新たにチラシを作成しました。 ご覧下さい。
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告知
告知 ①官邸前抗議 12.19(木)14時30分~15時30分 ②最高裁前抗議集会・「子ども脱被ばく裁判」棄却決定に抗議 2025年1月7日(火)14時~15時
2013年12月25日水曜日
2013年12月12日木曜日
2013年11月27日水曜日
記者会見のお知らせ
”安倍首相は福島ほか東日本の高線量地域の子ども達を被曝から守る為の緊急避難をただちに実施し、憲法上、国際人権法上の人道的義務を果たせ”
☆「ふくしま集団疎開裁判の会」より・子どもの緊急避難を求める請願署名報告とその請願主旨の実行をせまる記者会見のお知らせ
多くの人々の賛同を得て11月13日に8806筆(他ネット531筆)の署名を携え、紹介議員に届け、請願いたしました。
☆記者会見内容(予定)
・仙台高裁判決を実施しない政府への抗議と実行をせまる声明の発表
・福島県〃民健康管理調査中間発表( 2013.11.12)の子どもの甲状腺癌増加を踏まえ、年間1mシーベルト以下の安全な地に子どもが緊急避難する権利を求めることについて
・福島からお子さんと自身の被曝を避けるため他県に自主避難された方からの報告と今一番伝えたいこと訴えたいこと。
・福島および東日本の被曝の現状・市民や医師からの活動の報告 など山本太郎、福島瑞穂議員、他の各パネリストからの報告と訴え
☆パネリスト (予定11月28日現在・敬称略)
おしどりマコ・井戸川克隆(前双葉町長)・鎌仲ひとみ(映像作家)・苅部しおり(チェルノブイリへのかけはしより・看護師)・神田 香織(講談師)・柳沢裕子(医師)・川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)・桑原豊(元東電社員)・自主避難者(匿名希望)・福島瑞穂・山本太郎 ・柳原敏夫・光前幸一弁護士
☆請願紹介議員(敬称略)
阿部知子・有田芳生・糸数慶子・江田五月・川田龍平・篠原孝・照屋寛徳・福島瑞穂・山本太郎
☆「ふくしま集団疎開裁判の会」より・子どもの緊急避難を求める請願署名報告とその請願主旨の実行をせまる記者会見のお知らせ
多くの人々の賛同を得て11月13日に8806筆(他ネット531筆)の署名を携え、紹介議員に届け、請願いたしました。
請願事項 1.チェルノブイリの教訓を生かし子ども達を1mシーベルト/年以下の場所に避難する権利を認め、国がその費用を負担すること。 2.昨年6月に制定されてた「子ども・被災者生活支援法」を即時実行すること。 *こちらは政府が10月11日にもともとの「子ども・被災者生活支援法」の理念に反する 基本方針を決定したので以下の通り補足します。 「子ども・被災者支援法の理念」を守り、被災者や避難者の暮らしと健康を守る。とりわけ、子どもたちの健康被害の惧れがげんじつのものとなりつつあるいま、一刻も汚染地帯から子どもたちを避難させることが緊急の課題であるこということを強調しております。 3.自主避難者に対する手厚い援助を実行すること。 4.福島県以外の東日本の子どもたちにも「被ばく検査」を即時実行すること つきましては下記のように記者会見の場を設けましたので、多くの方々の御参加いただきたくご案内いたします。 日時 12月 4日(水)16時50分~19時45分(開場16時30分) 場所 参議院議員会館 101号室 (地図 → ここから)(開場時間には本会メンバーが会館入口で皆さんをお待ちしています。入館手続は不要です)
☆記者会見内容(予定)
・仙台高裁判決を実施しない政府への抗議と実行をせまる声明の発表
・福島県〃民健康管理調査中間発表( 2013.11.12)の子どもの甲状腺癌増加を踏まえ、年間1mシーベルト以下の安全な地に子どもが緊急避難する権利を求めることについて
・福島からお子さんと自身の被曝を避けるため他県に自主避難された方からの報告と今一番伝えたいこと訴えたいこと。
・福島および東日本の被曝の現状・市民や医師からの活動の報告 など山本太郎、福島瑞穂議員、他の各パネリストからの報告と訴え
☆パネリスト (予定11月28日現在・敬称略)
おしどりマコ・井戸川克隆(前双葉町長)・鎌仲ひとみ(映像作家)・苅部しおり(チェルノブイリへのかけはしより・看護師)・神田 香織(講談師)・柳沢裕子(医師)・川根眞也(内部被ばくを考える市民研究会代表)・桑原豊(元東電社員)・自主避難者(匿名希望)・福島瑞穂・山本太郎 ・柳原敏夫・光前幸一弁護士
☆請願紹介議員(敬称略)
阿部知子・有田芳生・糸数慶子・江田五月・川田龍平・篠原孝・照屋寛徳・福島瑞穂・山本太郎
☆お問い合わせ先・ふくしま集団疎開の会・光前法律事務所
電話03-5412-0828
ファックス03-5412-0829
2013年11月14日木曜日
[子どもの緊急避難に関する請願書]の提出
これまでの皆様の多大なるご協力のもとに集めました「子どもの緊急避難に関する請願書」を国会議員の方々(9名)を介して昨日(11/13)提出してまいりました。
三輪さんがビデオ撮影をして下さりましたので、近々にアップ下さると思います。詳細はそれをご覧下さい。
【追伸】三輪さんが映像をさっそくアップ下さりました。映像は→ ここから
特に「しのはら孝議員」と「山本太郎議員」の話は参考になりました。
署名の総数は [8,806 筆] です
ご協力頂いた議員さんの名前とお渡しした請願書数は以下の通りです。
(お名前はお渡しした順です)
【衆議院】
篠原 孝議員(民主) 1000筆
照屋寛徳議員(社民) 1000筆
阿部知子議員(無) 1000筆
【参議院】
江田五月議員(民主) 1000筆
福島みずほ議員(社民) 1000筆
糸数慶子議員(無) 1000筆
川田龍平議員(みんな) 1000筆
有田芳生議員(民主) 1000筆
山本太郎議員(無) 806筆 ・ ネット署名 531筆
請願書の内容 (画像をクリックすれば拡大されます)
三輪さんがビデオ撮影をして下さりましたので、近々にアップ下さると思います。詳細はそれをご覧下さい。
【追伸】三輪さんが映像をさっそくアップ下さりました。映像は→ ここから
特に「しのはら孝議員」と「山本太郎議員」の話は参考になりました。
署名の総数は [8,806 筆] です
ご協力頂いた議員さんの名前とお渡しした請願書数は以下の通りです。
(お名前はお渡しした順です)
【衆議院】
篠原 孝議員(民主) 1000筆
照屋寛徳議員(社民) 1000筆
阿部知子議員(無) 1000筆
【参議院】
江田五月議員(民主) 1000筆
福島みずほ議員(社民) 1000筆
糸数慶子議員(無) 1000筆
川田龍平議員(みんな) 1000筆
有田芳生議員(民主) 1000筆
山本太郎議員(無) 806筆 ・ ネット署名 531筆
2013年10月29日火曜日
そかい裁判の1年
皆様、こんにちは 山田です。
次のステップに向けて、 疎開裁判の1年のスライドショー動画を作ってみました。
前に音楽つきスライド動画を作ったことがあるので、数年ぶりに おっかなびっくり 作ってみました。私の持っている写真とデモの時もらった写 真がほとんどです。
特に2月のデモはすばらしい写真をいただいたので、なかなか良くできたのではないかと思います。
ご覧ください。
YOU TUBE に公開しました。 → ここから
http://youtu.be/KhRIfyfFZFQ
次のステップに向けて、 疎開裁判の1年のスライドショー動画を作ってみました。
前に音楽つきスライド動画を作ったことがあるので、数年ぶりに おっかなびっくり 作ってみました。私の持っている写真とデモの時もらった写 真がほとんどです。
特に2月のデモはすばらしい写真をいただいたので、なかなか良くできたのではないかと思います。
ご覧ください。
YOU TUBE に公開しました。 → ここから
http://youtu.be/KhRIfyfFZFQ
2013年10月5日土曜日
【紹介】「県民健康管理調査」は誰のためのものかを明らかにした、オールジャパン必読の書「県民健康管理調査の闇」
先月20日、1冊の新書が出版され、またたくまにベストセラーの勢いになりました(アマゾンのランキングで、「核・原発問題」で第1位、「 岩波新書」で第2位。10月5日現在)。それが
「県民健康管理調査の闇」(日野 行介 著)
3.11原発事故以来、事故そのものと被害について、政府がしてきた政策は、要約すれば、武藤類子さんが指摘した(「福島からあなたへ」42頁)次の3つです。
「情報を隠すこと」「 事故を小さく見せること」「様々な基準値を上げること」
放射能による健康被害もその通りです。ただし、その主役が政府から、山下俊一氏が送り込まれた福島県に移動しました。 それが福島県の県民健康管理調査です。
この間、福島原発事故の闇を見つめてきた者なら誰もが、 県民健康管理調査のいかがわしさを指摘してきました。以下、そうした人たちから、この本へのメッセージです。
◎ 井戸川克隆元双葉町長のメッセージ
先月28日、都内で開かれた「福島の"いま"を知る9 28集会」で発言した元双葉町長の井戸川さん、福島県が果した犯罪的な役割を知るために、是非、この本「県民健康管理調査の闇」を読んで欲しいと手に取って訴えました(以下の動画)。
ほかならぬこの闇は、私たちと子どもたちの命がかかっているからです。
福島の"いま"を知る9.28集会
◎ 武本泰さんのメッセージ
以下は、この本の「7 改ざんされた議事録」(105頁以下)にも登場する、また疎開裁判で、福島の隠された現実を何度も報告した(報告書 報告書(2) 報告書(3) その添付資料 報告書(4) その添付資料)郡山在住の武本泰さんの書評です。
武本さんは、福島県民必読の書と指摘しましたが、福島の問題は日本と世界の最重要問題である以上、オールジャパン必読、翻訳して全世界で必読の書です。
福島原発事故では、「知る権利」の重要性について、改めて認識させられた。
すなわち、事故直後から、情報の透明化や説明責任について、福島県・福島医大は消極的な対応であったため、県民の不信感は募る一方であった。
そのような中で、住民の健康への影響を調べるはずの県民健康管理調査の裏側で、福島県・福島医大は、秘密裏に会議を繰り返し、事前に調査結果に対する評価をすりあわせ、議事録までも改ざんした。
本書では、その全貌について平易に解説し、この「知る権利」の侵害そのものが、正に県民の「健康」までも侵害しかねない実態であることを明らかにした一冊だ。
そのような意味でも最大の被害当事者である福島県民必読の書である。
(武本泰)
「県民健康管理調査の闇」(日野 行介 著)
3.11原発事故以来、事故そのものと被害について、政府がしてきた政策は、要約すれば、武藤類子さんが指摘した(「福島からあなたへ」42頁)次の3つです。
「情報を隠すこと」「
放射能による健康被害もその通りです。ただし、その主役が政府から、山下俊一氏が送り込まれた福島県に移動しました。 それが福島県の県民健康管理調査です。
この間、福島原発事故の闇を見つめてきた者なら誰もが、 県民健康管理調査のいかがわしさを指摘してきました。以下、そうした人たちから、この本へのメッセージです。
◎ 井戸川克隆元双葉町長のメッセージ
先月28日、都内で開かれた「福島の"いま"を知る9 28集会」で発言した元双葉町長の井戸川さん、福島県が果した犯罪的な役割を知るために、是非、この本「県民健康管理調査の闇」を読んで欲しいと手に取って訴えました(以下の動画)。
ほかならぬこの闇は、私たちと子どもたちの命がかかっているからです。
福島の"いま"を知る9.28集会
◎ 武本泰さんのメッセージ
以下は、この本の「7 改ざんされた議事録」(105頁以下)にも登場する、また疎開裁判で、福島の隠された現実を何度も報告した(報告書 報告書(2) 報告書(3) その添付資料 報告書(4) その添付資料)郡山在住の武本泰さんの書評です。
武本さんは、福島県民必読の書と指摘しましたが、福島の問題は日本と世界の最重要問題である以上、オールジャパン必読、翻訳して全世界で必読の書です。
***********************************
福島原発事故では、「知る権利」の重要性について、改めて認識させられた。
すなわち、事故直後から、情報の透明化や説明責任について、福島県・福島医大は消極的な対応であったため、県民の不信感は募る一方であった。
そのような中で、住民の健康への影響を調べるはずの県民健康管理調査の裏側で、福島県・福島医大は、秘密裏に会議を繰り返し、事前に調査結果に対する評価をすりあわせ、議事録までも改ざんした。
本書では、その全貌について平易に解説し、この「知る権利」の侵害そのものが、正に県民の「健康」までも侵害しかねない実態であることを明らかにした一冊だ。
そのような意味でも最大の被害当事者である福島県民必読の書である。
(武本泰)
2013年9月30日月曜日
緊急署名の呼びかけ:子どもの緊急避難を求める署名
本日から、子どもたちを福島原発事故による被ばくから守るため、集団疎開の即時実現、「子ども・被災者生活支援法」の即時実行、東日本の子ども達の「被ばくに関する検査」の即時実施等を求める第3回目の署名をスタートしました-->署名の呼びかけ
過去は変えられません。けれども未来は変えられます、私がそれを願い、求め続ける限り。
菅谷松本市長は放射線災害が従来の自然災害と全くちがうことを強調します。計り知れない大惨事であり、復興・再生にも従来の自然災害の常識が通用しないことを理解する必要がある、と(菅谷昭「原発事故と甲状腺がん」第4章「二度と原発事故の悲劇を繰り返さないために」)。
だから、復興・再生への歩みにとって、まっさきに必要なのは、言うまでもなく――除染でも経済復興でもない。今すぐ、放射能に最も敏感な子どもたちを安全な場所に避難させることです。
そのうえ、放射線災害は天災とちがい、人間の科学技術がもたらした人災・事故であり、交通事故ですら認められている被害者を救護する義務を加害者である国と東電は負います。そのうち子どもと妊産婦は最優先に救護されるべき最も傷つきやすい存在、大切な存在で、彼らこそ本来、真っ先に救護されるべき犠牲者です。
本来、国は、支援ではなく、 加害者として、由々しい犠牲となっている子どもたちを救護する義務を果すべきなのです。
それが実現するまで、私たちの声、歩みはとどまることはありません。
私たちの声、歩みに参加下さい。
まず署名にご協力下さい。
署名が済んだら、ここから始まりです--対比表「日本政府は27年前のチェルノブイリ原発事故に学べ!!」をみて、「子どもたちが危険な状態であること。それはチェルノブリと比べても明らかに国の怠慢であり、放置は犯罪!」という署名の趣旨を多くの人に知らせて下さい。署名用紙をコピーし、署名拡大にご協力下さい。
第一次の締め切りは10月末(変更しました)です。
(※)署名用紙は->こちら ネット署名は->PC用 スマホ用
まず署名にご協力下さい。
署名が済んだら、ここから始まりです--対比表「日本政府は27年前のチェルノブイリ原発事故に学べ!!」をみて、「子どもたちが危険な状態であること。それはチェルノブリと比べても明らかに国の怠慢であり、放置は犯罪!」という署名の趣旨を多くの人に知らせて下さい。署名用紙をコピーし、署名拡大にご協力下さい。
第一次の締め切りは10月末(変更しました)です。
(※)署名用紙は->こちら ネット署名は->PC用 スマホ用
子どもの緊急避難を求める署名
<流用されていた復興税1000 億円を子供の為に!!>
原発事故からの復興は、子どもの命の復興(憲法で保障されている健康で文化的な生活を享受する権利)が何よりも最優先されるべきものです。 日本国のリーダーとして未来を担う子どもの命の復興を最優先で実行し、子どもたちの命と未来の為に復興税を使うことを求めます。
① チェルノブイリの教訓をいかして、子ども達を1mSv/年以下の安全な場所に避難させること。
② 昨年6月に制定された「子ども・被災者生活支援法」を即時実行すること。
③ 自主避難者に対する手厚い援助を実行すること。
④ 福島県以外の東日本の子ども達に「被ばくに関する検査」を即時実施すること。
画像をクリックすると拡大表示されます。
2013年9月13日金曜日
ネットTV中継の録画情報(IWJ) 9.7~9 シリーズ 子どもと大人のための学習会~基礎からわかる放射線とその危性~
福島県で行われた学習会の録画情報です。
確認が出来てない部分がありますが、IWJ_FUKUSHIMA1の録画リストをコピーしました。
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確認が出来てない部分がありますが、IWJ_FUKUSHIMA1の録画リストをコピーしました。
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IWJ_FUKUSHIMA1
2013年9月7日土曜日
ネットTV中継情報(IWJ) 9.7~9 シリーズ 子どもと大人のための学習会~基礎からわかる放射線とその危性~
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・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
中継チャンネル: IWJ 福島CH1
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・ 郡山市
富久山公民館・富久山総合学習センター(会議室)
郡山市富久山町福原字泉崎181-1(024-925-1500)
--------
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
中継チャンネル: IWJ 福島CH1(IWJ 福島CH2に変更もあります)
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・福島市
福島市民会館(202号室)
福島市霞町1-52(024-535-0111)
--------
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
中継チャンネル: IWJ 福島CH2
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima2 (IWJ 福島CH1に変更もあります)
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・会津若松市
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
中継チャンネル: IWJ 福島CH1
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・ 郡山市
富久山公民館・富久山総合学習センター(会議室)
郡山市富久山町福原字泉崎181-1(024-925-1500)
--------
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
中継チャンネル: IWJ 福島CH1(IWJ 福島CH2に変更もあります)
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima1
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・福島市
福島市民会館(202号室)
福島市霞町1-52(024-535-0111)
--------
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
中継チャンネル: IWJ 福島CH2
http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukushima2 (IWJ 福島CH1に変更もあります)
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・会津若松市
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
2013年9月3日火曜日
【お知らせ】9.7~9 シリーズ 子どもと大人のための学習会~基礎からわかる放射線とその危険性~ 福島市・会津若松市・郡山市・南相馬市で開催!
日本で初めて(?) 子どもが大人と一緒に学ぶ「基礎からわかる放射線とその危険性」の学習会のお知らせです。
*********************************
理解しているようで、理解していない。それが、放射線とその危険性です。
これらを改めて学ぶことは、今後の人生で切っても切り離せない被ばく問題に関する理解をより深めることにつながります。
そして、子どもと大人が一緒に学ぶ、それは、子どもにとっては自分たちの将来を考え、大人にとっては子どもたちの将来に心を寄せる意味で貴重な機会となります。
ぜひ、この機会にご参加ください。
◎ テーマと担当講師
◎4つの会場の案内
◎ 郡山市 (定員40名)
・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
・会場(予定)
富久山公民館・富久山総合学習センター(会議室)
郡山市富久山町福原字泉崎181-1(024-925-1500)
地図->こちら
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・参加申し込み先
メール y-tkmt088*dolphin.ocn.ne.jp(件名に「学習会参加申し込み」と記載ください。*を@に変更して下さい)
電話 090-2272-7865(18:30~21:30)
◎ 南相馬市 (定員50名)
・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
・会場
南相馬市立中央図書館2F(大会議室)
南相馬市原町区旭町二丁目7-1(0244-23-7789)
地図->こちら
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
「低線量被ばくがなぜ危ないの? 有毒物の扱い方」 岡山 博(仙台赤十字病
院呼吸器科医師、東北大学臨床教授)
・参加申し込み先
メール ansinanzenproject*gmail.com(件名に「学習会希望」と記載ください。*を@に変更して下さい)
Fax 0244-26-8153
※ ご注意
1 駐車場は図書館の有料駐車場をご利用ください。
2 その他の駐車場は原ノ町駅南側駐車場(有料)ををご利用ください。
◎ 福島市 (定員30名)
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
・会場
福島市民会館(202号室)
福島市霞町1-52(024-535-0111)
地図->こちら
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・参加申し込み先
メール y-tkmt088*dolphin.ocn.ne.jp(件名に「学習会参加申し込み」と記載ください。*を@に変更して下さい)
電話 090-2272-7865(18:30~21:30)
◎ 会津若松市 (定員60名)
第一日目
・日時 9月8日(日) 13:30~16:00
・会場
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
地図->こちら
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
第二日目
・日時 9月9日(月) 10:00~12:30
・会場
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
地図->こちら ・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・参加申し込み先
メール info*aizu-center.com(件名を「9/8または9/9学習会」として必要事項を記載してお申し込みください。*を@に変更して下さい)
電話 080-6015-8036(10:00~18:00)
※ ご注意
1 若松栄町教会での学習会の際は、駐車場は最寄りの有料駐車場をご利用下さ
い。
2 若松栄町教会での学習会の際は、託児をご希望の方は、参加申し込みの際に
その旨を記載・連絡下さい。
◎ 学習会のチラシ->こちらから
*********************************
これらを改めて学ぶことは、今後の人生で切っても切り離せない被ばく問題に関する理解をより深めることにつながります。
そして、子どもと大人が一緒に学ぶ、それは、子どもにとっては自分たちの将来を考え、大人にとっては子どもたちの将来に心を寄せる意味で貴重な機会となります。
ぜひ、この機会にご参加ください。
◎ テーマと担当講師
◎4つの会場の案内
◎ 郡山市 (定員40名)
・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
・会場(予定)
富久山公民館・富久山総合学習センター(会議室)
郡山市富久山町福原字泉崎181-1(024-925-1500)
地図->こちら
・講師とテーマ
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
・参加申し込み先
メール y-tkmt088*dolphin.ocn.ne.jp(件名に「学習会参加申し込み」と記載ください。*を@に変更して下さい)
電話 090-2272-7865(18:30~21:30)
◎ 南相馬市 (定員50名)
・日時 9月7日(土) 13:30~16:30
・会場
南相馬市立中央図書館2F(大会議室)
南相馬市原町区旭町二丁目7-1(0244-23-7789)
地図->こちら
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
「低線量被ばくがなぜ危ないの? 有毒物の扱い方」 岡山 博(仙台赤十字病
院呼吸器科医師、東北大学臨床教授)
・参加申し込み先
メール ansinanzenproject*gmail.com(件名に「学習会希望」と記載ください。*を@に変更して下さい)
Fax 0244-26-8153
※ ご注意
1 駐車場は図書館の有料駐車場をご利用ください。
2 その他の駐車場は原ノ町駅南側駐車場(有料)ををご利用ください。
◎ 福島市 (定員30名)
・日時 9月8日(日) 13:00~16:00
・会場
福島市民会館(202号室)
福島市霞町1-52(024-535-0111)
地図->こちら
・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・参加申し込み先
メール y-tkmt088*dolphin.ocn.ne.jp(件名に「学習会参加申し込み」と記載ください。*を@に変更して下さい)
電話 090-2272-7865(18:30~21:30)
◎ 会津若松市 (定員60名)
第一日目
・日時 9月8日(日) 13:30~16:00
・会場
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
地図->こちら
「被ばくでなぜ甲状腺がんになるの?」 松崎道幸(北海道深川病院内科部長)
第二日目
・日時 9月9日(月) 10:00~12:30
・会場
若松栄町教会
会津若松市西栄町8-36(080-6015-8036)
地図->こちら ・講師とテーマ
「放射線がなぜ危ないの?」 矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
・参加申し込み先
メール info*aizu-center.com(件名を「9/8または9/9学習会」として必要事項を記載してお申し込みください。*を@に変更して下さい)
電話 080-6015-8036(10:00~18:00)
※ ご注意
1 若松栄町教会での学習会の際は、駐車場は最寄りの有料駐車場をご利用下さ
い。
2 若松栄町教会での学習会の際は、託児をご希望の方は、参加申し込みの際に
その旨を記載・連絡下さい。
◎ 学習会のチラシ->こちらから
2013年8月23日金曜日
蓼科リフレッシュキャンプの報告
今月の16日から4泊5日のスケジュールで、福島県の子どもと親が参加するリフレッシュキャンプを開催しました。福島からの親子24名とスタッフ15名の参加があり、涼しく天気にめぐまれたキャンプでした。
子どもと楽しく遊んだり、工作をするとともに、スタッフを含めた大人同士で深夜まで意見交換を行い、お互いの理解を深めました。また、山村留学の候補地をみなさんと訪れて現地調査を行うとともに、山村留学を1つの選択肢として考えて頂きました。
2013年7月15日月曜日
蓼科リフレッシュキャンプ (山村留学を考える交流会)
福島原発事故の被災者の方々は、復興が当初の予想を越えて困難なものであることを知り、子ども達の被ばくと健康被害に対して様々な不安を抱いていらっしゃると思います。
子ども達だけでも放射能汚染のない安全な場所で暮らさせたい、そう願う家族の方もたくさんいらっしゃると思います。
今回の企画は、長野県の蓼科山のふもとで、短期ではありますが自然の一端に触れながら保養をするとともに、新たにスタートした「山村留学」プロジェクトの構想について説明するものです。
是非ご参加下さい。
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募集を締切ました
場所 :長野県望月少年自然の家 http://www.sakunet.ne.jp/%7Emoti1258/
日時 :8月16日~20日(4泊5日)
募集人員: 50名(スタッフ含む)
参加費 :保護者8,000円 子ども5,000円(一日目夕食から最終日昼食まで込み)
条件 :福島県在住の小、中学生。保護者同伴は必須で2名まで、幼児連れも可。
交通 :現地と福島(福島駅、郡山駅)を無料バスで送迎
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主催者 :ふくしま集団疎開裁判の会
連絡先 岡田としこ 090-8494-3856
toshiko_englsih@xf7.so-net.ne.jp
裏面(PDFファイルはここから)
2013年7月7日日曜日
#Japan_Focus【海外論調】アナンド・グローバー報告と恥ずかしい日本政府の反論
アジア太平洋ジャーナル:ジャパン・フォーカス
アジア太平洋…そして世界を形成する諸勢力の批判的深層分析
アジア太平洋…そして世界を形成する諸勢力の批判的深層分析
フクシマに関する国連特別報告者、アナンド・グローバー氏:
目をみはる報告を軽んじる日本政府の反論
UN Special Rapporteur Anand Grover on Fukushima: A Stunning Report Brushed Aside by the Japanese Government
目をみはる報告を軽んじる日本政府の反論
UN Special Rapporteur Anand Grover on Fukushima: A Stunning Report Brushed Aside by the Japanese Government
2023年6月10日
5月27日、国連人権理事会の特別報告者、アナンド・グローバー氏は、2012年11月の福島視察に関する報告を公表した。国連人権理事会は――人権保護の――役割をまっとう、または少なくともその意志を明確にしたことになる。本稿では、手厳しく批判的なグローバー報告(ヒューマンライツ・ナウによる仮訳)の主な結論を要約する。
グローバー氏は、大惨事の規模を次のように説明する――
「福島第1原発の事故による放射性セシウム(137C)の放出量は、広島原爆によるそれの168倍を超えると見積もられている。東京電力によれば、放射性ヨウ素とセシウムの放出量は900ペタ(1000兆)ベクレルである…原発事故由来の放射性物質として、他にもテルル(129mTe、129Te)、銀(110mAg)、ランタン(140La)、バリウム(140Ba)などがある。
報告者はまた、チェルノブイリ事故後にソ連当局が用いたような、放射線被曝の厳しい現実を隠蔽する古いやり方は、もはや許されるべきでないと強い調子で主張している。チェルノブイリ事故以降、長年が経過して、染色体の異常、子どもおよび成人の疾病率の上昇、精神異常、白血病など、放射線被曝に起因する健康障害について、ますます多くのことが知られるようになった。グローバー氏によれば、長期にわたる低線量放射線被曝と癌発症との因果関係は、もはや「有意差なし」として退けることができない。
(チェルノブイリ研究に関する論争および健康に対する放射線の効果について、詳しくは、Matthew Penney and Mark Selden, What Price the Fukushima Meltdown? Comparing Chernobyl and Fukushimaを参照のこと)
(チェルノブイリ研究に関する論争および健康に対する放射線の効果について、詳しくは、Matthew Penney and Mark Selden, What Price the Fukushima Meltdown? Comparing Chernobyl and Fukushimaを参照のこと)
日本の事例について、グローバー氏は、住民に対する安定ヨウ素剤の効果的な配布が欠如していたと批判する。氏はまた、原発作業員の健康保護体制についても、医療検査が(法に反して)系統的に実施されていない、実施された検査の結果の当局に対する適切な伝達がなされていないと問題にしている。決定的なこととして、福島第1原発で働く人たちの大半を占める、下請け企業の作業員らはそのような検査を受診することすら保証されていない。
(福島第一原発の作業員らが直面する問題について、詳しくは、Gabrielle Hecht, Nuclear Janitors: Contract Workers at the Fukushima Reactors and Beyondを参照のこと)
(福島第一原発の作業員らが直面する問題について、詳しくは、Gabrielle Hecht, Nuclear Janitors: Contract Workers at the Fukushima Reactors and Beyondを参照のこと)
健康に対する権利が尊重されていない
原発周辺の区域指定システムについて、グローバー氏は、年間1ミリシーベルト以上の汚染地に住民が帰還、居住し、そこで働くことは許されないとする、チェルノブイリ容認不可基準に関する1991年の決定を思い起こさせる。福島の場合、この基準は年間20ミリシーベルトのレベルに設定された。放射線測定値が20ないし50ミリシーベルトである場合、日中であれば、住民の汚染地域出入りは自由である。
報告者は、日本の当局が(ICRP勧告にもとづいて)用いる「費用・便益分析」について、健康に対する個々人の基本的人権を尊重していないと批判する。グロ-バー氏は、「集団の利害」が個人の人権、ましてや健康に生きる権利に決して優越するべきでないと論じる。グローバー氏は、したがって、個々人が汚染地域への帰還を許される被曝限度値を引き下げることを日本政府に要請し、年間1ミリシーベルトを超える地域では、移住を余儀なくされた人びとに保証金を支払うこと、無料の予防医療を施すことを勧告する。
グローバー氏は、放射線教育の問題について、学校用の副読本に記載されているような、年間100ミリシーベルトより低い放射線被曝は人の健康に有害でないとする主張をすべて取りやめることを日本政府に要請する。
(教室における100ミリシーベルト安全論について、詳しくは、週刊金曜日サイト記事<「100mSv以下発がん証拠なし」――副読本に教員ら戸惑い>を参照のこと)
(教室における100ミリシーベルト安全論について、詳しくは、週刊金曜日サイト記事<「100mSv以下発がん証拠なし」――副読本に教員ら戸惑い>を参照のこと)
除染について、報告者は、当局が2013年以降の汚染レベルを1ミリシーベルト以下に引き下げる明確なスケジュールを設定していないと遺憾の意を表明する。学校の校庭を除染するだけでは不十分であり、グローバー氏は、平均20ミリシーベルト以下である地域に存在する複数の「ホットスポット」を考慮して、もっと広範囲の除染が必要であると主張する。これらの地帯の一部で、住民たちが自宅や地域に帰還するように求められているからである。氏は最後に、適切な装備や健康への影響に関する明確な情報を与えずに、住民を除染作業に参加させる政策を批判する。
曝心地から10km、特別な看板もなく、道路端に立ち並ぶ汚染土壌の袋 2012年11月、ティエリー・リボー撮影。出所:RUE89 website |
報告者はまた、2012年末に発表された、1100億ユーロまたは1450億USドルに相当する額の政府資金、すなわち国民の税金を、東電に責任がある損害の補償にあてることを批判する。
(利益を受ける企業や株主ではなく、納税者が負担する原発の財務リスクについて、詳しくは、Asia-Pacific Journal Feature, The Costs of Fukushimaを参照のこと)
(利益を受ける企業や株主ではなく、納税者が負担する原発の財務リスクについて、詳しくは、Asia-Pacific Journal Feature, The Costs of Fukushimaを参照のこと)
日本政府にとって、WHOやUNSCEARの専門家の見解のほかに「真実」はない
グローバー氏の報告が発表されたのと同じジュネーブの会議で、日本政府は5月27日付け反論書(ヒューマンライツ・ナウによる仮訳)を提出し、グローバー氏の結論を否定した。日本の当局によれば、グローバー氏の報告には「科学的根拠」が完全に欠如している。日本政府が信頼する「科学的根拠」とは、世界保健機関(WHO)、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)、国際放射線防護委員会(ICRP)、国際原子力機関(IAEA)の專門からが提示する「根拠」なのだ。多くの科学者や核問題評論家らは、これらの機関の姿勢に異を唱えているし、ほかにも、これらの組織が提唱する結論が、核産業との結びつき、そして核の安全性評価と原子力使用の推進という二股の役割を担っているため、疑問であると主張する人たちがいる。
日本政府にとって、UNSCEARが差し出す事実は好都合なものである。福島のメルトダウン事故による影響の評価の任にあたる、この国連機関は、チェルノブイリ惨事後の放射線に起因する即時の死亡は50件に満たず、甲状腺癌の関連死は15件未満であると結論づけたのと同じ組織であり、すでに福島における短期および中期の死亡を「0件」と予想している。この「予想」は2012年3月から唱えられているものであり、同委員会の最近の報告で確認されている。
日本政府は、よりいっそう良好な住民保護を求めるグロ-バー氏の要請は、すでに実施されている対策の範囲を超えて、該当住民を保護する必要があるとは「科学的に」まったくなにも証明されていないので、完全に的外れであり、余計なお世話であると考えている――「日本政府は、適切な支援が本当に必要な人々に提供されるよう、引き続き対策を講じていく」。
グローバー氏は、日本政府が「子どもたちの健康診断を甲状腺検査に限定しないで、尿や血液の検査など、ありうる健康効果すべてを想定した検査に拡大する」ことを勧告しているが、日本政府の返答は次のようなものであるが、今になって、この文節を削除するように要請している――
「介入試験は科学的および倫理的に実施されるべきである。なぜ、血液検査や尿検査が必要とされるのか? どのような類いの障害の可能性のために、そのような検査が正当化されるのだろうか? 医学的に正当化されない検診を強要することによって、地元の住民に不必要な負担をかけるべきでないので、この提案は受けいれられない」
年1ミリシーベルト限度値と健康への影響に関する「予断」
特別報告者は、日本政府が「…移転、住宅、雇用、教育、そのほか、放射線量が1ミリシーベルト/年を超える、いかなる地域においても、避難、残留、または帰還を選ぶ人びとの必要とする基本的な支援のための資金を提供する」ことを勧告している。日本政府は次のように応じている――「上記の文章は、予断にもとづいているので、削除されるべきである。われわれが既述したように、健康に影響する放射線レベルについては、国際的な論争がおこなわれており、いまだにさまざまな観点から多大な考慮を要する」。
汚染廃棄物について、グローバー報告はこう記す――「汚染廃棄物が住宅地域や運動広場地下に保管されており、その結果、住民に健康被害をおよぼしうるのであり、住宅地域から離れた場所に一時保管施設を設置することが緊急に求められている」。
日本の当局は、この批判に応じるさい、ためらうことなく公然たる虚偽をこう述べる――「土壌、その他を保管するさい、人間の健康への影響を防止するために、放射線遮蔽などの対策が施される。したがって、『住民に健康被害をおよぼしうる』というのは、この場合にあたらない」
日本政府は、歴史を書き換えている。この歴史改変作業にさいして、6月6日から8日にかけて日本を公式訪問したフランスの大統領、有力閣僚7名、その他の国会議員ら、産業界代表らが日本政府を助けている。4月17日にラ・アーグを出港した船舶に積載された10トンの MOX燃料の日本到着もまた、日本政府による原子力発電所の再稼働を後押しすることだろう。
ラ・アーグで船積みされるMOX燃料のキャスク。出所:アレバ社サイト |
ティエリー・リボーは、Les
Sanctuaires de l’abîme – Chronique du désastre de Fukushima – published
by Les Éditions de l’Encyclopédie des Nuisances, Paris, 2012をNadine
Ribault(ナディーヌ・リボー)と共著。また、Catastrophy and Humanism – An overview after the march
11 disaster 、明石書店、2013年刊『震災とヒューマニズム
3・11の破局をめぐって』をChristine
Lévy(クリスティヌ・レヴィ)とともに共同編集。
2013年7月6日土曜日
21013年前期会計報告
会計報告とお礼
街頭アクション(霞ヶ関、有楽町、新宿デモなど)や銀行口座への振込みを介して、総額2,979,982円 (1月から6月まで)の寄付を頂きました。
多数の方々のご支援に感謝致しますとともに、心からお礼を申し上げます。
また、6月末現在の支出状況を以下の表にまとめましたので、報告させて頂きます。
2013年7月5日金曜日
【ビデオ&テキスト】ノーム・チョムスキー 福島核災害と核時代の破滅的なリスクを語る
福島の核災害は、戦後日本のエネルギー政策が、石炭から石油へと移行し、さらに原子力の「平和利用」と称する核エネルギーを加えたことだけでなく、あらゆる警告を無視して、これを闇雲に推進してきたことの当然の帰結でした。
ノーム・チョムスキーは、アメリカの核戦略による覇権主義がもたらす地球規模の破滅的なリスクという大状況を背景として、福島第1原発事故を語ります。
「安全神話」を唱え、反原発の声を封じてきた、日本の支配層に巣食う「原子力ムラ」が、核惨事の被災者を切り捨て、子どもたちの健康と「いのち」すら被曝のリスクから守ろうとしないのも、ある意味で当然の帰結でしょう。
チョムスキーが言うように、「かれらは、短期的な利益を得て、自分たちの子どもは死ぬかもしれないが、短期的には儲かるという人たちです」
2013年5月28日
【お願い】
あなたのアクションが、フクシマの子どもたちのいのちと健康を守る大きな力になります。
いまもフクシマの子どもたちが最大受忍限度20ミリシーベルト/年という超法規的な被曝を強いられている…このような人権侵害状況について、あなたのコメントを下記リンクの記入欄にお書き込みください。
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ビデオ制作:子どもたちを放射能から守る世界ネットワーク
字幕 制作:ふくしま集団疎開裁判の会 翻訳チーム
マサチューセッツ工科大学 2013年5月28日
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クリス・ウィリアムス
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[00:01]
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「子どもたちを放射能から守る世界ネットワーク」のインタビューに応じていただき、ありがとうございます。
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[00:08]
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まず、到達可能な最高水準の身体および精神の健康を享受する権利に関する国連特別報告者、アナンド・グローバー氏について、お聞きします
つい先日、グローバー氏は、2012年11月の精力的な訪問にもとづく福島報告を公表しました。
2ページ以上の勧告が付されています。とても手厳しい報告です。
主な論点のいくつかは他でも報道されていますが、日本政府の方針に真の安全対策が欠如しているとまで断言しています。
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[00:38]
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対応体制は、まとまりに欠け、不適切、または活用されなかった。放射線緊急時対策は、断片的で不適切。
そして、日本政府の原子力規制当局と核産業との結びつき、とりわけ(福島第1原発を所有する)東京電力との結びつきは不透明であり、現在の最高水準の科学にもとづく独立した規制からは程遠い。
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[01:05]
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その結果、安全が置き去りになった。
日本政府は事故のあと、人びと、とりわけ子どもたちを、長期被曝量レベルが国際許容基準を超えている場所から移住させる責任を拒んでいる。
さらに日本政府は、除染費用、その他の財務負債を肩代わりすることによって、東電のさらなる損失を補填している。そのため、日本国民に東電の負債がツケ回しされている。
いま日本の子どもたちに配布されている教科書では、安全な放射線量は最大100ミリシーベルトまでとされている
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[01:41]
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国連報告は、これが日本の法律、国際基準、疫学研究と一致しないと指摘しています。
その他にも、報告はさまざま多くの問題を提示し、福島県内外の地域住民、それに除染作業に従事する原発労働者の身体および精神の健康に影響をおよぼしているとしています。
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[02:02]
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そこで何よりもまず、国連特別報告者の調査結果に対する、あなたのご意見は、それに、2011年3月の恐ろしい大惨事に対する日本政府の行動について、あなたの知りえたことは、どのようなものでしょうか?
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ノーム・チョムスキー
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[02:18]
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そうですね。
そもそもの発端から、政府は情報を抑えていました。行動するにしても、尻込みしていました。多くの意味で、この悲劇的惨事をさらにずいぶん深刻化させてしまいました。批判されるしかないのも、当然です。
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[02:41]
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国際社会と日本国内からの圧力が、政府にもっと建設的な姿勢の対応を促すことをわたしは願っています。
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[02:53]
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こう考えるべきです…「日本政府だけの問題ではない」。
たとえば、詳細な検証がなされなかったのは、「自分の罪は問わない」…こういう原則があるからです。
「他人の犯した罪だけ」…これが大原則なのです
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[03:12]
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だが、かなり大量の証拠がイラク国内と国際社会の科学者たちによって集められていますが、米英軍による初戦攻撃をこうむったイラク各地で、放射線レベルが極めて深刻な脅威になっています。
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[03:33]
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ファルージャからの報告では、放射線レベルがヒロシマにほぼ匹敵します。なるほど、検証されていないので、詳しいことがわからないにしても、まず、こういう問題をわたしたちがわが国にも突き付けたうえで、必要な対策を取っていないと、当然ながら日本政府を断罪するべきです。
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[03:55]
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考慮すべきことばかり…わたしたち自身について、そしてもちろん日本の放射能汚染におけるアメリカの役割について…考えるべきことがあります
わたしたちは、それについて、知るべきだし、考えるべきだし、何かするべきです。
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[04:17]
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具体的な問題ですが、もちろん、あらゆる手段を尽くして、子どもたちの安全を確保しなければなりません。
原子力推進を完全に廃絶するか、または…
…最高水準を維持し、追求するかのどちらに積極的になるか…
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クリス・ウィリアムス
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[04:40]
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はい。あなたがヒロシマに言及なさったのは興味深いですね。
国連報告によれば、福島第1のメルトダウンによる放射性セシウム放出量は、ヒロシマ原爆による放出量の168倍になります。
それなのに、福島県の汚染地域に30人の子どもたちが住んでいます。
日本の強制避難基準はチェルノブイリ事故よりも低く設定されています。
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[05:09]
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あなたがおっしゃるように、日本政府は、これまで職責を真剣に果たしていないようです。人びとの移住を支援し、移住を保証する責任です。
経済など、理由はいろいろですが…
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[05:22]
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とりわけ子どもたちの問題では、訴訟(ふくしま集団疎開裁判)に関連して、「子どもたちを放射能から守る世界ネットワーク」が日本政府に圧力をかけています。
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ノーム・チョムスキー
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[05:34]
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わたしが思うに…明らかに日本政府はもっとやるべきですが、わたしたちもやはりそうです。
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[05:43]
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原子力利用は、国際責任です。
原子力が利用されている理由は、化石燃料がもたらす途方もない被害、そして――特に日本の場合――化石燃料の入手難でした。
だから、豊かな国々には、このような惨事の脅威を減らし、持続可能な発展を期すために、研究開発と行動を大幅に拡張する厳しい責任があります。
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[06:24]
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子どもたちへの脅威は、もちろん、たった今の第一の関心事であるべきです。
だから、これは幅の広い責任です。
たとえば、わたしが日本政府の失策を非難するのは、当然のことです。じっさい、重大な失策です。
しかし、あなたにも、わたしにも、もっと差し迫った課題があります。
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クリス・ウィリアムス
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[06:46]
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その通りです。
国際原子力機関は、じっさい、日本で協力しており、除染と健康問題の一端に関与しています。しかも同時に、この機関は原子力推進の責任を担っています。
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ノーム・チョムスキー
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[07:01]
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巧妙な手口です。
じっさい、最も有名でやり手の気候学者たちの一部、ジェームズ・ハンソンらは、原子力推進に賛成しています。
あらゆる意味で軽視できない気候問題の危険性をすべてあげつらうにしても、代案がずっとひどいこともありえます。
化石燃料は生命に計りしれない影響を与えます。真の代案は、持続可能な選択肢を開発することでしょう。太陽エネルギーがそうですし、他にもあるでしょう。
相当な努力が必要ですし、まだ余りにも不十分です
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クリス・ウィリアムス
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[07:45]
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日本は、世界史上で唯一、核攻撃をこうむった国ですし、1952年までアメリカに占領されていましたが、それでいて同時に、原子力を開発し、54基の原発を保有している国であり、しかも、地震活動が非常に活発です。
日本の核技術の大部分は、ウェスティングハウスとGEといったアメリカの技術の産物です。
日本で原子力開発を推進する当初の方針ですが、これは、どの程度まで日本の決定だったのか、あるいはアメリカが国家発展のために最善策を考慮した決定だったのか、あなたはどのようにお考えですか?
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ノーム・チョムスキー
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[08:30]
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直接占領下の日本は、もちろん、多分にアメリカの影響下にありました。そして今もアメリカの影響下にあります。
たとえば2、3年前のこと、日本国総理大臣が米軍基地を沖縄から県外に移す問題をあえて提起しました。沖縄住民は米軍基地に断固反対してきたのです。総理大臣は、アメリカの圧力により、早々と辞任に追い込まれました
この通り、アメリカの役割は重要でした。しかし、他に道はなかったのか、問わねばなりません。
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[09:05]
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第2次世界大戦の直後、アメリカはヨーロッパ諸国と日本を石油にシフトさせるように多大な努力をはらいました。とりわけ石油は、基本的にアメリカの独占物であり、またはかなりそれに近かったのです。
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[09:23]
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考え方は明白でした。
ジョージ・キャノンは主導的な計画立案者のひとりでした。そのかれが、機密指定を解除された当時の文書で指摘しています。
アメリカが、中東にある世界のエネルギー資源に対する支配権を維持すれば、日本に対する拒否権を握れるだろうといっているのです。一種の生殺与奪の権を握ることになりますので、隠密に事を運ぶ必要がありました。
今より当時のほうが別の道がありましたが、当時と違って今では、事情が明らかになりました。
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[10:12]
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だが、原子力の選択は、ある程度、これに対する反作用です。
これは逃げ道のひとつです。
もちろん、当座の化石燃料はありますが、化石燃料資源は潤沢にはありません。石炭にしても、それほどありません。
ですから、第2次世界大戦…太平洋戦争の主な要因のひとつは、東南アジアにある化石燃料の確保でした。
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[10:32]
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東南アジアの石油です。
アメリカ、イギリス、中国、オランダのABCD4国にフランスを加えた包囲網が、(大日本)帝国を封鎖した後のことです。
1930年代はじめ、台頭する日本の競争力から西側を守る方策として帝国の体制は封じ込められました。そこで日本は、野蛮な対抗策に訴え、資源奪取を企て、第2次世界大戦にいたりました。
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[11:09]
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戦後、アメリカの計画は、日本の帝国を、キャノンのいう「南進する帝国」として回復することでした。それは基本的に、アメリカの支配下に収めた日本の体制を回復しました。つまり、アメリカはキャノンのいう拒否権を保持することになったのです
そして、このような流れにそって、核エネルギーへの方向転換が図られました
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[11:36]
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ですから、考慮しなければならない要因はたくさんあります。
見識ある科学者は同意するはずですが、本当の選択肢とは、破壊的なエネルギー資源に代わるものを見つけることです。
化石燃料や核エネルギーは破壊的ですので、別のもの、太陽エネルギーなどを探求すべきです
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クリス・ウィリアムス
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[12:01]
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現在の状況に話題がつながりました
日本に、民間による原発稼働の結果、プルトニウムが大量に蓄積されています。
また日本の政界には、核兵器禁止を打破し、核兵器開発を願う分子がいます。
アメリカは、われわれの核の傘の下にいれば安全だといっています。これは第2次世界大戦以来のアメリカの政策でした。
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[12:30]
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ですが、発言力を強めた中国のために、地域内の緊張が高まっています
いったいどうなるか。あなたのご見解では、現在の状況の進展として、これがどうなるかと思われますか?
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ノーム・チョムスキー
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[12:41]
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アメリカが、君たちは核の傘の下で安全だというなら、数多くの疑問が湧き上がります。じっさい、核の傘は極めて危険です。これは実質的にアメリカの破滅を招きます
覚えておくべきですが、国際関係論で読むこととは裏腹に、アメリカ合州国は安全保障を自国の優先事項とはしていません。
これはすぐにわかります。アメリカ史を調べるだけでよいのです
このことでは、アメリカは第一人者であり、だからこそ重要なのですが、また非常に開かれた社会ですので、証拠はたくさんあります
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[13:18]
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日本を含め、記録をちょっとおさらいしてみましょう。
1950年代はじめ、アメリカは、桁外れの安全保障、巨大な力、世界の富の半分を享受していました。
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[13:32]
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比類のない安全保障ですが、潜在的な脅威がひとつありました。水爆弾頭装備の大陸間弾道ミサイルです。まだ存在していませんでしたが、潜在的な脅威でした
ロシアは、アメリカに技術面ではるかに遅れていることを、そしてわが国が開発している技術を知っていました。そこで、ロシアはこうした破壊兵器の禁止条約をアメリカに持ちかけました。
アメリカはどう対応したでしょうか?
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[14:02]
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さて、マックジョージ・バンディが著した、とても権威ある核兵器の歴史書があります。
著者は、ケネディ、ジョンソン政権以来、国家安全保障担当の補佐官でした。大量の内部文書を閲覧できる立場でした。
(破滅の)可能性を考察する記録や文書は1枚もなかったと、かれは一度ならず書いています。国民を全面的な破滅から守る可能性を考察する発想すらなかったのです。ほかの要因や問題のほうが大事だったからです。
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[14:39]
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10年後に話を進めて1962年、ジョン・F・ケネディは主観的な見込みに賭ける意志を固めました。3~5割方、大量破壊となる核戦争にいたるかもしれない決断でした。
原則を確立するためでした。アメリカには、どこにでも攻撃用核兵器を配備する権利があり、他国には、その権利がないとする原則です。綿密に見ると、そういう原則です。
この原則を確立するために、あえて核戦争に向き合ったのです。
日本も巻き込みました。キューバ・ミサイル危機の直前、6か月前ですが、ケネディは核弾頭付きのICBM(長距離ミサイル)を沖縄に送り込んでいました。
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[15:33]
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アジアが深刻に緊張していた時期、これが中国の脅威になりました
インド・中国間に、本格的な紛争が進展していたのです。このため、日本に破壊がおよぶところでした。
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[15:48]
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これが1962年の状況です。
10年後の1973年、ヘンリー・キッシンジャーが核警戒態勢を要求しました。理由は何でしょう?
中東戦争です。イスラエルとアラブの戦争です。
ロシアとアメリカは停戦させることに合意しましたが、キッシンジャーはイスラエルに停戦順守は不必要と密かに助言しました。
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[16:16]
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イスラエルは戦争を続行することができました。
核警戒態勢はロシアの介入の排除を狙っていました。核の警告ですから、もちろん誰でも知っています。
これが1973年のことです。もう10年進んで、ロナルド・レーガンが大統領です。
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[16:34]
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レーガン政権は、ロシアの防衛網を検証するために、最新鋭爆撃機などによる対ロシア核攻撃の模擬演習実施を決定しました。
ロシアは、進行中の事態をまったく理解できませんでした。現実のものか、模擬演習なのか、決めかねたのです。そこで、ロシアは厳重警戒態勢を発令しました。
戦争の瀬戸際にいたりました。
ここで、今日の状況に移りましょう。2、3週間前のことです…2、3か月前だったかな…
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[17:05]
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じっさい、最新のオバマ大統領の大演説を聴いてみますと、世界規模の核の転換――
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クリス・ウィリアムス
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[17:14]
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主軸をアジアへ
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ノーム・チョムスキー
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[17:15]
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そうです。いや、それ以上のことです。
2、3週間前、オバマが公表した軍事政策に興味深いくだりがありました。
オサマ・ビン・ラディン暗殺(という言い方はしていませんが)…これが、わが国の対パキスタン関係を脅かす危険をもたらしたというのです。
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[17:37]
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もっと背景を広げて見ると、それ以上に重大なことです。
ビン・ラディン暗殺に送りこまれた海軍特殊部隊は、撤収時の必要に応じて戦闘を命じられていました。そうなれば、米軍全体が投入されていたでしょう。
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[17:56]
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パキスタンは、国家主権の防衛を担う職業軍人部隊を保有しています。核兵器を保有し、たぶん聖戦分子も紛れ込んでいるでしょう。
パキスタン軍参謀長は侵入を伝えられ、軍隊を動員しました。かれはインドからの侵入だと考えていました。
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[18:15]
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カブールのペトレイアス将軍は、米軍と米軍機を動員しました。開戦の瀬戸際であり、わが国を核戦争に巻き込みかねませんでした。
これが、他国の領土で暗殺を実行するために起こったことです。
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[18:30]
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このことから、たやすくわかりますが、核の傘の下にいることが、脅威になります
安全保障になりません。
重大な脅威です。核兵器は、瞬時にすべてを破壊できる武器なのです。
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[18:46]
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核兵器を管理下に置く指導分子は、安全保障を最優先事項と金輪際せず、重大な危険をおかす意志をもっています。このような兵器の存在そのものが、生存に対する重大な脅威なのです。
だれかが気にしさえすれば、じっさい、法的な義務があります。
国際司法裁判所で決められた核保有諸国の法的な責任として…核不拡散条約の規定により、こういう破壊兵器を廃絶するために、善良で誠実な努力を尽くさねばなりません。
だから、安全保障の幻想を唱えるのは、極端な誤解を招きます
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クリス・ウィリアムス
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[19:36]
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フクシマの報告を、1980年代のチェルノブイリをめぐる報告に照らして、どのように比較なさいますか? 重要な違いがありますか?
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ノーム・チョムスキー
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[19:52]
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さて、チェルノブイリは、まさにソ連の大犯罪とみなされています。犯罪ゆえに悪の帝国と宣告する理由に、さらに加算するものです
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[20:04]
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比較云々は…ともかく、実にすさまじい。通じ合い、じっさい、馴れ合っています。このことについて、もっと正直にならねばなりません。
わたしに言わせれば、常に鏡を見て、自分たちの責任は何か、自分たちに何ができるか、問うべきです。できることはたくさんあります。
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クリス・ウィリアムス
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[20:29]
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日本政府に圧力をかけるには、何が一番よいか、お考えがありますか?
日本でもやはり、報道されていません。
すでに問題が数多くあります。
地域の子どもたちと、原発事故時に妊娠していた女性たちの健康への影響が現れようとしています。
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[20:46]
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適切な避難計画がありませんでした。
人びとが避難した20km立ち入り禁止区域を超えて、プルームが到来したとき、高度に放射能汚染された地域に残っていた人たちもいました。
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[20:59]
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しかし、そのひとたちはプルームが流れる方向に残ったまま、避難させられず、1か月以上も被曝しながらいつづけました。
避難するように指示されなかったのです。
しかも日本の主要なメディアは、このことをほとんど報道しませんでした。
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[21:13]
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同様に、ここでも、アメリカ政府の犯罪について、じっさいには報道されていません。
日本の状況について、問題を公にするように圧力をかけるには、わたしたちは何ができるものでしょうか?
というのも、わたしが日本にいたとき、多くの人たちが日本政府から正しい情報を与えられていないと強く心配していたものですから。
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[21:35]
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人びとの健康不安は真剣に受け止められていませんでした。
国連報告は、人びとの身体の健康や福利だけでなく、精神の健康にも触れていました。
何度も移動させられた人たちがいます。10回も緊急避難所を替えた人たちもいます。大変な不手際です。
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[21:54]
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年配者は全国に移動させられました。
11万人がいまでも避難所にいて、戻れずにいます。
それでいて、福島県で2番目に大きな都市、郡山市では…
福島県では、いまでも30万人以上の子どもたちが1mSvを超える地域にいます。
それについて、日本政府は何もする必要がないと言っています。
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[22:20]
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日本のメディアはその線で追従しています。
日本人に何ができるか、そして、ここアメリカで報道管制を破ることに関して何ができるか、教えていただけませんか?
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ノーム・チョムスキー
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[22:35]
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多くの報道管制で言えることですが、わたしたちはメディアが報道するように圧力をかけることができます。日本国内のグループを支持することができます。
かれらは報道管制に抗議し、何か…問題への対処において前進しようとしています。
わたしたちはわが国の政府に圧力をかけ、適正な移住や再定住といった、実のある事業に対する援助と支援を提供させることができます。
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[23:04]
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さらに、わたしたちはわが国の政府に圧力をかけ、これは福島の課題とは別個にやるべきことですが、もっと真剣に――現在の政府の施策よりも真剣に代替的で持続可能なエネルギー・システムの開発事業に取り組むようにさせることができます。
そうすれば、破壊的なテクノロジー利用を減らし、核エネルギーか化石燃料かという悲惨な選択に縛られなくなります。
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クリス・ウィリアムス
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[23:34]
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ここで例の論点、あなたのおっしゃるジェームズ・ハンソンが本当に明るみに出した気候変動と地球温暖化の問題について、いわば仕上げたいのですが、1980年代後半から、CO2レベルが上昇しつづけ、目下、状況がますます悪化しています。
化石燃料使用量が増えつづけています。
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[23:55]
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それに、もっと極端な形のエネルギーが利用されるようになりました。アメリカは、天然ガス枯渇の心配から抜け出しました。天然ガスの過剰なまでの供給と石油を手に入れました。2020年ごろにはサウジアラビアと肩を並べると予測されています。
石油をもっと多く採掘できるようになったからです。
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[24:16]
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真の代替エネルギーとは、何でしょうか?
ジェームズ・ハンソンは原子力を非常に高く買っています。何十年も続く福島の影響だけに留まらないですから、びっくりします。いつでも、世界400余りの原発のどこでも、起こりえることです。
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[24:38]
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もちろん、核産業は規模拡大が大好きです。
安全性だけでなく、経済性についても、いろいろ議論があるでしょうが、原子力が発電方式の答えでは絶対にありえません
原発を造ってしまえば、もちろん、巨大な装置でもあり、年から年中、動かしていなければなりませんので、エネルギー消費を拡大して、原発運転を正当化しなければなりません。
省エネルギーの考え方は投げ捨てられてしまいます。
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[25:09]
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日本で電力供給の30%にあたる原発54基のすべてを止めたときは、注目に値しました。停電もなく、日本は存続しました。
つまり、ある意味で日本に原発は必要なかったのです
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ノーム・チョムスキー
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[25:31]
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ええ、必要なかったです。
しかし問題は、そのエネルギーを補うのに、何を使ったかです。
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クリス・ウィリアムス
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[25:30]
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日本は省エネルギーの原則を実践したのですね。
しかし、前進するとして、日本はどうすれば現実的に化石燃料から離れ、原子力から離れることができるでしょう?
というのも、いま日本政府は、メタンハイドレートの開発に多額の投資をしています。これは2対1の割合で化石燃料を凌駕すると想定されています。
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ノーム・チョムスキー
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[25:52]
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そうです。じっさい、メタン開発は非常に危険です。
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クリス・ウィリアムス
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[25:55]
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途方もなく危険です!
反対の方角に向かっているようです。でも、何が正解だとお考えですか?
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ノーム・チョムスキー
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[26:02]
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ハンソン氏を個人的に知っているわけではないですが、かれはあなたのおっしゃることにすべて同意するのでは、と思います。
かれの言うことは、すぐに使える2つのひどいエネルギー源がある…どちらがよりひどいか、評価しなければ、というものだと思います。
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[26:19]
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たぶん当たっているのでしょうが、かれは化石燃料のほうがより悪いと考えています。だからといって、わたしたちが2つの選択肢に縛られるわけではありません。
できることは他にもっとたくさんあります。
じっさい、アメリカは世界一豊かな国で、圧倒的に有利です。カナダもほとんど同じです。
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[26:37]
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両国は環境を破壊しようとすることにおいて、国際的に抜きん出ています
先頭集団です。
さて、そうあらねばならないでしょうか?
いいえ。アメリカとカナダには必要ありません。
じっさい、住宅の断熱化など、非常に簡単にできることは、たくさんあります。
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[26:55]
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これは第一に、大きな経済的波及効果を生むでしょう。失業者に雇用をもたらします。エネルギー使用の非常に急激な抑制になります。安全な廃物資源を産出し、生活条件を改善します。
いいこと尽くしです。
英国など多くの国で、すでにやっていることです。
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[27:17]
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あるいは端的に言って、先進技術的なソーラーパネルの開発で、中国が世界をリードするままにしておくことはありません。
かなり奇怪な話です
また、ソーラーパネルが一番よい解決策でしょうか? そうかもしれないし、そうでないかもしれない。
わたしには技術的に判断するだけの資格がありませんが、さまざまな提案があることは知っています。
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[27:41]
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まさしくここ(マサチューセッツ工科大学)で、エンジニアたちが提案しています。
だれかが吟味して、中止を申し入れるべきですが、大気圏外の集光器から地球にマイクロ波送電するというソーラーエネルギーを提案しているのです。
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[28:01]
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それは実現可能でしょうか? まあ、わたしは判断する立場にありませんが。
しかし、これらは真剣に突き詰めるべき類いの選択肢です。それに、資金はありますが、現実には削減されています。
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[28:16]
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今この瞬間、アメリカの研究費は削減されています。科学研究を切り詰めようとする議会内の圧力によって、削減されています。
そして、こういうことが、どこでも起こっています。
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[28:31]
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2、3週間前の一流科学誌『サイエンス』に、興味深いニュースが3本掲載されました。
ひとつは、海水温の新しい測定値が、観測史上最高だったというものです。
2番目は、化石燃料使用のピーク到達にまつわる極度の危険に関する新しい発見に対する技術調査です。
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[29:07]
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3番目のニュースは議会ネタです。
下院には、エネルギー関連の委員会が3つあります。3つの委員会が委員長を改選したのですが、すべて気候変動否定論者で占められました。そのうち2人は、古くから化石燃料業界とつながりがあります
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[29:29]
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さて、これが世界の最富裕・最強国です。
つまり、このまま、わたしたちが主導しなければ――もたもたしていれば、化石燃料か核エネルギーか、という悲惨な選択を避けられる見込みは非常に望み薄になります
たったいま、わたしたちにできることがあります。
アメリカには、一大勢力があって、時に愚者の国と揶揄されるような体制に、この国を変革しようとしています。できるだけ急いで、あのレミングの行進よろしく、大急ぎで突進しようと主張しています。断崖にまっしぐら、というわけです
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[30:10]
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これが、わが国のやっていることなのです。
関係国がざっと100あるとして――
アメリカは、省エネルギーと持続可能エネルギーに関する国家方針すら持ちさえしない唯一の国です。
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[30:33]
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行き当たりばったりの政策が乱雑にありますが、他のどの国にもあるような国家方針はありません。
わが国は先頭に立つべきであり、遅れをとってはなりません。
わたしたちは最善を尽くして、わたしたちはたしかにあらゆる手立てを尽くして、日本の一般市民のグループを支援しなければなりません。かれらは、何十万の子どもたちがこの危機を乗り越えるうえで、目の前の圧倒的な問題に取り組んでいます。
だが同時に、わたしたちは国内に目を向けるべきです。
わが国が率先して問題をこじらせたり、ジェームズ・ハンソンのような人たちに悲惨な選択を任せたりしているのはなぜか、問うべきです
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クリス・ウィリアムス
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[31:14]
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世界の国々はさまざまですが…
福島ですさまじい大惨事が進行しているというのに、日本政府は適切に対処していないと、国連、その他多くの筋が言っています。
また、原子力と核兵器とは紛れなく連結しています。
さらに、CO2レベルをかつての水準にまで下げるために、わたしたちがどのように行動するか、という問題もあります。なにしろ、過去300万年間で最高レベルのCO2濃度ですから。
結局、全員が同じ惑星の上に住んでいるのです。
それでいて、人びとはてんで勝手な決定をしています。
上層部の政治家や明らかに企業は、自分たちと同程度の人びとに応じて答えながらその範囲を踏み外しているようです。
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[32:06]
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システム論から言って、かれらを欺瞞的な解決に駆り立てているものは、はたして何でしょう?
かれらは、最良の科学が、文明、生物多様性などにとって、基本的に自殺行為であると警告する道をまっしぐらに突き進んでいます。
資本主義の制約内で、まったく違ったエネルギー・パラダイムに移行することは可能だ、とお考えですか?
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ノーム・チョムスキー
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[32:32]
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資本主義は、死の宣告です。これは、ほぼ証明可能な定理です。
と言うか、わが国に資本主義体制が実際にあるわけではありません。これは、さまざまな要素が混合した体制です。
もっとも、資本主義市場原理が主流であり、実質的な広がりを占めてはいますが、よく知られた理由により、市場原理が死の宣告となっています。
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[32:56]
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企業のCEOであれば、利益と市場シェアの最大化を法的・制度的に要請されます。じっさい、これは法的な責任です
経済学の論文には、外部性という概念があります。外部性とは、市場取引のことです
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[33:22]
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あなたがわたしに車か何かを売るとします。わたしたちは第三者への影響を考慮しません。当事者だけの利を考えているのです。
おわかりでしょうが、時に外部性は…
外部性は常に重要です。だが、時に外部性は法外なものです。
最近の金融危機を例にあげましょう。
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[33:43]
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これは実質的に、よく知られた市場の失敗と言えます。市場に内在する失敗です。内在するのです。
主として金融機関がリスクのある取引をするとき、いわゆるシステムの亀裂を考慮に入れていません。
システム全体が崩壊するでしょう。
これが外部性であり、だから見過ごされるのです。
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[34:04]
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だが、事態はもっと深刻です。人類の運命に関わってきます。これは市場取引の原理で考慮されていません。
ですから、このような制度が機能しつづけるかぎり、死が宣告されています。人類を破滅に追い立てているのです。
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[34:24]
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だから、地球を破壊しようとしているからと、エクソン・モービルのCEOを非難するのは、ちょっと難しいですね。
既存の制度構造では、それがかれの法的責任になっているからです。
だからかれが善人ということになるとは思いませんが、どこに過ちがあるか、理解しなければなりません。
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[34:43]
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これは、前に述べた意思決定と世論の関係に関連しています。いま、この関係は非常に希薄です。
デモクラシーも、実在しています。
デモクラシーと資本主義が両立可能であるか、長年、議論されています。抽象的な論争です。
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[35:06]
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非常に具体的に問うてみましょう。
既存の資本主義は、デモクラシーと両立するでしょうか?
答えは、まさしく目の前にあります。答えは、はっきりノーです
わたしたちは金権主義の世界に生きています。デモクラシーではありません。
その証拠は圧倒的です。
国民の大多数には、文字通り、政策への影響力がありません。国民がどのように考えていても、お構いなしです。
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[35:31]
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非常に大規模で、手際よく実施されたアメリカの世論調査を見てみましょう。
あなたもわたしも同意するでしょうが、経済的にもエコロジー的にも、その他の面でも、最も破壊的な政策が、富裕度と所得レベルが高ければ高いほど、強く支持されています
理由はもっともです。
かれらは、短期的な利益を得て、自分たちの子どもは死ぬかもしれないが、短期的には儲かるという人たちです。これは例外なく本当のことです。
そして、金権主義において意思決定するのはかれらであり、国民ではないのです。
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[36:14]
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さらに、有力な団体が愚者の国を作り上げるために全力を尽くしています
一例をあげれば、企業出資の団体「米国立法交流評議会(ALEC)」が、州議会の法律を立案しています。
この団体には裏の資金がたっぷりあり、多大な影響力をふるって、ほとんどの法案が議会を通ります。
その法案たるや、どんなものか想像がつくでしょう。
新規の一例をあげれば、学校向けのK-12法案があります。
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[36:47]
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これは、いわゆる「校内批判的思考」プログラムの試行・導入を狙ったものです。聞こえはいいですね
批判的思考とは、なんでしょう?
これは、教育のバランスを意味します。
6年生クラスで、99%の科学者が信じていることを教えるとします。
すると、(バランスを取るために)反対論も教えなければなりません。これが教育のバランスです。
この考え方は、破壊志向を支持しつづける愚者の国を作り上げる試みです。
わが国の制度の成り立ちによって、組織的に要請されているのです。
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[37:31]
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ですから、解体すべきものはたくさんあります。
ソーラーエネルギーに投資しようというような、単純な話ではありません。
破壊に駆り立てる、わが国の構造を問いましょう。
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クリス・ウィリアムス
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[37:46]
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プラス面を見れば、わたしはとても励まされました。
日本の一般市民が巨大規模のデモで政府に対抗する運動が育っています。何万人もの規模です
東京だけでなく、全国規模です。
原子力廃絶を要求し、新しい発電方法だけでなく、政府の透明性も要求しています。国民に対する説明責任を要求しているのです
企業、とりわけ核関連企業と政府の癒着――
いわゆる「原子力ムラ」が非常に強固だったからです。
わが国の2010年ブリティッシュ石油事故のときと似ています。
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ノーム・チョムスキー
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わたしたち自身を顧みなければならないと、常にわたしは考えています。
これにも理由があります。
第2次世界大戦後、アメリカは日本を占領し、支配しました
戦後最初の2、3年間、総司令部が基本的に占領政策を実施しました。
マッカーサー司令官でした。マッカーサーは、おそらく第8学年で学んだ公民教育を信じていたのです。だから、日本の民主化の動きを許しました。
これは非常に重要でした。
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[38:59]
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日本のファシズムに対する反動として、極めて重要な展開がありました。日本全国で起こったことです。
ワシントンのリベラルは、日本の民主化の進展に気づいたとき、愕然としました。
そこで、かれらはいわゆる逆コース路線を導入しました。本質的に企業中心のルールを日本に押し付けたのです。
アメリカ国内とよく似ています。
かれらには、そうする力がありました。
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[39:27]
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だから、あなたがおっしゃる癒着は、どのようにでも発達しえたのですが、この場合、アメリカの直接関与により、アメリカの支配下で発達したのです。
ヨーロッパの状況と似ています。もちろん、アメリカでも起こりました
ですから、アメリカの手はどこにでも伸びていて、それには理由があります。
歴史上最強の国であり、影響力抜群です。
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[39:54]
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だから、このような問題のすべてを見つめることは、理にかなっています。
そして問うのです。
わたしたちは何をやったのだろうか? わたしたちに何ができるだろうか?
常に正解はあります。
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クリス・ウィリアムス
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[40:06]
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インタビュー、ありがとうございました。
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