのか、政権の走狗となるか。彼女は誰の目にも明らかに後者の側を選んだ。怒号が飛んで当然である。旗だしの裁判所前でも『子どもの命を守らなくて、何を守っているのだ』、糾弾のシュプレヒコールは止まなかった

この日の始まりは仙台元鍛治公園。葉を落とした欅の伸びやかで細い枝が 冬の澄み切った青空に美しいシルエットを際立たせていた。判決もこの澄み切った青空のようであって欲しいものだみんな願ったものだ。ここでミニ集会を開き、市中デモをして弁護士会館まで歩き、前端集会を行った。原告も7名が傍聴した。うち3名は病との闘いの中にある。

茶番劇の高裁は終わっても、当然の最高裁が終わろうと、おそらく私たちの『子どもを被ばくの心配のない環境で子育てをしたい』社会の実現には、まだまだ多くの人々の目覚めと、努力が必要だろうと思うそれほど『被ばくファッシズム』の壁は世界の核産業によって、築き上げられている

もっともっと頑張らねばならない。子ども裁判は、大きな楔を打ち込んだし、すでに破綻はおおいかくせなくなってきている。腰を据えて、頑張ろう。私の個人の思いをメモしました。追って弁護団の正式見解がホームページに掲載されます。そちらもご覧ください。
以上転載終わり

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以下、脱被ばく実現ネット ボランティアの報告です。

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「子ども脱被ばく裁判」  不当判決!😡

またも司法は子どもを護らず!

悔しくて悔しくて泣きました。許さない。

 

仙台は前日に雪が降り、18日は冷たい風が吹く日でした。

原告、弁護団、そして遠くは九州、関西からも応援に駆けつけて下さった支援者の皆さん達と公園でミニ集会をし、

仙台市民の皆さんに裁判のアピールをしながら裁判所へ向かって市内デモを行いました。

弁護士会館に戻って 原告の皆さん、弁護団、支援者が一丸となって決起集会。支援団体や支援者から沢山の応援のエールがおくられました。

(メディアの皆さんを含め約90人近くの皆さんの参加がありました。)

決起集会後、皆で裁判所に向かい入廷行進をして法廷に入りました。(入れない方もいました)               

それなのにそれなのに。。。

国と県に魂を売ったのであろうか、メチャクチャな判決文を淡々と読み上げる石栗裁判長。 読み終わるまでは大きな声を出さないようにと集会で言われていたので 皆ジッと耐えていましたが、彼女が席を立つと同時に法廷内は怒号が飛び交いました。

裁判所前では原告達が「不当判決」「またも司法は子どもを護らず」の紙を広げた時には支援者達の怒りが爆発し、皆が涙を拭いながら「石栗裁判長!不当判決許さないぞ!」 「司法が子どもを守らなくて誰が守るんだ!」と口々に叫び、皆で「不当判決を許さないぞ!」「不当判決を断罪するぞ!」「石栗裁判長を許さないぞ!」とシュプレヒコールを繰り返して抗議しました。

残念な結果でしたが、原告の皆さんををはじめ、支援者もこれで終わらせるわけにはいかない。これからが本当の闘いだと 誓い新たにしました。

子ども達の為にこれで終わりにするわけにはいかないのです。(O)


=仙台市本鍛冶丁公園にてミニ集会=






=市内アピール行進=









=裁判前 決起集会 (仙台弁護士会館)=




=仙台高裁前 入廷行進=



=不当判決を受けて高裁前=


=記者会見・報告集会 (仙台弁護士会館)=





1218日子供脱被ばく裁判第8回期日に参加

論理もなく、正誤・善悪の判断もできない裁判官

 

仙台市の繁華街青葉区の元鍛冶丁公園でミニ集会のあと12時から久しぶりに仙台市内のデモ行進がありました。

晴れているが気温3度で前日降った雪がところどころに残っていて滑りやすいところもあった。

デモ行進のとき全員でシュプレヒコールを行った。これまではリーダーのアピールだけでシュプレヒコールなしが多かった。

「子供脱被ばく裁判勝訴を勝ち取ろう!子供脱被ばく裁判勝訴を勝ち取ろう!」と何度も叫んだ。

 

13時から弁護士会館で決起集会

井戸弁護士は挨拶で、被ばくを避ける権利は自分で決めるべき、自己決定権があると述べた。

光前弁護士は、勝訴か否かの分かれ目は、司法が国民を被ばくから守るという国際レベルの人権を適用するのか、行政の裁量権を限りなく認めて国民を犠牲にするのか、にかかっていると述べた。

 

1415分仙台高裁前の入廷行進

傍聴席82で法廷に入れなかった人が20人ほどいました。

15時開廷判決言い渡し、数分後幕出し2枚「不当判決」、「またもや司法は子どもを護らず」持つのは原告4人。

原告・支援者は高裁正門からなかなか離れず、口々に思いを叫び裁判長を批判した。

 

裁判所から配られた判決要旨数ページを120セットコピー取るのに9人が3グループに分かれてコンビニに行く。

コピーを弁護士数人が大急ぎで読み意見交換し会見準備するまでの間各支援者の発言があった。

ハラスメントを許さない!という闘いだと、守る会西日本 後藤さんの言葉

学校の水道水を飲ませたくなくて水筒をもたせたら担任先生に文句言われた。クラスメートからいじめにあった。

弁当もたせたら先生に怒られた。多くの原告の経験。チェルノブイリとは正反対。

矢ケ名誉教授の論文にもあるが、ウクライナ・ベラルーシでは学校、医師、行政が協力して子供を守ろうとしている。

日本は何という国だ! 

 

1630分弁護士会館で記者会見 報告集会

判決は福島地裁と同様に、行政のやったことは裁量の範囲内で違法とは言えないと言うもの。予想外ではないが、全く情けない判決と判決要旨でした。地裁との違いは法廷で、判決要旨を読み上げたことですが、論理はめちゃくちゃ、事実誤認、こじつけなどで、無内容なものでした。

例えば、安定ヨウ素剤が配られなかった件は、WHOが配るべき基準を示し根拠を「ポーランドがチェルノブイリ事故の時1千万人の子どもに飲ませて重篤な副作用なく甲状腺がん罹患ゼロ」ということを無視し、「ポーランドでは大人に中程度の副作用あった」ので福島で配らなかったが不合理と言えないと述べた。副作用の程度の無理解、子どもと大人の区別なし。

 

山下俊一氏のニコニコ笑っていれば放射能は来ないと福島県民に講演して周った件は、聞いた人がどう理解したかは問題でなく、山下がどう考えていたかが重要だというもの。事故直後の119日文科省が20ミリシーベルト以下なら授業再開せよという通達については、緊急時には不合理と言えないという判断で、法律無視のみならず、子どもを被ばくから守る方策ゼロの子ども虐待を容認する判決。被ばくを少なくしようと水筒や弁当をもたせた母親原告は教師から注意をうけ子どもはいじめにあったのです。そうした多くの原告の主張はまたもでたらめな論理で否定されました。

論理的に判決を書くべき裁判官が苦し紛れのこじつけ論理で、被ばくを避ける権利を否定しているのは(国民に被ばくを強要しているのは)そうしないと原発と原爆を推進する国の政策に反するからでしょう。まさに司法が国家主義(軍国主義)に屈服しています。子どもを護る戦いは反戦反核の闘いでもあります。

20231220日 冨塚元夫


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風が吹くと通りのケヤキの木々に積もった雪が風花のように舞う中、

いつものように元鍛冶公園でミニ集会後、仙台市内の繁華街をデモ行進。

裁判所前から入廷行進して玄関に向かった。

今までになく手荷物検査では時間がかかり、多くの参加者は吹き晒の外で

列に並んだ。

弁護団は、仙台高裁石栗正子裁判長に却下の言葉だけでなく、

判決主文も読み上げるよう説得しました。

傍聴席からはあまり大きな声を出さずに聞く姿勢で臨んでほしいと依頼があり、

「却下する!」と石栗裁判長が告げた。

傍聴席は怒りを抑えて待つ姿勢も緊張感が高まった。

主文が読み上げられるにつれ、あまりにも論理矛盾の内容に

あちらこちらから声が上がった。

法廷から出て裁判所前で怒りの声が仙台高裁の建物に響き、

原告たちは不当判決 またもや司法は再び子供を護らず

を掲げ支援者たちと抗議の声を上げた。

裁判所恥を知れ!

石栗裁判長、子供を育てたことがないのか!

裁判所は責任果たせ!

これだけの人間が集まっているんだぞ恥ずかしくないのか!

裁判官人生で恥ずかしくないのかー!

人間として恥ずかしくないのか!

子どもたちに顔向けできるのか!

恥ずかしい判決残すな!

事故が起きたらまた繰り返されるのだぞ!

どこを見てるんだ! 国しか見てないのか!

石栗裁判長を許さないぞ!

不当判決弾劾!

子どもたちを守れ!

私たちは勝つぞー!!

原告も支援者も怒りと悲しみをばねに前を向いた。

水戸共同代表も言うように被ばくファシズムとの闘いはこれからです。(M)


 

2023年12月14日木曜日

20231213 12月18日(月) 子ども脱被ばく裁判 仙台高裁にて判決 ぜひご参加を! 決起集会へのZOOM参加受付中

12月18日(月)、いよいよ子ども脱被ばく裁判が仙台高裁にて判決日を迎えます。

当日は集会、行進等が行われます。ぜひご参加ください。




また、ZOOMにての参加も受付ています。

■Zoom配信申し込み先 <kodomo2015-info@oregano.ocn.ne.jp
▶件名に「12.18判決集会Zoom参加希望」と明記してください。(迷惑メールに紛れる可能性がありますので、件名の明記をお願いします)
▶Zoom参加時のお名前を必ずお知らせください。
▶申込み期間12月11日(月)〜15日(金)(16日、17日の受付確認が難しい状況です。15日までに申し込みをお願いします)
▶12月16日(土)までにZoomURLをお送りします。
万一届かない場合は、下記のいずれかにご一報ください。
・片岡輝美<t-cut@nifty.com
・子ども脱被ばく裁判の会<kodomo2015-info@oregano.ocn.ne.jp

・080-5220-4979(今野) 

子ども脱被ばく裁判の会サイトはこちらです↓。

https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2023/11/20231218.html

親子裁判判決集会プログラム

子ども脱被ばく裁判HP<https://kodomodatsuhibaku.blogspot.com/2023/11/20231218.html
12月18日(月)
11:45 ミニ集会 元鍛冶丁公園 
12:00 市内アピール行進
13:00 決起集会 仙台弁護士会館 4 階 
14:15 仙台高裁前での入廷行進 
15:00 開廷 判決
15:15 閉廷(予定)、旗出し
16:30 記者会見・報告集会 仙台弁護士会館 4 階 17:30 閉会

■会場
仙台弁護士会館 仙台市青葉区一番町 2-9-18 TEL 022−223−1001 
仙台高等裁判所 仙台市青葉区片平 1-6-1 TEL 022−222−6111




20231209 新宿アルタ前街頭宣伝 ~「東海第二原発いらない一斉行動」第10弾に参加~ 

12月9日(土)新宿アルタ前街頭宣伝を行いました。

ご参加の皆様、ありがとうございました。






★新宿アルタ前 街頭宣伝★

~「東海第二原発いらない一斉行動」第10弾に参加~

日時:12月9日(土)13:0014:00

主催:脱被ばく実現ネット

 

45年も経つ「老朽被災原発」東海第二原発を再稼働させるな!

防潮堤欠陥工事の隠ぺいを許すな

東海村の再処理施設も超危険

避難は不可能

事故が起これば首都圏は壊滅

東海第二原発は即廃炉に!

 

フクイチ事故は進行中!

放射能汚染水の海洋放出を中止せよ!

日本政府の被ばく強要、被害者切り捨てを許さない!

 

子どもを被ばくから守ろう!

“子ども脱被ばく裁判”“311子ども甲状腺がん裁判”のご支援を


KEITAROU1212さんがツイキャスをして下さり、公開にしてくれました。 

下記のKEITAROUちゃんねるです。ぜひご覧ください。

https://twitcasting.tv/keitarou1212/movie/782648550











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第10弾・東海大2原発いらない!全国一斉統一抗議行動

新宿アルタ前は騒然としていましたね。

私たちが新宿アルタ前で抗議行動を実施してきて長い期間がたちましたが、

先日ほど騒然とした雰囲気の中で街宣行動をしたことはなかったように思います。

新宿東口を出たアルタ前には植え込みがあり、植え込みを囲うように3方向の

通路がある。

今までは、東口を出たすぐの所で植え込みをバックに「子供を被ばくから守ろう! 

家族も自分も”と書き込まれた、脱被ばく実現ネット”の横断幕を張って準備し、

開始するのだが、今回は13時開催にて早めにアルタ前に着くと、すでに9条の会”の

幟を持ったたくさんの方々が場所を陣取っていた。

そして、東口からまっすぐ進んだ階段付近には、14時開催デモ出発と聞いた

”ガザを攻撃するな!直ちに中止”など、パレスチナの赤と緑の旗の色のプラカードを

持った集団が多く集まり集会を開いていた。

やむなく、私たちは紀伊国屋書店方向の植え込みを背にした通路で開催することにし、

”第10弾・東海第二原発いらない!全国一斉統一行動”と書き込んだプレートを張り、

「声を上げよう 東海第二原発いらない」青い横断幕を張った。

周辺には、”45年経った老朽被災原発再稼働させるな!

事故が起きれば首都圏壊滅!

避難は不可能!

等の告知スローガンの文字をしたためた横書きプレートを掲示し、

汚染水海に流さないで!

子供を被爆から守ろう!かぞくもじぶんも!

処理水も汚染水!

明日へ 被ばくのない未来へ!

等のプラカードを地面に立てかけ、

脱被ばく実現ネットの黄色い横断幕を張った。

金あみに掲示禁止! の注意書きがあるがいつものように、

粛々と準備を始める私たちのすぐ前の車道には、機動隊の青い車が何台も停車している。

警察官は何人もいたが、私たちに注意したり注目する様子はない。

そして13時開催の時刻になり、街宣行動のアピールを開始した。

生田まんじさんがギターを手に歌う! 

手抜き基礎工事でプレートに杭が届いていない危険な老朽被災原発再稼働はやめろと訴える!

いつも参加くださるメンバーと私たちがマイクリレーで、避難もできない東海第二原発の危険性、12年経過する福島原発事故の終息のめども立たない、事故が起きたら人類に及ぼす危険は計り知れない。人類と共存してはいけないなど、真実の訴えを終了するころにマイクのボリュームアップ全開で、右翼が街宣車で押し寄せ、新宿東口駅周辺で、”ガザに平和を!”と訴える集会の人々を口汚くののしり、街宣車をノロノロと走行始め妨害車列行動を始め、一段と騒然とした雰囲気の中警察も動き始めた。

私たちのカンパ箱には3390円の現金カンパが入っており、私たちの訴えは聞く人に届いているとますます感じた。

今回も、通行人の中には横断幕の英語の文言を読んで写真を撮っていく外国人も見受けられた。

私たちの行動は共感されている。(M)

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 当日の数日前に「同時刻に他の団体とバッティング」の報あり。それでは、と急遽 いつもより1時間前に、と設定し直し現地へ行けば 何とアルタ前では既に2団体が街宣中!

 

そういう訳で、当日のアルタ前は 過去に私が経験した事の無いカオス状態。それでもそれぞれが住み分け、私たち「実現ネット」も 生田まんじさん始め支援者の皆さんの歌やスピーチもあり、東海第ニ一斉行動を兼ねた街宣を滞りなく終える事が出来ました。皆さまに感謝いたします。

 

いよいよ仙台高裁の判決が間近です!裁判に正義を!子どもたちに未来を!と願ってやみません。(S)


2023年11月16日木曜日

20231111 第19回新宿デモ ご参加ありがとうございました! 子どもを被ばくから守ろう! 子ども脱被ばく裁判を勝利しよう!

 皆様

11月11日土曜日、脱被ばく実現ネット主催 子ども脱被ばく裁判の会共催で第19回 新宿デモが行われました。

デモには約100名の皆さんが参加されました。

ご参加の皆様、ありがとうございました!

また、今回のデモは12月18日に結審となる子ども脱被ばく裁判の仙台高裁判決を勝利に導こうという目的の元に福島から子ども脱被ばく裁判の原告、そして裁判の会共同代表の水戸喜世子さん、片岡輝美さんも参加され、新宿の街で裁判への支援を訴えました。

 デモ中、沿道の皆さんのチラシの受け取りがよく、デモをスマホで撮っている人も多かったとのことです。沿道からデモに参加される方も数名おられました。

アルタ前でのデモ前集会、およびデモの画像をご覧ください。

*YOUTUBE動画はアルタ前集会のみです。ご了承ください。

2023・11・11第19回新宿デモ・オープニング


2023・11・11第19回新宿デモ・集会



アルタ前集会にて

子ども脱被ばく裁判原告代表の今野さんと息子さん(原告)

子ども脱被ばく裁判原告佐藤さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 片岡輝美さん

子ども脱被ばく裁判の会・共同代表 水戸喜世子さん


デモでは沿道の皆さんに次のようによびかけました。

★よびかけ 

皆さ〜ん、福島の子ども達が原告の「子ども脱被ばく裁判」を知っていますか〜?。

311以後、沢山の原発関連訴訟が提訴されましたが、

「子ども脱被ばく裁判」は子どもの被ばくの危険性を 国と福島県に真正面から問うた重要な裁判です。

1218日に仙台高裁で判決が言い渡されます。

子ども達を放射能から守るために絶対に譲れぬ裁判です。

私達はその極めて重要な裁判の勝利判決を勝ち取るために デモをしています。

福島は未だ原子力緊急事態宣言が出されたままで 原発事故は収束していません。

子ども達の甲状腺がんは350人以上で今も増え続けています。

子ども達に無用な被ばくをさせた国と福島県の責任は重大です。

お配りしているチラシをご覧ください。

応援よろしくお願いしま〜〜〜す。

 

また、皆で以下のコールしました。


・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・原発事故は誰の責任?     ・国の責任 

・原発事故は誰の責任!     ・東電の責任! 

・子どもの 甲状腺 ガン  増えてる! 増えてる!     

・原発事故が原因だ! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!     ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもを守ろう!    ・大人が守ろう! 

・原発いらない!     ・再稼働反対! 

・放射能汚染水 海に流すな! 

・放射能汚染水 海を汚すな! 

・子どもを守ろう!     ・大人が守ろう! 

・子どもの裁判 応援しよう!    ・勝利判決勝ち取ろう! 

・子どもの為に声あげよう! 

・子どもの為に声あげよう!





新宿の街をデモ





柳原弁護士


***子ども脱被ばく裁判弁護団 柳原敏夫弁護士***
 私としては、今までのデモで一番話したかったスピーチで、1億人の人たちに向って話す積りで喋りました。(スピーチは原稿末に掲載)

 そしたら、終ったらすぐ若い人が目の前に現れて、「何党支持ですか」と聞いてくるんで、「無党派だよ」「でも、個人的にはずっと山本太郎を支持している」と答えたら、その女性はやっぱりという表情をして、「私は20歳。私も山本太郎の演説を聞いて、泣けて、泣けて、それで総理大臣になろうと思った」と言い出したので、「このデモを最も熱烈に支持するひとりが山本太郎だよ」と言うと、またやっぱりそうかということで、デモに初参加しました。
*注(山本太郎さんは疎開裁判の当初から柳原さんと共に裁判の応援をしてくださり、新宿デモにも何度も参加されています)

結局、この女性からの質問攻めで、デモが終わったあとも話をしていたら、そこに割り込んできた若い男性曰く、
「このデモに若い人、いませんね」
‥‥そこから、今度はこの男性と話になり、彼は中国人留学生で、大阪大学で勉強しているそうで、日本の若者に関心があって、311甲状腺がん裁判の原告の人たちについても知りたがっていたので、あとから情報提供する約束をしました。

*デモ前集会でのスピーチ*

2023.11.11新宿デモのスピーチ「国際人権法が311後の日本社会を変える」(加筆)

柳原 敏夫


今日、私が話したいことはマスコミの報道しないテーマ「国際人権法が311後の日本社会を変える」ことです。


311福島原発事故で、日本政府は敗戦を迎えました。なぜなら、それまで日本政府は日本ではチェルノブイリ事故のような原発事故は起きないと考えていた、いわば原発事故に勝てると思っていた。しかし、311で勝てなかったことが判明した。その意味で、これは敗戦です。その結果、この敗戦で、当然、敗戦(原発事故)の責任が問われることになるはずだった。しかし、311直後の日本政府の唯一最大の目標は、国体護持(自己保身)、すなわちこの敗戦(原発事故)の戦争責任を回避し、不問に付すことだった。「原発事故は起きない」と豪語していた311前の振舞いを猛省するのではなく、この振舞いに一点も言及することなく、「原発事故は起きたけれど、起きてもたいしたことはない。健康被害も無視してもいいくらい問題ない。だから、311前の振舞いも別に問題なかったのだ」と原発事故で迷惑をかけた人々に対し何らの責任を取らない、この無責任体制=全面的な開き直りの態度に出た。
この態度が311後の日本政府の根本的な姿勢であり、そこに根本的な誤りがあった。
そして、これが根本である以上、この姿勢は各論の個別の問題でも貫徹されざるを得ない。
そのひとつが、避難者追出し裁判でも、無理やり避難者を仮設住宅から追出し、彼らを消去する必要があり、
また、小児甲状腺がん患者に対し、無理やり、被ばくとの因果関係を否定して、健康被害の実相にフタをする必要があった。
これらの異常な事態はすべて、根本の病巣である「福島ファシズムの支配と服従の構造」から派生する個別の吹き出物、おできのようなものだった。

 この福島ファシズムの違法性を真正面から問うたのが子ども脱被ばく裁判だった。こんな裁判はほかにはなかった。


今週月曜日に、最高裁に1通の書面を提出した。それは福島が起こした避難者を仮設住宅から追出す裁判で、仙台高裁の裁判官の訴訟指揮があまりにひどいので、裁判官を辞めさせてくれと忌避申立した時の書面だった。

私はこれを書いて、これがもし将棋の世界だったら、藤井八冠のように完全に詰んだと確信した。その理由はつい3週間前、先月25日に出た最高裁大法廷の決定を読んだからだ。

この最高裁決定とは何か。それは令和の黒船だ。これで日本が引っくり返るからだ。この最高裁の決定は、性同一性の不一致で苦しんでいる人たちの問題を「これは天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、その人災を国際人権法の正義の眼から見て許されないと判断したものだ。

だとしたら、これは福島原発事故と同じではないか。福島原発事故で苦しんでいる人たちの問題を「これは単なる天災、自然災害ではない、人間がもたらした人災だ」ととらえ、日本政府や福島県の政策を国際人権法の正義の眼から見て裁く必要がある。

それを真正面から問うた裁判が問うたのが来月判決のある子ども脱被ばく裁判の控訴審だ。


もともと法律には「下位の法令は上位の法令に従い、これに適合する必要がある」という掟がある。例えば、交通規制の法律で「車は左側通行」と決めたら、その下位の法令は全てこれに従って定められる。それが守られなかったら法体系は秩序が保たれず、機能しない。当然の掟だ。

先月25日に出た最高裁大法廷の決定もこの当然の掟に従ったまでのこと。ただし、今回、法律の上位の法令として「国際人権法」があることを正面から認めた。日本で国際人権法が法律の上位の法令であるなんて今さら言うまでもない。この当たり前のことを、今やっと初めて認めた。この掟のことを序列論あるいは上位規範(国際人権法)適合解釈と言う。

 重要なことは、最高裁がこの大法廷決定で使ってしまったカード、

「日本の法令は国際人権法に適合するように解釈しなければならない」

という原理が性同一性の法令と事件だけにとどまらないということだ。法規範は普遍的な性格を持ち、それゆえ、この上位規範(国際人権法)適合解釈という原理は、それ以外の法令にも、またそれ以外の事件にも適用される。その結果、どういうことになるか。

第1に、この原理により、日本のあらゆる法令を国際人権法の観点から再解釈されることになる。これを本気で検討したらどういうことになるか。それまで鎖国状態の中にあった日本の法令は、幕末の黒船到来以来の「文明開化」に負けない「国際人権法化」にさらされ、すっかり塗り替えられるだろう。

第2に、この原理は福島原発事故関連の全ての裁判に適用される。これを本気で検討したらどういうことになるか。その時、福島原発事故関連の全ての裁判のこれまでの判決はみんなひっくり返る可能性がある。そして、これから出る判決もこの原理に従えば必ず勝てる。


だから、この最高裁決定は、311以来、日本を覆っている福島ファシズムを打破する令和の黒船だ。311直後に「ピンチはチャンス」と言った人物がいたが、この言葉は今日のこの日のためにこそある。最高裁決定という黒船の到来を合図に、最高裁もついに認めた世界の良識=国際人権法を使って、私たちの社会を福島ファシズムから解放する最大のチャンスにしようではありませんか。今日のデモはそのための最初の一歩になるものと信じて疑いません。ともに頑張りしょう。



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デモ後 光前弁護士


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**11月11日(土)脱被ばく実現ネット第19回新宿デモに参加して(報告と感想)


2011年3月11日の大震災に伴う東電福島第一原発事故によって、東日本全体が汚染さ
れ、住民全体がヒバクシャになりました。

福島県では双葉町、大熊町、浪江町など原発現地のみならず福島市、郡山市、いわき
もチェルノブイリ法の基準では避難すべき場所でした。

郡山市は住宅地で20-30毎時マイクロシーベルトという空間線量のもとで授業が再開されるという状況で、放射能汚染のない環境下で授業を受けさせてほしいという訴えが2011年から2013年4月まで「ふくしま集団疎開裁判」として争われました。

仙台高裁の判決は、郡山市にとどまれば子どもたち原告に重大な健康障害が起こることが懸念されるが、郡山市は集団疎開させる義務はないという内容でした。

この裁判を引き継いだ「子ども脱被ばく裁判」は2014年に始まり、先日7月31日に結審になりました。「子どもが被ばくによる健康リスクのない安全な場所で教育をうける権利」は2月1日の控訴審ですでに却下されました。12月18日の第8回控訴審で判決が出るのは、無用な被ばくをさせられた慰謝料を求める国賠訴訟です。

先日来日して調査した国連人権理事会・国内避難民の人権に関する報告者であるセシリア・ヒメネス・ダマリー氏は「震災当初、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測則ワークシステム)放出データ公表の失敗、避難区域を正当化する情報の欠如、事態の深刻さを軽視する試みは、市民が十分な情報を得たうえで避難を決定することを妨げ、放射線に関する政府の情報に対する信頼を損なった、・・・政府が放射線に関して住民を安心させるための情報ではなく、中立的な科学的情報を提供するように勧告するとともに、空間放射線量のモニタリングと公表を継続し、これに土壌放射線量にも拡大するように勧告する」と報告しました。

まさに原告の主張を裏付ける内容です。

しかし昨年6月17日の最高裁判決に見るように、日本の司法は行政に忖度する不当な判決を多発しており、12月18日の判決で原告のまっとうな主張が認められない可能性が強いと思われます。

判決を前にして、多くの国民にこの裁判の重要性を訴えるために、恒例の脱被ばく実現ネットの第19回新宿デモは今回は、子ども脱被ばく裁判の会の共同代表の水戸喜世子さんと片岡輝美さんが参加しました。原告代表の今野寿美雄さんと息子さん、原告の佐藤美香さんもスピーチされました。

多くの原告は放射能被爆にさらされる毎日で子どもの鼻血など体調不良に悩み、避難先の生活に不安があっても避難を決心しました。
弁護団からは光前弁護士と柳原弁護士が発言しました。

柳原さんはこれまでもジュネーブを訪問して、日本政府の被ばく者・避難者に対する人権侵害を訴えてきました。日本で国際的人権が認められていれば、このような裁判は必要ないものです。

放射能汚染の為福島県は他都道府県に比べ、統計上も過剰死が確認されておりますし、小児甲状腺がんは350人を超えました。心筋梗塞、新生児の周産期死亡率も増加しています。

被告の弁護士はよく、「福島市・郡山市などでは多くの人が普通に生活しているのに
なぜあなたが避難する必要があるのですか」と証人尋問で質問します。

「放射線障害の確率的影響」を理解しない非科学的発言です。年間20ミリシーベルトの場所で生活すれば年間1ミリシーベルトの場合に比べて、20倍ガン死の確率が高くなります。3億円宝くじで1枚買うより20枚買えば当たる確率が高くなるとの同じです。

一枚しか買わない人が当たることもあるのが宝くじで、低線量でも人によってはガンなどで死亡するのが放射能です。

ふくしま集団疎開裁判の会代表だった井上さんはがんで亡くなりました。

疎開裁判の会の仲間、黒岩さんご夫妻含め多くの仲間が亡くなり、また東京にいて体調を崩し、関西以西に引っ越した人もいます。

私が元気で判決の日を迎えつつあるのは、運よく当たりくじを引いていないからだと思います。

国と福島県は法律(原子力災害特別措置法)で義務付けられた住民保護を行わず、情報を与えず、原子力災害訓練で行ってきたことを全く行わず、住民に無用な被ば強要したことは明らかです。原告の勝訴しかありえません。

2023年11月13日 冨塚元夫


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 第19回新宿デモは、1218日の「子ども脱被ばく裁判」仙台控訴審判決に向けて決起集会だった。

 1218日の判決は、「親子裁判」で、福島原発事故後、国、県が無防御だった県民に原発事故の状況を明らかにし、放射能から守る方策をとらなかった責任を追及する裁判。安定ヨウ素剤を配布しなかった、スピーディ情報(放射性物質の拡散方向予測)を隠蔽した、初期被ばく量を測定しなかった、20ミリSvで新学期を開始した、山下俊一氏が、放射能は心配ないと県内で講演してまわった・・・我が子に無用な被ばくをさせてしまった無念さ、悔やんでも悔やんでも悔やみきれない悔恨、怒り、将来の健康への不安etc・・・親たちを裁判に立ちあがらせた。

 福島から原告団3人、二人の共同代表も駆けつけ、20148月福島地裁に提訴してから9年、長い長い裁判にそれぞれの思いを込めたスピーチは、ずしんと心に響いた。

 片岡共同代表は、「この国の政府は、緊急時に本当のことを教えてくれません。大切な事実を隠します。私の体験です。私たちは緊急時に、事実を知り、とるべき行動について民衆のネットワークを作り繋がる必要がある」と語った。水戸共同代表は「敗訴であっても、裁判することで、国や県のウソ、隠蔽が明らかにされる。それは私たちの運動を強める。勿論裁判だけでは、社会は変わらない。デモすること、民衆が声を上げること。今、政府、その広報機関になりさがったマスコミ、司法も私たちの権利・自由を押しつぶす、ここで私たちが押し返していかないとますます押しつぶされる」。

 柳原弁護士は指摘する「311福島原発事故は、敗戦だった」しかし、政府も原子力ムラも、「敗戦しても、復興できる」と311事故前と同じ道を走る。「放射能被害は心配ない」、「健康被害はない」、「復興した福島」―だから、350人を超える小児甲状腺がんは、原発事故、被ばくとは関係ないと言い張る。「『風評被害』は復興の邪魔」――疑問、異論をいうと四方八方からバッシングを浴びる。戦前の日本、今直面している「新しい戦前」の先取り「福島ファシズム」。

 この厚い壁に、親子裁判の原告、弁護団は真っ向から向き合って、国、県の責任を追及してきた。福島地裁で敗訴し、仙台高裁で控訴審の判決をむかえる。

 柳原弁護士は、「ここを突破するのは、『令和の黒船』・『国際人権法』だという。先月最高裁大法廷は、性同一障害要件法案で違憲判決をだした。これは国際人権法に基づいている。最高裁が『国際人権法』を取り入れた。この事例を広げ、適用することで日本の司法の、『鎖国『閉塞』をひっくりかえせる」と今後の一つの道筋を語った。

 柳田たんぽぽ舎共同代表は、「来年9月再稼働と言われる茨城県東海第二原発の3つの危険性をあげ、止めないとフクシマの悲惨が繰り返される」と警告した。岸田政権が、原発依存、再稼働に進む中で、再び原発事故が起きるリスクに、原告代長今野さんは、高3になった息子さんと並んで立ち「国が子どもを守らないことは、あきらかになった。司法も子どもを守らない。でも我々はあきらめるわけにはいかない。子どもを守らなくてはならない」。そして佐藤原告も「元気だった息子は病気になった。私の持病の難病も悪化している。『直ちに影響は出ない』けど、10年後20年後病気を発症するリスクに向き合って福島で暮らしている。福島原発事故は終わっていない。新宿を行き交う皆さん、我が事として、原発事故を考えて下さい」と声を絞った。

 集会後新宿駅を1周するデモ、片岡共同代表が、沿道の人びとに呼びかけ続けた。私はデモの一行と並行して歩きながら沿道でチラシを配った。スマホで撮影している人、デモを眺めている人にチラシを渡した。受け取りはいつになくよかった。イスラエルのガザ攻撃、パレスチナの子どもたちが毎日虐殺される中で、黙っていていいのか、自分らと関係があるのでは・・・多くの人が戸惑いを抱き始めているような、かすかな変化を感じた。(松岡)