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2013年1月10日木曜日

【参考資料】『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故の健康被害』


衆議院チェルノブイリ原子力発電所事故等調査議員団
メディアはじゅうぶんに報道しなかったようですが、2011105日から13日にかけて衆議院の調査団が、ウクライナ、オーストリア、フランス3国を訪問して、チェルノブイリ原発事故などについて調査しました。その報告書が衆議院サイトのアーカイブスに収録されています――
議員団派遣要項の概要は次のとおりです――
目的
チェルノブイリ原子力発電所事故、国際原子力機関(IAEA)、国際熱核融合実験炉(ITER)等の実情調査及び欧州各国議会制度調査
主な調査内容
(1)ウクライナ
  ・チェルノブイリ原子力発電所等実情調査
  ・ウクライナ議会関係者との意見交換
  ・原発事故被災者等との意見交換
(2)オーストリア
  ・IAEA(国際原子力機関)事務局との意見交換
  ・オーストリアの原発禁止政策についての議会関係者との意見交換
(3)フランス
  ・ITER(国際核融合実験炉)等実情調査
  ・フランスの原子力政策についての意見交換
議員団報告書にリストアップされた資料のうち、目下、次のものがネットで注目されているようです――
7 調査の概要
(1) ウクライナ
③チェルノブイリ博物館視察 (PDFファイル
(資料)『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故の健康被害』<研究結果の要約:2006年最新版> (PDFイル
この資料ファイルは、「例によって、なるべく人目に触れないよう、目立たないようなところに」収録されていますが、チェルノブイリ原発事故による健康障害の実情が簡潔にまとめられ、また事故の影響を隠蔽・過小評価したIAEA(国際原子力機関)やICRP(国際放射線防護委員会)に対する批判も随所に散りばめられていて、非常に重要な情報であり、国会サイトに掲載されていることそのものが驚きです。
できるだけ多くの人にこれを読んでいただくため、また転載や引用を容易にして情報の拡散を図るために、この資料をOCR処理テキスト化し、各項目ごとに16分割して当稿筆者の拙ブログ『原子力発電_原爆の子』に転載しました。「ふくしま集団疎開裁判」サポーターの皆さまにご一読くだされば、幸いです。
以下、リンク付き目次を掲載しておきます――

【追記】
この情報を初めてSNSメディアに紹介したのは、木下黄太氏のブログのようです…
福島第一原発事故について考え続け、放射能防御を進めます。
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【必読。ダウンロードし、印刷し、10人以上に読ませてください。】
『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』
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 木下氏もおっしゃるとおり、プリントアウトして、精読なさることをお勧めします。ただし、アーカイブスのPDF資料を印刷すると、字が小さくなるので、視力に自信のない向きは、上記ブログ記事をWORDファイルにコピーして、印字なさるほうが無難ですね。いずれにせよ、ぜひとも印刷物としてお読みになる価値はあります。

(文責:井上利男)

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