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告知 ①官邸前抗議 12.19(木)14時30分~15時30分 ②最高裁前抗議集会・「子ども脱被ばく裁判」棄却決定に抗議 2025年1月7日(火)14時~15時

2020年3月23日月曜日

子ども脱被ばく裁判 山下俊一氏証人尋問への傍聴感想記 「にこにこ発言の罪は重い」


3月4日の子ども脱被ばく裁判で福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの山下俊一氏(ニコニコしている人には放射能は来ません発言で有名な)が数々の嘘(専門家が間違うとも思えない間違い発言をしたと証言)を認めました。
被ばくによって傷つく遺伝子数を37兆分の1に過小評価していたことを認めるなど、本当に酷いもので参加者の山下氏に対する憤りは更に高まりました。
この裁判を傍聴した原発事故避難者や裁判の支援者の皆様からの感想をご覧下さい。



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第26回福島地裁での『子ども脱被ばく裁判』を傍聴して





 郡山市から当時12歳の次女と母子避難・松本徳子

私は2011年6月24日福島県郡山市の小中学生14名が郡山市を相手取り福島地裁郡山支部に仮処分申請した『ふくしま集団疎開裁判』の第二次提訴『子ども脱被ばく裁判』の原告の一人で有りました。
2016年2月29日第4回口頭弁論にて意見陳述を述べさせて頂きました。その後残念ながら、原告では無く成りましたが、今でもこの画期的な唯一子ども達の命を守る権利の裁判を応援している一人でも有ります。
原告でなくなってからは神奈川から福島へはなかなか
裁判の傍聴は遠退いていた私でしたが、第25回鈴木真一医師の証人尋問
第26回山下俊一医学者の証人尋問は何としても自分の眼で自分の耳で聞かなければと福島地裁に赴きました。

9年に及ぶ裁判で福島の子ども達いいえ、日本の子ども達の為にご自分達の生活よりも優先させ、御尽力して下さった弁護団の皆さま。
弁護団を支える脱被ばく実現ネットのスタッフの皆さま。又更にスタッフや原告の皆さんを各地で支えて下さっている支援の皆さまには心より感謝申し上げます。
私は2016年8月脱被ばく実現ネットの皆さまのご支援に寄りカナダのモントリオールでの世界社会フォーラムに参加させて頂き、
各国で活動されている市民団体の方々と交流しました。
そしてカナダ在住の日本人の方々や通訳をして下さった温かい方々との巡り合いは私の今の疲弊した避難生活に勇気を頂いております。
今回、山下俊一と言う
2011年3月福島第一原発事故後、(長崎大学の医学者)福島県放射線健康リスク管理アドバイザーとして福島に降り立った人間の証人尋問の傍聴では、
私の怒りは頂点に達してしまいました。

医学者として又チェルノブイリ原発事故後、
笹川医療協力プロジェクトに参加してその後健康調査及び甲状腺癌の子どもの診察に従事した人物が嘘の供述を平然とした顔で述べ、
『最後に福島県民に伝えたい事は何ですか?』の被告側の弁護人の問いに『覆水盆に返らずです』と放ったのでした‼️

私たちがこの9年間どんな思いで生きてきたか。
原発事故被害者、避難者は故郷を思い、悪魔の様な放射能被ばくとの闘いに翻弄されながらも必死で生きてきた、その県民に向かって唾を吐きかけたのです‼️

身の震えと今にも爆発しそうな怒りを堪える事が精一杯で本当に大声を吐きそうでした。

改めて、多額のお金と医学者と言う権力で子どもの命と人権を踏みにじる山下俊一と言う化物。
自分達の論文の為に人体実験をしているのだとしたら?
決して許されない事であり、許す事は出来ません‼️

2011年3月12日の福島第一原発事故後の福島での『ニコニコ笑っている人には放射線の害は来ません、クヨクヨしている人には放射線の害は来ます』と言い放った発言の罪は重大なのです。

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山下証人尋問から感じたこと

 3月4日の裁判における一連の行動に参加できたことは、学ぶところが多く幸いでした。ありがとうございました。
 私は柳原さんの書かれた文章に触発され、「チェルノブイリ法日本版の会」に参加し、調布でそれについて学ぶ会を立ち上げました。
 今回、報告会での皆さんのお話を聞き、あらためて「チェルノブイリ法日本版」の必要性を確認した次第です。
 山下俊一さんが証言の最後に「覆水盆に返らず」と発言されたと聞きました。彼がどういう意味で言ったのかはわかりませんが、この言葉は、これまで安全神話を掲げ、推進してきた側が、白旗を揚げたことに他なりません。原発事故を起こしてしまったら、元に戻すことはできない、絶対に取り返しはつかないと、言ったのですから。
 絶対に元に戻すことができない状況を作り出してしまった国、県、原発業界は、そういう状況に追い込んでしまった被害者に対し、最大限の保障をしなければならないということでしょう。被害者が受けてしまった健康被害、失ってしまった故郷は、どんなことをしても取り戻せないのです。
 9年を経過してもなお続く福島原発事故の過酷さを痛感しました。


                             調布市 三宅征子

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2020年3月4日子ども脱被ばく裁判第26回期日傍聴報告

                       冨塚 元夫


山下俊一証人は事故直後の福島県各地の講演会での重要発言の誤りを認めました。
しかし取り返しのつかない被害と被ばくを軽視する政治状況に変わりはありません。

 34日は子ども脱被ばく裁判第26回期日、約6年続いた子ども脱ひばく裁判最大の山場でした。福島県民と日本国民をだまして被曝をさせた、あのにっくき山下俊一の証人尋問が行われました。原告弁護団は心血を注いで準備して来ました。原告のお母さんお父さんは彼の発言のため家族が無用な被曝をさせられた上に、困難な避難生活を強いられました。さらに、その避難が必要のない、故郷を裏切った行為だと非難されて来ました。私達支援者にとっては、ふくしま集団疎開裁判から始まった、子供たちを放射能の心配のない場所で教育を受けさせる権利を認めさせる闘いの集大成です。

 12時裁判所前には前回の鈴木眞一証人尋問の時以上の傍聴希望者が集まりました。生業裁判、かながわ訴訟、関西訴訟、南相馬20ミリシーベルト撤回裁判、東電原発事故刑事裁判などいろんな裁判を闘ってきた人が挨拶しました。ひだんれん代表の武藤類子さんは、「原発事故告訴団は最初の告訴では東電幹部だけでなく、山下俊一も告訴したが起訴に至らず残念だった。しかし、子ども脱ひばく裁判で法廷に引きずり出した意味は大きい」と発言しました。私も同じ気持ちです。私は裁判所前集会では山下俊一有罪のプラカードを下げていました。
 疎開裁判の会の時には、人形劇の人形のように山下俊一を形作って、紙芝居のようなパフォーマンスをする演劇班がありました。2011年、2012年ころ文科省前で、「放射能はニコニコ笑っている人には来ないでくよくよしている人に来る、被曝量100ミリシーベルト以下では健康被害はありません、空間線量毎時100マイクロシーベルト以下は心配ありません、マスクはいりません、子供を外で遊ばせて問題ありません。」などの発言を批判して通行人に呼び掛けていました。
 前回より多い100人以上の傍聴希望者が抽選券をもらいました。前回は抽選に外れた私は当選しました。皆さんが私に傍聴してこい、と言うのでお言葉に甘えて入りました。山下俊一が、死を招く悪魔のウソをどう言い訳するのか聞きたいと思いました。結論から言うと、がっかりしました。早口、小声の言い逃れに終始しました。追い詰められて、しぶしぶ誤りを認めたり、記憶にないと言ったりしました。しかし彼の嘘発言の結果多くの市民(特に子供)が避難せずに被曝し、一生取り返しのつかない健康被害を受けた、その責任は全く感じていないようでした。

 被告(国、福島県)側弁護団がまず1時間ほどスライドを使って、尋問しました。山下がどういう経過で福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任したか、就任後どういう方針で県と打ち合わせし、県民に講演したかなど確認したものでした。福島県からの長崎大学への再三の要請で就任した。放射線リスク管理の方法は、国際的コンセンサスに基づいて、正しい放射線の知識とリスクコミュニケーションを県民に教えるということのようです。実際は、クライシスコミュニケーションと名付ける緊急時の放射線量年間20-100ミリシーベルトを適用した、100ミリシーベルト以下では健康被害は出ないという「科学的根拠」の説明などを行いました。

 原告弁護団は井戸さんを先頭に、田辺さん、崔さん、古川さん、柳原さん、光前さんがこれまでの入念な準備を生かして、逃れられないように問い詰めました。

“放射能はニコニコ笑っている人には来ないでくよくよしている人に来る”
安心してもらうためのユーモアだったそうです。
“被曝量1年間で100ミリシーベルト以下ならば、がんのリスクは無い 
「積算被ばく量が100ミリシーベルト以下の健康被害の証明はされていない」としても、通算すればすぐに100ミリシーベルトを超えるではないか、この発言は毎年100ミリシーベルトに達しなければ、問題ないと理解されているが、どう思うか、という尋問に対し、「そう理解されたかもしれない」
と認めた。

“福島市、郡山市などで、空間線量が毎時10-20マイクロシーベルトだった時に、100マイクロシーベルト以下は心配ありません、マスクはいりません、子どもを外で遊ばせて問題ありません。洗濯物も外に干して問題ありません。
間違いだったとすぐ認めました。意図的ではなく、うっかり間違ったそうです。
1か月後に外部から指摘されて、訂正した。県のホームページでも訂正した。
しかし、県のホームページでは翌日の日付(322日)で訂正したことになっていたそうです。

“空間線量1ミリシーベルトの場合、1個の遺伝子を傷つけます
実際は細胞一つ当たり1個の遺伝子を傷つけるのであり、人間の体には37兆個の細胞があるので、37兆個の遺伝子が傷つく、つまり37兆分の1の過小評価ではないか
その通りですと認めた。

“水道水にヨウ素は入るが、短期間で減少する。セシウムはフィルターで除去されるから、入らない。 
厚労省のデータでも「セシウム200bq/l超えた場合は危険だから飲むな」などと言っているではないか、という尋問に対し間違いを認めた。県民に間違ったこと言ったことになる、と認めた。
“空間線量毎時20マイクロシーベルトでも屋内は10分の1に減少するから問題ない
木造が多い一般家庭では屋内でも屋外とほとんど変わらないではないか、という尋問に対し、そのようなこと言ったか記憶にないと答えた。
“3月15日雪の日、線量計がガーガー鳴って計測不可能だった日、県知事室で県民の安定ヨウ素剤服用は必要ないと、職員の質問に答えて言った”
「覚えていない、記憶にない」と答えた。
“3月27日長崎大学で、福島の放射線量は深刻なレベルだ、と福島県での発言と真逆の発言をした”という尋問に対し記憶にないと答えた。
“オフサイトセンターに行った。そこで、スピーディーの生のデータを見たのではないか。”
という尋問に対し、覚えていないと答えた。また「後で(20136月)スピーディーのデータを見て驚いた、フィルターがあるので、こんなに汚染されるとは思っていなかった」と答えた。

“チェルノブイリ原発事故と甲状腺がんの因果関係をIAEAも認めた。1986年事故以降に生まれた子供は以前に生まれた子供に比べて、甲状腺がん罹患率が大幅に減少したからだ。なぜ同じ疫学調査を福島でやらないのか”
という尋問に対し、疫学調査に耐えうるデータがないとか、福島の場合はスクリーニング効果という結論が出ているとか、100ミリシーベルト以上の被爆をした人が少ないとか、放射線の健康影響は難しいとか、いろいろとごまかしていました。

 報告集会での、原告さんたちの感想は、「山下は意図的にだました。本当に騙された。」
「親たちが騙された。山下の話を信じた母親と喧嘩した。本当に悔しい。避難したかったのにできなかった人が多い、避難して苦労した人も多い」
「義母が講演聞いた。心配いらない、本当に危ないならば国が動くはずと言われて何もできなかった。いまはまだ子供たちは元気だが、将来が心配だ」
「まだ不明な時に出まかせ言ったのは許せない、良心的な科学者はいないのかと思う」
などでした。
 山下は安全でなくても安心を与える役割を見事に果たしたわけです。彼に命じたのは国です。国は国際原子力マフィア(IAEAが中心)の核兵器維持のための核の平和利用方針に忠実に従ったものと思います。「上の命令に従っただけ」とナチス裁判で答えたアイヒマンに似ています。
以上

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 そらの真澄

 3月4日は 待ちに待った山下俊一氏の証人尋問日でした。
前回の鈴木眞一氏に引き続き、山下氏の出廷に漕ぎつけてくださった原告の皆様、
弁護士の皆様、その他ご尽力いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。
 私は、傍聴出来なかったのですが 報告集会で聞いた山下氏は、その嘘八百の活躍の場ではない裁きの場で、表情は生気のない まるで能面の様、尋問に答える声は 消え入る様だったそうです。

事故後、県内の 心配する親たちを相手に講演した「ニコニコしている人に放射能は来ない」
「洗濯ものは外に干して大丈夫」「子供たちは外で遊んで問題ない」「水は安全」等々の言葉は、「リラックスして欲しかった」「自分の発言で結果的に『不快な思い』をさせたなら申し訳なかった」と 自己弁護に終始。そして とどのつまりの「覆水盆に帰らず」や「国民は国家に従え」の発言からも分かる通り、反省や謝罪の気持ちは 全く感じられません。

山下氏の言葉を信じ 避難をせず 変わりない日常生活を送ることを選択した親たちは
子どもを被ばくさせた、守れなかった という自責の念と、子どもたちの目の前の健康被害と未来への不安を抱えることになったのです。

チェルノブイリ事故報告書で 子供たちの甲状腺がんは放射能由来であること、将来に亘っても 検査し続けなければならないこと、あらゆる疾病の多発の可能性があることなどを述べていた山下氏の、日本の子供たちへの裏切りは 断罪されなければなりません。
 そして この国の原発推進政策が「命よりカネ」であり 未だに原発を「ベースロード電源」と位置づけていることに 強く抗議をし 被ばくした子どもたちへの責任の取り方を 
厳しく問うていかなければならないと思います。    
                          (了)


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子ども脱被ばく裁判を傍聴、支援活動に参加して
                        脱被ばく実現ネット 宮口高枝

 私が、子どもを守ろう、被ばく裁判のことを知ったのは、あの3.11事故後柳原弁護士が国会周辺で、必死に訴えていた話を聞いた時だった。
 私はその話を聞きながら、40年近く前の出来事、無二の親友、広島の原爆2世の綾さんが出産時の大量出血で逝ってしまった時の事をまざまざと思い出した。
 子どもたちが危ない、避難させようと必死になっている人々がいると勇気をもらい、何か役に立ちたい、繋がろうと思ったことがきっかけだった。
 放射能被害は晩発性、何十年後、または世代を超えて発病する危険度が高くなる。
 一刻も早く子どもたちを避難させなければいけない。私も支援の輪に加わろうと決心し、裁判傍聴や街頭アピール等に参加し、福島に通った回数は覚えていない。
 25回目の証人尋問で、鈴木眞一氏の証言を聞いた。小児甲状腺がん数は237人と証言するも、弁護団の追及に、福島医大以外で自分がかかわっている2か所の病院での小児甲状腺がん手術を認め、その手術人数は237人には含まれないことが公判で明らかになった。   
 このやり取りを聞いていて、チェルノブイリ事故後のロシア、ウクライナでの小児甲状腺がん数千人の患者数にはならないとは、誰も言えないと背筋が寒くなった。
 26回期日公判の傍聴券は外れたが、記者会見や振り返り集会で山下俊一氏の証人尋問の模様を伺い、山下俊一氏は確信的犯罪者との思いを強くした。
 国、福島県からの放射線健康リスク管理アドバイザーの依頼を受けて、福島県内を講演して回った彼は、「人々を安心させるため」として、放射能被ばくリスクのことは話さず、「マスクは必要ない。」「放射能はにこにこ笑っていれば怖くない」「洗濯物は外に干しても大丈夫」という講演をして、福島の方々を結果的にだましたのです。
 放射線健康リスク管理アドバイザーの仕事とは、人々を被ばくさせるために、安心感を与える仕事なのですかと問いたい。
 この仕事は放射線や放射能の危険性を分かりやすく説明し、無用な被ばくをさけ、被ばくリスクを負わない行動はどうあるべきか指導し、予防対策を授けることとだと思っていたが、インターネットで調べても回答は見当たらず。唯一あったのが、キぺデアの記述。
「被曝医療の分野で専門的知見を有する3名を放射線健康リスク管理アドバイザーに委嘱し、放射線による健康への影響について県民の理解を深めるとともに、正確な情報を広く提供いただいている」という部分だった。
 山下氏が事故直後に話した、「放射線はにこにこ笑っている人のところには来ない、マスクはしなくて大丈夫」などの内容は、確実に福島市民に影響し、高名な先生が言うのだから、安心して良い、放射能は安全と刷り込まれ、避難しなくても...と家族を説得する心を惑わせ、住み慣れた故郷を後にしたくない気持を増幅させたであろうことは容易に察せられる。
 市民には医師が言う言葉は絶対的な言葉として心に入る素地がある。そのことを悪用した。 医師という専門家の言葉は患者にとっては絶対のものとして心に入り込む。だから、避難しなくてもよいと信じ込んだ多くの市民たちは避難せず留まる決心をした。彼に騙された。
 避難した者たちを、故郷を捨てたと非難し、放射能の不安を口に出来ないよう、地域社会の空気を市民自らが作り上げ、福島県民を故郷から逃げないよう、避難を断念させるよう仕向け、「放射能はにこにこ笑っていれば怖くない~」と安心させる講演をして回った彼の罪は重い。
 人間の心理を見据え騙すためのテクニックとして、医療者の専門家の顔を利用した手口は、心理学を悪用した確信犯と考える。
 井戸弁護団長が証人尋問として質問した内容、山下氏が“空間線量1ミリシーベルトの場合、1個の遺伝子を傷つけます”としたが、実際は細胞一つ当たり1個の遺伝子を傷つけるのであり、人間の体には37兆個の細胞があるので、37兆個の遺伝子が傷つく、つまり37兆分の一の過小評価ではないか“との追及に対し「その通りです」と答えた。
 彼は、37兆分の1の過小評価の間違いを指摘されなければそのまま見過ごしたのではないかという、想像するのも恐ろしい。これは単純な原稿のミスで済む話ではない。医療の専門家として、人間の命を預かる医師として、許してはいけない部分だ。
 人間の感性をなくしてしまった医師は失格だ。
 専門家・医師としてのかれの話を聞いて安心した県民が存在したのだから、彼は確信犯。これを許せば、緊急時には合法的に人々をだましてもよいとお墨付きを与える事になる。
そんなことは絶対に許してはならず、弁護団の最終弁論に期待し、子どもたちの未来がかかるこの裁判に支援側としても集中したいと思う。
 
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作家の渡辺一枝さんが裁判傍聴され、傍聴記をご自身の一枝通信に書かれました。
許可を得ましたので、転記させていただきます。


◎子ども脱被ばく裁判第26回期日
                  渡辺 一枝

 3月4日、件名の裁判が福島地方裁判所で開廷されました。
この日は、「放射能の影響は、ニコニコ笑っている人には来ません」と言った山下俊一の証人尋問でした。
この日で証人尋問は終わります。
私は東京駅から「脱被ばく実現ネット」の仲間たちと一緒に行きました。
裁判は福島地裁で1時半開廷ですが、私たちは東京駅発856の新幹線に乗りました。裁判所に向かう前に福島駅頭で、この裁判に心を寄せてもらえるようにチラシを撒いてアピールをしようというわけです。
 チラシを撒き終えたら12001230、地裁前でのアピール集会に参加。
そのあと地裁の建物内で、傍聴券抽選に並びました。
私の番号はちょうど50番でしたが、何人並んだでしょうか。
前回の鈴木眞一氏の時(99)と同じくらい、あるいはもう少し多かったかと思います。
でも並んでいる時に裁判所職員が「今回は傍聴席60席(これまでは64席)用意しています」と言いましたから、記者席として4席設けられたのでしょう。
幸いなことに、50番は、抽選に当たりました、良かった!
●福島駅頭でチラシ撒き
 この日の電車も新幹線もとても空いていましたが、福島駅頭を行き交う人もとても少なく、コロナで外出を控えた人の多いことに、本当に驚きました。
新しいウィルス蔓延という状況に政府がきちんと対応していないことには憤りを覚えていますが、私はウィルスそのものへの怖さよりも、外出を控える人の多さやマスク・トイレットペーパーなどを買い漁る人が多いという、そんな空気の方が怖いです。
今、日本を覆っているこの空気が、本当に怖いです。
 通る人はまばらでしたがチラシを受け取ってくれる人の割合は拒む人よりも多く、私に割り当てられた分は、じきに配り終えて仲間の分を分けてもらって撒きました。
同年輩の女性は「あ、さっき別の人から頂きました。私も孫がいますから人ごとでないです。応援していますよ。私はアムネスティの活動をしています」と言い、また高齢の男性は自分から寄ってきて「何?」と聞くのでチラシを渡しながらこの裁判のことを話すと、「本当だよね。子どもたちの未来は守らにゃいかんよ」と。
高校生や若い人も、いつもよりはずっと受け取る率が高かったです。
●地裁前集会
 各地で原発関係の裁判を闘っている人たちが挨拶されました。
生業訴訟の根本仁さん、南相馬20ミリシーベルト基準撤回訴訟の佐藤智子さん、関西訴訟団の方々、ひだんれんの武藤類子さん、神奈川訴訟の村田弘さん、他の方たちで、どなたの言葉もしかと受け止め、胸に響きました。
 村田さんの発言の中に一点、とても気がかりを感じたことがありました。
それは高裁の日取りが数日後に確定していたのに、裁判所からの申し出で延期になったということです。
新型肺炎の流行を考慮してということらしいのですが、私にはこういう“空気”が、とても怖いです。
何か不安、あるいは賞賛すべき事柄の種をきっかけにして、その不安または賞賛に同調せざるを得ないような雰囲気が作られていくこと、いともたやすくそうした言説に人々が乗せられてしまうこと、そうした“空気”が、とても怖いです。

◎傍聴記
 医師の山下俊一氏は、福島原発の直後に長崎の原爆被爆2世の被爆医療専門家として、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任して福島県に乗り込み、県内各地で講演をしました。
それは、「放射能の影響はニコニコ笑っている人には来ません」や「100ミリシーベルトまでは安全です」などなどです。
氏は現在も福島県立医大の副学長の地位にあります。
 この山下発言が多くの市民の暮らしを翻弄し、今もなお多くの人々を苦しめ続けていますし、その影響は現世代のみではなく、次世代、次々世代にも及ぶとても重大な問題をもつと思います。
❶「ニコニコしている人に放射能は来ない」発言
 前回の鈴木眞一氏の時と同様に、被告側弁護士から尋問が始められました。
被告側の証人だからなのですが、この日は被告の証言を引き出すのに書面ではなく映像で確認が使われました。
本来なら証人は席に座ったまま机上のパネルに映る画像などを見ながら答え、裁判官や双方の席に座る弁護団や原告、傍聴席は、左右の壁に映されるのを見て聞くのです。
なぜかこの日は証人席のパネルは働かず、「それでは左右どちらかのスクリーンを見てお答えください」と、県代理人の渡辺弁護士は言いました。
山下証人は右側の壁、被告側弁護団の後方の壁に掛けられたスクリーンを見ながら答えました。
 いつの証人尋問の時にも、はじめに裁判長は「質問は証人の右や左の席にいる代理人から発言されますが、証人は質問者の方ではなく正面を向いてお答えください」と言いますが、もちろんこの日もそう言いましたが、この日の状況からはその原則は守られませんでした。
だから証人は、原告側の席にいる弁護士や原告本人たちには、全く表情を見られることなくツラツラと証言したのでした。
 県代理人からの「放射線の影響は、実はニコニコ笑っている人には来ません」という「ニコニコ発言」の趣旨は?と聞かれて、山下は、「不安や緊張が非常に蔓延していたので不安を増長させないためで、科学的根拠を欠いた発言ではない」と答えたのでした。
原告代理人の井戸弁護士に「聞いていた人たちは非常に緊張した、極度に不安な状態だった時にこれを聞けば、くよくよしている自分たちには放射能の影響が来るのかと脅迫された、愚弄されたと受け取るのではないか?」と質問されて、山下は答えました。
「不快な思いをさせたのであれば申し訳ない」「誤解を招いたのであれば申し訳ない」
などと、一見しおらしく非を認めて謝罪したように見せかけましたが、真にそう考えたとは、到底思えませんでした。
❷「100ミリシーベルト安全」発言
 この発言に関して被告側からの質問に、山下は100ミリシーベルト以下は証明されていない」と答えたので、原告側から「証明されていないならリスクは否定できないのではないか」と問われると「はい、そう思います」と、自分の非を若干認めました。
井戸弁護士が「子どもにマスクは必要ない」と言ったり、外遊びをさせるように奨励したのは、故意に被ばくさせるためだったのか?と質問すると、「過剰に被ばくさせるのはよくないが、部屋に閉じ込めて制限させることよりも、外に出ても大丈夫だと話した」と、答えました.
 井戸弁護士が、1ミリシーベルトの放射線で遺伝子が1個傷つくということは、1つの細胞の1個が傷つくということだ。体内にある37兆個の細胞の一つ一つが傷つく。「1ミリシーベルトで遺伝子が1個傷つく」と証人が言うと、聞く方は1個だけが傷つくと考えてしまうが、実際には37兆個の細胞が傷つくことだ。
だからこの発言は、37兆分の1の過小評価を招いたことになりますよね?と質問すると、山下はあっさりと「はい」と認めました。
❸「セシウムは水道水に出ない」発言
 山下が「放射性セシウムはフィルターで除かれるから、水道水には出ない」と、講演で発言したことについて原告代理人の崔信義弁護士が、厚労省が地方公共団体や水道業者に、200ベクレルを超えたら給水を控えるように規制したが、それは水道水に放射性セシウムが出る可能性を示しているのではないか?フィルターで除去されるなら、そんな規制は出ないのではないか?」と質問すると、これについても山下は「ゼロでは無かった事実を認めれば、そうなります。間違いだったかもしれません」と、認めました。
また、不溶性の微粒子の存在について「知らない」と答えました。
④低線量被ばくについて
 原告代理人の田辺保雄弁護士が、アメリカのBEAR(放射線の生物学的影響委員会)レポートの100ミリシーベルト以下の低線量被ばくがガンリスクに影響するという研究があり、これをICRPは引用している。
証人は100ミリ以下の低線量被ばくがガンに影響するということに触れていないのは、意図的に省いたのか?と質問すると山下は、「単純に説明するために省いた。意図的に省いたのではない。端的に話したのだ」と答えました。
❹小児甲状腺ガン多発について
 山下は「多発ではない。スクリーニングによって、多数見つかったということだ。大人になって発症するガンがスクリーニングによって早く見つかったということだ」と答えるのですが、「多発」と「多数見つかった」の違い、多発は発症しているが見つかった段階なら発症していないということなのでしょうか?私には解らない答えでした。
❺安定ヨウ素剤配布について
 安定ヨウ素剤を服用させるかどうかについて部下から質問を受けた時に「スピーディを見て環境省が決めることで、お前が心配することではない」と発言していたことについて、原告代理人古川健三弁護士が質問すると「記憶にない」と答えました。
古川弁護士が、証人がオフサイトセンターに行った時(2011321日の福島テルサでの講演の前後)に、スピーディの情報を見たのではないか?と聞くと「そのつもりで行ったのではない。オフサイトセンターを見てくれと言われて、視察に行っただけだ」と答え、放射線健康リスクアドバイザーの立場なら当然気にして情報を得ようとするであろう事柄についてこう答えたのは、「記憶にない」発言が嘘であることを暴露したもののように、私には思えました。

 原告代理人からの尋問の後で、国側代理人からの追加尋問がありました。
●追加尋問
 吉野女史の質問、「あなたが一番伝えたかったことはなんですか?」に、山下は、こう答えたのです。
「長崎被爆者2世の自分が長崎被爆者やチェルノブイリ被災者に接した経験を活かすのは、運命的だと感じた。県民に一番伝えたかったのは、『覆水盆に返らず』ということでした」
傍聴席からは、怒りを押し殺したような、声にならない溜息・吐息が漏れました。
 3時間に及ばんとする証人尋問(被告側90分、原告側90)でしたが、山下証人は「自分の発言が誤解を招いたのであれば、申し訳ない」とか、「非常に緊張した不安感があふれた雰囲気の中で、パニックを起こさないように端的に明快に説明したが、舌足らずが誤解を招いたならお詫びする」とか「緊急時で詳細に説明する時間がなかった」とか、「不快な思いをさせた方には、申し訳なかった」とか、質問への返答はそんな謝罪の言葉をちりばめた山下でしたが、最後の「覆水盆に返らず」が、却って彼の謝罪さえもまた嘘であったことを露呈してしまったようでした。

◎報告会
 原告男性は、「彼の講演を聞きに行った人は、どうすれば危険を避けられるかを聞きに行ったのに、彼は危険はないと話した。聞いた人の多くは危険はないのだと安心して帰った。彼は科学者ではなく安全を語る政治家だと思った。彼に、どうけじめをつけさせるかだ」と言い、また原告の女性は、「私の母もニコニコを信じて、母との間に意見の食い違いから分断が生まれた。覆水盆に返らずと言ったが、本当に悔しい」と発言しました。
 山下俊一氏と高校時代に同級生だったという人を友人に持つ人の発言に、会場の参加者から苦笑が漏れました。
「私の友人の男性に山下さんと高校で同級生だった人がいます。彼が私に言いました。『山下俊一が証人だって?大変だねぇ。彼は高校時代嘘つきで有名で、あだ名が“だました”だったんだよ。嘘ばっかついてたんだ』と、教えてくれました」

●次回期日は7月28日、1330分からで、結審です。


 一枝通信 子ども脱被ばく裁判傍聴 報告追伸

 昨日送信の報告に、追記します。

①山下証人が正面の裁判官の方を向かず右方を向いての証言したのは、被告側からの主尋問の間のことです。
原告代理人からの反対尋問は、書面で確認しながらの尋問でしたから正面を向いての発言でした。
 前回の鈴木眞一証人の時もそうでしたが、今回の山下俊一証人も被告側代理人が主尋問、原告側代理雨人が反対尋問でした。
②質問内容はメモを書落としましたが、主尋問に証人が答えた中にあった発言に「平時のリスクコミュニケーションなら情報公開して共に考えるが、今回はリスクコミニュケーションではなく緊急時のクライシスコミニュケーションだ。緊張と不安を案じて、冷静に判断できるようにせめて明快な言葉で伝えるようにした」という内容の発言がありました。
でも、緊張と不安の中にいるからこそ、出まかせの気休めではなく本当のことを知りたいだろうし、伝えるべきだったと思う。
 以上追記します。                    一枝

2020年3月21日土曜日

2020  3.19 首相官邸前抗議 右翼があからさまな妨害

 3.19 首相官邸前抗議
主催 脱被ばく実現ネット


ご参加下さった皆さまありがとうございました。




今日は驚くべ妨害がありました。
 私達のような弱小ボランティアグループが抗議のスピーチを始めたら、参加者の顔をしていた男性が突然大音量のスピーカーでガナリだした。それまで普通に話していて機器を持っていたので、「それは何ですか?」と聞くと「おもちゃですよ。音楽とか流すんです」などと言って騙しておいて、私たちがスピーチを始めたら妨害しだしたのです。
安倍さん、こんな奴らには負けないで下さい!貴方を応援してます!頑張って下さい! と繰り返した。
 それにかき消されない様にと、急遽こちらもずっとコールで応戦!続けました。官邸前にいた警察官達が取り囲んでもガナリ続け、もう一人のボスのようなお方も警察官にイチャモンつけて大変でしたが負けずにやり遂げました。ヘイトが来るなんて名誉な勲章だよ、連帯して頑張りましょう!と参加者が言って下さって。。。
なる程いよいよ彼らもこんなグループでさえもヤバいと焦ってきた証拠ですね。勿論これからも抗議は続けます!応援よろしくお願いします。










参加したボランティアからの報告です。抗議から帰る時、彼女の帰り道の官邸横を警官が通さないという人権無視の横暴な行為がありました。

以下報告です。

★★

本日の官邸前行動お疲れさまでした。
今日は右翼の妨害にも負けずにやり切って皆さん素晴らしいです!

同じ時間帯、同じ場所で、拡声器持って、安倍応援の彼らは、
私たちが辞めてから、すぐに引き上げましたね。
明かな嫌がらせ行為!

絶対負けないでやり続けたいと強く思いました。

私はあの後、官邸前の坂道を下ってため駅山王駅に行く予定で、
信号わたりましたら、警察官に
警官: 「どこ行きますか?」
わたし: 「その道下って駅に行きます。」
警官: 「ちょっと後ろ向いてください」
後ろを向いて、「安部政を治許さない」「原発廃止」のプレートをみつけ、
警官: 「これついているから通せません」
わたし: 「集会に行くのではなく溜池山王の駅に行くんですよ。どうして通れないの」
警官 :「警備上の都合で通せません」
わたし:「具体的な理由を聞かせてください」
けいかん:「警備上の都合で通せません」

 こんなやり取りの中、私以外の人々は坂を下り、坂を上ってくる。
ノーチェックで次々通っていく。

私の前には第3機動隊の若者隊員6人が壁のように立ちはだかる。
指揮官の名前はIと確認。
私の抗議に一緒に付き合ってスタンデング始めてくださった方が、
警察手帳の提示を求めなさいとアドバイス下さったので、提示してもらった。
こんな理不尽許すものか!と覚悟を決め、大きな声で抗議した。

駅に行くだけなのに、私だけ通してくれません。
私は法を犯していません。
これは警察の差別警備です。
これは警察のパワハラです。
なぜ、駅に帰るだけなのに、ほかの方はどんどん通して私だけを妨害しています。
これは警察の差別行為です。
公僕の警察官が市民を守るのは当たり前なのに。
税金で仕事している公僕の警察官が市民を差別していいのでしょうか。
私だけを差別して通してくれません。おかしいです。
警察のパワハラです。

道行く人にアピールをして、かれこれ30分くらいたったころ、
上司(いつもの官邸前指揮官)と、現場指揮官が何やら相談して、
分りました。
今後は警備を守ってくれたら今日は通しますが坂下まで送っていきます。
私はハイとも、いいえとも言わず、支援者のおじさまが
そんな長い能書きはいいから早くとおしてあげろ!と指導。

警官3人が私を駅までお見送りで、ついてきました。
おかげで娘と待ち合わせに遅れた。
ながいいきさつよんでくださってありがとう!

プレートが付いているから通さない!
集会に参加したから通さない!
思想信条の自由。行動の自由を妨害する。
こんな理不尽は許せない。
逮捕されても許さないと
決めました。

2020年3月15日日曜日

2020.3.14 脱被ばく実現ネット みぞれ降る中でアルタ前街頭宣伝


冷たい雨が霙に変わる、かなり過酷な環境の中での街宣となりました。最低気温は0.8C。抗議行動を中止する多くの主催者への複雑な思いや、新型コロナ特措法成立という状況の中で「言いたいことは言う」という姿勢は示せたのではないでしょうか。







スピーチの一部を報告いたします。

・原子力緊急事態宣言は継続中。緊急事態宣言下で食品の放射能基準値が引き上げられた例がある。今回の新型コロナ特措法では集会や報道の自由が脅かされる懸念がある。

・3/4子ども脱被ばく裁判で山下俊一の証人尋問が行われた。有名な「ニコニコ笑っている人には放射能は来ない」発言は安心してもらうためのユーモアだったとの事。裁判後の報告集会では原告の皆さんの怒りが爆発した。原子力ムラはチェルノブイリでは「原発事故を小さく見せる」&「被ばく被害の隠蔽」に失敗したが、日本では大成功。その功労者である山下俊一の意図的な嘘は、証人尋問で白日の下に晒された。山下に人生を狂わされた人々の為にも「子ども脱被ばく裁判」の公正な結審を望む。

・Jビレッジから聖火リレー、常磐線の全線開通とどこまで続く被ばく被害。東京新聞の報道では試運転した車両のちりから通常車両の23倍のセシウムが検出された。JRの乗務員、乗客がもれなく内部被ばくする。高線量の放射性物質は日暮里駅や品川駅に運ばれる。

・チェルノブイリでは年1mSvから避難の権利を認め、国の責任で人々を移住させた。日本では50倍の年50mSvの汚染地へ人々を無理やり帰還させている。従わない避難者は避難先を追い出されたり、2倍の家賃請求をされる等の危機的な状況に。人権意識の低さ、人命の軽視、賠償責任の放棄と、加害者「国」と「福島県」が被害者に更なる被害を齎している。私たちと一緒に声を挙げて下さい!

最後はシュプレヒコールで終了となりました。


次回は4月11日です。是非ご参加下さい!

2020年3月13日金曜日

『3.11から10年目 原発被ばく隠しを許さない首都圏行動』


NEW!
レイバーネットさんがすばらしい記事を載せてくださいました。



3月11日
 下記の抗議行動にご参加、拡散下さいました皆さまありがとうございました。
参加者は東電前、官邸前を合わせると300人近い方が来て下さいました。
東電本店前抗議の様子がNHK NEWSWEB で報道されましたので
取り急ぎご報告の第一報とさせて頂きます。

311日(水)「3.11東電前抗議 ― 国・東電は事故の責任を取れ/被害を隠すな/帰還政策から避難の保障へ!
3.11から10年目 原発被ばく隠しを許さない首都圏行動』」
主催:反被ばく首都圏アクション実行委員会



東電前抗議



官邸前抗議


実行委員園さんの報告です。

311日、「反被ばく首都圏アクション」が3.11東電前抗議・首相官邸前抗議を行いました。300人近くで成功しました。参加・協力頂いた全ての皆さまに感謝します。




エリザベスさんの全映像:https://twitcasting.tv/riznoheya/show/ 
 
コロナ危機から新たな行動へ
 310日に予定していた「関東も被ばくしている 被害の今と国・私たちのすべきこと」集会は、屋内のためコロナ被害の問題を考慮して長い話し合いの末に「延期」としました。そしてその分、東電前抗議を前倒しし、緊急事態宣言にも抗議する首相官邸前行動を追加しました。私たちは、縮小・中止ではなく情勢に合わせたより発展した行動にしようと議論・努力しました。

放射能被害は広がっている、責任・賠償逃れや再稼動を許さない――東電前抗議
 31117時から、「3.11から10年目 原発被ばく隠しを許さない 東電前抗議――被害を隠すな/責任を取れ/避難の権利を!」を開催しました。平日の早い時間にもかかわらず130人と多くのマスコミも参加しました。主催者や、7日に毎年の東電抗議を決行した「たんぽぽ舎」は、「東電は福島事故を反省をしていない。被害者・避難者への賠償を次々打ち切り、柏崎原発や東海第2原発の再稼動へ進んでいる。経営陣は全員無罪になり、税金投入で莫大な内部留保をため込んでいる。コロナ拡大の中でも、3.11に東電への責任追及を行うことは大きな意味がある」と強調しました。
 その後福島から神奈川への避難者が「私たちは自主避難者としてカウントされていない。被害者が真に救済される国へ変えなければならない」と怒りました。関東各地の被ばく被害も東電前で告発しようと、「だめ連」のぺぺ長谷川さんは「3年前に39歳で末期大腸がんにより亡くなった友人の松平耕一さんは、『東電の下請け仕事などで被ばくしたせいだ、原発事故と被ばくは無関係と言わせてはいけない』と言い続けた。私も言い続けたい」と涙ながらに話しました。医療労働者は放射能被ばくを無視する国策への怒りを、元原発労働者は多くの作業員の健康や権利が奪われていることを告発しました。

被ばくやコロナの被害隠し、緊急事態宣言を止めよう――首相官邸前抗議
 19時からは首相官邸前に移動し、「安倍は辞めろ!東京五輪を強行するための原発被ばく/新型コロナ被害隠しを許さない!官邸前抗議」を開始しました。東電前以上の参加者で、「安倍やめろ!」「コロナ対策に名を借りた 緊急事態 反対!」の横断幕が高く掲げました。
 司会者は「私は親としても、仕事上でも、一斉休校で大打撃を受けている。これ以上現場も医学的根拠も無視した上からの圧政は許せない。今週の成立を止めるため、与野党双方に抗議し、安倍政権を退陣に追い込もう!」と第一声。
 続けて原発避難者運動の「ゴーウエスト」の筆者が「東電前で話した健康被害や避難支援は、全て政府の責任だ。問答無用の復興・帰還政策を避難政策へ転換させよう」と話しました。さらに「東京五輪おことわリンク」の稲垣さんは「人命より経済を優先し政治利用することは、五輪自体の本質だ。今は私たちの力で中止に追い込むチャンスだ。頑張ろう」とアピール。その後も原発被ばく隠しと、コロナ緊急事態宣言への抗議スピーチやコールが交互に続きましたた。「今こそ相互扶助の社会へ変革しよう」という訴えもありました。
 主催は最後に「安倍政権反対・五輪反対・被ばく隠し反対・コロナ被害隠し反対など、多様な課題が抗議行動を通して結びついた。政権の独裁や未知のウイルスの情報に圧倒されるだけではなく、悪政や資本主義社会を変革するチャンスとする時ではないか」と話しました。

 私たちは、困難な中で行動が成功したことを喜び感謝しています。しかし被ばくは被害は拡大し続け、国は東京五輪も「緊急事態も実行に向けて進んでいます。そこで「延期」とした「関東も被ばくしている 被害の今と国・私たちのすべきこと」集会を必ずまた開催します。必要に応じて関連行動も呼びかけるため、実行委員会を継続していきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。
 
行動を終えて――安倍政権の狙いと私たちのこれから( 実行委メンバーの所感です)。 
 行動終了後の打ち上げは達成感に満ちていました。しかし映るTV3.11の報道は少量に追いやられ、センバツ高校野球の中止、「それは仕方ないですね」のコメント、各地の感染者発見報道に占められました。そこには、人々が主体的に動いて状況を変える手助けとなる情報はありませんでした。

 私たちはこの落差に、安倍政権のイベント自粛や一斉休校要請は、人々の動向調査も目的だろうと実感しました。適切な医療や休養の体制を国に要求、抗議する流れよりも、国策に利用されやすいスポーツや芸能の中止を通して、世間の相互監視の圧力が着々と作られたのだと思います。それは政策を変えるべき社会運動の中止や延期にも波及しました。戦前の非国民扱い、「隣組」の監視社会と同じ構造ではないでしょうか。

 そして前代未聞のトップダウン一斉休校に大勢が従ったことで、「今の日本人は命や経済にどれほど悪影響しても、抗議や連帯ではなく「仕方ない」と従うか、自分のことだけ考える(しか余裕が無い)」。政権にそう見切られて、一気に緊急事態宣言を提出したのではないでしょうか。

 また物品の買い占めには、「政府は信用できない」という人々の思いが表れましたが、地域社会や労働組合といった中間団体が無いために、「個人的なサバイバル以上にならず、相互扶助の創出や政府を倒す行動までには発展しない」とも見切られたのではないか。中小零細企業や労働者も組織団体の不在で声を出せないため、「体力のある大企業が潰れなければ政権も潰れない」とも思ったのではないでしょうか。

 そのため、安倍政権が最も望む「緊急事態宣言からの憲法改悪」にコロナを利用し尽くすと決めたのだと思います。民衆の分断・孤立・抑圧状態を固定化させるのが「緊急事態宣言」の効力です。

 政権は、常に観測気球を上げながら私たちを見ています。私たちには自分たちの動向が政治を動かすという自覚が必要だと思います。命と権利は具体的に動いて勝ち取るものです。コロナが拡大中の欧州各国でも、3月8日の国際女性デーのデモは何十万人もの参加で行なわれました。できる人から命を守るための抗議、要求行動を増やしていきましょう!
 

2020年3月10日火曜日

チラシ改訂版 出来ました! 鈴木眞一氏証言、311甲状腺がん子ども基金給付図など追加

皆様、チラシ改訂版ができました。

今回被ばくの危険性を隠したまま進められているオリンピックの問題に加え、311甲状腺がん子ども基金の療養費給付状況図を追加し、関東の広い範囲で小児甲状腺がんが増えている実態を載せました。

また2月14日に行われた子ども脱被ばく裁判での鈴木眞一氏(福島医大教授で福島での小児甲状腺がんの手術を行ってきた)の証人尋問で、「過剰な治療はしていない」「県民健康調査は縮小すべきでない」などの発言をしたことなど追加しています。

ぜひ、皆様拡散お願い致します。

尚、ご連絡いただければ、こちらからチラシを送付いたします。
メール送り先はこちら↓

nijisaiban★gmail.com(★を@に変えてください。)

 チラシ表


 チラシ裏



2020年3月8日日曜日

弁護団報告を追加! 2020 3月4日 子ども脱被ばく裁判 山下氏が数々の嘘を認める! 37兆分の1に被ばく影響を過小評価

3月4日 第26回 子ども脱被ばく裁判が行われ、山下俊一(福島県放射線健康リスク管理アドバイザー)が事故当時発言した数々の嘘や間違いを弁護団に追及され、次々と認めました。

鈴木眞一氏に続き、彼を法廷に引きずり出すため、弁護団の皆様が大変尽力をされたとのことです。(傍聴者多数の為、筆者は法廷に入れませんでした。)

それにしても 彼の最後の言葉が「覆水盆に返らず」と云ったそうで。。。。原告、支援者一同 怒り心頭でした。 

関東からご一緒して下さった支援者の皆さん達と郡山からかけつけてくれた知人2人、
私達ボランティアの12人でおこなった福島駅前でのチラシ配布、裁判所前集会、
報告会等の様子はfacebookで報告致しましたのでご覧下さい。

NEW!!
井戸弁護団長よりの報告

さる3月4日、山下俊一氏の証人尋問が行われ、この裁判の終盤の大きな山を越えました。弁護団としては、万全の準備をして臨んだつもりでしたが、振り返れば反省点が多々あります。しかし、獲得した成果も大きかったと考えています。
山下氏は、尋問前に提出書面で、自分が福島県民に対してしたのは「クライシスコミュニケーション」であり、住民のパニックを抑えるためには、わかりやすい説明が必要だったのだと正当化していました。しかし、いくら緊急時であっても、住民に嘘を言ったり、意図的に誤解を誘発することが正当化されるいわれはありません。私たちは、山下氏がした具体的な発言の問題点を暴露することに重点を置きました。
山下氏は、福島県内の講演では、ゆっくりと余裕を感じさせる話しぶりでしたが、法廷では、語尾が早口で消え入るように小さな声になり、緊張感が窺えました。尋問によって山下氏に認めさせることができた主な点は、次のとおりです。
(1) 100ミリシーベルト以下では健康リスクが「ない」のではなく、正しくは「証明されていない」であること
(2) 国際的に権威ある団体が100ミリシーベルト以下の被ばくによる健康影響を肯定しているのに、そのことを説明しなかったこと
(3) 「年100ミリシーベルト以下では健康被害はない」との発言は、単年だけの100ミリシーベルトを前提としており、連年100ミリシーベルトずつの被ばくをする場合は想定していなかったが、住民には、連年100ミリシーベルトずつの被ばくも健康被害がないとの誤解を与えたこと
(4) 「1ミリシーベルトの被ばくをすれば、遺伝子が1つ傷つく」と話したのは誤解を招く表現だったこと、すなわち、実効線量1ミリシーベルトの被ばくをすれば、遺伝子が1つの細胞の1か所で傷がつき、人の身体は37兆個の細胞でできているから、全身で遺伝子が37兆個所で傷つくことになるから、自分の発言は、37兆分の1の過小評価を招く表現だったこと
(5) 子どもを外で遊ばせたり、マスクをするなと言ったのは、リスクとベネフィットを考えた上のことだったこと(すなわち、子どもを外で遊ばせたり、マスクをしないことにはリスクがあったこと)
(6) 水道水にはセシウムが全く検出されないと述べたのは誤りだったこと
(7) 福島県民健康調査で福島事故後に生まれた子供に対しても甲状腺検査をすれば、多数見つかっている小児甲状腺がんと被ばくとの因果関係がわかること
(8) 鈴木眞一氏がいうように、福島県民健康調査で見つかり摘出手術をした小児甲状腺がんには、手術の必要がなかったケースは存在しないこと、
被ばく医療の専門家が住民に対してこれだけ多数の虚偽の説明をした目的は何だったのか、山下氏を利用した国や福島県の意図はどこにあったのか、今後、これらを解明していかなければなりません。弁護団は、これから最終準備書面の準備にかかります。裁判は、次回の7月28日午後1時30分からの弁論期日で結審します。年内か年明けには判決が言い渡される見通しです。最後までご支援をお願いします。
以上

★★  

傍聴なさった民の声新聞さんと森松さんからfacebookに投稿がありましたので
報告の第一報として取り急ぎ転送致します。(岡田)

★尚、ご参加の皆さんの傍聴記録や感想をお寄せ頂けましたら幸いです。

~~~~~~~~~
民の声新聞さんが報告を出してくださいました。ありがとうございます。
★民の声新聞

★関西へ避難の 森松 明希子さんのfacebookより

37兆分の1に過小評価】
福島県放射線健康リスク管理アドバイザー(放射線防護の専門家)の山下俊一証人の証言を聞きました。
あのニコニコ発言(国側代理人までそう名付けてた!)
極度の恐怖や不安で緊張状態を和らげるための発言だそうです。不快な思いをさせてしまったら申し訳なく思うとか仰ってましたけど〜
弁護団の追及で次々と過小評価っぷり(驚くなかれ!
弁護団「37兆分の1の過小評価を招いた事になりますよね」山下氏「ハイ」いやホント詰め方すごくて本人認めちゃってますし!)やほんとに科学的な根拠に基づいてとかでなく意図的な説明の省略など、本当に住民をバカにしてるのかと思うくらい!
9年経って、本当にこの人を信用しないで(避難して)大正解だったと心のそこから思いました。
1番印象的だったのは、最後、「どういう思いで健康リスクアドバイザーをやってますか?」という趣旨の国側代理人の質問に、復興に貢献したいとか、長崎・チェルノブイリの経験がどうの〜運命がどうの〜一緒に努力したい〜覆水盆に返らず(は?いやあなたが言います?意味わからん!)〜だの意味が分からないことを羅列しておられましたが、健康リスク管理アドバイザーなのに一言も「住民の命と健康のため」とは彼の口から自発的に出て来ず、無理やり焦った国側代理人が思いっきり誘導して(←ココ重要)「住民の命と健康を守るため、ですよね」って促されて「はい」ですから〜!
本当に9年経っていかに「専門家」使って被ばく隠しされたか、よくよく分かりました
っていうか、「専門家」でなくてどこかの嘘つき政治家みたいって報告会で子ども脱被ばく裁判の原告さんも怒っておられました!(激しく共感)
そんな[子ども脱被ばく裁判〕次回期日は
2020728()@福島地裁です。

結審します!!

報告会の動画撮影をご覧下さい。(撮影 松岡)
※動画下の説明は大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。

①「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
「今日の裁判を振り返って」

井戸弁護団長
山下氏に切り込む観点
①彼が事故直後だったので、リスクコミュニケーションでなくて、クライシスコミュニケ―ションで対応したとし、緊急時のコミュニケーションにおいては情報は必要と思うものだけ開示すればいいし、共に考えるのでなく一方的に押し付けるという考え方を暗に言っている。それが間違いであることを指摘。 
②時系列で、彼が福島に入ってから安定ヨウ素剤を配布されなかった問題など
③県民にしゃべったことのウソ、意図的に誤解を招く発言
井戸弁護団長の証人尋問
・「1年に100ミリSV以下なら心配はない」発言について、その年だけ100ミリSVでその後は被曝しないという前提だと言ったが、当時、そんな説明はなく毎年100ミリSVあびても良いのだと、誤解を招く発言で問題だと言うと、あっさり認めた。
・「100µSV/hは、健康に問題はない」発言について、自分から間違いであったと認めた。1ヶ月後くらいに指摘されたから福島県に伝えたと発言した。しかし福島県のホームページに3/21に100マイクロ発言をした記事が今もあり、翌日の3/22付けで10マイクロの誤りですとなっており、改竄が疑われている。
・「1ミリSV浴びると、細胞一個傷つく、だけど修復できる」発言について、37兆分の1の過小評価していることについてあっさり認めた。

崔弁護士
・「1年で100ミリSV以下なら健康に心配はない」断言が国際的コンセンサスにのっとっているとしているが、ICRPでさえも100ミリSV以下でもリスクとの直線的な比例関係にあると言っている、国際的コンセンサスではないのではないか? について認めた。

・「セシウムはフィルターで除去しているから水道水は心配ない」発言は知らないのに適当に言ったようだ。


https://youtu.be/afDUtqj3aXU
②「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
(大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。)
崔弁護士続き
水が汚染されているかどうかは大変重要な問題で、汚染されているならば避難するかどうかに直結する県民皆さんの大きな関心事だ。
フィルターがセシウムを除去するかどうかしらないけど言っちゃった。その点聞いたら、それは間違っていたと(答えた)。

田辺弁護士
・「100ミリsv以下の被ばくで健康影響は出たのか」この裁判は延々とそれをやってきた。
――まだよくわからないといわれていますが、ICRPが2006年のBEAR米国アカデミー(放射線の生物的影響委員会)の報告で、低線量被ばくでも健康に影響があるという意見が支持されていると書かれている。しかし、彼は一言も触れない。あなたはそれを目的をもって省いたのですか――と聞いたら、彼は目的をもって省いたとこたえました。
・彼の「多発じゃない」についても、聞きたかった。

・古川(こがわ)弁護士

時系列的に福島に来て彼が何をしたか追及した。スライドを持って来ていろいろ言っていましたが、都合の悪いことは言っていない。(③に続く)

https://youtu.be/osO2odYD7eM ・・
「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
・古川(こがわ)弁護士
福島に来て彼が何をしたか。線量計が振り切れているのを知っているのに、彼はなにも調べていない。それなのに、安全、安心とだけ言っている。ヨウ素剤神話だなどと言っている(ヨウ素剤を飲ませないため?)
(大体の内容です。正確には動画をご覧下さい。)

https://youtu.be/gzGxYWTZTBU・・・
「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/eNTTt_yDIpA・・・
⑤「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/WXN_ze7jmjY・・・
⑥「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会
https://youtu.be/bgrC_osuvGE 
⑦「子ども脱被ばく裁判」後の報告集会









福島駅前でのチラシ配布











福島地裁前