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告知 ①12.14(第2土曜日)新宿アルタ前 街頭宣伝 14時~15時  ~「東海第二原発いらない一斉行動」第14弾に参加~

2012年12月7日金曜日

【IAEAについて学ぶ】「アフリカに原子力を推進するために、福島原発事故の汚染を住民が受け入れ住み続けることが不可欠」←これもIAEA郡山会議のテーマだ

先月中旬、国連人権理事会から派遣された特別報告者の福島訪問に遅れること1ヶ月、IAEAが福島訪問するのに呼応するかのように、WHOが原発作業員の甲状腺被ばくについての報告書が近く出される(朝日新聞)など海外からの様々な動きが活発です。

その1つをおしどりマコさんが取材し、マコ&ケンさんのサイト「脱ってみる?」に発表しましたので、紹介します。IAEAって何?を考える上で必見です。

第54回
「アフリカに原子力を推進するために、福島原発事故の汚染を住民が受け入れることが必要」というOECD/NEAアジア会議の件。

 11月6~8日に東大(本郷)で開かれたOECD/NEA主催の会議のレポート。以下、さわりだけ。

 ◎まず、OECD/NEAとは? マコさん曰く、

OECDとは経済協力開発機構でしょ、なんか世界の経団連みたいなものかしらね、NEAとはOECDの原子力機関とのこと。わーお、世界の原子力推進機関みたいじゃない? 

 で、どんな会議?  

会議名「第3回放射線防護における科学と価値に関するワークショップ及び第6回放射線防護体系の進展に関するアジア会議」(英文のサイト)。 
分科会は、
 (1)住民の低線量被曝の評価と管理
 (2)子供と自助行動への保護
 (3)がん以外の影響 

で、どんな中身? マコさん曰く、

 日本保健物理学会の若手部の方のこんな発表
 「大丈夫です、と一言で片づけるのではなく、その判断の根拠は何か、そしてその根拠となる元の論文や研究は何か、1つ1つアドレスをはり、サイトを見た 方がたどれるようにしました。計算式や考え方も書きました。で、我々はこういう判断をした、というように回答し、住民に我々の判断を押し付けるのではな く、住民が判断できるようにしました」 

これに対して、参加した日本、海外の研究者からのリアクション。
「住民にそんなこと説明してもわからない」
「住民に専門的なことを言わなくてもよい」
「単位すらわからない住民に何がわかるのか」

この研究者たちの本音は、住民は支配の対象であって、 民主主義の主体ではない、と。

で、どんな印象的なことがあったの? マコさん曰く(その後の訂正により)、

或る方の発言
本当はセネガルに原発を作るはずだったんですが、福島の事故でキャンセルしてきたんです

国立保健医療科学院の研究官の発言
「原発のリスクを住民に説明するのに、何が適切ですか? 教えてくださいよ。この会議の裏の目的はね、アフリカに原発を推進するのに、住民にどうやってリスクを説明して受け入れさせるか考えてるんですよ」 
「 なので、福島の原発事故のリスクを、除染して住む、と福島の住民が受け入れ、それを発信することは重要なんです。アフリカや韓国、中国にもまだまだ原発はできますからね!」

これが今回のIAEAの郡山会議のテーマの1つだということ、その詳細はマコさんのサイトの記事を読んで確認ください。

なぜ、子どもたちを避難させないのか、なぜ、事故を小さく見せる必要があるのか、その理由の1つをマコさんが役人から引き出してくれました。
犯罪を白状してくれたこの役人にも、お礼に国際刑事裁判所の被告人席に招待したいと思います。

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