告知

告知 ①最高裁前抗議集会・「子ども脱被ばく裁判」棄却決定に抗議 2025年1月7日(火)14時~15時 ②新宿アルタ前街頭宣伝 1月11日(土)14時~15時

2012年9月17日月曜日

【当日の記録・報道アップ】【速報】9.19緊急記者会見(出席、矢ヶ崎克馬さん、神田香織さん、高橋哲哉さん)やります

あなたの署名が子どもたちを救います。まだの方は今すぐ-->こちらから 

当日の記録・報道がアップされました。
1、動画
 UPLAN  【緊急記者会見】ふくしま集団疎開裁判


2、記事

※ 変更のお知らせ
会場の変更:都合により衆院第一議院会館第4会議室となりました。
開始時間:午後4時ピッタリに変更となりました。
発表者として、福島県出身の高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)も参加されます。

9月11日、福島県の子どもたちの甲状腺検査結果(3回目)の重大な発表により、福島の子どもたちの集団疎開は一刻の猶予もならない緊急の最優先課題であることが明らかとなりました(->その解説記事)。
そのために、疎開裁判の会では9月14日から「集団疎開の即時実現」を求める緊急署名をスタートしました。
他方、10月1日に、疎開裁判は、仙台高裁で、仮処分事件の二審としては極めて異例の裁判(審尋)が開かれます。いま、福島の惨状を知る人々は「人権の最後の砦」である裁判所の動向に注視しています。
疎開裁判は最大の転機にあり、集団疎開に向けて国民的な支持と世論が形成されることが焦眉の課題です。
これら一連の出来事に関して、この間、疎開裁判に多大な協力を頂いた琉球大名誉教授の矢ヶ崎克馬氏に出席いただき、以下の緊急の記者会見を開きます。
ジャーナリストの皆さまのご参加をお待ちしています。

日時  9月19日(水)午後4時~
場所  衆院第一議院会館第4会議室
発表者 柳原敏夫(疎開裁判 弁護団)
     矢ヶ崎克馬さん(琉球大名誉教授) 意見書(4)(2012.2.29)
     神田香織さん(講談師) 
     高橋哲哉さん(東京大学大学院教授

    ***************************
               記者会見の概要

ふくしま集団疎開裁判の会は、8月22日、野田首相に、福島の子どもたちの「集団疎開の即時実現」を求める申入書を手渡しましたが、政府が何も対応しない間に、9月11日、福島県の3回目の甲状腺検査結果が発表され、かつてない深刻な健康被害の実態が明らかとなりました(※1)。このままいくと、福島は健康な子供が2割しかいないという今日のベラルーシやウクライナのようになってしまいます。これは政策問題ではありません。危機に瀕している命を見殺しにするのかという人権の根本問題です。
除染でも、復興でも、瓦礫でもなく、今すぐ必要なのは、福島の子どもたちを安全な地域に逃がすことです。集団疎開の裁判の会では、先週14日から「集団疎開の即時実現」を求める緊急署名を始めました。
他方、10月1日に、仙台高裁で、仮処分事件の二審としては極めて異例の裁判(審尋)が開かれます※2)。いま、福島の惨状を知る市民は「人権の最後の砦」である裁判所の動向に注視しています。
今、疎開裁判は最大の転機にあり、集団疎開に向けて国民的な支持と世論が形成されることが焦眉の課題です。
これら一連の出来事に関して、琉球大名誉教授の矢ヶ崎克馬氏に出席いただき、緊急の記者会見を開きます。
                                      以 上
※1) 関連記事->こちら
9.11に、福島県の3回目の甲状腺検査結果が発表されました。
これは1、2回目の検査対象だった原発周辺地域から、より遠い福島市の子どもが対象です。しかし、上記資料4頁目の2のグラフに示されていますが、今回は、
6~10歳の女子の54.1%、11~15歳の女子の55.3%に甲状腺の異変が見つかりました。
これは、1回目の30%、2回目の35%に比べても、突出した数字です。
山下俊一氏が、2000年に長崎の子どもを検査した結果(0.8%にのう胞)や、事故から5~10年後のチェルノブイリの子どもを検査した結果(0.5%にのう胞)と比較しても、途方もなく高い数字です(その詳細は松崎医師の意見書参照)。
また、3万8千人の中から初めて1人が甲状腺ガンと診断されました。通常なら子どもの甲状腺ガンは百万人に1人と言われています。明らかに福島の子どもたちに異変が発生しています。

※2) 関連記事->こちら
8月3日,仙台高裁から原告に対し,当事者双方を裁判所に呼び出す審尋期日の指定の連絡が入りました。仮処分事件の二審では、書面審理だけで結論を出すの が普通で、もし一審の判断通り原告を負かすのであれば審尋期日を設ける必要はありません。ということは審尋期日を開く目的は、形式的な理屈で低線量被ばく の危険性を否定した一審判決を見直すためという可能性があります。
これは疎開裁判始まって以来最大の転機です。

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