告知

告知  ★①波打ち際に足跡を残す」自主上映会&『311子ども甲状腺がん裁判』弁護団からの「甲状腺検査の現状解説」と参加者との対話 日時:10月17日(土)14時30分(開場)15時(開始)~17時 ★②官邸前抗議 10月19日(月)17時30分~18時15分  ★③新宿デモ 11月14日(土)場所:JR新宿駅東口駅前広場 13時~集会 14時デモスタート

2016年8月9日火曜日

8月9日 東京新聞朝刊 脱被ばく実現ネット 世界フォーラムに参加の記事

現在、脱被ばく実現ネット関係者3名が、カナダモントリオールで開かれている世界社会フォーラムに参加しています。

出発前に東京新聞の記者が3名を取材してくださり、本日8月9日東京新聞朝刊に記事を出してくださいました。




また、東京新聞のWEBニュースにも掲載されました。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/list/201608/CK2016080902000181.html

 

福島の被災者救済 国境超えた協力を 支援団体代表ら世界社会フォーラムで訴え

東京電力福島第一原発事故の避難者を支援する「避難の協同センター」代表世話人の松本徳子さんと「脱被ばく実現ネット」の岡田俊子さん、弁護士の柳原敏夫さんが14日までカナダのモントリオールで開催される世界社会フォーラム(WSF)で同事故の被害者救済を訴える。WSFはグローバリゼーション批判を掲げて2001年に始まった世界最大規模の市民運動の祭典で毎年、100カ国以上から多くの団体が集まる。 (編集委員・土田修)

松本さんは一一年六月、福島県郡山市内の中学校に通う次女が黒く固まった鼻血を大量に出したのを見て、翌月に同市から川崎市へ自主避難した。「中学校の運動場から高い数値の放射能が出ているのに、『心配だ』と言うと周囲から『異常者』扱いされた。来年三月には自主避難者に対する住宅支援が打ち切られる。このままでは自主避難者は難民になるしかない。これは『人道に対する罪』に当たるのではないか。原発事故から子どもたちの命を守るよう世界中の人びとに訴えたい」と話している。
 一方、柳原さんは放射能被害に苦しむ人たちに対する具体的な救済策として「チェルノブイリ法日本版(原発事故における避難の権利法)」と国際条約の制定を呼びかける。柳原さんは「福島原発事故は、反核・人権・環境・難民といったWSFのテーマと共通する最重要課題だ。原発事故が地球規模の人災である以上、国境を超えて世界中の市民が協力するしかない。その一歩を踏み出したい」と語った。

世界社会フォーラムについてはこちらをご覧ください。
http://fukusima-sokai.blogspot.jp/2016/08/2016-88142016in.html



2016年8月8日月曜日

2016 8月8日〜14日 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加・発言します!


 ※ 参加者(松本徳子ほか)の抱負  ->こちら(松本徳子 ・ 岡田俊子 ・ 柳原敏夫)
   広瀬隆さん・井戸謙一さん・星川淳さん からのメッセージ ->こちら
   長谷川克己さんほか市民からのメッセージ ->こちら
   ちばてつやさん からのメッセージ ->こちら

皆さまへ
緊急のお知らせとお願いです。
8月8~14日に、カナダ・モントリオールで世界社会フォーラム(※)が開催されます。

(※) 世界社会フォーラムは、スイスのダボスで開催される「世界経済フォーラム」に対抗するため作られた市民のサミットで、03年から2年に1度ブラジル、パキスタン、ケニア、インド、セネガル、チュニジアなど世界の南側で開催されてきた、世界中から反グローバリズム運動・反戦運動・NGOなど約5万人が集まる世界最大規模の社会運動の集会です。

脱被ばく実現ネットが福島原発による被害や現状等を訴える機会を頂きましたので3名で参加してまいります。
ご賛同頂き、拡散の御協力どうぞよろしくお願い致します。
             世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオールのHP
https://fsm2016.org/en/



★☆★☆★☆★☆★☆ 転送、転載、ご協力お願いします ★☆★☆★☆★☆★☆
「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加・発言します!ご協力とカンパのお願いです
                                    2016年7月16日 脱被ばく実現ネット 

2016年3月に「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム@日本」が開かれました。
そこで私達脱被ばく実現ネットは分科会「福島での犯罪と命の救済」を開きました。

それを受けて、今年8月8日~14日にカナダ・モントリオールで開かれる世界社会フォーラム(以下「WSF」)では、原発問題がメインテーマの一つになります。そこで現地実行委員会(以下の写真。前列中央が3月に来日したシコ・ウィタケさん夫妻)からも要請がありました。

  International Council takes the decision to hold the WSF in Montreal in 2016!

そこで、私達のうち福島から関東へ母子避難した当事者や弁護士など3名がWSFへ行き、福島原発の破滅的な状況や被害者の救済を世界の運動に訴え、国際的なつながりを作る事にしました(参加者の抱負は->こちらです)。フォーラムで福島原発事故被害について訴える唯一の団体となると思います。

そこで、皆様にご注目・ご協力と避難当事者1名の渡航費用のカンパをお願いいたします。

【避難当事者の渡航費カンパのお願い】
※特別カンパ募集期間:8月14日まで
この期間の「脱被ばく実現ネット(ゆうちょ口座)」へのカンパ金はWSF参加旅費の支援金と見なさせて頂きます。
【振込先】
● ゆうちょ銀行(記号番号での入力 :ゆうちょ銀行からの場合))
  名義  脱被ばく実現ネット
  記号  10080
  番号  14196841
● ゆうちょ銀行(店名での入力 :他行からゆうちょ銀行の場合)
  名義  脱被ばく実現ネット
  店名 〇〇八店  普通預金
  番号  1419684

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日本政府やIAEAは福島原発事故の被害を隠す事で世界中に原発を作り続けようとしています。その一つである南米ブラジルなどのWSFの人々は、福島事故の現実と教訓を国際化すれば止める事ができると考えています。そして日本からWSFに参加してきた人々も、世界に被害を伝える事で日本の現実を変える事が
できると考えてきました。そこで昨年3月のチュニジアと年末の仏パリで福島事故の現実を訴える集会を続け、3月のWSF日本に結実しました。私達はその流れを引き継ぎ、8月にカナダに参加します。
カナダWSFの中では3月の日本に続く「核のない世界に向けた世界社会フォーラム2」が開かれ、末尾にある多彩な集会で私達も発言します。日本からの反核横断幕を持ってデモに参加します。
また「NO-ⅤOⅩフランス」の主催する「持たざるもの」集会で、福島原発事故からの避難者が依然として約10万人もおられ、 政府が自主避難者の住宅支援を来年3月に打ち切る問題などを報告します。シリア・アフリカ移民や難民が住宅から排除される問題とつなげ、日本国内にももはや巨大な「原発難民」が生まれている事を伝えます。
福島事故の現在の被害は世界の世論や社会運動にも圧倒的に知られていません。それは国際社会が隠ぺいしていると同時に、今の日本がチェルノブイリ以上の過酷事故、未曽有の生態系破壊、政府の殺人政策が同時進行しており、人々の想像を絶しているからでもあります。それを伝えれば世界の人々とともに日本への抗議行動、情報開示の圧力、私達との共同行動を行えるようになります。
カナダWSFの報告は10月に予定される私達の集会や毎月第2・第4日曜日の新宿アルタ前アピールで行って
いきます。この貴重な機会を成功させるために、ぜひともご協力をお願いします。

【WSF2016・核のない世界に向けた世界社会フォーラム概要】
(以下全て現地実行委員会からの情報です)
1:核のない世界にむけた世界社会フォーラム日程
★8 月 8 日(月)
9:00-10:00 : モントリオール市庁舎において核の被害者祈念(広島と長崎の被害者など)
10:30-12:30 : 核融合のない世界にむけたラウンド・テーブル
14:00-16:00 : 7 つのテーマ別ワークショップ(7) : 連携と情報交換
★8 月 9 日(火)
9:00-11:00 : 7 つのテーマ別ワークショップ: 共同行動の計画
11:00-13:00 : 総会: モントリオール・アピールへの署名
15:00-19:00 : 世界社会フォーラム開会のデモに反核部門として参加
19:00-23:00 : 世界社会フォーラム開会式での発言
★8 月 10 日(水)
16:00-18:00 : 核のない世界のための行動に向けて運動の方向性を収斂させるための集会
夕刻: ブリュノ・ブサゴルによる演劇
★8 月 10 日(水)11 日(木)12 日(金) 世界社会フォーラムのプログラムのなかで18 のワークショップを企画
★8 月 13 日(土)  よりよい世界のための取り組みに向けた集会に参加 

【2:世界社会フォーラム・モントリオール 2016 年 8 月 9~14 日とは】
今とは異なるもう一つの別の世界の実現が必要です。私たちが連帯すること で、それは可能になります!
企画 世界社会フォーラム2016には、夏のモントリオール 市中心部に 5 万人が参加し、カナダ地元および世界各地からの 1000 以上の市民団体が集まります 約 1500 のイベントが開催され、120 カ国から人々 が集まります。
世界社会フォーラムの価値原則 世界社会フォーラム 2016 は、以下の 5 つを価値原 則としています。集合的で人間的なプロセスです。
1 つめはすべての人が参加可能で開放的であること、2 つめに透明性が確保されること、3 つめに平的な 関係であること、4 つめに自律的であること、5 つめ が独立性が確保されていることです。
フォーラムは、 もう一つの世界は可能なだけではなく、実現が必要 だと考えるすべての市民と市民組織に呼びかける ものです。
世界社会フォーラムの形式 世界社会フォーラムでは、期間中に多数の自主企 画が開催されます。つまり世界社会フォーラムの内 容とは、そこで起きること、そこで発言されること、そこで提案されること、そこ で組織されること、そのものであり、市民社会組織の取り組みにその内容はかかっています。 
【3:核のない世界に向けた世界社会フォーラムとは】
2016 年 3 月 23 日から 28 まで東京と福島で行われた核のない世界に向けた第一回テーマ 別世界社会フォーラムに続いて、第二回テーマ別世界社会フォーラムは、8 月 8 日から 13 日までモントリオールにおいて開催されます。
フォーラムの目的は、民事利用であっても軍事利用であっても、核の脅威から世界を解放するために、国境を越えたネットワークを構築し、市民の相互のコミュニケーションを推進し、共同行動に取り組むダイナミズムを創り出すことを可能にすることです。
フォーラムは、8 月 8 日 9 時(日本時間の 8 月 9 日)に、長崎への原爆投下の被害者を追悼するために、モントリオール市長であるデニス・コデール氏が同席して、モントリオール市役所で開会します。
第二回テーマ別世界社会フォーラムの目的  地球規模で核兵器を廃絶するために、地元カナダおよび世界各地からの参加者とと もに、広島と長崎の核による甚大な被害を祈念する。
核のない世界を実現するという共通の目的のために、この問題に取り組む市民社会 組織および公的機関のネットワークを創設し、そのコミュニケーションを推進し、共同 行動を呼びかける。
核利用が次世代にもたらす害悪について世論を喚起し、公権力の介入によって次 世代のために核の害悪のない未来を保障する。
今日の核の状況(法的問題、軍事的問題、原子力発電の危険など)について市民に対する教育を行う。

【4:軸となる7つのテーマ】
世界社会フォーラムの方法論 核についての世界社会フォーラムは、連帯と共同行動を推進するために独自の方法をとります。祈念活動、ラウンド・テーブル、ワークショップ、各参加者がそれぞれ企画するイベン ト、運動の方向性を定めるための総会、最終的には今後の取り組みについての話合いなどを、それぞれを相互に連携させて実施します。それによって、世界社会フォーラムの参加者 が、問題について熟慮し、さらには行動に結びつけることを可能にするサイクルを打ち立て ようとするものです。 議論は
以下の表にある 7 つの軸に沿って行われます。これらテーマ別のワークショップは、 核のない世界の実現を求める運動間の経験と情報の交換を可能にします。  
軸となる 7 つのテーマ
1. 核兵器  核兵器をなくし、(国連によるものを含む)国際キャンペーンと連携し、軍事主義に抗する取り組みのある (カナダ、フランス、アメリカ合衆国、イギリスなどの)国のキャンペーンと接続する。
2. 神話の解体  核に関する通念を打ち破るために、核エネルギーとは何であるかを説明し、それが気候変動を解決するど ころか悪化させること、また核兵器が「安全保障」の確立からはほど遠く、地球規模で世界を不安に陥れる ことを明らかにする。
3. 放射性廃棄物と原子力発電所の老朽化  核廃棄物が今日解決不可能な最大の問題であること、また、その危険性について科学的に警告されてい るにもかかわらず稼働期間が延長されている老朽化した原子力発電所の問題を、原子力産業が忘却させ ようとしていることを糾弾する。
4. ウラン採掘と貿易 オーストラリア、カナダ、モンゴル等の先住民と連帯して、ウラン採掘を禁止し、原発やウランなど核に関連 物の国際取引を阻止する。
5. オルタナティブ 民事利用の核を、太陽光、風力、地熱エネルギーで代替し、医療においては原子炉をサイクロトロンで代替する。 6. 労働者 (被ばくによる発病の検知および医療保障などについて)稼働中あるいは解体中の原発での労働や除染 作業や(福島、チェルノブイリなどにおける)核廃棄物の管理のために汚染された労働者の支援。
7. 成功例  核の生産とウランの輸出をやめるために、ケベックのジャンティイ 2 号機の例、カナダの 10 の州のうち 3 州 で原発計画の凍結が署名されたこと、北アメリカや西ヨーロッパで原子力産業が衰退しつつあることなど、 成功例を広く共有する。   

2016年8月6日土曜日

 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に寄せるメッセージ:ちばてつやさん

8月8日から開催される 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に世界中から参加する人々に向けて、ちばてつやさんからメッセージを寄せていただきました。

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クリックすると拡大します



ちばてつや 作

2016年8月5日金曜日

「世界社会 フォーラム2016inカナダ・モントリオール」参加を目前にして(岡田俊子さん)

以下は、8月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加する、脱被ばく実現ネットの岡田俊子さんから寄せられたメッセージです(2016.8.5)。

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呆れるばかりに加速していく棄民政策に手をこまねき落ちこんではいれません。
微力でも仲間と共に原発事故による被害の真実を知って頂きたいと現状を拡散しボランティア活動を続けておりますが、
福島県出身者として怒りと悔しさの苛立つ思いは日々増すばかりです。

今回のフォーラムへは世界への発信として絶好のチャンスと参加を決めました。
写真や資料を持参し世界中の方達にこの酷い出鱈目がまかり通っている
日本の現状を洗いざらい、声を大にして訴えたいという気持ちでいっぱいです。

幸いにもモントリオールに在住の日本人の方々が協力して下さる事になり本当に心強い限りです。
諦めずに進んでいけばこの様に素晴らしい方達と出会えたり、活動を支援して下さるたくさんの方々と繋がる事が出来ることは
この悲惨な状況下の日本にいながらも救いであり、これからの活動の力となれることに感謝致します。3人で出来る限りの訴えをしてまいりますのでご支援よろしくお願い致します。



 新宿アルタ前でスピーチする岡田俊子さん(2014.7.24)

「世界社会 フォーラム2016inカナダ・モントリオール」参加を目前にして(松本徳子さん)

以下は、8月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加する、「避難の協同センター」代表世話人の松本徳子さんから寄せられたメッセージです(2016.8.5)。

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この度、今年3月27日に開催された
「核と被ばくをなくす世界フォーラム@日本」に脱被ばく実現ネットの皆さんと、
写真家の飛田晋秀さんとご一緒に
参加させて頂く機会(分科会「福島での犯罪と命の救済」)を与えて頂いた事をきっかけに(※)、
今回は「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に又もご招待頂くチャンスを与えて頂き深く感謝致しております。

福島第一原発事故から6年目を迎え
益々、福島の状況が酷く成っています。
そして、来年3月までの住宅支援の
打ち切り等の避難者の棄民政策など
是非、私の避難を通して、世界の方々に
私達の生存権を訴えて来ます。

そして、いつも、応援、励まし
子どもたちの為に日々努力を惜しまず
行動なさっている「脱被ばく実現ネット」の皆さん、そしてその行動を応援して下さっている沢山の方々
の為にも頑張って参ります。

これから、モントリオールにて御世話に成ります沢山の通訳の方々、上智大学の稲葉先生、園さん、
本当に感謝致します。

そして、私の為に、沢山の方々からの
渡航費用のご寄付に感謝を致します。
有り難うございます。

皆さまの御努力が無に成らぬよう、
国を越えて訴えて来ます。
どうぞ、見守っていて下さい。

本当に皆さん、有り難うございます。
 
(※) 分科会「福島の犯罪と命の救済」で、郡山市からの避難者 松本徳子さんの発言


3.11の直後から、避難するまで、また最近も郡山の自宅の放射線量を測定に行って、事故から5年経ったにも関わらず、自宅脇の道路が2.3マイクロSv/hあったこと。3月8日付けの雑誌「女性自身」に掲載された記事で福島の複数の学校で土壌測定をした(1月)ところ8割以上が放射線管理区域以上であったこと。その中で松本さんのお子さんが通っていた学校でもいまだにチェルノブイリ基準では移住の権利区域以上の汚染であったことなど、資料や写真などを使って詳しくお話してくださいました。
世界でもすでに福島事故は終わった事と思っている人が多い中、ご自分の体験から真実を世界の人たちに発信することは大変意義のあることです。(脱被ばく実現ネットの分科会の報告ブログより)

2016年8月4日木曜日

真実はどこに――私がさかさまなのか、あの人たちがさかさまなのかを問い直す旅――(柳原敏夫)

以下は、8月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に参加する(※1)柳原敏夫の抱負です(2016.8.4)。

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原発事故から6年目。日本では、人々はますます原発事故を過去のものとして忘れようとしているように見える。

 6年目の今年6月、フランスから来日した1人の若者と会った。世界社会フォーラム(WSF)の参加者という彼女はこんなことを言った――モントリオール大会に参加しませんか。福島原発事故は大会のメインテーマの反核、人権、環境、難民の全てに共通する、世界の市民にとって最も重要なテーマなのです、と。
 この言葉でモントリオール行きを決めた。今、多くの日本の人たちは放射能を忘れたがっているが、放射能は忘れさせてはくれない。きっとこれが世界の物差しだ。この世界の物差しで福島原発事故を再定義してみること、そして、そこから被害者救済の正しい内容が引き出すこと、これをしたいと考えた。日本では鼻血や避難の権利を言うと非国民扱いだが、どちらが世界の常識なのか再確認したいと考えた。原発事故は地球規模の国境なき人災なのであれば、国境を越えて世界中の市民が協力するしかない、その一歩を踏み出したいと考えた。
 
 モントリオールに一緒に行くのは、東京電力福島第一原発事故の避難者を支援する「避難の協同センター」代表世話人の松本徳子さんといわき出身の脱被ばく実現ネットの岡田俊子さん。2人は福島原発事故の真実の語り部をめざす。

 私がめざすのはチェルノブイリ法の日本版と国際条約の制定の呼びかけだ。チェルノブイリ法こそ原子力事故に関する世界で最初の人権宣言で、世界中に普及される価値のある宣言だから。しかし、それはまだ殆ど知られていない(知らせたくない人たちによる日夜奮闘の努力の成果でもある)。それはまだ原発事故の真実が殆ど知られていないことと同じ意味だ(これも彼らの努力の賜物による)。しかし、チェルノブイリ法を制定した人たちは、チェルノブイリ事故を単なる事故、災害ではなく、「宇宙規模の悲劇」「カタストロフィー(catastrophe)」であると自覚し定義してその救済法を作ったのである。これは頭に叩き込んでおく価値があることである。この本質は地球上どこでも変わらないからである。明日、原発事故に巻き込まれてもおかしくない世界中の人々と、この原発事故の本質と人権宣言の必要性と重要性を共有し、2人の女性の活動から始まり(※2)、1997年に世界中の市民の手で作りあげた、市民条約の金字塔=対人地雷禁止条約をモデルにして、国際条約の成立に向け、最初の一歩をモントリオールで踏み出したいと願っている。



(※1)8月8~14日の「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」のプログラム・詳細情報は->こちら

(※2)それは2人の女性の活動から始まった(対人地雷禁止条約締結のスタート)

         地雷廃絶日本キャンペーンのHPの「オタワ条約(対人地雷全面禁止条約)」より                

 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に寄せる市民のメッセージ:長谷川克己さんほか

8月8日から開催される 「世界社会フォーラム2016inカナダ・モントリオール」に世界中から参加する人々に向けて、日本の市民の皆さんから以下のメッセージを寄せていただきました。

長谷川克己さん
園良太さん
宮口高枝さん
大庭有二さん


          2016.3.27分科会「福島での犯罪と命の救済」のラスト

               ***************

◎長谷川克己さん(郡山市から静岡県富士市に避難)
 
   ふるさと福島をあとにして

          静岡県富士宮市   長谷川 克己


私は、福島原発事故後に、福島県郡山市から妊娠中の妻と5歳の長男の3人で、自主的に静岡県富士宮市に避難した長谷川克己と申します。

原発事故から5年余りの間、日本政府、福島県行政が行ってきた対応の数々は、私にとっては、理不尽の連続でありました。


「原発事故直後、多くの諸外国が、原発から80キロ圏内の住民に避難指示を出したのに、なぜ日本政府は、30キロ圏内に留めたのか?」

「なぜ、日本政府は、原発事故から間もなくして、法律に定めていた国民の追加被ばく線量・年間1ミリシーベルトの敷居値を20倍に引き上げたのか?」

「なぜ、日本政府は、予防原則に基づき、子どもや妊婦は、放射線量の低い地域へ避難させるとの処置をとってくれなかったのか?」


数々の「なぜ」が私の頭の中を巡ります。


私達家族は、福島原発事故からちょうど5ヶ月が経った2011年8月11日の朝、ふるさと福島をあとにしました。

その日、我が家から100メートルほどのところにあった妻の実家に立ち寄り、最後の別れを告げ、いよいよ車を動かし始めた時、当時まだ5歳の長男が、


「ばあば、さようなら!」「じいじ、さようなら!」「さようなら!」「 さようなら!」と何度も叫び声をあげました。


その時、私は、「このままでは絶対に終わらせない。この理不尽に必ずけじめをつけてみせる。」との思いを心に刻みました。

しかしながら、5年を経た今、日本政府、福島県が行っている施策は、まるで「原発事故はコントロールされている」「被ばくなどなかった」かと錯覚させるような所業であります。

このことに対して改めて、申し上げたいことがあります。

それは、「この原発事故を」、「この被爆を」、無かったことにしたいのは、本当は私達のほうだということです。

「5年前の3月12日以降、子ども達の頭上に、大量の放射能が降り注いだことを、無かったことにしたい・・・。」

「住み慣れた、愛すべきふるさとが、放射性物質で汚されたことを、無かったことにしたい・・・。」

「この先、子ども達に健康被害が発生するかもしれないなどという未来など、訪れるはずもない・・・。」

そう、この原発事故を無かったことにしたいのは、私たち市民のほうであります。

最後になりましたが、原発事故から2年が経った頃、わが子がまだ、長男7歳と長女1歳の時に、子どもと遊ぶ中で作った詩を拝読させていただきます。

「発展」

昼下がり、傍らで息子と娘が戯れる。
「アー、アー、アー」と笑いながら近寄る妹をあやすお兄ちゃん。
「お兄ちゃんのことが大好きなんだよね。」
誇らしそうにお兄ちゃん。

放射能は、この子たちの体をもう冒しはじめているのだろうか?
体の中に入ってしまったのだろうか?
全部貰ってあげる方法はないのだろうか?
見知らぬ大人たちは、この子たちを置き去りに、どんな発展を目指しているのだろうか?

お父さんとお母さんが、ずっと守ってあげるからね。
先に死んでしまっても、ずっとずっと守ってあげるからね。
 

◎園良太さん(支援者〔東京都〕)

 この世界を変えるために(東京都、園良太)

「この世界は戦争と不平等に支配されている。それが極限まで来た90年代末、
世界経済を支配するWTO国際会議への激しい直接抗議行動がアメリカのシアトル
イタリアのジェノバで始まった。それが反グローバリズ運動の本格的な
始まりであり、それをより国際化・組織化しようとしたのが世界社会フォーラム(以下WSF)だ。
富と環境を奪われてきた世界の南側の民衆を中心に、下からの討論と行動で
この世界を根本から変えようとしてきたのだ。その後も圧倒的な世界の南北格差問題を中心に、イラク戦争、環境や食料問題、リーマン・ショック、中東の戦争と難民問題といった世界的危機に取り組まれてきた。私自身も2度参加した。そして、日本でも3.11原発事故が起きた。

だが日本は本当に世界の端の島国に過ぎない。また放射能は五感で感じ取れない。
核兵器と原発を増やし続けたい日本政府とIAEAは、その事を利用して国内にも国際社会にも徹底的に事故被害を隠ぺいしている。
さらに史上最悪の過酷事故がチェルノブイリ事故と異なり「今も」続いているため、
生態系への破壊と政府の殺人政策が世界の人々の想像を絶してしまっているのだ。
これが過去のWSFやパリのⅭOP21対抗行動に参加して私が痛感し、今回のWSFカナダに事故被害者が参加する事が必要だと思った理由だった。

一歩間違えれば北半球が死滅しかねない収束作業が今も続き、作業員の莫大な犠牲と汚染水の太平洋への拡散が続いている。この前代未聞の状況は事故責任者達が世界に真っ先に報告し続けなければならない事だが、責任放棄しているため「終わった事」にされている。
そして一体どこの政府が、福島の避難者の住宅支援を打ち切り、帰還して被ばくで死ぬか戻らずに生活苦で死ぬかの2択のみを選ばせるというのか。汚染土・がれき・汚染食品を日本中にばらまき、それを「再生利用」「復興支援」「食べて応援」の真逆のキャッチコピーでだまそうとするのか。事故は終わったと称して東京五輪や外国人観光客を次々呼び寄せ、莫大な税金をつぎ込むのか。事故の当事国が原発再稼働と原発輸出を次々進めてしまうのか。

これは国際原子力ムラがチェルノブイリ事故を教訓に進化させた隠ぺいのイメージ戦略であり、簡単にだまされ受け入れる私たち日本の人々やメディアにも大きな責任がある。私達と世界の人々が切り離され、311原発事故が未曽有の地球課題である事も、「今回のWSFの主題である反核・人権・難民・環境の全てに関わる問題だ」という事も
見事に忘却されているのだ。そして福島県内だけで12万人もの避難者がおり、東日本全体も汚染拡大している事は、もはや「世界規模の難民」なのだと私たち自身が自覚できないでいるのだ。
その結果、まさに世界中で核兵器と原発を持ちたがる政府と新たな犠牲者が増え続けており、福島と東日本の私達も確実に「死」に向かっている。

だからこそ今回、原発問題の核心である放射能被ばくの被害に取り組み続けてきた「脱被ばく実現ネット」から3人の仲間たちが参加し、世界の社会運動に被害を訴える。その事実をもって世界の仲間たちと世界中の原発を止める。これは日本政府と国際原子力ムラにとって最も恐れる取り組みであり、戦争と不平等に支配されたこの世界を根本から変える可能性がある。何より今後も豊かな地球環境の中で人類が生かされていくためにやるべき責任でもある。ためのだからカナダに行く仲間を応援するとともに、311被害の中で生きる私達1人1人の使命でもある事を胸に刻んでともに歩んでいこう。


◎宮口高枝さん(支援者〔東京都〕)

 私が思う事

 日本社会にもジェノサイド、ホロコーストにつながる事件が
 おきてしまった。
 戦争を思い起こし、福島原発事故被害者への
 国や東電の冷たい仕打ちと重なる。

 障害者差別、老人差別、女性差別、子どもの虐待、
 自分よりも弱いものに向かう暴力と差別。
 人人の心の奥底にある差別するこころが、不平等を生み、
 不平等が差別社会を生みだす。
 その原因は男女不平等にあり。

 どんなによい法制度が作られようと、
 男女平等社会が問われなければ
 それは、似て非なる社会。すぐに紛争がはじまる。
 
 非戦は男女平等から! 男女平等は非戦から! 


◎大庭有二さん(支援者〔東京都〕)

銀河系には2000億個の恒星(太陽のように自ら光る星)があると言われ、宇宙には銀河が1000億個以上もあると考えられています。その恒星を回る地球と同じ様な条件の星の存在は、まだ10数個しか見出されていません。そうした星も高度な生命が発達させる条件を持つ可能性は多分ないでしょう。それほど稀な条件を持つ地球を人類は核兵器や原発の事故により台無しにする可能性があります。
近視眼的な経済的あるいは政治的な理由で、せっかく与えられた貴重な地球の生命を絶滅に導く可能性のある行為は許されません。核技術は人類の手に負えない禁断の技術として封印して、我々の子孫に活き活きとした地球環境を残す必要があります。