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2012年12月15日土曜日

【声明】日本政府とIAEAの福島閣僚会議に対する抗議声明



2001年、IAEAとWHOが主催したキエフ国際会議におけるIAEA代表(A.ゴンザレス)の発言(ドキュメンタリー「真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染をめぐって」から)
我々は現在何を知っているのか?
実は新たな情報など何も無いのです

こで賞金100万ドル級の難問を一つ
予想できない影響は測定もできないのに、本当にあると言えるのか

よくある質問です

私の回答はこうです
これは解決不能な科学認識論の問題で、直接理解する術はない
私達は知らないのです

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                                      2012年12月14日
玄葉光一郎 外務大臣 
                                 「ふくしま集団疎開裁判」の会
                                         代表 井上利男

日本政府とIAEAの福島閣僚会議に対する抗議声明

IAEAはもともと「原子力の平和利用を推進」つまり、原子力発電所を推進する目的で設立されたものです。
ところで、原子力発電所の推進をめざす側にとって、原発事故とりわけチェルノブイリ事故や福島原発事故のような未曾有の人災事故は己の政策の致命的な失敗、破綻を意味します。彼らは原発事故を冷静中立に眺める立場にいないのです。彼らは、否応なしに「原発事故は出来る限り小さい」と願わずにおれいないのです。従って、このような立場にいる者が、原発事故の正確な検証、とりわけ事故による住民や地球環境の甚大な被害を正確に検証することは極めて困難であり、本来できる筈がありません。住民や地球環境の甚大な被害を正確に検証するためには、「原子力発電所の推進」という利害関係を持たない、真に中立公正な立場の者が実施すべきです。それは断じてIAEAではありません。

その最も雄弁な証拠がチェルノブイリ事故で果したIAEAの役割です。IAEAは、チェルノブイリ事故において、「事故を極力小さく見せる」ために、ソ連政府と緊密に連携して、一方で、事故の原因を、原子炉の構造的な欠陥であることを隠すために、運転員の操作ミスという冤罪をねつ造し、運転員たちにいわれのない罪と不名誉を負わせました。他方で、事故の被害である住民の深刻な健康被害について、2001年、IAEAとWHOが主催したキエフ国際会議におけるIAEA代表(A.ゴンザレス)の以下の発言()でも明らかな通り、原発事故との因果関係を徹底的に否定し、その結果、膨大な数の住民とりわけ子どもたちが苦しみの中で救いの手を差し伸べられないまま放置され、亡くなりました。このソ連政府とIAEAの取組みは多くの市民に対し「身体又は心身の健康に対して故意に重い苦痛を与え、又は重大な傷害を加えるもの」であって、「国家もしくは集団によって一般の国民に対してなされた謀殺、絶滅を目的とした大量殺人、奴隷化、追放その他の非人道的行為」である人道に対する罪に該当する集団人権侵害行為で、国際刑事裁判所で厳正に裁かれるべき重大犯罪です。
ところが、IAEAは、今なお、チェルノブイリ事故で犯したこの犯罪について正式に認め、謝罪していません。ということは、福島原発事故でも、チェルノブイリ事故で果した役割をくり返す積りであることは明白です。しかし、私たちはチェルノブイリの真実がどこにあるか知っています。私たちは、二度と、決して、チェルノブイリ事故で犯したIAEAの犯罪をくり返させることはしません。

IAEAを福島県郡山市に招待した日本政府と外務省が今行なうべきことは、チェルノブイリ事故で犯したIAEAの犯罪を福島でくり返させないために、IAEAに改悛と謝罪を迫るべきである。それができないようなら、この会議を中止すべきである。さもなければ、チェルノブイリ事故で犯したIAEAの犯罪を福島でもくり返すことになり、日本政府と外務省は自らも「人道に対する罪」の犯罪者として国際刑事裁判所で裁かれるべき被告人の席につくことを覚悟すべきである。

2001年、IAEAとWHOが主催したキエフ国際会議におけるIAEA代表(A.ゴンザレス)の発言(ドキュメンタリー「真実はどこに?」から)

我々は現在何を知っているのか?
実は新たな情報など何も無いのです

こで賞金100万ドル級の難問を一つ
予想できない影響は測定もできないのに、本当にあると言えるのか

よくある質問です

私の回答はこうです
これは解決不能な科学認識論の問題で、直接理解する術はない
私達は知らないのです

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