【アクション告知】

■ 霞ヶ関アクション(原則毎月19日に開催) 今回変更あり
   日時:5
月18日(木)に変更 19時30分~20時15分
   場所:首相
官邸前(共謀罪廃案を求める全国行動後)
    ※衆議院議員会館前にて18時半からチラシ配布

■ 日曜アクション (第2、4の日曜日開催) 
   日時: 5月28日 16時~17時
   場所: 新宿東口 アルタ前広場
   内容: 街頭宣伝


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2016年4月8日金曜日

世界の物差しで福島原発事故を再定義する:「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」報告3。チェルトコフ「エートスと国際ロビー」

 ヴァシーリ・ネステレンコがいなかったら、チェルノブイリ事故はなかったにひとしい--真実は人間の努力によって初めて存在し得る。福島原発事故の真実はどうなのだろうか(福島原発事故を再定義する試み)。

ヴァシーリ・ネステレンコは、国際レベルの物理学者であり、チェルノブイリ事故の際、初期段階でリクビダートルとして参加しました。また放射線防護の専門家でもあり、ベラルーシの土壌汚染にも精通している人物です。‥‥(彼は)SAGEプログラムの国際刊行誌に論文を書きました。‥‥ところが、ネステレンコの論文は、まったく掲載されなかったのです。‥‥私は、ネステレンコが結論としてあげた推奨対策で、ジャック・ロシャールが検閲しカットした対策をここでお話ししたいと思います。
1. 放射能事故の際、原発から300-500km圏内に住む住民にとってより有効な防護策としては、ヨウ素剤をそれぞれの家庭に常備しておくことが不可欠であ る。ヨウ素剤は定期的に交換されなければいけない。また、原発事故後の最初の数時間はヨウ素剤を使って予防を行わなければならない。
2.原発を保有する国もしくは、原発が近隣にある国では、あらかじめ環境及び食品の放射線管理システムを作ることが不可欠である。
3.原発周辺では、100km圏内に、自動放射線検査システムを創設し、放射線の危険が生じた際または放射線防護対策について直ちに住民に対して情報を発信しなければならない。‥‥」
(ウラディーミール・チェルトコフ「エートスと国際ロビー」)
 

イタリアから来日した映画「真実はどこに?」の監督ウラディーミル・チェルトコフさんが「核と被ばくをなくす世界社会フォーラム2016」の「院内集会」で次の通り、スピーチしました。

 「エートスと国際ロビー


                      ***************
(以下、チェルトコフさんのスピーチ) 

2008年6月、私は南仏エクサンプロバンス近郊にある国立消防士官学校で1週間を過ごしました。それは、映画「サクリフィス」と「真実はどこに」の上映と講演会のためでした。私が扱うテーマは、「放射線のリスクと原子力、危険防止と危機管理」でした。
  私は、フランスの消防士が森林火災に立ち向かう、その科学的なアプローチと戦略に非常に感銘を受けました。それは、「火災が発生する」その段階の現象を ターゲットにするのです。ヘリコプターを使って、24時間体制で監視体制を敷き、見張りのネットワークを密にして、森林での最初の煙を発見しようと努めま す。

 さて、なぜ、消防士の話などをして、横道にそれたかをこれからお話しいたします。

  それは、原子力分野で行われていないこととの違いを皆さんにお見せするためです。というのも、フランスでは現在58基の古い原子炉が稼働していますが、国 が森林火災に関してフランスの消防士に与えている知識や手段に類似したものは、将来起こるかもしれない原発大事故の危険については何一つ存在しないからで す。

教 育レベルが高いプロである消防士学校の学生と数日間話しているうちに、私には次のことがわかりました。それは、チェルノブイリのような大事故があれば第一 線で働くことになるこのフランスの消防隊は、このたった一回限りの仕事が何をもたらすことになるのか何も知らないということです。

 私は、ベラルーシの汚染地域で行われた犯罪について学生たちに話しをしました、モルモットにされた人々のこと、核分野における防護評価研究センター(CEPN), エー トス、ムタディスコンサルタントなどフランスの専門家たちが、健康被害が増え続ける貧しいベラルーシの「現場を占領」しにやってきたことを話しました。ま た、その専門家たちが、現地の研究者を支援するどころか彼らを追放して、ただデータだけを取りに来たことも、また予防措置が被ばくした子供にとっては有効 にもかかわらず、それを拒否したことも話しました。独立した立場からの科学調査に対して、国連の安全保障理事会の常任理事国及び原子力と健康に関する国連 の専門機関が検閲と妨害をしていることも話しました。

  目の前にいた消防士たちは、まず最初に召集される事故処理要員であり、いうなればソ連のリクビダートルに値するのですが、その彼らに対して、「無知という 戦略」と「国連機構の犯罪」について詳しく話しをしました。国連は、体内の低線量ひばくが健康に影響を与えることを隠ぺいし、80万人の事故処理作業員リ クビダートルの集団を疫学的調査から排除しているのです。彼らは、チェルノブイリ原発の核爆発を食い止め、ヨーロッパを救ってくれたにもかかわらずです。

 キエフ会議では、IAEAに 所属する高官であるゴンサーレス氏が次のように言明したことを皆さんは映画の中で見たと思います。「低レベルの放射能があるからといって、放射能と病気の 因果関係の証拠とすることはできない。それは、解決不能な「認識論上の問題だ」と言いました。ゴンサーレス氏は「このレベルにおいては、直接に知識を得る いかなる手段も持っていません。私たちは知らないのです」と言いました(「真実はどこに?」の該当シーン参照)。
‥‥

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※ 
関連情報:来日した
チェルトコフさんが西宮で行ったスピーチです。


『サクリファイス』(チェルノブイリの事故収束作業員=リクビダートルのドキュメンタリー)について


‥‥これから、異なった分野のふたりのリクビダートルをご紹介しましょう。ベルヌ・シンポジウムのパネラーの一人、ヴァシーリ・ネステレンコというリクビダートルです。
彼は例外的な科学者で、彼なしにはチェルノブイリの真実は知ることができなかったでしょう。そしてそのことについて、私たちはここで語ることができます。
信じられないことですが、彼なしには、私たちは何も知りえないのです。そうでなければ、チェルノブイリに関する嘘を語るための正当な証拠がないので、私は、今日、皆さんの前でお話しすることはなかったでしょう。‥‥

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