霞ヶ関アクション (官邸前交差点) 2016/9/16
雨の天気予報にも係わらず、雨に降られないジンクスを信じての官邸前アクションを開催しました。
このアクションは5時開始のため、お勤めの方の参加はとても難しい時間帯で、当然のごとく聴衆は少くなめでした。 そのため、警備のための警察官や公安職員のが多い変則的なアクションでした。
通常、官邸前交差点での集会は挑戦的発言が多く、警察官も毎週警備をしているので、聞き飽きていると思われます。しかし、脱被ばく実現ネットの本日の訴えは挑戦的と言うより、教育的に訴える内容でしたので、公安職員が警備の警察官に耳を傍立てないようにと注意しても、自然と耳に入ってしまったのではないかと推察しています。
最初のスピーチは先に行った内閣府への請願書の内容説明でした。
まずは、請願先として総理大臣、各大臣、福島知事などのお名前を呼び、これは無視できない対象に請願したと十分に知ってもらった上で、請願本文を読み上げました。
具体的には以下の映像をご覧下さい。
【内閣府に届けた要請書の内容】
次に、9月14日に開催された第24回福島県「県民健康調査」検討委員会の解説が行われました。
【9月14日に開催された第24回福島県「県民健康調査」検討委員会の解説】
https://www.youtube.com/watch?v=wO1kOQT3S2E
更に、次の内容を述べた。
・呼吸による内部被ばくの対する警戒感が薄れている。
・福島県小児科医会が甲状腺ガン検査を希望者だけにする事を県に申し出すると言う、愚かなことをしている。
・これに対して県は少なくても現在の検査体制を変えないと福島民報は伝えている。
・福島原発の問題はなくなっているとする行政側のPRにより、放射能に対する警戒心が薄れている
しかし、チェルノブイリでは5年後ぐらいから健康被害が激増しており、これからが本番だと強調した。
【飛田晋秀さんが撮影した福島県の写真の解説】
https://www.youtube.com/watch?v=zcGxjotrXDk
福島県で精力的に写真を撮影している飛田晋秀さんの写真を提示しながら、次のような解説をした。
・放射能汚染物を詰めた袋(フレコンパック)を山積みした所では、袋から草や木が生えて汚染物が十分に管理されている状況にはない。
・「除染完了(大林組JV)」と書かれたカラーコーンの横が3.17マイクロ シーベルトの強い放射線を示している。こんな所を除染済みとしてよいのでしょうか?
【自分達の生活をめちゃくちゃにしておいて、福島に帰れとはあまりにも酷い】
https://www.youtube.com/watch?v=hZ6Hm2OlNo0
・ウクライナの社会政策庁の副長官は「どんな国にとっても子どもは宝です。子どもの健康に力に尽くすために私達は頑張らねばならない。今、子どもは支援を必要としています。」と語っていました。
・日本の優秀な官僚のみなさん! ウクライナよりづう-とお金持ちの政府は、住宅支援の打切りなんて撤回してください。子ども達を守ってください
などと訴えた。
【「3月11日を考える会」についての小学校生の感想文】
https://www.youtube.com/watch?v=_2CZ9WfckKU
僕は生まれ故郷が大熊町なので、飛田晋秀さんの写真には、見たことのある景色が沢山ありました。皆んなから、お前は何処に住んでいたの!と聞かれても、僕は答えることが出来ません。震災の記憶を思い出したくなかったのかもしれません。心の底で隠そうとしていたのかもしれません。僕達にとっては故郷にもう戻れないかもしれない恐怖、原子力の恐怖、もちろん地震の恐怖、津波の恐怖を味わいました。僕はそれに耐えられなくて、(3月11日を考える会が開かれた)教室から出てしまいました。
などの感想文が読み上げられました。
(これを素知らぬ顔で聞いている公安職員も、警察官も心にしみた感想文ではないかと思います)
最後に、
子ども被ばくさせるな!
放射能から子どもを守れ!
政府は子どもを守れ!
子どもの避難の権利をみとめよ!
生き延びさせて!
避難の権利は生存権だ!
放射能避難者の住宅支援を打ち切るな!
などとコールをしました。
https://www.youtube.com/watch?v=Y8QswF0pyuk
官邸前でのシュプレヒコールhttps://www.youtube.com/watch?v=Y8QswF0pyuk
大庭記(動画も)
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