告知

告知  ★①波打ち際に足跡を残す」自主上映会&『311子ども甲状腺がん裁判』弁護団からの「甲状腺検査の現状解説」と参加者との対話 日時:10月17日(土)14時30分(開場)15時(開始)~17時 ★②官邸前抗議 10月19日(月)17時30分~18時15分  ★③新宿デモ 11月14日(土)場所:JR新宿駅東口駅前広場 13時~集会 14時デモスタート

2016年8月4日木曜日

 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に寄せる市民のメッセージ:長谷川克己さんほか

8月8日から開催される 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に世界中から参加する人々に向けて、日本の市民の皆さんから以下のメッセージを寄せていただきました。

長谷川克己さん
園良太さん
宮口高枝さん
大庭有二さん


          2016.3.27分科会「福島での犯罪と命の救済」のラスト

               ***************

◎長谷川克己さん(郡山市から静岡県富士市に避難)
 
   ふるさと福島をあとにして

          静岡県富士宮市   長谷川 克己


私は、福島原発事故後に、福島県郡山市から妊娠中の妻と5歳の長男の3人で、自主的に静岡県富士宮市に避難した長谷川克己と申します。

原発事故から5年余りの間、日本政府、福島県行政が行ってきた対応の数々は、私にとっては、理不尽の連続でありました。


「原発事故直後、多くの諸外国が、原発から80キロ圏内の住民に避難指示を出したのに、なぜ日本政府は、30キロ圏内に留めたのか?」

「なぜ、日本政府は、原発事故から間もなくして、法律に定めていた国民の追加被ばく線量・年間1ミリシーベルトの敷居値を20倍に引き上げたのか?」

「なぜ、日本政府は、予防原則に基づき、子どもや妊婦は、放射線量の低い地域へ避難させるとの処置をとってくれなかったのか?」


数々の「なぜ」が私の頭の中を巡ります。


私達家族は、福島原発事故からちょうど5ヶ月が経った2011年8月11日の朝、ふるさと福島をあとにしました。

その日、我が家から100メートルほどのところにあった妻の実家に立ち寄り、最後の別れを告げ、いよいよ車を動かし始めた時、当時まだ5歳の長男が、


「ばあば、さようなら!」「じいじ、さようなら!」「さようなら!」「 さようなら!」と何度も叫び声をあげました。


その時、私は、「このままでは絶対に終わらせない。この理不尽に必ずけじめをつけてみせる。」との思いを心に刻みました。

しかしながら、5年を経た今、日本政府、福島県が行っている施策は、まるで「原発事故はコントロールされている」「被ばくなどなかった」かと錯覚させるような所業であります。

このことに対して改めて、申し上げたいことがあります。

それは、「この原発事故を」、「この被爆を」、無かったことにしたいのは、本当は私達のほうだということです。

「5年前の3月12日以降、子ども達の頭上に、大量の放射能が降り注いだことを、無かったことにしたい・・・。」

「住み慣れた、愛すべきふるさとが、放射性物質で汚されたことを、無かったことにしたい・・・。」

「この先、子ども達に健康被害が発生するかもしれないなどという未来など、訪れるはずもない・・・。」

そう、この原発事故を無かったことにしたいのは、私たち市民のほうであります。

最後になりましたが、原発事故から2年が経った頃、わが子がまだ、長男7歳と長女1歳の時に、子どもと遊ぶ中で作った詩を拝読させていただきます。

「発展」

昼下がり、傍らで息子と娘が戯れる。
「アー、アー、アー」と笑いながら近寄る妹をあやすお兄ちゃん。
「お兄ちゃんのことが大好きなんだよね。」
誇らしそうにお兄ちゃん。

放射能は、この子たちの体をもう冒しはじめているのだろうか?
体の中に入ってしまったのだろうか?
全部貰ってあげる方法はないのだろうか?
見知らぬ大人たちは、この子たちを置き去りに、どんな発展を目指しているのだろうか?

お父さんとお母さんが、ずっと守ってあげるからね。
先に死んでしまっても、ずっとずっと守ってあげるからね。
 

◎園良太さん(支援者〔東京都〕)

 この世界を変えるために(東京都、園良太)

「この世界は戦争と不平等に支配されている。それが極限まで来た90年代末、
世界経済を支配するWTO国際会議への激しい直接抗議行動がアメリカのシアトル
イタリアのジェノバで始まった。それが反グローバリズ運動の本格的な
始まりであり、それをより国際化・組織化しようとしたのが世界社会フォーラム(以下WSF)だ。
富と環境を奪われてきた世界の南側の民衆を中心に、下からの討論と行動で
この世界を根本から変えようとしてきたのだ。その後も圧倒的な世界の南北格差問題を中心に、イラク戦争、環境や食料問題、リーマン・ショック、中東の戦争と難民問題といった世界的危機に取り組まれてきた。私自身も2度参加した。そして、日本でも3.11原発事故が起きた。

だが日本は本当に世界の端の島国に過ぎない。また放射能は五感で感じ取れない。
核兵器と原発を増やし続けたい日本政府とIAEAは、その事を利用して国内にも国際社会にも徹底的に事故被害を隠ぺいしている。
さらに史上最悪の過酷事故がチェルノブイリ事故と異なり「今も」続いているため、
生態系への破壊と政府の殺人政策が世界の人々の想像を絶してしまっているのだ。
これが過去のWSFやパリのⅭOP21対抗行動に参加して私が痛感し、今回のWSFカナダに事故被害者が参加する事が必要だと思った理由だった。

一歩間違えれば北半球が死滅しかねない収束作業が今も続き、作業員の莫大な犠牲と汚染水の太平洋への拡散が続いている。この前代未聞の状況は事故責任者達が世界に真っ先に報告し続けなければならない事だが、責任放棄しているため「終わった事」にされている。
そして一体どこの政府が、福島の避難者の住宅支援を打ち切り、帰還して被ばくで死ぬか戻らずに生活苦で死ぬかの2択のみを選ばせるというのか。汚染土・がれき・汚染食品を日本中にばらまき、それを「再生利用」「復興支援」「食べて応援」の真逆のキャッチコピーでだまそうとするのか。事故は終わったと称して東京五輪や外国人観光客を次々呼び寄せ、莫大な税金をつぎ込むのか。事故の当事国が原発再稼働と原発輸出を次々進めてしまうのか。

これは国際原子力ムラがチェルノブイリ事故を教訓に進化させた隠ぺいのイメージ戦略であり、簡単にだまされ受け入れる私たち日本の人々やメディアにも大きな責任がある。私達と世界の人々が切り離され、311原発事故が未曽有の地球課題である事も、「今回のWSFの主題である反核・人権・難民・環境の全てに関わる問題だ」という事も
見事に忘却されているのだ。そして福島県内だけで12万人もの避難者がおり、東日本全体も汚染拡大している事は、もはや「世界規模の難民」なのだと私たち自身が自覚できないでいるのだ。
その結果、まさに世界中で核兵器と原発を持ちたがる政府と新たな犠牲者が増え続けており、福島と東日本の私達も確実に「死」に向かっている。

だからこそ今回、原発問題の核心である放射能被ばくの被害に取り組み続けてきた「脱被ばく実現ネット」から3人の仲間たちが参加し、世界の社会運動に被害を訴える。その事実をもって世界の仲間たちと世界中の原発を止める。これは日本政府と国際原子力ムラにとって最も恐れる取り組みであり、戦争と不平等に支配されたこの世界を根本から変える可能性がある。何より今後も豊かな地球環境の中で人類が生かされていくためにやるべき責任でもある。ためのだからカナダに行く仲間を応援するとともに、311被害の中で生きる私達1人1人の使命でもある事を胸に刻んでともに歩んでいこう。


◎宮口高枝さん(支援者〔東京都〕)

 私が思う事

 日本社会にもジェノサイド、ホロコーストにつながる事件が
 おきてしまった。
 戦争を思い起こし、福島原発事故被害者への
 国や東電の冷たい仕打ちと重なる。

 障害者差別、老人差別、女性差別、子どもの虐待、
 自分よりも弱いものに向かう暴力と差別。
 人人の心の奥底にある差別するこころが、不平等を生み、
 不平等が差別社会を生みだす。
 その原因は男女不平等にあり。

 どんなによい法制度が作られようと、
 男女平等社会が問われなければ
 それは、似て非なる社会。すぐに紛争がはじまる。
 
 非戦は男女平等から! 男女平等は非戦から! 


◎大庭有二さん(支援者〔東京都〕)

銀河系には2000億個の恒星(太陽のように自ら光る星)があると言われ、宇宙には銀河が1000億個以上もあると考えられています。その恒星を回る地球と同じ様な条件の星の存在は、まだ10数個しか見出されていません。そうした星も高度な生命が発達させる条件を持つ可能性は多分ないでしょう。それほど稀な条件を持つ地球を人類は核兵器や原発の事故により台無しにする可能性があります。
近視眼的な経済的あるいは政治的な理由で、せっかく与えられた貴重な地球の生命を絶滅に導く可能性のある行為は許されません。核技術は人類の手に負えない禁断の技術として封印して、我々の子孫に活き活きとした地球環境を残す必要があります。
 

 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に寄せるメッセージ:広瀬隆さん・井戸謙一さん・星川淳さん

8月8日から開催される 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に世界中から参加する人々に向けて、以下の方からメッセージを寄せていただきました。

  ***************

◎広瀬隆さん

 原子力産業は、大量無差別殺人兵器の原爆を開発した過程で、その落とし子として、軍需産業が金儲けをするために生まれた狂気のビジネスであります。
 したがって、放射能の被バクの影響は、いっさいの被害事実を隠蔽することに終始し、その結果、いま福島原発事故の被害者たちはすさまじい被害を受け続けています。全世界が手を結んで、原子力産業を廃絶してゆきましょう。
                                   広瀬隆  


◎井戸謙一さん(志賀原発差止判決の元裁判長・数々の原発関連訴訟の弁護団長)

日本の国は、この約1世紀の間に被ばくに倒れた多くの人々の無念、低線量被ばくの危険性を解き明かしてきた科学者たちの苦闘、そしてその成果である(十分なものではないが)「一般公衆の被ばく限度年1mSv」という基準をかなぐり捨てて、一般市民に年20mSvまでの被ばくを強要しています。
将来、人々の間で健康被害が多発しても、どうせ被ばくが原因だとは証明できない、被ばくを気にしすぎたことによるストレスが原因だと開き直ることができる、と高を括っているのです。
この不正義、不条理をこのまま座視するわけにはいきません。
日本政府のこの政策を許せば、これが、今後、世界で原発事故が起こった時のモデルケースになってしまいます。
この問題は、日本だけの問題ではなく、世界の問題です。
世界から声をあげてください。

弁護士 井戸謙一 
 

◎星川淳さん(作家・翻訳家)
 
ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマ…そのあいだにも数えきれない放射能被害を生み出してきた原子力――。その利用を核兵器と発電との両面でやめることは、生み出されてしまった被ばくに正しく対処し、いまも作られ続けている膨大な核廃棄物の責任を取ることと表裏一体だ。

チェルノブイリ法の日本版制定により、核時代の普遍的人権および環境権確立へさらに一歩を!

星川 淳(作家・翻訳家)
 

2016年7月23日土曜日

2016年会計の中間報告 (脱被ばく実現ネット)

 今年も多くの方々からカンパを頂いております。みなさまに深く感謝致します。
以下に簡単な会計の中間報告(2016年1月~6月)をさせて頂きます。















(補足) 旧ゆうちょ、旧振替は [ふくしま集団疎開裁判の会] の名義、
     新ゆうちょ、新振替は [脱被ばく実現ネット] の名義の口座です。

2016年7月17日日曜日

7.15 官邸前行動 および 内閣府へ「福島県県民健康調査発表を受けての抗議要請書」 を提出(第2回目)

脱被ばく実現ネットは6月17日に福島県民健康調査で甲状腺がんが172名も出ていることなどについて、官邸前で抗議行動を行うとともに、内閣府へ要請書を提出しました。
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2016/06/617172_19.html

この要請書は各関係部署に7月1日までに回答を求めましたが、依然として何の回答もありません。

私たちは7月15日に、引き続き官邸前抗議行動および内閣府への第2回要請書提出(内容を少し変更し、回答を求める関係部署も追加しました
http://fukusima-sokai2.blogspot.jp/2016/07/7152.html 参照)をしました。


以下、動画撮影及び文章は大庭さんです。



内閣府への抗議要請だとは言え、いくら何でも過剰警備です



内閣府への抗議要請をアピールする官邸前抗議集会



内閣府への「福島県県民健康調査発表を受けての抗議要請書」



内閣府への福島県県民健康調査の抗議要請 (第2回目)



内閣府は前回の要請の回答を誰の権限でしないか明らかにしようとしない



内閣府は我々を下の下のように扱うが、諦められません(避難者)



健康被害は役人であろうが我々であろうと襲ってくる



内閣府は要請者に対して真摯に対応せよ!








 内閣府へ「福島県県民健康調査発表を受けての抗議要請書」 を提出(第2回目)

 官邸前交差点に脱被ばく実現ネットの横断幕と幟を掲げると、近くに居た警察
官が無線で横断幕の「子どもを放射能から守ろう。脱被ばく実現ネッ
ト。。。。。」と読み上げるのが聞こえた。その後数分して、5~6人しか居な
かった警察官が一挙に30人近くに増強され、その中で内閣府への抗議要請行動
が開始された。

まず、司会により行動の開始宣言と予定が告知され、抗議要請書の内容が読み上
げられた。内閣府との約束の時間(5時)が迫っていたため交差点での行動は直
ちに切り上げ、内閣府に移動を開始した。この際に警察官の一人が「これから何
処に行くのですか?」と質問してきて、内閣府であることを伝えると、安堵した
ようにその場を立ち去った。警察官は安堵したと言うか、拍子抜けの交差点での
我々の行動だっただろうと思っている。

 内閣府前では
直ちに10名のメンバーと協力者が庁舎に入った。1階の前回と
同じ狭い部屋に通され、2名の方が対応してくれた。一人は前回と同じ若者で、
もう一人はいかにも定年間近かか、退職後再雇用された雰囲気の年齢の高そう
な方であった。この方が終始質疑に対応したが、喉を嗄(か)らしたのかかす
れ声しか出ない方で、当方も聞きにくいし、ご当人も声を出したくないのでは
ないかと思う人であった。

 挨拶交換をした後に要請書を読み上げ、避難者の一人が放射能被ばくから子ど
もを守るために避難していることを説明し、人災である原発事故の被害者への住
宅支援を加害者である国と東電が一方的に来年3月末で止める方針等に抗議の意
思を伝えた。
 これに対して、「まずですね」と口を切り、憲法と法律で保障された「請願
法」の解説を始めた。これを遮るように「どのくらいこの説明に時間がかかりま
すか?」と参加者が質問をすると、「聞きたくないと言うのであれば、お話しす
るものはありません」と憤慨した態度をとって、居直りの姿勢に変わった。さら
に、「前回の請願はどこまで上がったのですか?」と参加者が質問すると、「請
願法を人が説明しようとしていることに対して、要らないと言う(質問した本人
は言ってない)。そう言うことでおいでになるのでしたら、説明の必要は無いと
思います」と肝心な前回の請願に対する状況説明を拒否する態度になった。
メンバーが「続きをお願いします」と催促したが、これに対して答えようとはせず
に、請願を受けた場合のその事務的扱いを説明するだけに終始した。さらに、法
律では「請願に対して誠実に対応する」となっていると説明してくれたにもかか
わらず、請願は年間に1万件以上あるが、それに対する回答は全くしていないと
平然と答えた。彼らにとって「誠実な対応とは、慇懃無礼に請願を受け入れる儀
式(面談)をして終わる」と解釈しているようだ。

 面談後、再び官邸前交差点に戻り、そこで今回の要請の報告会を開催した。報
告会では請願に対する扱いが不誠実で曖昧なことに苛立ちを感じ、法律にある
「請願は、官公署において、これを受理し誠実に処理しなければならない」が実
行されていないとの意識のもと不満が噴出した。

 最後に、今回初めて知った法律の存在を明らかにするため、請願法をコピーし
ておきます。
(よくよく読むと、今回の対応者の説明に誤りがあることが分かり(第3条の第
2項と第4条)、この担当者の認識では内部処理に法律違反がありそうに思えた)

日本国憲法
第16条
何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改
正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人も、かかる請願をした
ためにいかなる差別待遇も受けない

請願法
(昭和二十二年三月十三日法律第十三号)
第一条  請願については、別に法律の定める場合を除いては、この法律の定め
るところによる。
第二条  請願は、請願者の氏名(法人の場合はその名称)及び住所(住所のな
い場合は居所)を記載し、文書でこれをしなければならない。
第三条  請願書は、請願の事項を所管する官公署にこれを提出しなければなら
ない。天皇に対する請願書は、内閣にこれを提出しなければならない。
第2項 請願の事項を所管する官公署が明らかでないときは、請願書は、これを
内閣に提出することができる。
第四条  請願書が誤って前条に規定する官公署以外の官公署に提出されたとき
は、その官公署は、請願者に正当な官公署を指示し、又は正当な官公署にその請
願書を送付しなければならない。
第五条  この法律に適合する請願は、官公署において、これを受理し誠実に処
理しなければならない。
第六条  何人も、請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。


(大庭 記)

2016年6月11日土曜日

6月17日官邸前「福島の小児甲状腺がんが172人に増加の発表を受け、緊急集会」

6月6日に行われた福島県「県民健康調査」検討委員会において、通常では百万人に1・2名とされた小児甲状腺がんが福島県内(約30万人の調査・疑い含む)で172人となりました。
また、宮城県において唯一甲状腺の検査を行った丸森町でも2名のがん及び疑い患者が出ており、北茨城市の調査においても3名が甲状腺がんと診断されています。



(福島原発事故の真実と放射能健康被害の管理者様から最新の地図を送っていただきましたので
差し替えました。管理者様、ありがとうございます。)

それを受けて国の責任で子ども達を避難させよ!と内閣府に要求書を提出します!



6月17日(金)17時~18時@首相官邸前(国会記者会館前路上)

<最寄駅>地下鉄丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」駅


主催 脱被ばく実現ネットhttp://fukusima-sokai.blogspot.jp/
★内閣府に対し要望書を提出します
★定例の文科省抗議は中止します

6月6日、第23回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました。甲状腺がん及び
「その疑いあり」の子どもが前回調査の166名から172名に増えました。
また、今回は事故当時5歳の男児が加わりました。最年少が事故当時6歳から5歳になりました。
しかし福島原発事故による放射線の影響について記者が質問しても、星北斗座長
を始め委員会は「影響は考えにくい」と繰り返すばかり。
311甲状腺がん患者の会からの質問状にどう答えるのかについても
誠意ある回答が得られません。委員会の文字起こしはhttp://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4648.html
また今回の被害者の増加の報道量自体も以前に比べかなり減っています。
しかし確実に被害者が増え続けており、委員会と国の隠ぺいや時間稼ぎは許されません。

また、宮城県南部の丸森町でも新たに2名の子どもが甲状腺がんと診断されました。
関東でも北茨城市で3名が診断されており、確実に関東や東北全体に被害が拡大しています。
こうした中、福島の甲状腺がん患者の20歳の女性が勇気を出してAP通信で被害を発言しました。
また私達も6月2日に上智大学で「若者と放射能―関東の汚染はどうなっているのか?」
集会を開催し、多くの学生を含む100人もの参加者が熱心に学習・議論しました。
確実に関心と怒りの声が高まっています。

そこで、福島原発事故と被害者救済の最大の責任者である首相官邸に対し抗議要求行動を行います。
被害の隠ぺいをやめ、最大限の医療・生活支援を行い、子どもたちを国の責任で避難させることを要求書で提出します。

もともとの問題は、加害者である国家が国策として積極的に救済に取り組むべきなのに、地元自治体に押し付け、なおかつ積極的救済ではなく甲状腺に限定して見守りという名の
調査にとどめている事です。これはチェルノブイリ事故時にも行われた国際的な隠ぺいです。事故直後から現地入りしたのは、本来人々の命と健康を守ることをミッションとするWHOではなく、原発を推進するIAEAでした。
IAEAは事故直後から「チェルノブイリのような事故が毎年起こっても我々はびくともしない」と断言しています。そのためには、チェルノブイリ事故で唯一認められた「事故と小児甲状腺の因果関係」がとても邪魔でした。
そこで、福島原発事故でも、IAEAは自分たちの信念を貫徹させるために、この邪魔ものを取り除くことにしたのです。そこで日本政府は「事故と小児甲状腺の因果関係」すら
明確な根拠もなしに否定する立場を福島県に取らせています。

これはもはや「福島の犯罪」と呼ぶほかないものです。
しかしこの事実はまだ多くの人に知られていません。そこで社会化するためにも首相官邸に
抗議集会を行います。多くの参加が必要です。ぜひ、ご参加・ご協力をお願いします!


========(参考:内閣府への抗議要請書)===========
★以下、当日内閣府に提出・回答を求める抗議要請書です★
内閣総理大臣 安倍晋三様
厚生労働大臣 塩崎恭久様
福島県知事 内堀雅雄様
「県民健康調査」検討委員会座長 星北斗様
2016年6月17日
市民団体「脱被ばく実現ネット」
連絡先:090-8494-3856(岡田)
FAX:048-853-4373

   第23回福島県「県民健康調査」検討委員会の発表を受けての抗議要請書


・福島県の甲状腺がんについては、福島県「県民健康調査」検討委員会でも 「数十倍のオーダーで多い」としている。 政府は「福島原発事故と無関係」という立場を止め、事故の責任者として小児甲状腺がん以外も含めた県民の健康調査を行い、福島県民の命と健康を保障すること。
・検査で見つかった患者に最大限の医療保障を行うこと。
・政府は年間1ミリシーベルト以下という事故前からの被ばく線量基準を守り、これに照らし合わせて安全策をとること。
・放射線管理区域と同等以上の汚染地域に住む人たちの避難の権利を認め、避難希望者を国の責任と費用で避難させること。
・福島県からの避難者の住宅支援打ち切り策を撤回すること。
・福島県のみならず、福島原発により汚染された地域(関東を含むその他隣県)での健康調査を行うこと。
・原子炉等規制法(再利用の基準は100ベクレル/kg以下)を守り、全国に健康被害を
もたらす恐れのある8000ベクレル/kg以下の除染土の再利用を止めること。
・世界標準の避難基準を定めた世界最初の人権宣言であるチェルノブイリ法を我が国でも制定すべき時期に来ている。放射能災害に対して人々の命と健康と暮らしを保障するための、この法制定についてどのように考えているのか。
・国は情報を隠さず、原発事故後の生活について、放射能に対する警戒を喚起する周知を広く行い、被ばくを避けるための学習の場を設けること。
以上について、2016年7月1日(金)までにFAXで回答してください。


2016年6月6日月曜日

第23回県民健康調査検討委員会 甲状腺がんおよび疑い172名に 新たに事故当時5歳児も

6月6日、第23回福島県「県民健康調査」検討委員会が開かれました。

OurPlanet-TVさんが中継してくださいました。(アーカイブ動画あります)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2049

おしどりマコさんもツイキャス中継してくださいました。
http://twitcasting.tv/makomelo/movie/277373911

今回の発表では甲状腺がんおよび疑いの方が2月発表よりも6名増加、
いわゆる先行調査と合わせて172名(良性1名除く)となりました。

(本格調査)の結果↓


(先行調査)の結果↓


6名のうちA1判定からの方が3名。
甲状腺がんは進行が遅いなど言っていたがそれについて朝日新聞の記者が
質問していますが、答えはうやむや。

また、今回は事故当時5歳の男児が加わりました。
最年少が事故当時6歳から5歳に。
10歳の子が手術を受けるのを考えると胸が詰まります。
この件についても放射線の影響について質問されましたが、
やはりうやむやです。

311甲状腺がん患者の会からの質問状にどう答えるのかについても
誠意ある回答が得られませんでした。

検討委員会の人たちはこれらの子ども達に真摯に向き合っての
発言なのか、大変疑問です。

この質問やりとりについて

みんな楽しくHappyがいい さんブログが

早速、文字おこしをしてくださっています。

      ↓





第23回福島県「県民健康調査」検討委員会の資料は


そのうち、今回増えた甲状腺がん、および疑いの細胞診結果の部分は
こちら↓の5・6ページです。


★上記のアドレスですが、2016年8月5日現在見当たらないとなり、
探したところ
福島県のホームページが変更されているようでこちらで見られます。
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai.html

こうやって隠していくんでしょうね。

またこの調査については
放射線医学県民健康管理センターに
集中して掲載されています。

県民健康調査の資料はこちらです。放射線医学県民健康管理センター↓



2016年6月4日土曜日

6月2日 上智大学於 「若者と放射能」 講演会 大盛況でした。

昨日(6月2日)上智大学で「若者と放射能-関東の汚染はどうなっているのか-」講演会が開催されました。参加の皆様、ありがとうございました。

また、情報を拡散してくださった皆様、ありがとうございました。







お蔭様で100席が満席となり、資料100部がすべて配布されました。

今回は上智大学の学生さんを始め、若い皆さんの参加が多かったことも大変
嬉しいことでした。上智大学新聞部の皆さんも取材に来てくださいました。
主催の上智大学グローバル・コンサーン研究所・稲葉先生、ありがとうございました!
また、山形から参加してくださった学生さんもおられました。


すでに、ユープラン三輪さんが動画配信してくださいました。
また、ボランティアメンバーによる各人ごとの動画も配信されました。

20160602 UPLAN 崎山比早子「若者と放射能―関東の汚染はどうなっているのか?」



各人ごとの動画一覧
開催のあいさつ
https://www.youtube.com/watch?v=Z23spKyEcbI

講演:低線量被ばくによる健康被害 (崎山比早子さん)
https://www.youtube.com/watch?v=-ZcSk2mxS7Y

これまでの常識が全てひっくりかえるのが原発事故です
https://www.youtube.com/watch?v=lik6U0fnlPI

関東の汚染について
https://www.youtube.com/watch?v=kT2qW_lsBfo

原発事故後に県外に避難された方の話
https://www.youtube.com/watch?v=HV8-Qb-FsHI

福島に住み続けている被害者の話
https://www.youtube.com/watch?v=HG_l1tnlPUI

講演に対する質疑応答
https://www.youtube.com/watch?v=91T_Z-o641A

脱被ばく実現ネットの活動について
https://www.youtube.com/watch?v=ljXftCPu4ts
---


「低線量被ばくによる健康被害」の講演をしてくださった崎山先生は
放射線によるDNA損傷が通常の損傷とどのように違うかなど、
大変わかりやすく説明してくださいましたので
参加されなかった皆様もぜひ動画をごらんください。
崎山さんは放射能安全宣伝が行われていること、それにより
危険な放射能への警戒心を解いてしまうことが一番問題であること
なども話されました。

学生さんに参加していただくため、平日の授業が終わった時間からの
開催だったため、時間が短く、関東の汚染についての説明時間が不十分で、
また質問に答えていただく時間も足りなかったことなど、
不十分なところがあり申し訳ありませんでした。

今後の課題として、検討いたしますのでご了承ください。

また、時間がなかったため答えていただくことができなかった質問と
アンケート内容について、できるだけ近日中にブログにアップしたいと思います。
しばらくお待ちください。

また、福島在住(県内避難者)の今野さんが昨日の講演会の中で紹介した、
浪江町の自宅に一時帰宅したときの動画は以下になります。
1分すぎあたり、奇形のトンボが2匹、こういうものが容易に見つかる場所はまだ、立ち入り禁止区域ではありません。放射性物質の入った黒い袋がところどころにある道。
7分あたりから白い紙製の服などをつけてご自宅へ入ります。
立派なお宅を出て、仮設住宅に住まなければならない現実を淡々と説明されていますが、心のうちを思うと胸が痛みます。これが放射能被害の現実です。



20160525 UPLAN 福島浪江・ある一時帰宅
【UPLAN】 5年と2ヵ月が経った2016年5月25日、坊鼠剤を撒くために一時帰宅する浪江からの避難民に同行。
帰途、請戸の防波堤工事現場に立ち寄ったもの。
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余談ですが、講演が始まる前にある女性が四谷名物という鯛焼きを10匹も差し入れしてくださいました。
アツアツをいただきたかったのですが、開演まで時間がなかったので、終了後、崎山先生やスタッフや残っていた皆さんで半分ずついただきました。とてもおいしかったです。
お心遣いが大変うれしかったです。ありがとうございました。

(山田記)