福島地方裁判所にて行われます。当日の詳細予定、中継など決定しましたら
追加にてブログアップ致します。ご注目ください。
弁護団の皆さんは先日最終準備書面を提出されました。
政府は原発事故に乗じて人命無視の、非常識がまかり通る時代へと政治を進めてきてしまいました。
それに一石を投じる、弁護団の柳原弁護士のいう「あべこべの世界を正す」ための
裁判です。
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2014年8月に子ども脱被ばく裁判が提訴され6年です。
中学生だった子ども原告はその資格がなくなったり、他地域への避難を余儀なくされた原告の皆さんもおられます。
国と福島県は年間20ミリシーベルトの放射能汚染地に、赤ちゃんを含む県民たちの帰還を促し、家賃などの支援も打ち切りました。今また年間50ミリシーベルトを超える高い放射線量の検出された「帰還困難区域」へ除染なしでの避難指示解除に向けて政府は動き出しています。
私たち脱被ばく実現ネットのボランティアは、旧ふくしま集団疎開裁判の成果と課題を引き継いだ新しい裁判として子ども脱被ばく裁判の提訴から一貫して支援してまいりました。
原告の住む地域の放射能値の測定・数回に渡る学習会等から始まり、
年2回の放射能から子どもを守ろう! の新宿デモでの訴え
毎回の裁判現地でのチラシ配布や裁判への参加、各集会等での宣伝チラシ配布など
様々な運動を続けて来ました。
原告の皆さんはこの裁判にて、当時のことを語るのが苦しいと言われる方も多い中、意地の悪い被告側の質問にもひるまず勇気を持って証言されました。
大事な子どもたちを被ばくさせてしまった、山下俊一が講演して回った為に、
放射能に対する警戒を解いてしまい、後悔した。子どもの被ばくを心配することが
非常識のような雰囲気が作られている。
放射能の危険を知っていればすぐに避難した。子どもたちの健康を心配し、どれだけ苦しい思いをしたか、など証言され傍聴者は涙しました。
弁護団の皆さんは手弁当で、膨大な調査資料や科学者の皆さんの論文等を検討し、何度も会議を行い、合宿もしながら多数の裁判資料を裁判所に提出しました。
この裁判資料はこの裁判だけでなく、過酷な福島原発事故による被害を明らかにする公の資料として大変貴重なものとなるでしょう。裁判資料は弁護団ブログをご覧ください。
また、多くの支援者の皆さんがカンパをお寄せくださり、裁判への膨張や各地での訴えなどしてくださいました。
事故直後、山下俊一氏は国、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーとして
「ニコニコ笑っていれば放射能は怖くない」などと言って福島県内を講演しました。
裁判では今年、山下俊一氏も福島県民健康調査の責任者だった鈴木慎一氏も、
福島地裁に証人として呼ばれ、国の意向に沿っておよそ科学者にあるまじき
根拠のない「放射能安心安全論」を振りまいたことが暴露され、
裁判に参加した原告の皆さんをはじめ、多くの人が呆れ返りそして
怒りを新たにしました。この尋問の詳細な内容は子ども脱被ばく裁判の会が
会報道しるべに載せていますので、ぜひご覧ください。原告の皆さんの証言も
各号に載っております。
◆道しるべ 第14号 (2020年5月発行)
苦しい思いを抱えながらも証言した原告と、弁護団の粘り強い証言と証人尋問を終え、
弁護団は最終弁論の準備書面を福島地裁に提出されました。
いよいよ7月28日に最終弁論を迎えます。
どうぞご注目下さい。
そして子供脱被ばく裁判を知らない方にお知らせください。
子ども脱被ばく裁判のブログ↓
子ども脱被ばく裁判の勝利に向けて、応援よろしくお願いします!!
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